物置小屋

黒蝶

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1人向け・イベント系

ゆるり、ふわり。-紅葉がふわりルート-(ふたつ目です)

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まさかもう夕飯の時間を過ぎてるとは思ってなかった...。
連れ回しちゃってごめん。疲れてない?
『私は大丈夫』...もし君がよければだけど、ご飯を食べた後でまた出掛けない?
実はさっき、フロントでいい情報をもらったんだ。
それが何かはお楽しみ。
部屋に用意されてるはずだし、先に食べてお風呂に入って温まろう。
どうしたの、そんなに顔を赤くして...『一緒に入るの?』って、それはちょっとハードル高いよ...。
それは、もう少しお互いが一緒に入りたい気分になってからにしよう?


お腹いっぱいになったし、お風呂も綺麗でくつろげたよ。
このまま寝ちゃうのもいいけど...って、外出する準備万端だね。
ごめんごめん、冗談だよ。
君がそんなに行く気満々なのは、ちょっと意外だったけどね。
なになに...『疲れてないから、あなたが嫌じゃなかったら連れていってほしいな』...よし、早速行こう。
手、繋いでもいい?暗いし、はぐれるといけないから...っていうのは口実で、ただ俺が繋ぎたいだけ。
外は冷えてるだろうから、もう少し厚着した方がいいかもしれないよ?
...用意は完璧みたいだね。手、離さないで。


はい、到着。今日はちょっとした催し物があるって教えてもらったんだ。
ランプ作りとかアクセサリー作りとか、そういうのもできるらしいよ。
どうかした?そんなに慌てなくても、時間はたっぷりあるから大丈夫だよ。
『今日は気を遣わせてばかりでごめんなさい』って...俺はただ、君と楽しい思い出が作りたくて連れ出しただけだから。
気を遣ったとかそういうのじゃなくて、何かいい思い出になるものを作りたかったんだ。
あ、紅葉。あそこ、葉が舞ってる...綺麗だね。
それから、このアーチに見えるように並んでる紅葉の木の下を通ると、そのカップルはずっと幸せに暮らせるっていうジンクスがあるんだって。
それを聞いて、どうしても連れてきたかったんだ。
わっ、いきなり抱きつくのは...『ありがとう。すごく嬉しい』なんて、そんなことを言われたら俺泣きそうになる...。
何か興味があるものあった?ああ、あのランプ?
ちょっと難しそうだけど、頑張ってやってみようか。
何か言いたげな顔をしてるけど、もしかして他にもやりたいことがある?
...ごめん、もう1回。暗いのもあってか、読唇が上手くいかなくて...ん?ノート?
『紅葉の葉を少しだけ拾って帰りたい』って、どうしてなのか聞いてもいい?
『集めて栞を作りたいから』、か...え、出来あがったら俺にもくれるの?
よし、それじゃあ良さそうな葉を拾って...それからランプを作ろうか。
...君に笑顔が戻ってよかった。
ううん、なんでもない!ほら、行こう?
折角だし、沢山楽しいことをしようね。
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風がふいて葉が舞うのって綺麗だな...なんていう経験から綴りました。
こちらのルートでは旅行を満喫するという面を多めに出したつもりですが、如何でしたでしょうか...?
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