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宇宙人「パレボレ」
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12月最初の木曜日。
年末に向けてオペの予定の調整に入った関係で、長時間のオペや遅くまでのスケジュールはあまり入らない。
俺は6時頃に家に帰った。
「なんだ?」
シボレー・コルベットで駐車場に回ろうとすると、玄関前に誰か立っている。
子どもの背丈だ。
近づくと、銀色の服(?)を来た宇宙人だった。
俺は車の中から電話し、子どもたちに集まるように言った。
俺が玄関に近づくと、宇宙人が俺に振り向いて手を振って来た。
気安い奴だ。
「お前、何やってんだよ?」
「あの、ずっと待機していたのですが、あまりお声が掛からないようでしたので」
「あ?」
玄関が開いて、亜紀ちゃんが顔を出した。
「えー! また来たんですか!」
「おお、まったくなぁ」
うちではもう誰も宇宙人にビビらない。
驚かない。
そんなのは、世界中で恐らくうちくらいだろう。
一応アメリカ大統領に聞いてみたが、アメリカも宇宙人と密約などはしていないそうだ。
まあ、そうだろう。
こいつらは居丈高で、俺たち地球人を下等生物と思っている。
とにかく、一度家に上げた。
みんな俺の帰りを待って腹を空かせている。
リヴィングへ通した。
「おい、これから食事なんだ。ちょっと待ってろ」
「分かりました」
でかい目で俺たちを見ている。
表情が動かないので、何を考えているのか分からん。
「いただきます!」
「「「「「いただきまーす!」」」」」
今日はビーフカレー(ビーフ多目)だ。
他にステーキが三枚とハスと隠元のコンソメスープ。
ロボもステーキ(ちょっと薄目)を同じく3枚食べている。
俺はステーキ一枚だ。
俺は人間だ。
宇宙人が俺たちを見て驚いて言った。
「みなさん、そんなに召し上がるのですか」
「あ?」
凄まじい勢いでカレーをお替りしている子どもたちを見ている。
両手を上に上げて首を横に振り、アメリカ人的なポーズを決めやがった。
子どもたちが食事を中断し、宇宙人を取り囲んだ。
こいつらが食事を止めるとは、相当なことだ。
亜紀ちゃんが端に座っていた宇宙人を蹴り飛ばした。
「おう! てめぇ、文句があるってかぁ!」
「ちょ、ちょっと、落ち着いて!」
それほど鋭い蹴りでは無かったので、宇宙人にダメージはない。
「なんだ、こいつ?」
「ちょっと生意気じゃん?」
「やっぱり僕らを下等生物だと思ってるよ」
「私だって恥ずかしいと思ってんだよ!」
柳、そうなのか。
でも、お前も夢中で喰ってたじゃん。
「タカさん、ちょっとトイレでヤキ入れて来ますね」
亜紀ちゃんが宇宙人の細い首を掴んで吊り上げた。
「まあ、待て。おい、お前なぁ」
「パレボレです」
「ああ?」
「私の名前ですよ。ぱ・れ・ぼ・れ」
何かバカにされている気がする。
俺はパレボレと名乗る宇宙人の腹にパンチを入れた。
「グッェェェェー!」
「俺たちの食事がおかしいのかよ?」
「だって! そんな量を食べなきゃならないなんて非効率じゃないですか!」
「あんだと?」
俺は亜紀ちゃんにパレボレを降ろすように言った。
パレボレは床に蹲る。
「お前たちの食事ってどんなよ?」
「私たちは一日一回地球の重量で10グラムも食べれば十分です」
「なんだ、そりゃ」
「タカさん、こいつ私たちがまるで大食いバカみたいに言ってますよ!」
まあ、その通りなのだが。
「えぇ! 絶対に許せない!」
「こいつ、焼いて喰っちゃおうか!」
「一応内容物を教えて?」
