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緑川真人 篇
第36話
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次の日。いつも黒羽より早く起きる真人の姿がなかった。
「真人...?」
家の隅々を探したがどこにもいない。
すると、庭の方から呻き声が聞こえてきた。
(真人...?)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「真人!」
そこには、
頭から血を流している真人がいた。
▲「黒羽...?きちゃ、ダメだ。危ない、から...」
「待ってて、真人!すぐに人を呼ぶから...」
(渚、お願い電話に出て...!)
普段から渚相手にはメールで相談していたので、電話番号も覚えていた。
しかし...
『ただいま電話に出ることができません』
(嘘、でしょ...?もしかしたら、お仕事してるのかな?)
黒羽は一枚の紙を見つめる。
(お店まで行けば、渚に会えるかもしれない...)
黒羽は走る。
ひたすら、走る。
しかし、やはり痛む足では限界があった。
(どうしよう、でも...真人を死なせたくない!)
痛む足を引きずり、街を歩くか走るか分からない速度で前に進む。
すると...
♪「あれ?黒羽?どうしたの、顔真っ青だよ!?」
「錬...助けて...」
実はこの日、錬はとある仕事で、遥たちといた。
☆「黒羽!?」
○「真人はどうしました?」
「渚を、呼んでほしいの...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「すまない、客がきていて電話に出られなかったんだ...」
事情を話し、なんとか渚と連絡がとれた。
他の三人も一緒だ。
♪「真人は?」
「あそこに...」
☆「真人!」
遥の顔は真っ青だった。
雪も無言で立ち尽くしている。
▼「取り敢えず運ぶぞ」
♪「うん」
黒羽がこれからどうなるのかと考えていると、上から何かの破片がふってきて...
(お願い、私の足!動いて...!)
痛みが酷くなっていた足をおもいきり動かし...
「危ない!」
...真人、私にも真人を守らせて。
「真人...?」
家の隅々を探したがどこにもいない。
すると、庭の方から呻き声が聞こえてきた。
(真人...?)
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「真人!」
そこには、
頭から血を流している真人がいた。
▲「黒羽...?きちゃ、ダメだ。危ない、から...」
「待ってて、真人!すぐに人を呼ぶから...」
(渚、お願い電話に出て...!)
普段から渚相手にはメールで相談していたので、電話番号も覚えていた。
しかし...
『ただいま電話に出ることができません』
(嘘、でしょ...?もしかしたら、お仕事してるのかな?)
黒羽は一枚の紙を見つめる。
(お店まで行けば、渚に会えるかもしれない...)
黒羽は走る。
ひたすら、走る。
しかし、やはり痛む足では限界があった。
(どうしよう、でも...真人を死なせたくない!)
痛む足を引きずり、街を歩くか走るか分からない速度で前に進む。
すると...
♪「あれ?黒羽?どうしたの、顔真っ青だよ!?」
「錬...助けて...」
実はこの日、錬はとある仕事で、遥たちといた。
☆「黒羽!?」
○「真人はどうしました?」
「渚を、呼んでほしいの...」
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▼「すまない、客がきていて電話に出られなかったんだ...」
事情を話し、なんとか渚と連絡がとれた。
他の三人も一緒だ。
♪「真人は?」
「あそこに...」
☆「真人!」
遥の顔は真っ青だった。
雪も無言で立ち尽くしている。
▼「取り敢えず運ぶぞ」
♪「うん」
黒羽がこれからどうなるのかと考えていると、上から何かの破片がふってきて...
(お願い、私の足!動いて...!)
痛みが酷くなっていた足をおもいきり動かし...
「危ない!」
...真人、私にも真人を守らせて。
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