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千石と石神家本家 Ⅳ
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千石は予想通りに午前2時頃に激痛で目を覚ました。
言葉にならない呻き声を発しながら、布団の上で苦しんだ。
少しでも動くと激痛が増すので、ますます苦しんだ。
意識はある。
俺は持って来たボルタレン(強力な鎮痛剤)を千石に飲ませた。
徐々に千石の痛みは和らいで、会話できるようになる。
「石神さん」
「おう、大丈夫か?」
「いや、ちょっと」
「ワハハハハハハハハ!」
俺が笑うと、千石もほんの少し笑顔になった。
すぐに顔をしかめるが。
「しばらくは痛むぞ。俺も大変だった」
「そうなんですか」
「全然動けなかったぜ。六花のオッパイで和らいだ」
「あはは」
千石が笑おうとして痛みに苦しんだ。
「ちょっと勘弁して下さい」
「ばかやろう! お前のせいで俺まで付き合わされたじゃねぇか」
「すみません」
「おまけにお前とホモだと思われてよ」
「そうなんですか」
「ちょっとヤラせろ」
「いえ、ちょっと」
本当は口に何か入れた方がいいのだが、まだ無理だろう。
鎮痛剤がもう少し効くまで待つ。
「アメリカで、20発以上の弾を喰らいましたけどね。あの時以上だ」
「まあ、お前、死んだしな」
「まったくで。でも、気持ちがいいもんです」
「お前、マゾだったか」
「いや、まあ、それでいいです」
「じゃあ、ヤラせろ」
「アハハハハ!」
大分痛みが退き、熱も下がって来たようだ。
薬の効果が消えるまでだが。
「少し痛みが消えて来ました」
「薬のせいだよ。眠れるなら寝とけ」
「いえ、全然眠気は無いようです」
「そうか」
千石と話をした。
「とんでもない所ですね、ここは」
「そうだろう? 俺、当主なんだぜ?」
「そうですよね」
「全然誰もそう扱ってくれないけどな」
「あははは」
宴会はとっくに終わり、食べ残しがまだそのままあった。
虎白さんは「あとはお前に任せる」と言って家に戻った。
俺に千石の世話をしろということだろう。
優しい人だ。
汁物もあったので、少し温めて千石に椀を持って行った。
温いままだ。
熱いと感覚がマヒした千石が口を火傷する。
壁に背中を預けて起こしてやった。
「すみません、手足が動きません」
「マジか!」
「はい」
「俺が食べさせる流れ?」
「申し訳ありません」
「ホモみたいじゃねぇか!」
「あははは」
スプーンを探してきて、千石に飲ませた。
薬が更に効いて来たか、千石は椀を全部飲んだ。
「ああ、楽になりました。ありがとうございます」
「お前、絶対ヤラせろよな」
「はい」
千石が本当に穏やかな顔になっていた。
また「Ω」と「オロチ」の粉末を飲ませた。
「東雲さんと出会って、俺は命の使い方を教えてもらったつもりでした」
「そうか」
「でも、ここに来て分かりましたよ。俺はまだ全然ダメでした」
「そうか」
「命は捨てりゃいいってもんじゃなかった。それが分かりましたよ」
「そうか」
「石神さん、ありがとうございます」
「お前よ、ここは俺に「ふざけんな」って言う場面だぞ?」
「そんなことは。本当に感謝してます」
「あと二日あるけど?」
「喜んでやりますよ」
「そうか」
少し口に入れたせいか、千石が突然意識を喪うように眠った。
俺は布団に横にしてやった。
俺も隣に布団を敷いて横になった。
「ほんとにホモみたいだよなぁ」
俺も少し眠った。
翌朝。
千石は相当な痛みを感じていたようだが、根性で起きた。
ボルタレンの効果は持続しているようで、少し食欲も見せた。
汁物と焼き魚を少し口に入れる。
「Ω」と「オロチ」の粉末もまた飲ませた。
外傷はまだあったが、動けないほどのものではない。
虎白さんが入って来た。
またコワイ顔をしている。
「おい、高虎」
「おはようございます!」
「夕べお前に言っておいたよな?」
「はい?」
「ここをちゃんと片付けておけってよ!」
