貸本屋七本三八の譚めぐり ~実井寧々子の墓標~

茶柱まちこ

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三章「焼け跡の記憶」

その一

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棚葉町より東には、この大陽本の帝都・藤京がある。ここ藤京駅は、大陽本の各地に血脈のごとく広がった全ての電車の線路が集う、大陽本の交通の心臓部ともいえる場所だ。
明慈に建てられたこの藤京駅の構造は、棚葉町周辺も含めた地方部の木造の駅舎とは一線を画している。洋風建築を無秩序に建てまくるほど西洋文化を崇拝していたその当時に設計された駅舎は、石と煉瓦、鉄骨を用いたものである。それまで大陽本にはなかったドーム状の天井に、要所要所にあしらわれた彫刻、輝く照明――それらを目にした開業当時の人々の驚嘆は想像に難くない。
駅構内を行き交う人々の装いは和洋双方が入り乱れており、混沌としていた。棚葉町も商人の町という土地柄、他都市との交流が盛んなため、和洋入り乱れる様はまあ似たようなものだが、数が圧倒的に違う。棚葉町の賑わいを和やかな人の水流と表現するのであれば、藤京は華やかな人の濁流といったところであろうか。
――その濁流とも言うべき雑踏の中に、柱に手をつき、地面に膝をついている茶髪の男が一人、埋もれていた。言わずもがな、棚葉町からはるばるやってきた菜摘芽唯助である。
「マジで………ほんと無理……」
顔を伏せている青年の横を、人々はすり抜けていく。ちらりと目線だけは向けるものの、こんないかにも怪しい挙動の青年に進んで関わる者はいないのだ。
『これは茄子紺を通り越して白茄子だねぇ』
唯助の首に襟巻としてゆるく巻きついているミツユキが、唯助の顔色をそう言い表した。実際、唯助の伏せられた顔は、まさしくそんな色をしていた。血色そのものが感じられない、このまま寝転がっていれば死人と勘違いされてもおかしくない有様である。
「ちょ、御手洗どこよ? いっぺん吐かせて……」 
『左手の通路脇だよ。襟巻に汚物を掛けないでね』
「こ、この雑踏を抜けろってのか……」
唯助も棚葉町の人混みには慣れているが、ここは如何せん密度が違うし、流れも早い。周囲の動きを見極めて動かなければぶつかってしまうし、そうやって体を揺さぶられては、最悪誰かの服を汚して弁償する――なんて泣くに泣けない状況にもなりえそうだ。
『襟巻もうちょっと緩めようか。この状況じゃ私も人型になって助けてあげられないんだ。ごめんよ』
「しかたねぇよ……ちょっと、人の流れが減った隙を狙って……」
唯助が人混みに目を向けようと、顔を上げた時だった。あれは、と、彼の視線は瞬く間に雑踏の中のある一点に引き付けられる。
黒髪ばかりの雑踏の中でひときわ目立つ、唯助と全く同じ明るい茶髪。年の頃も、どころか顔つきも全く唯助と同じ青年が、そこにいた。違うのは肩よりも上で短く切り揃えられた髪型と、シャツにループタイという洋風の服装だけである。
「世助?」
華やかで混沌とした濁流をものともせず、青年……もとい、唯助の双子の兄・世助がやってくる。ひらりひらりと薄っぺらい紙のような身のこなしであっという間に人の波を抜けてきた世助は、柱の下で蹲る唯助のもとへたどりつくと、やれやれといった様子で手を差し伸べた。
「こんなこったろうと思った。迎えに来て正解だったぜ」
「ううう……すまねえ、兄貴ぃ……」
唯助は兄の顔を見て気が緩んだのか、白茄子のようになったその顔をくちゃっと情けなく歪ませた。世話焼かせな弟に対し、少しだけ呆れ顔を見せる世助。
「気にすんな、もう慣れっこだ。歩けるか?」
「ん、なんとか」
世助は慣れた手つきで唯助の腕を肩に担ぐ。立ち上がる唯助の足元はふらふらと覚束無い。
「お前なぁ。乗り物酔い激しいんだから、途中途中で休みながら来いよ。無理して一直線に来やがって」
「いけると思ったんだよ」
「なんでだよ、人力車に五分乗っただけでも酔ったくせして。良いからいっぺん吐いてこい」
