1,651 / 1,797
1人向け・other
俺だけが知る(マスクの恋人)
しおりを挟む
なんだか無理してない?…見ていたら分かるよ。
元気がないし、なんだかずっと不安そうにしてるから…。
マスク?そういえば、今日はしてないんだね。
え、紐が切れちゃったの?代わりのマスク…これがあったら少しは落ち着く?
謝らないで。人が多かったから、何かにあたってちぎれちゃったのかもしれないね。
あの布マスク、お気に入りだったんでしょ?
通気性重視か。その気持ちは俺も分かるかも。
肌に優しいマスクみたいだから、これなら荒れないんじゃないかな?
オレンジとグレー、どっちがいい?というより、好きな方をつけて。
ついでにこういうシールをつけたら、ちょっと可愛くなるかも?
実はこの間、通販で注文したんだけど…番号、間違えちゃったみたいなんだ。
本当は黒と鶯色を注文するはずだったのに、全然違う色ばっかりになっちゃった。
だから、遠慮せず使ってくれたら助かるな。
どういたしまして。…顔の傷、やっぱり気になる?
誰にも見られたくないって言ってたもんね…。
そんなこと言わないよ。
たしかに夜だと見えづらいかもしれないけど、それは傷を負っている人がどう感じるかだからマスクを外せなんて言わない。
つけていないと外に出るのが不安になるなら、つけた方がいいと思うし…。
俺は君の素顔も好きだけど、無理矢理マスクをはぎとってやろうなんて思わない。
…いつか気にせずいられるようになるといいね。
それまでは、俺だけが素顔を知ってるってことで。
それじゃあ行こうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
傷痕を持つ恋人の話にしてみました。
元気がないし、なんだかずっと不安そうにしてるから…。
マスク?そういえば、今日はしてないんだね。
え、紐が切れちゃったの?代わりのマスク…これがあったら少しは落ち着く?
謝らないで。人が多かったから、何かにあたってちぎれちゃったのかもしれないね。
あの布マスク、お気に入りだったんでしょ?
通気性重視か。その気持ちは俺も分かるかも。
肌に優しいマスクみたいだから、これなら荒れないんじゃないかな?
オレンジとグレー、どっちがいい?というより、好きな方をつけて。
ついでにこういうシールをつけたら、ちょっと可愛くなるかも?
実はこの間、通販で注文したんだけど…番号、間違えちゃったみたいなんだ。
本当は黒と鶯色を注文するはずだったのに、全然違う色ばっかりになっちゃった。
だから、遠慮せず使ってくれたら助かるな。
どういたしまして。…顔の傷、やっぱり気になる?
誰にも見られたくないって言ってたもんね…。
そんなこと言わないよ。
たしかに夜だと見えづらいかもしれないけど、それは傷を負っている人がどう感じるかだからマスクを外せなんて言わない。
つけていないと外に出るのが不安になるなら、つけた方がいいと思うし…。
俺は君の素顔も好きだけど、無理矢理マスクをはぎとってやろうなんて思わない。
…いつか気にせずいられるようになるといいね。
それまでは、俺だけが素顔を知ってるってことで。
それじゃあ行こうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
傷痕を持つ恋人の話にしてみました。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
お尻たたき収容所レポート
鞭尻
大衆娯楽
最低でも月に一度はお尻を叩かれないといけない「お尻たたき収容所」。
「お尻たたきのある生活」を望んで収容生となった紗良は、収容生活をレポートする記者としてお尻たたき願望と不安に揺れ動く日々を送る。
ぎりぎりあるかもしれない(?)日常系スパンキング小説です。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる