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第二章 魔法使いの追憶
2‐20
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ぽんと肩を叩くが、彼女は何も答えない。
その間に放たれた炎をカナタのバリアで避けて、空中高くでアーデルハイトは再び箒で円を描き、怪物達の中心へと降下していく。
「やるだけやるけど。わたしが八つ裂きになったら恨むわよ」
「その時はボクも一緒だと思うなぁ。……アーデルハイトさん!」
「さっきから……!」
急降下に気がついた、下にいる怪物達の中で遠距離攻撃ができる個体が、上に向けて何かを放ってくる。
その中には魔法のような力も含まれており、伸びる炎の槍を、アーデルハイトは無理矢理に箒を傾けることでどうにか回避した。
「名前、噛みそうになってるなら、呼び捨てでいいから!」
「はーい!」
「まったくもう……。雷撃よ、我が槍に集え……!」
アーデルハイトの短槍が紫電を帯びる。
その量はこれまでの比ではなく。加えて空にも魔方陣が広がり、そこから青白い雷が牽制するように幾つも弾けていた。
「『ライトニングブラスト』!」
放り投げられた短槍は地上に落ちると、まずその周囲に稲妻と閃光を撒き散らす。
怪物達はその光の速度に逃げることもできず、ただ悲鳴を上げてその身体を焼かれるのみ。
それに続いて空に広がる魔法陣から短槍を避雷針にするかの如く、再度雷が降り注ぐ。
着弾地点から広範囲を稲妻が荒れ狂い、一瞬のうちに破壊の光が蹂躙していく。
轟音と閃光に耳と目を奪われ、その一瞬が過ぎるとそこに残っていたのは壮大な破壊の跡だった。
建物は崩れ切り、何匹もの怪物がその下敷きになっている。
それ以外にも身体を焼かれてた怪物は煙を上げ、動く気配もない。
しかし、その中心。
カナタが見た巨大な個体は生きていた。怒りに身を震わせるようにこちらを見上げ、咆哮を上げる。
無数の足がついた百足のように伸びる下半身。左右から生える獣の貌。身体は所々甲殻に覆われているが、肉が剥き出しの個所もある。
何よりも異様なのはその下半身から生えている、人の形をした上半身は、どう見ても子供ぐらいの大きさしかなかった。
そしてそれは周囲の怪物の死体を引き寄せ、自らの身体として取り込み、再結合を果たす。
尻尾からは蛇が踊り、肩からは狼の顔が咆哮する。
「生きて……る?」
怪物の周囲に魔方陣が展開する。
それはまるで、アーデルハイトの魔法を見て学習したかのようだった。
「拙い……!」
「アーデルハイト! 避けて!」
彼女の身体を蹴るように、カナタは箒を飛び出す。
「カナ……っ!」
アーデルハイトは一瞬態勢を崩したものの、どうにかすぐに姿勢を立て直す。
そして直前まで彼女がいた場所、今はカナタが一人で投げ出された場所に、毒々しい色の光が伸びる。
「セレスティアル!」
片手を突きだし、前方に全身を覆うほどの盾を展開。
凄まじい勢いでカナタを襲ったその魔力の奔流はどうにか防ぎ切ったが、それが体力の限界だった。
翼を展開することもできず、着地の衝撃を和らげる術もない。
それどころか、その真下であの怪物はカナタを縊り殺そうと、身体中に生えた口から喜びの咆哮を上げている。
「カナタ!」
アーデルハイトが伸ばした手は届かない。
自由落下態勢に入ったカナタは、自分が一気に地面に引き寄せられていくのを感じた。
しかし、激突はしない。
だからといって、怪物に捕らわれたわけでもない。
それよりも温かいものにカナタは包まれていた。
以前はキャッチしてもらったときに一緒に倒れ込んだというのに、今度はしっかりと受け止めてくれた。
「遅い。遅いよ。遅すぎ!」
「……こっちにも仕事があったんだ。それに、俺は危険な真似はするなと言ったが?」
頭の上辺りから聞こえる低い声。
カナタが最も信頼している人物が、その身体を受け止めた状態のまま、抱きかかえていた。
「いいから来るよ! 早く逃げるなり戦うなり!」
「カナタ! セレスティアルは使えるか?」
「無理! 歩くのも辛いかも!」
そう聞くや否や、ヨハンはカナタを抱きかかえた姿勢から、まるで荷物のように肩に担ぐ。
「うわわっ、これは女の子にしていい持ち方じゃないよ!」
「文句は後で聞く。ただし、こっちの説教はその百倍あると思え」
迫る怪物に対して、ローブの懐から取り出した無数の赤い水晶を放り投げる。
空中で拡散し幾つもの光る粒になったそれは、器用に片手で構えたショートバレルの弾丸に触れると、無数の爆発を巻き起こす。
怪物はそれでも怯まずに手近にあった瓦礫を持ち上げると、ヨハンへと投げつける。
「シールド」
まるでセレスティアルのように、光の壁がヨハンの目の前に一瞬だけ展開されて、その瓦礫を退ける。
それを盾にしながら怪物と距離を詰めると、ショートバレルに新しい弾丸を込め、怪物へとその先端を向ける。
「毒は効きそうにない。爆発も効果は薄かった。……後は」
反撃に怪物はその大きな腕を伸ばすが、それがヨハンに届く前に引き金は引かれ、砲身を通り抜けた弾丸が銃口から真っ直ぐに放たれる。
弾丸が直撃すると、ドンと何かが落下してくるような鈍い音が響く。
着弾位置を中心として、丁度ヨハンの立っている位置がぎりぎり範囲外になるように、一気に地面が沈下した。
