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第1章 前編
永久side ②
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永久side ②
「ふふふ。今日はとても楽しかったです」
私は夕食とお風呂を終えて、自室のベッドに寝転びながら、今日のことを思い返していました。
桜井くんたちと別れたあと、私は電車に乗って家へと帰りました。
彼の言うように、電車はこれから混み出しそうな感じがしていましたので、あのタイミングがギリギリだったと思います。
彼の優しさには感謝です。
それにしても、今日は本当に色々なことがありました。
登校する時には、とても美人で思慮深い生徒会の副会長と親睦を深められて。
クラス割りを見た時には、五年間、想い続けていた桜井霧都くんの名前を見つけて。
その彼に……想いを伝えて……
……わかります。きっと彼は、南野さんが『好き』なのでしょう。ですが、何らかのすれ違いがあったのだと思ってます。
二人の間に一体何があったのかはわかりません。
ただ、あの時の桜井くんの辛そうな表情は、『些細な事』ではきっと無いはずです。
そして、彼が野球を辞めたきっかけを知りました。
彼は『ゴムボール』と評していましたが、子供が遊ぶような柔らかいものではありません。
中学生の時に、足元に転がってきたものを投げて返したことがありました。
とても硬かったのを覚えています。
そして、今日のゲームセンターでは、桜井くんがバッティングをしているのを見ました。
120km。と書かれた場所で、彼はいとも簡単にボールを打ち返していました。
ですが、その時の勢いよく飛んでくるボールを見て、あんなスピードで身体に当たったら『痛い』なんてものじゃ済まないと思いました。
それが頭に当たる。……考えただけでもゾッとしました。
同じことを桜井くんも思っていたはずです。
思い悩む彼に、私は言葉をかけました。
『小学生のときに、私を虐めから助けてくれた、優しい桜井くんはあの時から何も変わっていません。とても優しい人のままです。相手を傷つけたくないと思う心は、かっこ悪いなんて言うものでは決してありません』
彼は自分のことを『カッコ悪くて情けない』と言っていました。そんなことはありません!!
こんな誰よりも優しくて、他人のことを思い遣り、その痛みを分かち合おうとする人が、カッコ悪いはずがないです!!
『…………そうか』
と、桜井くんは呟いた後に、私に言ってくれました。
その時の彼の表情を、私は一生忘れません。
『ありがとう、北島さん。少しだけ気持ちが晴れたよ』
心に突き刺さっていた杭が抜けたように、桜井くんは優しく笑ってくれました。
自分の言葉が、彼の心を救えた。
その事が分かった瞬間でした。
この時私は思いました。
『この人と、一生を共にしたい』と。
優し過ぎる彼は、これから先、何度も何度も何度も何度も、他人の傷を思い、悩む時が来るでしょう。そして、傷ついてしまうことがあるでしょう。
その時、彼の背中をそっと支えてあげられる存在に、私はなりたい。
傷ついてしまった彼を抱きしめてあげる存在になりたい。
私はそんな覚悟をしました。
すると、私のスマホがメッセージの受信を知らせました。
「こんな時間に?誰ですかね……」
今日。遊んだメンバーの連絡先は食事時に交換しました。
桐崎さん辺りですかね?
あの人なら、おやすみメッセージとか送ってきそうなイメージがあります。
そんなことを考えているましたが、送信者は予想の遥か上でした。
『こんばんは。夜分遅くにごめんね。桜井霧都です』
「さ、桜井くん!?」
私はスマホを握り締めて叫びました。
そして、驚いたのはその下にあったメッセージです。
『もし、北島さんさえ良ければこれからは毎朝、君と一緒に登校したいと思ってるんだ。学校の最寄り駅から二人で自転車で登校しないか?』
『到着する予定の時間を教えてくれれば、俺が君を迎えに行くよ。良い返事が貰えることを期待してる』
そう、書かれていました。
ね、願ってもない大チャンスです!!
一体何があってこんな事になっているのかさっぱりわかりませんが、断る理由なんかひとつもありません。
『はい!!喜んで!!明日からよろしくお願いします!!』
と私は返信をしました。
『良かった。断られたらどうしようかと、ヒヤヒヤしてたよ』
桜井くんからはすぐにそんな返信が来ました。
もしかしたら、ずっとスマホを見ていたのかも知れません。
そんな彼を思うと、少しだけ可愛いな。と思ってしまいました。
そして、何時から集まろうか。そんな話がこれから始まるかな?そんなことを考えていたのですが、事態はそんなものじゃ済みませんでした。
『あとね、いきなりで申し訳ないんだけど、俺の妹。美鈴って言うんだけどさ。妹が君に会いたいと話している。出来れば会ってもらいたいと思ってるんだ』
い、妹さんが私に会いたがってる!?
な、何で!!??桜井くんに妹が居るのは知っていましたが、私との面識なんか無いです。
ですが、会いたいと言っていただけているのなら、会いましょう!!彼の身内にアピールをするチャンスでもあります!!
