森の王は何を思う?

ソヨナ

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第二章 〜災厄の化身〜

ゴロッソル戦士国の崩壊 その1

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~あるゴロッソル戦士国の影響下の国~


「それじゃ、初めての国落としと行くか」


 そう言ったのは、フェンリルの姿になっているエジスであった。エジスは占領下の街からこっそり出て、ゴロッソル戦士国の影響下にある国を滅ぼそうとしていた。


 それによる、エジスの脅威を世に知らしめようとしていた。


 この国には、Sランク以上は1人もいなく、Aランクが1人いるだけでエジスにとって、この国を滅ぼすのは簡単な事であった。


「魔法を使うか。暴食世界グラトニーワールド


 その瞬間、その国の首都が黒い球体に覆われ、黒い球体が徐々に縮まり、完全に縮まるとそのまま消えたのであった。その国の首都はこの魔術だけで、更地になったのである。


 この中にいた民衆は徐々に迫ってくる黒い壁から逃げるように走ったが、黒い壁に飲み込まれた人やものは、全て一瞬にして、呑み込まれていったのである。


 最後まで逃げ切った人たちに与えられたのは、四方全てから迫る黒い壁であった。人々は絶望し、そのまま呑み込まれたのであった。


 へ~魔法でこれぐらいできるのか。しかも、沢山の魔素が入ってきたな、これなら大量に魔法を使えるか。


 じゃ、まずはこれと同じぐらいのを10個ぐらいこの国に放っとくか。


 そう言うと、この国は一瞬全てが暗黒になったが数分間経つと、全てが無くなっていたのである。運良く、この魔法から範囲外に居たとしても、これからの生活はより厳しくなるだろう。そして、この国は一瞬にして、亡国となったのである。


 これが、この大陸の混乱を更に助長するものであったのは言うまでもない。


 この出来事は、神聖国では事前に「巫女」が預言をしていたが、自分達の影響下にある国ではなかったので、監視する事は出来ず、この事は観測が確認された2週間後に災害級のフェンリルがやった事として発表された。


 そして、新たな災害カラミティー級として発表され、大陸全土に激震をもたらしたのである。


 この出来事により、勇者ヤマトなど、召喚されたもの達への期待感は多いに高まりを見せていた。


 魔物教は、この出来事を神の審判による出来事と公表しており、今すぐ必要以上の魔物への殺戮を辞めるように訴えられた。


 魔物教は、この出来事により魔物教に入れば、フェンリルの庇護に入れるという噂が広がり、信者が急激に増えていった。


 ゴロッソル戦士国影響下の国々はゴロッソル戦士国から離れるような素振りを見せ始めており、中には正式にゴロッソル戦士国への依存からの脱却を声高に上げる国王も出始めていた。


 ゴロッソル戦士国はこれらの対応に苦慮するのであった。


………………………………………………………………

今回はここまでです。

 感想、いいね、お気に入り登録よろしくお願いします。

 昨日は、投稿出来ずに申し訳ございません。明日もまた投稿出来ないかもしれません。水曜日から徐々に投稿頻度を増やしていく予定なのでどうぞ温かい目で見てください。


 さて、今回はエジスが国を滅ぼす話しでした。滅ぼすシーンは短かったのですが、それによる影響は絶大でした。この出来事が、後に大きな変化を及ぼします。





 








 
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