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第2章
第五話 ⑯ ~激戦の予算会議~ 昼 朱里視点 後編
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第五話 ⑯
朱里視点
『それではこの辺で失礼します!!ご清聴ありがとうございました!!』
『この放送は生徒会長蒼井空と』
『生徒会副会長桐崎悠斗がお送りしました!!』
『『放課後の予算会議をよろしくお願いします!!それでは、さよなら!!』』
昼の放送がそうして終了した。
私は周りを見渡すと、結構な数の生徒たちがスマホ片手に学園のホームページを見ていた。
まだURLにアクセスしても、『配信準備中』としか出ないけど、そうしてる人の多さが、この放送が成功していたことを示していた。
私は手にしていたスマホを机に置いて、コップの中な水をひとくち飲んだ。
「お疲れ様、朱里。朱里のメッセージを見て対応したような場面も結構あったね」
「ありがとうゆーこちゃん。これで少しは悠斗の役に立てたかな?」
「大活躍だっただろ?藤崎さんのおかげで野球部を含めた運動部が肩身狭い思いしなくて済んだようなもんだし」
「あはは。私たちもバスケ部だし、お互い様だよね」
私がそう言った時に、ゆーこちゃんが私に聞いてきた。
「最近さ、黒瀬さんと彩ちゃん。仲良いよね」
やっぱり、あの一件が終わったあとでも、手を組んでる感じなのかな?
「多分そうだと思うよ?彩ちゃんは悠斗のこと好きだったと思うんだけど、なんでなんだろうね」
「うーん。自分の恋を他人に託す。ようなタイプでも無いと思うけど……。でも、彩ちゃんは去年から結構いーんちょーと仲いいからね。今後も手を組むってなると手強いかも?」
「斉藤さんはかなり悠斗が好きなこと知ってるからなー」
なんてことを言う武藤くん。
え?好きなことって何?脚フェチ以外にもあるの!?
「あー。これを言うとまた悠斗が怒りそうだけど、去年さ、俺と悠斗と石崎が『理想のパンチラシチュエーション』について昼休みに教室で熱く語ってたんだ」
「「馬鹿なんじゃない?」」
り、理想のパンチラシチュエーション!?何語ってるの!!??
「……まぁ、ほら、男ってそんなもんだからさ」
「……で?全く興味なんてわかないけど、一応聞いてあげるわよ。いーんちょーとかどんな話してたの?」
ゆ、ゆーこちゃんの視線が冷たい……
「い、石崎が『たくし上げが好き』って話してて、俺は『椅子に座った時に脚を組んだ時の隙間からが好き』って話してて……」
「石崎とあんたはどうでもいいのよ。桐崎の話をしなさい」
ゆ、ゆーこちゃん……悠斗の呼び方が……
「ゆ、悠斗は『風が吹いた時のラッキースケベが好き』って話をしてて」
「……ふーん。で?」
「……そ、その話をよ、後ろで斉藤さんが聞いてて、ケラケラ笑ってたからよ。悠斗が『ラッキースケベ的なエッチな出来事』が好きって知ってるんだよな」
あいつってさ、露骨なやり方のえろより、自然な感じとか日常の中のえろってのが好きなんだよ……
……ゆ、悠斗……
私は武藤くんから語られた、私の知らない悠斗に苦笑いを浮かべる。
「で?それを聞いた彩ちゃんが、黒瀬さんにラッキースケベ的なパンチラを狙ってね。ってアドバイスするかもって言うの?」
「……いや、そこまでは言わないけど。ほら、露骨なえろは無しにしようって言うかなってよ」
そう言う武藤くんに、ゆーこちゃんは席から少し離れて、
『椅子に座りながら脚を組んだ』
短めのスカートから、ゆーこちゃんの長い脚が綺麗に組まれる。
「…………」
その様子に武藤くんの視線がくぎ付けになる。
それを見たゆーこちゃんがニンマリと笑う。
「……へぇ。あんた、こんなのが好きなんだ?」
その言葉に、武藤くんは慌てて視線を切ってそっぽを向く。
その顔は真っ赤だった。
「そ、それは卑怯だろ!!」
「まぁ、これであんたが言ってた話の信ぴょう性は確認出来たし、役に立つ立たないは別として、話のネタとしては面白かったわよ」
満足そうなゆーこちゃん。
そ、そう言うイチャイチャは、私がいないところでして欲しいなぁ……
それにしても、悠斗は露骨なえろより、自然なえろとかハプニングが好き。
覚えておこう。
私は昼休みが終わるまでイチャイチャしていた二人を見ながら、悠斗の性癖について考えていた。
朱里視点
『それではこの辺で失礼します!!ご清聴ありがとうございました!!』
『この放送は生徒会長蒼井空と』
『生徒会副会長桐崎悠斗がお送りしました!!』
『『放課後の予算会議をよろしくお願いします!!それでは、さよなら!!』』
昼の放送がそうして終了した。
私は周りを見渡すと、結構な数の生徒たちがスマホ片手に学園のホームページを見ていた。
まだURLにアクセスしても、『配信準備中』としか出ないけど、そうしてる人の多さが、この放送が成功していたことを示していた。
私は手にしていたスマホを机に置いて、コップの中な水をひとくち飲んだ。
「お疲れ様、朱里。朱里のメッセージを見て対応したような場面も結構あったね」
「ありがとうゆーこちゃん。これで少しは悠斗の役に立てたかな?」
「大活躍だっただろ?藤崎さんのおかげで野球部を含めた運動部が肩身狭い思いしなくて済んだようなもんだし」
「あはは。私たちもバスケ部だし、お互い様だよね」
私がそう言った時に、ゆーこちゃんが私に聞いてきた。
「最近さ、黒瀬さんと彩ちゃん。仲良いよね」
やっぱり、あの一件が終わったあとでも、手を組んでる感じなのかな?