「私も前は少食だったんだから!」
「にゃ!」
俺はみんなに落ち着けと言った。
「あのよ、そりゃ文化の違いはあるだろうけどな。でも別に俺たちはお前からバカにされる謂れはねぇぞ?」
「はぁ、まあ、私もちょっと言い過ぎましたか」
飛びかかろうとする亜紀ちゃんを俺が手で制した。
俺はパレボレに黙って座ってろと言い、食事を再開した。
食事が終わり、みんなでコーヒーを飲む。
亜紀ちゃんがパレボレの前にも置く。
「花岡」の「電子レンジ」を使ってグラグラに煮立っている。
「折角淹れてやったんだから飲め」
「はい」
カップを掴んだ瞬間に絶叫して中身をぶちまけた。
「テメェ!」
「す、すいません!」
デザート代わりに、白玉善哉が配られた。
ハーがパレボレの前に、水にロボのウンチを浮かべたものを置いた。
「喰え」
「……」
俺はパレボレに話をするように言った。
「石神さんの御用事を承るために、月の裏側でマザーシップが待機しています」
「そうなのかよ」
「何か、御用事はございませんか?」
「そんなこと言われてもなぁ。大体お前ら何が出来んのよ?」
「そうですね。今の地球の文明レベル程度では」
「あ?」
俺が睨むと、流石に自分の失言に気付く。
「あなたがたは、地中に埋まっている様々な資源を欲していますね?」
「ああ」
「例えば石油やウランなどのエネルギー資源」
「まあ、そうだな」
「また稀少性でもって、ダイヤモンドやパラジウムなどの」
「ああ、そういうことか」
パレボレが口元を歪めた。
笑っているらしい。
「そこで、我々が協力すれば、地下資源の採掘が随分と楽になりますよ?」
子どもたちが大笑いした。
「ダイヤモンドだって、ちゃんと鉱脈を探し当てます。まあ、少々お時間は頂きますが、それだって数日のことです」
俺はパレボレに一緒に来いと言った。
庭のウッドデッキに出る。
子どもたちも付いて来た。
「クロピョン!」
庭の花壇から、クロピョンの触手が伸びて来て、俺の前でハートマークを作った。
パレボレが驚いている。
「おい、ちょっとダイヤモンドが欲しい。ちょっと珍しいのがいいな!」
次の瞬間、レッドダイヤモンドとパープルダイヤモンドが螺旋状に絡まっている柱が庭に飛び出した。
「!」
「おう、これはいいな! ありがとうな!」
俺はパレボレに近くで見ろと言った。
直径80センチ、長さ4メートルのサイズだ。
「こ、これは……」
「あいつに言えば、どんな地下資源だって好きなだけ手に入る。待たないしな」
「……」
「お前らが役立たずだって分かったか?」
「でも! 我々だって、地球人などが出来ないことは他に幾らでも!」
「タカさん、やっぱこいつ、少し締めときましょう」
「そうだなぁ」
亜紀ちゃんがみんなを連れて庭の隅にパレボレを引っ張り、囲んでヤキを入れた。
パレボレの必死に謝る叫びを聞きながら、俺はロボを連れて家の中へ入った。
30分後。
裸に剥かれて尻から木の枝を生やしたパレボレが俺の前に連れて来られた。
全身にマジックで「短小野郎」「変態尻豚」「共同便器」「チンカス」「ウンペロ」などと書かれていた。
一体、何をされたのか。
部屋を汚さないように、ブルーシートが敷かれている。
もう、半分意識が無い。
消え入りそうな声で「ごめんなさい」と繰り返していた。
俺は汚いので、庭に放り出しておけと言った。
「はーい!」
翌日の晩。
パレボレの上司だという宇宙人が来た。
手土産を持って俺に謝って来た。
「どうも石神様のことを理解していないようでして。大変失礼を致しました」
「おう、もうあんなのは寄越すなよな。次は消すからな」
「ヒィ!」
何度も詫びて帰って行った。
