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青海 錬 続篇
第7話
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♪「黒羽」
「...?どうしたの?」
♪「これからどこに行こうか」
錬は黒羽の調子があまりよくないことを見抜き、どうするか頭を悩ませていた。
「中庭」
♪「中庭?」
「うん。このホテルには、中庭があるらしいの。そこを散歩してみたくて...」
♪「いいよ、行こう!」
錬は黒羽に手を差し伸べた。
黒羽はその手をとり、ゆっくり歩きだす。
エレベーターで移動していると、別の階の人たちが乗ってきた。
ー「若いご夫婦ね!」
「え、あ、」
(また『ご夫婦』って言われちゃった...)
ーー「仲良しなのね!」
♪「ありがとうございます」
錬はにこやかに答えた。
恥ずかしがっている様子はあまりない。
ーーー「奥さんを大切にね」
♪「はい!こんなに素敵な女性には、一生出会えませんから」
「...!」
黒羽たちはそこでエレベーターを降り、中庭へと向かう。
「錬、照れたりしないんだね...」
♪「...」
「錬?」
錬の方を見ると、耳まで真っ赤になっていた。
「錬も照れていたんだね」
♪「お願い、恥ずかしくて死にそうだから言わないで...」
「さっきまで顔が赤くなかったから、全然気づかなかったよ」
♪「...感情を隠すのは、仕事でなれてるから。でも僕は、黒羽の前では隠せないみたい」
錬は困ったような笑みを浮かべていた。
「...っ、私も思い出して恥ずかしくなってきちゃった」
お互い笑いあって、やがて中庭に到着した。
「綺麗な花だね!」
♪「それは紫陽花だよ」
「紫陽花...?」
♪「紫陽花は色んな色に変化するんだ。順番は知らないけど、とにかく色々な色になるんだよ」
「そうなんだ...っ!」
♪「...!危ない!」
黒羽がよろめいた時、錬はすばやく黒羽を支えた。
「ごめんなさい...」
♪「やっぱり、足が痛いの?」
「うん、少しだけ」
♪「それじゃあ捕まってて」
「え、」
大丈夫、と言う前に錬が黒羽をおぶった。
「は、恥ずかしいから自分で歩くよ」
♪「だーめ!足が痛いなら、歩かせるわけにはいかないよ」
錬はそのまま部屋まで走る。
人がきていないことを確認しながら、階段を駆けあがった。
♪「はい、到着!」
「ごめんなさい...」
♪「黒羽が謝る必要はないよ。僕が勝手に運んだだけだから。僕は黒羽が泣くのを見たくない。だからお願い、いつもみたいに笑って?」
「...ありがとう」
ふわり。
黒羽のいつもの柔らかい笑顔を見ると、錬はほっとした様子で足に薬を塗っていく。
黒羽は感謝しつつ、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「...?どうしたの?」
♪「これからどこに行こうか」
錬は黒羽の調子があまりよくないことを見抜き、どうするか頭を悩ませていた。
「中庭」
♪「中庭?」
「うん。このホテルには、中庭があるらしいの。そこを散歩してみたくて...」
♪「いいよ、行こう!」
錬は黒羽に手を差し伸べた。
黒羽はその手をとり、ゆっくり歩きだす。
エレベーターで移動していると、別の階の人たちが乗ってきた。
ー「若いご夫婦ね!」
「え、あ、」
(また『ご夫婦』って言われちゃった...)
ーー「仲良しなのね!」
♪「ありがとうございます」
錬はにこやかに答えた。
恥ずかしがっている様子はあまりない。
ーーー「奥さんを大切にね」
♪「はい!こんなに素敵な女性には、一生出会えませんから」
「...!」
黒羽たちはそこでエレベーターを降り、中庭へと向かう。
「錬、照れたりしないんだね...」
♪「...」
「錬?」
錬の方を見ると、耳まで真っ赤になっていた。
「錬も照れていたんだね」
♪「お願い、恥ずかしくて死にそうだから言わないで...」
「さっきまで顔が赤くなかったから、全然気づかなかったよ」
♪「...感情を隠すのは、仕事でなれてるから。でも僕は、黒羽の前では隠せないみたい」
錬は困ったような笑みを浮かべていた。
「...っ、私も思い出して恥ずかしくなってきちゃった」
お互い笑いあって、やがて中庭に到着した。
「綺麗な花だね!」
♪「それは紫陽花だよ」
「紫陽花...?」
♪「紫陽花は色んな色に変化するんだ。順番は知らないけど、とにかく色々な色になるんだよ」
「そうなんだ...っ!」
♪「...!危ない!」
黒羽がよろめいた時、錬はすばやく黒羽を支えた。
「ごめんなさい...」
♪「やっぱり、足が痛いの?」
「うん、少しだけ」
♪「それじゃあ捕まってて」
「え、」
大丈夫、と言う前に錬が黒羽をおぶった。
「は、恥ずかしいから自分で歩くよ」
♪「だーめ!足が痛いなら、歩かせるわけにはいかないよ」
錬はそのまま部屋まで走る。
人がきていないことを確認しながら、階段を駆けあがった。
♪「はい、到着!」
「ごめんなさい...」
♪「黒羽が謝る必要はないよ。僕が勝手に運んだだけだから。僕は黒羽が泣くのを見たくない。だからお願い、いつもみたいに笑って?」
「...ありがとう」
ふわり。
黒羽のいつもの柔らかい笑顔を見ると、錬はほっとした様子で足に薬を塗っていく。
黒羽は感謝しつつ、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
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