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1人向け・慰め系
心のページをめくるとき(記憶障害の恋人)
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ただいま...って、どうかしたの?
いや、なんだか暗い顔をしてるから何かあったのかと思って...。
え、日記帳がない?どこかに落としてきたってこと?
それって、もしかしなくても黒地にドット柄の...俺、そのノート持ってる。
違う、君のことを盗み見ようと思って持ってたわけじゃない。
...昨日君が貸してくれたんだ。でも、中身は一切読んでないから安心して。
君は昨日の夜、食べたい料理があるからって日記を書きながらレシピをメモしてたんだよ。
それの材料を俺が買って帰るって約束して、だから今夜はご飯作らずに待っててって...。
ごめん、急にこんなこと言われても分からないよね。
はい、どうぞ。とにかくこれからそのレシピどおりに作ってみるから待ってて。
...忘れる時間が多くなるかもしれないとは言われてたけど、まさかここまで早いとは思ってなかった。
本当に残酷なことをするよね、神様とやらは。
あの様子だと一緒に見たテレビのことも忘れてるんだろうな...。
信じてもらえるといいけど。
おまたせ...って、今度はどうしてそんなに泣きそうな顔をしてるの?
いつも言ってるけど、君が忘れても俺がちゃんと覚えてるから大丈夫だよ。
日記帳を預かってるの、ちゃんと話しておけばよかったね...。
いつもならメモに残していくのに、今日に限って遅れないように急いで家を出たから何も書いてなかったんだ。
俺は自分がやりたいようにやりたいことを勝手にやってるだけなんだから、全然謝る必要なんかない。
...俺に対して申し訳ないなんて考える必要ないんだよ。
君はいつも遠慮してるけど、もっと一緒に色々な経験をしていきたい。
一緒に料理して、どうでもいい話をして、ゲームをしたりもして...俺はそういう時間を大切にしたいんだ。
勿論、君が嫌じゃなければだけど...ごめん、また泣かせちゃったね。
このまましばらく抱きしめていてもいい?
...大丈夫だよ。君が俺のことを忘れてしまう日がきたとしても、俺はちゃんと覚えてるから。
でも、そうなるときはきっと今みたいな関係じゃなくなったときだ。
君のことは俺が護る。でももし、俺が何かで息詰まったら...そのときは君に甘えてもいい?
困ったときはお互いが頼りあう...約束だよ。
夕飯、冷めないうちに食べちゃおう。
その前に日記つけておくの?それなら待ってるね。
どのみちちょっと冷えてるから温め直さないといけないし、君が書いてる間にやっておくよ。
ふたりで一緒に食べたらきっと美味しいから、ゆっくり書いておいで。
...俺まで泣いちゃうところだったな。
どうか彼女の奥深くに、俺という存在がいられますように。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
久しぶりに綴ってみました。
...こんな性格だったでしょうか。
いや、なんだか暗い顔をしてるから何かあったのかと思って...。
え、日記帳がない?どこかに落としてきたってこと?
それって、もしかしなくても黒地にドット柄の...俺、そのノート持ってる。
違う、君のことを盗み見ようと思って持ってたわけじゃない。
...昨日君が貸してくれたんだ。でも、中身は一切読んでないから安心して。
君は昨日の夜、食べたい料理があるからって日記を書きながらレシピをメモしてたんだよ。
それの材料を俺が買って帰るって約束して、だから今夜はご飯作らずに待っててって...。
ごめん、急にこんなこと言われても分からないよね。
はい、どうぞ。とにかくこれからそのレシピどおりに作ってみるから待ってて。
...忘れる時間が多くなるかもしれないとは言われてたけど、まさかここまで早いとは思ってなかった。
本当に残酷なことをするよね、神様とやらは。
あの様子だと一緒に見たテレビのことも忘れてるんだろうな...。
信じてもらえるといいけど。
おまたせ...って、今度はどうしてそんなに泣きそうな顔をしてるの?
いつも言ってるけど、君が忘れても俺がちゃんと覚えてるから大丈夫だよ。
日記帳を預かってるの、ちゃんと話しておけばよかったね...。
いつもならメモに残していくのに、今日に限って遅れないように急いで家を出たから何も書いてなかったんだ。
俺は自分がやりたいようにやりたいことを勝手にやってるだけなんだから、全然謝る必要なんかない。
...俺に対して申し訳ないなんて考える必要ないんだよ。
君はいつも遠慮してるけど、もっと一緒に色々な経験をしていきたい。
一緒に料理して、どうでもいい話をして、ゲームをしたりもして...俺はそういう時間を大切にしたいんだ。
勿論、君が嫌じゃなければだけど...ごめん、また泣かせちゃったね。
このまましばらく抱きしめていてもいい?
...大丈夫だよ。君が俺のことを忘れてしまう日がきたとしても、俺はちゃんと覚えてるから。
でも、そうなるときはきっと今みたいな関係じゃなくなったときだ。
君のことは俺が護る。でももし、俺が何かで息詰まったら...そのときは君に甘えてもいい?
困ったときはお互いが頼りあう...約束だよ。
夕飯、冷めないうちに食べちゃおう。
その前に日記つけておくの?それなら待ってるね。
どのみちちょっと冷えてるから温め直さないといけないし、君が書いてる間にやっておくよ。
ふたりで一緒に食べたらきっと美味しいから、ゆっくり書いておいで。
...俺まで泣いちゃうところだったな。
どうか彼女の奥深くに、俺という存在がいられますように。
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久しぶりに綴ってみました。
...こんな性格だったでしょうか。
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