手土産はコンビニで売っているクッキーセットだった。
「……」
年末に向けてオペの予定の調整に入った関係で、長時間のオペや遅くまでのスケジュールはあまり入らない。
俺は6時頃に家に帰った。
「なんだ?」
シボレー・コルベットで駐車場に回ろうとすると、玄関前に誰か立っている。
子どもの背丈だ。
近づくと、銀色の服(?)を来た宇宙人だった。
俺は車の中から電話し、子どもたちに集まるように言った。
俺が玄関に近づくと、宇宙人が俺に振り向いて手を振って来た。
気安い奴だ。
「お前、何やってんだよ?」
「あの、ずっと待機していたのですが、あまりお声が掛からないようでしたので」
「あ?」
玄関が開いて、亜紀ちゃんが顔を出した。
「えー! また来たんですか!」
「おお、まったくなぁ」
うちではもう誰も宇宙人にビビらない。
驚かない。
そんなのは、世界中で恐らくうちくらいだろう。
一応アメリカ大統領に聞いてみたが、アメリカも宇宙人と密約などはしていないそうだ。
まあ、そうだろう。
こいつらは居丈高で、俺たち地球人を下等生物と思っている。
とにかく、一度家に上げた。
みんな俺の帰りを待って腹を空かせている。
リヴィングへ通した。
「おい、これから食事なんだ。ちょっと待ってろ」
「分かりました」
でかい目で俺たちを見ている。
表情が動かないので、何を考えているのか分からん。
「いただきます!」
「「「「「いただきまーす!」」」」」
今日はビーフカレー(ビーフ多目)だ。
他にステーキが三枚とハスと隠元のコンソメスープ。
ロボもステーキ(ちょっと薄目)を同じく3枚食べている。
俺はステーキ一枚だ。
俺は人間だ。
宇宙人が俺たちを見て驚いて言った。
「みなさん、そんなに召し上がるのですか」
「あ?」
凄まじい勢いでカレーをお替りしている子どもたちを見ている。
両手を上に上げて首を横に振り、アメリカ人的なポーズを決めやがった。
子どもたちが食事を中断し、宇宙人を取り囲んだ。
こいつらが食事を止めるとは、相当なことだ。
亜紀ちゃんが端に座っていた宇宙人を蹴り飛ばした。
「おう! てめぇ、文句があるってかぁ!」
「ちょ、ちょっと、落ち着いて!」
それほど鋭い蹴りでは無かったので、宇宙人にダメージはない。
「なんだ、こいつ?」
「ちょっと生意気じゃん?」
「やっぱり僕らを下等生物だと思ってるよ」
「私だって恥ずかしいと思ってんだよ!」
柳、そうなのか。
でも、お前も夢中で喰ってたじゃん。
「タカさん、ちょっとトイレでヤキ入れて来ますね」
亜紀ちゃんが宇宙人の細い首を掴んで吊り上げた。
「まあ、待て。おい、お前なぁ」
「パレボレです」
「ああ?」
「私の名前ですよ。ぱ・れ・ぼ・れ」
何かバカにされている気がする。
俺はパレボレと名乗る宇宙人の腹にパンチを入れた。
「グッェェェェー!」
「俺たちの食事がおかしいのかよ?」
「だって! そんな量を食べなきゃならないなんて非効率じゃないですか!」
「あんだと?」
俺は亜紀ちゃんにパレボレを降ろすように言った。
パレボレは床に蹲る。
「お前たちの食事ってどんなよ?」
「私たちは一日一回地球の重量で10グラムも食べれば十分です」
「なんだ、そりゃ」
「タカさん、こいつ私たちがまるで大食いバカみたいに言ってますよ!」
まあ、その通りなのだが。
「えぇ! 絶対に許せない!」
「こいつ、焼いて喰っちゃおうか!」
「一応内容物を教えて?」
「私も前は少食だったんだから!」
「にゃ!」
俺はみんなに落ち着けと言った。
「あのよ、そりゃ文化の違いはあるだろうけどな。でも別に俺たちはお前からバカにされる謂れはねぇぞ?」
「はぁ、まあ、私もちょっと言い過ぎましたか」