「えぇ!」
「なんだよ! 何もしてねぇじゃねぇか!」
「す、すいません!」
頭を引っぱたかれた。
相変わらず指示の意味が分からねぇ。
「もういい! 他の奴にやらせる!」
「いえ、俺が片付けておきますから」
「お前は鍛錬だろう!」
「えぇ!」
怒って見せてはいるが、虎白さんは俺たちに何か喰わせるために、そのままにしておいてくれた。
それは分かっている。
「千石! 今日もやるぞ!」
「はい、お願いします!」
千石はまだ動けないので、俺が背負って山に上がった。
走る振動で痛んだだろうが、千石は呻き声一つ挙げなかった。
俺が背負うことに、虎白さんも何も言わないでくれた。
山頂の広場に着くと、すぐに剣士たちが鍛錬を始める。
俺も中に混ざって一緒にやった。
まずは素振りだ。
千石は虎白さんが相手をしていた。
もう「虎地獄」ではない。
千石に奥義を教えている。
薬の効果も切れたはずだが、千石は虎白さんに教わった動きをなぞっていく。
相当な激痛があるのは間違いないが、根性を見せていた。
昨日の「虎地獄」で、千石は石神家の奥義の幾つかを身体に入れたはずだ。
虎白さんは千石が動きをなぞれるようになると、次の技を教えていく。
何度か千石が倒れたが、今日は虎白さんは何も言わずに千石に手を貸して立たせた。
身体が動けるようになるまで待っている。
昨日とは扱いが全く違う。
それは、昨日は千石に「死」を叩き込むためだった、ということなのだろう。
俺は虎白さんに断って、ルーとハーを呼んだ。
千石にもう少し動けるように「手かざし」をさせるつもりだ。
昼飯の休憩の時に、虎白さんに呼ばれた。
広場は雪を払っているが、俺たちは林の中の小道を歩いて行く。
「おい、あいつはなんなんだ?」
「はい?」
「千石流は俺も知ってる。見稽古が達者な奴だとお前からも聞いている」
「はい」
「でも、あれは異常だぞ。奥義を教える前に、もう出来てやがるものがあった」
「ああ」
「それに、あいつの中で奥義を改変する動きまであった。まあ、おいそれとは行かないがな」
「なるほど」
俺は千石の能力を虎白さんに話した。
「見稽古が得意なのはそうなんですが、どうもあいつはそこから技を派生させ発展させる才能があるみたいですよ」
「マジか!」
「それともう一つ。自分が習得した技を、他の人間に一瞬で与えることが出来る。まあ、相手にその才能があればですけどね」
「おい、それは大変なことじゃねぇか!」
「まあ、石神家の奥義は簡単には渡せないですよ。俺も分かってる。特別な「準備」が必要ですし、それに石神の血がなければ出来ないことも多い」
「まあなぁ。でも、千石も相当だぞ」
「そうですか」
千石には石神家の血は流れていない。
だからどうしたって辿れない奥義も多いはずだ。
「高虎、あいつは「虎相」が出せると思うか?」
「どうでしょうねぇ。でも、確かに観てますからね」
「そうだよなぁ。もしも「虎相」まで出せたとしたら、結構な奥義をモノにするぞ」
「そうですか」
「面白れぇ男を連れて来たなぁ」
「ありがとうございます!」
「まあ、聖程じゃねぇけどな。あいつは化け物だった」
「はい!」
「だからな、お前には言っておくが、聖には石神家の血が流れてっぞ」
「えぇ!」
「俺にもわけが分からんよ。でも、現実にあいつは奥義を全て身に着け、おまけに最初から「虎相」があったしな」
「そんなことを言ってましたよね、虎白さん」
虎白さんが笑った。
「まあ、千石もせいぜい鍛え上げてやるよ。今日だけで結構な数を教えられそうだ」
「よろしくお願いします!」
広場に戻ると、ルーとハーが到着していた。
「ルーちゃん! ハーちゃん!」
「「虎白さーん!」」
二人が虎白さんに抱き着いて、再会を喜んだ。
「よく来たな!」
「「はい!」」
俺はまだ喰って無かった昼飯を探した。
どこにも無かった。
双子が来たから、全部喰われていた。
「……」
まあ、俺の飯まで喰ったということではない。
みんなに勧められて食べただけだろう。
何も言えなかった。