「ううう~~……」
御手洗の前で今にも泣きそうな顔で甘えてくる弟を、世助はわりと雑に個室へ投げ込んだ。

……さて、喉までせり上がってきていたものをすっきりさせたはいいが、唯助の吐き気はそれでもまだ収まりきらない。しかし、唯助はそのまま先を急ぐように、世助と共に駅の改札を抜けて歩いていた。
「本当に、越午から藤京に着くのがたまたま今日で良かったぜ」
「あぁ、ほんと助かった。兄貴がいなかったら、おれ駅舎のど真ん中で吐いてたよ」
「合流する前に吐いてたら声かけないで通り去ってたかもな」
「んな薄情な……」
改札で用済みとなった電車の切符を鞄に押し込みつつ、二人は駅舎を出て街を歩き始めた。
「兄貴は最近どう? やっぱ禁書士の勉強って覚えることが多いよなぁ」
「あぁ。それどころか帝国司書試験の勉強すら不安に思えてきたぜ……実技はなんとかなっても座学がなぁ」
「まったく同感だ」
二人の口から同時にため息が漏れる。
この二人が今必死になって勉強しているのは、大陽本で取得するのが最も困難と言われている国家資格――禁書管理士の試験である。
通常この試験を受けるのは藤京大学など優秀な大学で学んでいた者や、帝国司書養成校でも成績優秀だった生徒、名だたる帝国司書の家系で教育を受けた若者などが大半だが、双子はそのどれにもあてはまらない。どころか、一年前までは学がないと言うに等しい、世間知らずであった。当然、道のりはその分だけ高く険しいものである。
「でも、蒼樹郎そうじゅろうさんだって教えるの上手いんだろ?」
「確かに分かりやすいけどよ、マジで教え方に容赦がねぇんだ、あの人。問題一つ間違えると課題がその分増えて大変なことになる」
「課題出してくれるだけ親切じゃないか。旦那は基本的に自習方式だぞ。自分で勉強する範囲決めるのもなかなか面倒だぜ?」
「俺は自習方式の方が助かる。まあ、時間を割いて教えてくれてるのに文句つけんなって話だけどさ、そもそも」
「だな。まぁお互い頑張ろうぜ」
示し合わせるまでもなく、同時に掲げられた二人の拳がこつんと合わさる。
「それよりも本題だ。譚を読み解くために調査しに来たんだよな。それで、なんで電話を借りに?」
横一列に並んでいるように見える二人の位置関係をよく見ると、世助の方がわずかに先行して歩いているのが分かる。唯助は棚葉町から滅多に出ないため、藤京の地理に慣れていなかったが、現在越午で生活している世助は所用で時折藤京に行くことがあるため、土地勘は世助の方があるのだ。
世助の案内で着いた先は、自働電話と書かれた、人ひとりが入れるほどの小さな建造物の前だった。
「それ関係で色々尋ねたいからさ。手紙だとどうしても時間がかかるし、おれとしてはできるだけ早くしたいんだ」
「電話の使い方わかるのか?」
「旦那から教わってるから大丈夫だと思う。棚葉町にも近々設置されるってんで、聞いてみた」
「なるほど」
雑談をしつつ、唯助は懐に入れていた懐中時計の蓋を開ける。
「そろそろ時間だな」
時刻は正午に差し掛かっていた。長針があと少しでちょうど真上に向くであろうことを確認すると、唯助は目の前の自働電話の扉を開けた。目の前には丸い形をした金属の部品が二つついた、木製の箱が設置されている。奇妙な形をした金属部品の配置のせいで、その木箱の見た目は真四角の顔をした人間のようでもあった。
唯助はその手前に開けられた穴に小銭を投入し、箱についたハンドルを回して喋り始めた。
「あーし? 聞こえますか?」
『……何してるの?』
なにやら箱の前で奇行を始めた唯助に、襟巻として巻きついたままのミツユキが聞く。人の形をしていれば間違いなく眉をひそめているであろう、そんな訝しげな声音だ。
「しっ、電話だよ、電話。あぁすみません、なんでもないんです。電話を繋いでもらえますか。番号は……」
『んん? なんかこの筒から声が』
「おい、ちょっかい出すな」
興味の湧くままにしきりに話しかけるミツユキ(襟巻)を、外で待っていた世助の手が慌てたように引っ掴んだ。
『ぐえッ』
