物置小屋

黒蝶

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1人向け・慰め系

あなたの言葉を待つ理由(理想です、ごめんなさい)

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ただいま。今日は何してた?
...ごめん、急がなくていいからね。
『部屋の整理をしていたら、この前なくした栞を見つけた』...あの1番気に入ってたやつ?
俺もそろそろ部屋を掃除したら何か見つかるかな?
え、まさか『あんなに綺麗なのに』なんて言われるとは...そこまで綺麗じゃないよ。
君の部屋の方が綺麗じゃなかった?俺は物をあちらこちらに散らかしてるし、本棚はごちゃごちゃだし...。
本格的に片づけないとまずいかも。
...どうかした?『ついでに本棚だけ片づけておきました』、って...ごめん、大変だったでしょ?
ありがとう、すごく助かったよ。
正直、俺だけではどうしようもないなって思っていたんだ。
いいにおいがするけど、もしかして夕飯を作ってくれたの?
ありがとう...!鞄置いてくるから、冷めないうちに一緒に食べよう。
...後でゆっくり、元気がない理由も聞かせてね。

おまたせ。それじゃあ、いただきます。
...うん、すごく美味しい!
この寒い時期のおでんっていいよね...。君が好きな具って何だっけ?
そっか、大根だったね。ごめん、糸こんにゃくも好きだったっけ?
今、『どうして』って言ったでしょ?当たってた?
...読唇、またちょっとだけ上手くなったかも。
俺が取ろうとしたとき、欲しそうな目で見てたから。
さっきの君も、すごく可愛かったよ。
もしかしなくても照れちゃった?すぐ恥ずかしがるところも可愛いね。

ごちそうさまでした。すごく美味しかった。洗い物は俺がやるから、君は炬燵でくつろいでて。
それから、今夜は寒くなりそうだから暖房の温度少し上げておくね。
え、突然泣き出してどうしたの!?
...ごめん、俺ばっかり話しすぎたかな?
飲み物淹れるからゆっくり話をしよう。
書くのはゆっくりでいいから、君の気持ちを聞かせて。
『どうしていつも待ってくれるの?』...そんな質問が飛んでくるのも予想外だった。
どうしてか...あんまり考えたことがなかったけど、強いて言うなら俺が君の気持ちを沢山知りたいから。
君は手話や口の動き、筆談...色々なものを使って思っていることを教えてくれるでしょ?
全部は無理でも、君にどんなことがあってどんな気持ちで過ごしたのか...できるだけ沢山知りたいって思うんだ。
だから、待たせて申し訳ないとか思う必要ないんだよ。
君が書いている間も含めて、俺たちふたりの会話になるんだから。
その様子だと、きっと病院で何かあったんだろうけど...俺と話すときは時間なんか気にしなくていい。
ふたりで話すときだけは、焦らないでもっとゆっくり伝えてくれればいいんだ。
俺は最低限の情報だけの数少ない言葉より、君の思いがつまった沢山の言葉を聞きたいから。
...『好き』なんて反則だよ。
そんなに可愛いと、抱きしめるのを我慢するのに苦労するよ。
泣いてていいから、しばらくこのまま抱きしめさせて。

...落ち着いた?それならよかった。
紅茶を淹れたけど飲めそう?それなら一緒に乾杯しようか。
...どうしたの?『ありがとう』だなんて言われるほどのことはしてないよ。
でも、君が笑ってくれたのはすごく嬉しいな。
なんだか飲む前から、体が温かくなったみたい。
君と一緒にいるおかげかな。...これからも、こうして側にいさせてね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
会話が成り立つ相手がいる状況とはどんな感じなのだろう...そんなことを考えながら綴りました。
現状、ここまで待ってもらえる場所はありません。
結局会話が成立しなくなるので、最近は諦めています。
仕方がない...そう思って諦めるのは、間違いでしょうか。
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