「よし! 鍛錬を始めるぞ!」
虎白さんが号令し、また鍛錬が始まった。
腹減ったぜぇー。
言葉にならない呻き声を発しながら、布団の上で苦しんだ。
少しでも動くと激痛が増すので、ますます苦しんだ。
意識はある。
俺は持って来たボルタレン(強力な鎮痛剤)を千石に飲ませた。
徐々に千石の痛みは和らいで、会話できるようになる。
「石神さん」
「おう、大丈夫か?」
「いや、ちょっと」
「ワハハハハハハハハ!」
俺が笑うと、千石もほんの少し笑顔になった。
すぐに顔をしかめるが。
「しばらくは痛むぞ。俺も大変だった」
「そうなんですか」
「全然動けなかったぜ。六花のオッパイで和らいだ」
「あはは」
千石が笑おうとして痛みに苦しんだ。
「ちょっと勘弁して下さい」
「ばかやろう! お前のせいで俺まで付き合わされたじゃねぇか」
「すみません」
「おまけにお前とホモだと思われてよ」
「そうなんですか」
「ちょっとヤラせろ」
「いえ、ちょっと」
本当は口に何か入れた方がいいのだが、まだ無理だろう。
鎮痛剤がもう少し効くまで待つ。
「アメリカで、20発以上の弾を喰らいましたけどね。あの時以上だ」
「まあ、お前、死んだしな」
「まったくで。でも、気持ちがいいもんです」
「お前、マゾだったか」
「いや、まあ、それでいいです」
「じゃあ、ヤラせろ」
「アハハハハ!」
大分痛みが退き、熱も下がって来たようだ。
薬の効果が消えるまでだが。
「少し痛みが消えて来ました」
「薬のせいだよ。眠れるなら寝とけ」
「いえ、全然眠気は無いようです」
「そうか」
千石と話をした。
「とんでもない所ですね、ここは」
「そうだろう? 俺、当主なんだぜ?」
「そうですよね」
「全然誰もそう扱ってくれないけどな」
「あははは」
宴会はとっくに終わり、食べ残しがまだそのままあった。
虎白さんは「あとはお前に任せる」と言って家に戻った。
俺に千石の世話をしろということだろう。
優しい人だ。
汁物もあったので、少し温めて千石に椀を持って行った。
温いままだ。
熱いと感覚がマヒした千石が口を火傷する。
壁に背中を預けて起こしてやった。
「すみません、手足が動きません」
「マジか!」
「はい」
「俺が食べさせる流れ?」
「申し訳ありません」
「ホモみたいじゃねぇか!」
「あははは」
スプーンを探してきて、千石に飲ませた。
薬が更に効いて来たか、千石は椀を全部飲んだ。
「ああ、楽になりました。ありがとうございます」
「お前、絶対ヤラせろよな」
「はい」
千石が本当に穏やかな顔になっていた。
また「Ω」と「オロチ」の粉末を飲ませた。
「東雲さんと出会って、俺は命の使い方を教えてもらったつもりでした」
「そうか」
「でも、ここに来て分かりましたよ。俺はまだ全然ダメでした」
「そうか」
「命は捨てりゃいいってもんじゃなかった。それが分かりましたよ」
「そうか」
「石神さん、ありがとうございます」
「お前よ、ここは俺に「ふざけんな」って言う場面だぞ?」
「そんなことは。本当に感謝してます」
「あと二日あるけど?」
「喜んでやりますよ」
「そうか」
少し口に入れたせいか、千石が突然意識を喪うように眠った。
俺は布団に横にしてやった。
俺も隣に布団を敷いて横になった。
「ほんとにホモみたいだよなぁ」
俺も少し眠った。
翌朝。
千石は相当な痛みを感じていたようだが、根性で起きた。
ボルタレンの効果は持続しているようで、少し食欲も見せた。
汁物と焼き魚を少し口に入れる。
「Ω」と「オロチ」の粉末もまた飲ませた。
外傷はまだあったが、動けないほどのものではない。
虎白さんが入って来た。
またコワイ顔をしている。
「おい、高虎」
「おはようございます!」
「夕べお前に言っておいたよな?」
「はい?」
「ここをちゃんと片付けておけってよ!」
「えぇ!」
「なんだよ! 何もしてねぇじゃねぇか!」
「す、すいません!」
頭を引っぱたかれた。
相変わらず指示の意味が分からねぇ。
「もういい! 他の奴にやらせる!」