突然体を握りつぶされたミツユキ(襟巻)から、踏まれた牛蛙のような声が漏れる。彼はさながら蛇のような動きでうにょうにょと暴れて、世助に抗議した。
『な、なにするんだ!』
「お前はおっさんから聞いてないのか? ありゃ電話だ、離れた場所の相手と会話してんだよ」
『え、ほんと? じゃあ耳に当てていたあの筒から聞こえた声は……』
「電話交換手。電話したい相手と繋げてくれる人だよ」
『繋げる? なにを? 禁書の栞みたいに、あの箱が譚と譚を繋ぐっていうのかい?』
「んなの知らねえよ。仕組みはおれにもさっぱりだ」
『ふーん……じゃあ、あれかい? 君たちが『先生の匣庭』に閉じ込められた時、主が私の栞を通して君たちと会話したのと同じようなもの、って理解しておけばいい?』
「そういうこった。静かにしてねえとお前の声まで交換手に聞こえちまうから、ここで大人しくしてな」
『うぎゃ』
世助は鰻のように鷲掴みにした襟巻を、さっさと自分の首に巻きつける。その際、鞭のようにぶるんと乱暴に振り回されたミツユキは、また短く悲鳴をあげた。
「あぁ、リツさん。先日お世話になりました、菜摘芽唯助です。……ええ、そうです。その件で連絡を……」
唯助が話し始めたあたりで、世助は会話をわざわざ聞かないよう自働電話からそっと視線を外す。しかしミツユキは反対に、会話内容に首を伸ばして耳を澄まし始めた。もちろん、自働電話の扉は閉まっているので、いくら耳を澄ましたところで聞こえるものではない。
『もう、ちょっと……』
「おい、足元でこっそり影伸ばしてんじゃ……! あぁ、くそっ! おいこらっ」
どうにか会話を聞こうと、ミツユキは自身の影でできた体を糸状に細長く伸ばし、扉の隙から忍び込ませる。世助がもう一度彼の体を引っ張って戻そうとしても、今度は彼の体が柔らかい紙粘土のように伸びてしまうので上手くいかない。もはや恥も外聞もない様子のミツユキに、こういうところはほんとあのおっさん譲りだよなと呆れ返る世助である。
蒼樹郎そうじゅろうさん、お久しぶりです。菜摘芽唯助です」
『……蒼樹郎?』
ミツユキはその名前を反芻し、記憶の海を探る。蒼樹郎という変わった名前……どこかで耳にしたはずだ……あぁそうだ、あいつだあいつ。
《あぁ、久しぶりだな、唯助。元気でやっているか?》
「ええ、おかげさまで」
唯助の耳に当てられた筒から、かすかに漏れる男の声――その低い音が、ミツユキの脳裏(不定形の影である彼に脳という器官があるかは疑問だが)に浮かび上がった一人の男と、ぴったり符合する。
『……椿井つばい蒼樹郎そうじゅろう?』
「蒼樹郎さんだぁ?」
意外な人物名だったのか、ミツユキを引っ張っていた世助も思わず手を止め、電話をしている唯助の背中に目をやった。
『彼って、確か今、すごく忙しいんじゃ』
「あぁ、自分の出版社を立ち上げるためにあれこれやってるみたいでな。おれの試験勉強も合間合間に見てくれて――そうか、だから必死に来たのか」
唯助が無理をしてまで一直線に電車でやってきた理由に、世助も合点がいったようだった。貴重なお時間を割いて頂いてありがとうございます、などと唯助が頭を下げているところからも察せられる通り、電話の向こうにいる椿井蒼樹郎なる男は、多忙をきわめている。唯助は椿井がわざわざ作ってくれた時間を、どうあっても無駄にはすまいとしていたわけだ。
まだ手紙でのやり取りが主流だった時代の話である。地方部には電話機など限られた公的施設にしかないし、互いに電話のやり取りをするにもこうして時間を示し合わせておかなければならなかったわけだ。
「早速ですけど、先日頼んでいた件についてお聞きしても?」
《ああ。調べはついている。部下に頼んだらその日のうちに動いてくれた》
「助かります。身動きが取りにくい状況なのに無理を言ってすみませんでした」
《弟弟子の頼みだからな、これくらいはするさ》
ミツユキが椿井を最後に見たのは半年近く前だが、彼は椿井の微妙な変化を目ざとくとらえていた。
『……彼、話し方が随分丸くなったね。何かあったの?』