「多分そうだと思うよ?彩ちゃんは悠斗のこと好きだったと思うんだけど、なんでなんだろうね」
「うーん。自分の恋を他人に託す。ようなタイプでも無いと思うけど……。でも、彩ちゃんは去年から結構いーんちょーと仲いいからね。今後も手を組むってなると手強いかも?」
「斉藤さんはかなり悠斗が好きなこと知ってるからなー」
なんてことを言う武藤くん。
え?好きなことって何?脚フェチ以外にもあるの!?
「あー。これを言うとまた悠斗が怒りそうだけど、去年さ、俺と悠斗と石崎が『理想のパンチラシチュエーション』について昼休みに教室で熱く語ってたんだ」
「「馬鹿なんじゃない?」」
り、理想のパンチラシチュエーション!?何語ってるの!!??
「……まぁ、ほら、男ってそんなもんだからさ」
「……で?全く興味なんてわかないけど、一応聞いてあげるわよ。いーんちょーとかどんな話してたの?」
ゆ、ゆーこちゃんの視線が冷たい……
「い、石崎が『たくし上げが好き』って話してて、俺は『椅子に座った時に脚を組んだ時の隙間からが好き』って話してて……」
「石崎とあんたはどうでもいいのよ。桐崎の話をしなさい」
ゆ、ゆーこちゃん……悠斗の呼び方が……
「ゆ、悠斗は『風が吹いた時のラッキースケベが好き』って話をしてて」
「……ふーん。で?」
「……そ、その話をよ、後ろで斉藤さんが聞いてて、ケラケラ笑ってたからよ。悠斗が『ラッキースケベ的なエッチな出来事』が好きって知ってるんだよな」
あいつってさ、露骨なやり方のえろより、自然な感じとか日常の中のえろってのが好きなんだよ……
……ゆ、悠斗……
私は武藤くんから語られた、私の知らない悠斗に苦笑いを浮かべる。
「で?それを聞いた彩ちゃんが、黒瀬さんにラッキースケベ的なパンチラを狙ってね。ってアドバイスするかもって言うの?」
「……いや、そこまでは言わないけど。ほら、露骨なえろは無しにしようって言うかなってよ」
そう言う武藤くんに、ゆーこちゃんは席から少し離れて、
『椅子に座りながら脚を組んだ』
短めのスカートから、ゆーこちゃんの長い脚が綺麗に組まれる。
「…………」
その様子に武藤くんの視線がくぎ付けになる。
それを見たゆーこちゃんがニンマリと笑う。
「……へぇ。あんた、こんなのが好きなんだ?」
その言葉に、武藤くんは慌てて視線を切ってそっぽを向く。
その顔は真っ赤だった。
「そ、それは卑怯だろ!!」
「まぁ、これであんたが言ってた話の信ぴょう性は確認出来たし、役に立つ立たないは別として、話のネタとしては面白かったわよ」
満足そうなゆーこちゃん。
そ、そう言うイチャイチャは、私がいないところでして欲しいなぁ……
それにしても、悠斗は露骨なえろより、自然なえろとかハプニングが好き。
覚えておこう。
私は昼休みが終わるまでイチャイチャしていた二人を見ながら、悠斗の性癖について考えていた。
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※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
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