飛びかかろうとする亜紀ちゃんを俺が手で制した。
俺はパレボレに黙って座ってろと言い、食事を再開した。
食事が終わり、みんなでコーヒーを飲む。
亜紀ちゃんがパレボレの前にも置く。
「花岡」の「電子レンジ」を使ってグラグラに煮立っている。
「折角淹れてやったんだから飲め」
「はい」
カップを掴んだ瞬間に絶叫して中身をぶちまけた。
「テメェ!」
「す、すいません!」
デザート代わりに、白玉善哉が配られた。
ハーがパレボレの前に、水にロボのウンチを浮かべたものを置いた。
「喰え」
「……」
俺はパレボレに話をするように言った。
「石神さんの御用事を承るために、月の裏側でマザーシップが待機しています」
「そうなのかよ」
「何か、御用事はございませんか?」
「そんなこと言われてもなぁ。大体お前ら何が出来んのよ?」
「そうですね。今の地球の文明レベル程度では」
「あ?」
俺が睨むと、流石に自分の失言に気付く。
「あなたがたは、地中に埋まっている様々な資源を欲していますね?」
「ああ」
「例えば石油やウランなどのエネルギー資源」
「まあ、そうだな」
「また稀少性でもって、ダイヤモンドやパラジウムなどの」
「ああ、そういうことか」
パレボレが口元を歪めた。
笑っているらしい。
「そこで、我々が協力すれば、地下資源の採掘が随分と楽になりますよ?」
子どもたちが大笑いした。
「ダイヤモンドだって、ちゃんと鉱脈を探し当てます。まあ、少々お時間は頂きますが、それだって数日のことです」
俺はパレボレに一緒に来いと言った。
庭のウッドデッキに出る。
子どもたちも付いて来た。
「クロピョン!」
庭の花壇から、クロピョンの触手が伸びて来て、俺の前でハートマークを作った。
パレボレが驚いている。
「おい、ちょっとダイヤモンドが欲しい。ちょっと珍しいのがいいな!」
次の瞬間、レッドダイヤモンドとパープルダイヤモンドが螺旋状に絡まっている柱が庭に飛び出した。
「!」
「おう、これはいいな! ありがとうな!」
俺はパレボレに近くで見ろと言った。
直径80センチ、長さ4メートルのサイズだ。
「こ、これは……」
「あいつに言えば、どんな地下資源だって好きなだけ手に入る。待たないしな」
「……」
「お前らが役立たずだって分かったか?」
「でも! 我々だって、地球人などが出来ないことは他に幾らでも!」
「タカさん、やっぱこいつ、少し締めときましょう」
「そうだなぁ」
亜紀ちゃんがみんなを連れて庭の隅にパレボレを引っ張り、囲んでヤキを入れた。
パレボレの必死に謝る叫びを聞きながら、俺はロボを連れて家の中へ入った。
30分後。
裸に剥かれて尻から木の枝を生やしたパレボレが俺の前に連れて来られた。
全身にマジックで「短小野郎」「変態尻豚」「共同便器」「チンカス」「ウンペロ」などと書かれていた。
一体、何をされたのか。
部屋を汚さないように、ブルーシートが敷かれている。
もう、半分意識が無い。
消え入りそうな声で「ごめんなさい」と繰り返していた。
俺は汚いので、庭に放り出しておけと言った。
「はーい!」
翌日の晩。
パレボレの上司だという宇宙人が来た。
手土産を持って俺に謝って来た。
「どうも石神様のことを理解していないようでして。大変失礼を致しました」
「おう、もうあんなのは寄越すなよな。次は消すからな」
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手土産はコンビニで売っているクッキーセットだった。
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