「いえ、俺が片付けておきますから」
「お前は鍛錬だろう!」
「えぇ!」
怒って見せてはいるが、虎白さんは俺たちに何か喰わせるために、そのままにしておいてくれた。
それは分かっている。
「千石! 今日もやるぞ!」
「はい、お願いします!」
千石はまだ動けないので、俺が背負って山に上がった。
走る振動で痛んだだろうが、千石は呻き声一つ挙げなかった。
俺が背負うことに、虎白さんも何も言わないでくれた。
山頂の広場に着くと、すぐに剣士たちが鍛錬を始める。
俺も中に混ざって一緒にやった。
まずは素振りだ。
千石は虎白さんが相手をしていた。
もう「虎地獄」ではない。
千石に奥義を教えている。
薬の効果も切れたはずだが、千石は虎白さんに教わった動きをなぞっていく。
相当な激痛があるのは間違いないが、根性を見せていた。
昨日の「虎地獄」で、千石は石神家の奥義の幾つかを身体に入れたはずだ。
虎白さんは千石が動きをなぞれるようになると、次の技を教えていく。
何度か千石が倒れたが、今日は虎白さんは何も言わずに千石に手を貸して立たせた。
身体が動けるようになるまで待っている。
昨日とは扱いが全く違う。
それは、昨日は千石に「死」を叩き込むためだった、ということなのだろう。
俺は虎白さんに断って、ルーとハーを呼んだ。
千石にもう少し動けるように「手かざし」をさせるつもりだ。
昼飯の休憩の時に、虎白さんに呼ばれた。
広場は雪を払っているが、俺たちは林の中の小道を歩いて行く。
「おい、あいつはなんなんだ?」
「はい?」
「千石流は俺も知ってる。見稽古が達者な奴だとお前からも聞いている」
「はい」
「でも、あれは異常だぞ。奥義を教える前に、もう出来てやがるものがあった」
「ああ」
「それに、あいつの中で奥義を改変する動きまであった。まあ、おいそれとは行かないがな」
「なるほど」
俺は千石の能力を虎白さんに話した。
「見稽古が得意なのはそうなんですが、どうもあいつはそこから技を派生させ発展させる才能があるみたいですよ」
「マジか!」
「それともう一つ。自分が習得した技を、他の人間に一瞬で与えることが出来る。まあ、相手にその才能があればですけどね」
「おい、それは大変なことじゃねぇか!」
「まあ、石神家の奥義は簡単には渡せないですよ。俺も分かってる。特別な「準備」が必要ですし、それに石神の血がなければ出来ないことも多い」
「まあなぁ。でも、千石も相当だぞ」
「そうですか」
千石には石神家の血は流れていない。
だからどうしたって辿れない奥義も多いはずだ。
「高虎、あいつは「虎相」が出せると思うか?」
「どうでしょうねぇ。でも、確かに観てますからね」
「そうだよなぁ。もしも「虎相」まで出せたとしたら、結構な奥義をモノにするぞ」
「そうですか」
「面白れぇ男を連れて来たなぁ」
「ありがとうございます!」
「まあ、聖程じゃねぇけどな。あいつは化け物だった」
「はい!」
「だからな、お前には言っておくが、聖には石神家の血が流れてっぞ」
「えぇ!」
「俺にもわけが分からんよ。でも、現実にあいつは奥義を全て身に着け、おまけに最初から「虎相」があったしな」
「そんなことを言ってましたよね、虎白さん」
虎白さんが笑った。
「まあ、千石もせいぜい鍛え上げてやるよ。今日だけで結構な数を教えられそうだ」
「よろしくお願いします!」
広場に戻ると、ルーとハーが到着していた。
「ルーちゃん! ハーちゃん!」
「「虎白さーん!」」
二人が虎白さんに抱き着いて、再会を喜んだ。
「よく来たな!」
「「はい!」」
俺はまだ喰って無かった昼飯を探した。
どこにも無かった。
双子が来たから、全部喰われていた。
「……」
まあ、俺の飯まで喰ったということではない。
みんなに勧められて食べただけだろう。
何も言えなかった。
「よし! 鍛錬を始めるぞ!」
虎白さんが号令し、また鍛錬が始まった。
腹減ったぜぇー。
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