物置小屋

１人向け・慰め系

スノードロップ(箱庭シリーズです)

こんばんは。今夜も来てたんだね。
それに、またお弁当...ありがとう。いただきます。
うん、やっぱり美味しいね。それに、君はすごく優しい。
今日も嫌なこと、あったの？
なんとなく落ちこんでるような気がして...俺の考えすぎ？
そっか、寂しくなっちゃったんだ。誰も君のことを見ていないような気がするから？
外でも家でも、君はいつも気をはっているみたいだし...どこか休める場所、ある？
沢山のことを気遣えるのはすごいことだけど、色々なことにアンテナをはりすぎて疲れてるんじゃないかな？
どうすれば落ち着く？...分かった、それじゃあ抱きしめてるね。
今日も1日お疲れさま。君が沢山のことを頑張ったんだろうなって想像することはできるから、困っていることがあるならもっと頼ってくれると嬉しいな。
よしよし、君は本当に偉いね。
自分だって傷ついてぼろぼろなのに、それでも相手を気遣っている。
ずっと心を隠しておくのは大変でしょ？本当に沢山頑張ってるね。
誰も分かってないのかもしれないけど、俺はちゃんと分かってる。
君が色々な人に気を遣っていることも、泣きたいときに必死で我慢していることも。
全部を理解することはできなくても、自分なんかいても仕方ないって思うことほどしんどいことってないと思うから。
俺はいつでもここにいる。だから、どうしても辛くなったときはここで沢山話をしよう。
頑張っているかどうか分からなくなったら、君がどれだけ努力しているか説明する。
自分なんかって思ったときは、君のいいところを沢山説明する。...たとえば、人に対して思いやりを持って接しているとか。
優しさ溢れるものがあるところとか、料理上手なところとか...色々。
誰に何を言われたのかは分からないけど、君は何も悪いことなんてしていない。
...強いて言うなら、もっと自分を大切にしてほしい。それだけだよ。

そんなに謝らないで。泣きたいときは思いきり泣いた方がいいだろうし...君に頼ってもらえるの、すごく嬉しいんだ。
眠くなってきた？ゆっくり休んで。朝までは側にいられるから。おやすみ。

...また言えなかったな。
現実の君は、辛いことを周りに言えないあまりまた大量服薬して強引に眠ってる。
この場所がなくなってしまったら、彼女はどうなるんだろう。
やっぱり、現実の残酷さに耐えられなくなっちゃうんじゃ...。
それが怖くてここが君の夢の世界だなんて言えない。
ここに来てるってことは悪夢を見てないってことになるけど、いつかはちゃんと話さないと...。
いつかって、いつ？どうすればいいんだろう...。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
今回も彼は話せませんでした。
ただ、こんな優しく褒めてくれる世界があればいいなと思い綴ってみました。