「さぁな。でも、帝国司書隊にいた頃は色々苦労してたらしいからな。そこから解放されて、やりたかったことをできるようになったからじゃねえの」
『なるほどねぇ』
ミツユキは納得しつつ、引き続き通話の内容に耳を傾ける。
《六年前に中央図書館に登録された、漆本蜜著の譚本だったな》
『……!』
《『千狐詣り』、『くうの鳥かご』、『遠雷舟』――大昌四年に登録されたのはこの三作だ》
ミツユキは思わず、へえ、と感嘆の声をあげた。
『彼、やるねえ』
「何か分かったのか?」
『なに、彼もちゃんと先々読んでたんだなぁって感心したのさ』
無論、ミツユキとて唯助が藤京に来た目的は語られずとも察していた。実際に火事があった現場に赴いたり、事件について記した資料を探すなど、情報集めをするために足を運んだのだろうと。
だが、ミツユキが情報探しのための糸口を示してやるまでもなく、唯助は既に自力で読んでいたのだ――七本三八が関与していることが確実である以上、実井寧々子や実井邸の火事に関連する譚本は存在しているであろうことを。ゆえに、ここに来る前の段階で既に、元帝国司書の椿井へ事前に調査を依頼していたのだ。十年間中央図書館に勤務し、第一部隊隊長というそれなりに高い地位にいた彼は、唯助が頼るべきツテとして最適解だ。
鋭い先読みに、的確な人選――まだ彼を子供だと見ていたミツユキは、唯助の先見の明に驚いたのである。
《ただ、一つ気になったことがある。この三作の中で、『空の鳥かご』だけ閲覧制限がかけられているのだ》
「閲覧制限?」
《譚本は実話を取り扱ったものもあるから、譚の持ち主の情報を秘匿するために、作家や譚の持ち主から閲覧制限をかけるよう申請することもできる》
「閲覧制限がかけられたらどうなるんです?」
《言葉の通りだ。その本の中身を読める人物が限られてくる。その範囲にも段階があるが、『空の鳥かご』は一番制限の強い閲覧禁止に指定されているな。並の帝国司書どころか、帝国司書隊の幹部であっても勝手に読むことはできん》
「椿井さんは、なにが気になったんですか?」
《気になった、というよりも私の直感だが……漆本蜜らしくない、と感じた》
「らしくない?」
《私の知る限り、漆本蜜の著作にはほとんど閲覧制限がかかっていない。かかっているとしても、健全な青少年の閲覧を禁じる年齢制限くらいだ。だが、この『空の鳥かご』だけは最上級の閲覧禁止になっている。妙だとは思わないか》
唯助はしばらく逡巡して、後方で世助と共に待機していたミツユキの方へ振り返る。
「……なあ、ミツユキ。お前、言ってたよな。
七本三八は、漆本蜜は、誰よりも真剣に譚に向き合う。譚たちを読み解いて、また誰か読んでもらえるように本に紡ぐ。……って」
自働電話の扉を開けながら聞く唯助に、ミツユキは周りの人物に怪しまれないよう、唯助の耳にぎりぎり伝わるくらいの声量で応える。
『言ったね』
「なのに閲覧禁止なんて、旦那の理念に真っ向から反してる。そう思わないか」
『同感だよ』
唯助は再び電話機に向き直る。
《唯助もなにか思うところがあったようだな》
「ええ。少なくとも、おれの読みは当たったみたいです」
《なるほど。それが何かは聞いてもいいものかな》
唯助は一瞬だけ呼吸を止める。そしてすぐに、返答した。
「……すみません。こちらの依頼人の個人情報なので、そこまでは」
《了解した》
椿井はあっさりと引き下がると、ひと息つくように笑う。
《役に立てたようでなによりだ》
「ええ。ありがとうございます、椿井さん。とても助かりました。この借りはいずれ」
電話の向こうへ律儀に腰を折る唯助。そんな彼に対する、椿井の失笑が聞こえてくる。
《実際に動いたのは私ではないし、礼などいらん。どうしても気にするのなら今度越午こちらにも顔を出して、茶飲み話にでも付き合ってくれ。ほとぼりが冷めるまで迂闊に外出できないものだから、人と会話することだけが楽しみなんだ》
「ふふ、ではそうさせてもらいます。そろそろ時間になりますので」
《ああ、またいずれ。健闘を祈るよ》
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