『はい。私も桜井くんの妹さんに会ってお話をしたいと思います。今から楽しみです』
私はそう返信をしました。
いつ会うとかそういう話かな。放課後に彼の家に呼ばれるとかそういうのかなー
と、思っていたら、三度、私の予想を遥かに上回る返信が来ました。
『あとね、もし良かったら、今度の日曜日に二人でどこかに出掛けない?午前中はどこかで遊んで、午後は君を家に招待したい。妹が自慢の料理を作って待っててくれると思うんだ』
で、デートのお誘いですか!?
『はい!!日曜日は予定が無いので大丈夫です!!その……これはデートですか?』
私のメッセージに、彼からすぐに返信が来ました。
『うん。俺は君をデートに誘ってる』
そのメッセージを見て、私はこれは夢じゃないのか?と思ってしまいました。
明日から一緒に登校しよう。
妹さんが私に会いたがってる。
今週末にはデートをしよう。
ほんの三十分程の間にこんな大きな爆弾が私に三つも投下されてます。
夢だと思うのも仕方ないですよね!?
『とりあえず。今日はもう遅いから、日曜日のデートの話は明日の朝に一緒に登校する時に話をしようか』
『はい。今日は早くに着いてしまいましたが、いつもは八時頃に駅に着いている予定です』
『了解。じゃあそのくらいの時間を目安に駅に居るようにするね』
『その、本当にいいんですか?桜井くんからしたら、かなりの遠回りですよ?』
『構わない。そのくらいなんの手間でもないと思えるくらいに、君のと登校を楽しみにしてる自分が居るから』
…………はぅ
心臓に悪いメッセージが来ました。
『それじゃあ、そろそろ寝るね。明日からよろしくお願いします。それと、今日はすごく楽しかったよ。おやすみなさい』
『はい。こちらこそよろしくお願いします。私も今日はとても楽しかったです。おやすみなさい、桜井くん』
私はそう返信して、メッセージを締めました。
「……これは、現実ですか?」
私はスマホのメッセージアプリをもう一度見ます。
今の会話の内容は、しっかりと残っています。
テンプレですが、ほっぺをつねってみました。
「……いたい」
とりあえず、明日は絶対に寝坊なんかしないように、もう寝ることにしましょう。
せっかく桜井くんと一緒に登校出来るのに、寝坊してしまったら台無しです。
私はスマホを充電器に繋いで、布団に潜り込み、電気を消します。
暗くなる部屋の中。私は小学生の頃から続けている、寝る前に必ず言ってから眠る言葉を呟きました。
「……北島永久は桜井霧都くんを心から愛しています」
おやすみなさい。桜井くん。
「ふふふ。今日はとても楽しかったです」
私は夕食とお風呂を終えて、自室のベッドに寝転びながら、今日のことを思い返していました。
桜井くんたちと別れたあと、私は電車に乗って家へと帰りました。
彼の言うように、電車はこれから混み出しそうな感じがしていましたので、あのタイミングがギリギリだったと思います。
彼の優しさには感謝です。
それにしても、今日は本当に色々なことがありました。
登校する時には、とても美人で思慮深い生徒会の副会長と親睦を深められて。
クラス割りを見た時には、五年間、想い続けていた桜井霧都くんの名前を見つけて。
その彼に……想いを伝えて……
……わかります。きっと彼は、南野さんが『好き』なのでしょう。ですが、何らかのすれ違いがあったのだと思ってます。
二人の間に一体何があったのかはわかりません。
ただ、あの時の桜井くんの辛そうな表情は、『些細な事』ではきっと無いはずです。
そして、彼が野球を辞めたきっかけを知りました。
彼は『ゴムボール』と評していましたが、子供が遊ぶような柔らかいものではありません。
中学生の時に、足元に転がってきたものを投げて返したことがありました。
とても硬かったのを覚えています。
そして、今日のゲームセンターでは、桜井くんがバッティングをしているのを見ました。
120km。と書かれた場所で、彼はいとも簡単にボールを打ち返していました。
ですが、その時の勢いよく飛んでくるボールを見て、あんなスピードで身体に当たったら『痛い』なんてものじゃ済まないと思いました。
それが頭に当たる。……考えただけでもゾッとしました。
同じことを桜井くんも思っていたはずです。
思い悩む彼に、私は言葉をかけました。
『小学生のときに、私を虐めから助けてくれた、優しい桜井くんはあの時から何も変わっていません。とても優しい人のままです。相手を傷つけたくないと思う心は、かっこ悪いなんて言うものでは決してありません』
彼は自分のことを『カッコ悪くて情けない』と言っていました。そんなことはありません!!
こんな誰よりも優しくて、他人のことを思い遣り、その痛みを分かち合おうとする人が、カッコ悪いはずがないです!!
『…………そうか』
と、桜井くんは呟いた後に、私に言ってくれました。
その時の彼の表情を、私は一生忘れません。
『ありがとう、北島さん。少しだけ気持ちが晴れたよ』
心に突き刺さっていた杭が抜けたように、桜井くんは優しく笑ってくれました。
自分の言葉が、彼の心を救えた。
その事が分かった瞬間でした。
この時私は思いました。
『この人と、一生を共にしたい』と。
優し過ぎる彼は、これから先、何度も何度も何度も何度も、他人の傷を思い、悩む時が来るでしょう。そして、傷ついてしまうことがあるでしょう。
その時、彼の背中をそっと支えてあげられる存在に、私はなりたい。
傷ついてしまった彼を抱きしめてあげる存在になりたい。
私はそんな覚悟をしました。
すると、私のスマホがメッセージの受信を知らせました。
「こんな時間に?誰ですかね……」
今日。遊んだメンバーの連絡先は食事時に交換しました。
桐崎さん辺りですかね?
あの人なら、おやすみメッセージとか送ってきそうなイメージがあります。
そんなことを考えているましたが、送信者は予想の遥か上でした。
『こんばんは。夜分遅くにごめんね。桜井霧都です』
「さ、桜井くん!?」
私はスマホを握り締めて叫びました。
そして、驚いたのはその下にあったメッセージです。
『もし、北島さんさえ良ければこれからは毎朝、君と一緒に登校したいと思ってるんだ。学校の最寄り駅から二人で自転車で登校しないか?』
『到着する予定の時間を教えてくれれば、俺が君を迎えに行くよ。良い返事が貰えることを期待してる』
そう、書かれていました。
ね、願ってもない大チャンスです!!
一体何があってこんな事になっているのかさっぱりわかりませんが、断る理由なんかひとつもありません。
『はい!!喜んで!!明日からよろしくお願いします!!』
と私は返信をしました。
『良かった。断られたらどうしようかと、ヒヤヒヤしてたよ』
桜井くんからはすぐにそんな返信が来ました。
もしかしたら、ずっとスマホを見ていたのかも知れません。
そんな彼を思うと、少しだけ可愛いな。と思ってしまいました。
そして、何時から集まろうか。そんな話がこれから始まるかな?そんなことを考えていたのですが、事態はそんなものじゃ済みませんでした。
『あとね、いきなりで申し訳ないんだけど、俺の妹。美鈴って言うんだけどさ。妹が君に会いたいと話している。出来れば会ってもらいたいと思ってるんだ』
い、妹さんが私に会いたがってる!?
な、何で!!??桜井くんに妹が居るのは知っていましたが、私との面識なんか無いです。
ですが、会いたいと言っていただけているのなら、会いましょう!!彼の身内にアピールをするチャンスでもあります!!
『はい。私も桜井くんの妹さんに会ってお話をしたいと思います。今から楽しみです』
私はそう返信をしました。
いつ会うとかそういう話かな。放課後に彼の家に呼ばれるとかそういうのかなー
と、思っていたら、三度、私の予想を遥かに上回る返信が来ました。
『あとね、もし良かったら、今度の日曜日に二人でどこかに出掛けない?午前中はどこかで遊んで、午後は君を家に招待したい。妹が自慢の料理を作って待っててくれると思うんだ』
で、デートのお誘いですか!?
『はい!!日曜日は予定が無いので大丈夫です!!その……これはデートですか?』
私のメッセージに、彼からすぐに返信が来ました。
『うん。俺は君をデートに誘ってる』
そのメッセージを見て、私はこれは夢じゃないのか?と思ってしまいました。
明日から一緒に登校しよう。
妹さんが私に会いたがってる。
今週末にはデートをしよう。
ほんの三十分程の間にこんな大きな爆弾が私に三つも投下されてます。
夢だと思うのも仕方ないですよね!?
『とりあえず。今日はもう遅いから、日曜日のデートの話は明日の朝に一緒に登校する時に話をしようか』
『はい。今日は早くに着いてしまいましたが、いつもは八時頃に駅に着いている予定です』
『了解。じゃあそのくらいの時間を目安に駅に居るようにするね』
『その、本当にいいんですか?桜井くんからしたら、かなりの遠回りですよ?』
『構わない。そのくらいなんの手間でもないと思えるくらいに、君のと登校を楽しみにしてる自分が居るから』
…………はぅ
心臓に悪いメッセージが来ました。
『それじゃあ、そろそろ寝るね。明日からよろしくお願いします。それと、今日はすごく楽しかったよ。おやすみなさい』
『はい。こちらこそよろしくお願いします。私も今日はとても楽しかったです。おやすみなさい、桜井くん』
私はそう返信して、メッセージを締めました。
「……これは、現実ですか?」
私はスマホのメッセージアプリをもう一度見ます。
今の会話の内容は、しっかりと残っています。
テンプレですが、ほっぺをつねってみました。
「……いたい」
とりあえず、明日は絶対に寝坊なんかしないように、もう寝ることにしましょう。
せっかく桜井くんと一緒に登校出来るのに、寝坊してしまったら台無しです。
私はスマホを充電器に繋いで、布団に潜り込み、電気を消します。
暗くなる部屋の中。私は小学生の頃から続けている、寝る前に必ず言ってから眠る言葉を呟きました。
「……北島永久は桜井霧都くんを心から愛しています」
おやすみなさい。桜井くん。
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