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1人向け・慰め系
きっともう寂しくない(秘密を抱えたお菓子作り大好き僕っ子)
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こんばんは。こんな時間にこんな廃墟に独りでいるのは危ないですよ。
僕は、その、えっと...いつもここに景色を見にくるんです。
嫌なことがあったときは、ここから見える景色で忘れられます。
あなたは、どうしてここにいるんですか?
ストレス...そうなんですね。
それじゃあ、僕と一緒に食べませんか?
あ、えっと...お菓子を作るのが好きで、よく作るんです。
今日はビスケットを作ったんですけど、食べませんか?
飲み物は市販のものですけど、まだ開けてない分があるので...。
僕はこっちの飲みかけがあるので大丈夫です。
それじゃあ、えっと...乾杯?
...すみません、人と話すのがあまり得意じゃなくて、その...。
ごめんなさい、泣かせるつもりではなくて...。
優しい?僕がですか?僕なんか全然です。
いつも言いたいことが言えなくて、根暗で、友だちは猫しかいないし...人間と話すのは苦手なんです。
あなたに話しかけた理由?なんだか寂しそうだったからっていうのと...なんとなく、覚悟を決めた目をしているような気がしたんです。
あとは、誰かに作ったものを食べてみてほしかったからかもしれません。
その、味はどうですか?...よかった。
誰かに美味しいって喜んでもらえるのが1番嬉しいんです。
でも、僕の料理を食べてくれる人はもういないし、いつも独りだし...猫さんにあげられるものではないので、あなたに食べてもらえてよかったです。
まだ沢山ありますから、ゆっくり食べてください。
まさか完食してもらえるとは思っていなかったので、感激です。
いつもひとり、なんですか?...成程、人間関係で辛い思いをされているんですね。
僕は毎日ここに来ています。
だから...もしよければ、またここで会ってもらえませんか?
あなたが来たくなくなるその日まで、僕のお菓子を食べてほしいです。
それで笑顔になってもらえたらいいなって思います。
それじゃあ、おやすみなさい。
...帰らないんですか?もう遅い時間なのに、危ないんじゃ...。
僕、ですか?僕は...帰らなくても大丈夫なので。
今夜はここで一晩過ごすつもりです。
あなたも、ですか?僕は別に構いませんけど...。
それじゃあ、この寝袋使ってください。流石にそのまま寝転ぶと体中が痛みますから...。
僕はもう少し起きていますので、ゆっくり休んでください。
心配しなくても、変なことをしようとは思いません。
...僕は同性にも異性にも、恋愛感情がありませんから。
どうしてそんなに驚いた顔をして...ごめんなさい、やっぱりこんな格好じゃ分かりづらいですよね。
僕はこんな話し方ですけど...一応、女ですから。
今度こそおやすみなさい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんな場所があればいいなと思ったものを綴ってみました。
僕は、その、えっと...いつもここに景色を見にくるんです。
嫌なことがあったときは、ここから見える景色で忘れられます。
あなたは、どうしてここにいるんですか?
ストレス...そうなんですね。
それじゃあ、僕と一緒に食べませんか?
あ、えっと...お菓子を作るのが好きで、よく作るんです。
今日はビスケットを作ったんですけど、食べませんか?
飲み物は市販のものですけど、まだ開けてない分があるので...。
僕はこっちの飲みかけがあるので大丈夫です。
それじゃあ、えっと...乾杯?
...すみません、人と話すのがあまり得意じゃなくて、その...。
ごめんなさい、泣かせるつもりではなくて...。
優しい?僕がですか?僕なんか全然です。
いつも言いたいことが言えなくて、根暗で、友だちは猫しかいないし...人間と話すのは苦手なんです。
あなたに話しかけた理由?なんだか寂しそうだったからっていうのと...なんとなく、覚悟を決めた目をしているような気がしたんです。
あとは、誰かに作ったものを食べてみてほしかったからかもしれません。
その、味はどうですか?...よかった。
誰かに美味しいって喜んでもらえるのが1番嬉しいんです。
でも、僕の料理を食べてくれる人はもういないし、いつも独りだし...猫さんにあげられるものではないので、あなたに食べてもらえてよかったです。
まだ沢山ありますから、ゆっくり食べてください。
まさか完食してもらえるとは思っていなかったので、感激です。
いつもひとり、なんですか?...成程、人間関係で辛い思いをされているんですね。
僕は毎日ここに来ています。
だから...もしよければ、またここで会ってもらえませんか?
あなたが来たくなくなるその日まで、僕のお菓子を食べてほしいです。
それで笑顔になってもらえたらいいなって思います。
それじゃあ、おやすみなさい。
...帰らないんですか?もう遅い時間なのに、危ないんじゃ...。
僕、ですか?僕は...帰らなくても大丈夫なので。
今夜はここで一晩過ごすつもりです。
あなたも、ですか?僕は別に構いませんけど...。
それじゃあ、この寝袋使ってください。流石にそのまま寝転ぶと体中が痛みますから...。
僕はもう少し起きていますので、ゆっくり休んでください。
心配しなくても、変なことをしようとは思いません。
...僕は同性にも異性にも、恋愛感情がありませんから。
どうしてそんなに驚いた顔をして...ごめんなさい、やっぱりこんな格好じゃ分かりづらいですよね。
僕はこんな話し方ですけど...一応、女ですから。
今度こそおやすみなさい。
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こんな場所があればいいなと思ったものを綴ってみました。
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