それだけでなく、上から見えない何かに抑えつけられているかのようにその怪物は地面に叩き伏せられ、動かなくなった。
「なにあれ!?」
「重力弾だ。範囲内に重力を発生させる」
地面が沈み、そのまま怪物の身体が沈み込んでいく。
「アーデルハイト、とどめを!」
箒に乗って空中で制止していたアーデルハイトが、突然ヨハンにその名を呼ばれて我に返る。
カナタからすればどうして名前を知っているのかが疑問だったが、今はそれを質問している場合ではない。
「『ライトニング……!』」
アーデルハイトが呪文を唱え終える前に、その怪物は驚くべき行動に出た。
纏ったその身体が脈打ち、内部からぼこぼこと膨れ上がる。
全霊を込めて重力に逆らうように大きく身体をうねらせると、その纏った鎧のような生き物のパーツは、まるで装甲を解除するかのように弾け、四方に飛び散った。
「なにこれ!」
「目暗ましか!」
当然それはヨハン達にも降りかかり、全身を肉と血塗れにするばかりか、まだ生きている部品などは攻撃を仕掛けようと足元で動き始めた。
それらを踏み潰し、また道具やアーデルハイトの魔法を使って無力化していく。
そうして安全が確保出来たころには重力弾の効果も消え、怪物の本体もまた煙のようにその場から姿を消していた。
「逃がしたか」
「……でも、何とか戦いは終わったみたいだね」
カナタの予想通り、大型の個体を倒された怪物達は統率を失い、散り散りに逃げていく他、各個撃破されつつあった。
視線を遠くにやればグレンとアツキ達も無事なようで、倒れている人や倒壊した建物の中に閉じ込められた人々の救助活動を行っている。
そして今頃になってようやく到着した警備隊や王国軍も、それに手を貸し始めた。
「……アレがなにとか、研究資料の話とか、きっとヨハンさんのお説教もあるんだけど……。まずはお風呂入りたい」
お互い肉と血塗れで、酷い匂いをさせていた。
ゆっくりと身体を下ろされ、同じように空から降りてきたアーデルハイトをカナタは出迎える。
「アーデルハイト! 紹介するよ、この人がボクの師匠のヨハンさん……って、なんか二人とも知り合いっぽかったけど?」
ヨハンとカナタよりも少し高い、破壊された塀の瓦礫の上に降り立ったアーデルハイトは、そこからこちらを見下ろしている。
その表情、視線はとてもではないが友好的なものではなくて、カナタはそれ以上言葉をかけることを躊躇った。
アーデルハイトは冷たい瞳で、たった一人の人物を映している。
それはカナタではなく、その少し後ろに立っている今しがた紹介を受けた男。
「久しぶりね」
「……久しぶりだな。アーデルハイト」
「よくわたしの前に姿を現せたものね。……わたしが貴方のことを憎んでいるとは考えなかったの?」
ヨハンの答えはない。
そしてアーデルハイトは何か言いたげに唇を噛み、それから箒に乗って空の彼方へと飛び去っていった。
その間に放たれた炎をカナタのバリアで避けて、空中高くでアーデルハイトは再び箒で円を描き、怪物達の中心へと降下していく。
「やるだけやるけど。わたしが八つ裂きになったら恨むわよ」
「その時はボクも一緒だと思うなぁ。……アーデルハイトさん!」
「さっきから……!」
急降下に気がついた、下にいる怪物達の中で遠距離攻撃ができる個体が、上に向けて何かを放ってくる。
その中には魔法のような力も含まれており、伸びる炎の槍を、アーデルハイトは無理矢理に箒を傾けることでどうにか回避した。
「名前、噛みそうになってるなら、呼び捨てでいいから!」
「はーい!」
「まったくもう……。雷撃よ、我が槍に集え……!」
アーデルハイトの短槍が紫電を帯びる。
その量はこれまでの比ではなく。加えて空にも魔方陣が広がり、そこから青白い雷が牽制するように幾つも弾けていた。
「『ライトニングブラスト』!」
放り投げられた短槍は地上に落ちると、まずその周囲に稲妻と閃光を撒き散らす。
怪物達はその光の速度に逃げることもできず、ただ悲鳴を上げてその身体を焼かれるのみ。
それに続いて空に広がる魔法陣から短槍を避雷針にするかの如く、再度雷が降り注ぐ。
着弾地点から広範囲を稲妻が荒れ狂い、一瞬のうちに破壊の光が蹂躙していく。
轟音と閃光に耳と目を奪われ、その一瞬が過ぎるとそこに残っていたのは壮大な破壊の跡だった。
建物は崩れ切り、何匹もの怪物がその下敷きになっている。
それ以外にも身体を焼かれてた怪物は煙を上げ、動く気配もない。
しかし、その中心。
カナタが見た巨大な個体は生きていた。怒りに身を震わせるようにこちらを見上げ、咆哮を上げる。
無数の足がついた百足のように伸びる下半身。左右から生える獣の貌。身体は所々甲殻に覆われているが、肉が剥き出しの個所もある。
何よりも異様なのはその下半身から生えている、人の形をした上半身は、どう見ても子供ぐらいの大きさしかなかった。
そしてそれは周囲の怪物の死体を引き寄せ、自らの身体として取り込み、再結合を果たす。
尻尾からは蛇が踊り、肩からは狼の顔が咆哮する。
「生きて……る?」
怪物の周囲に魔方陣が展開する。
それはまるで、アーデルハイトの魔法を見て学習したかのようだった。
「拙い……!」
「アーデルハイト! 避けて!」
彼女の身体を蹴るように、カナタは箒を飛び出す。
「カナ……っ!」
アーデルハイトは一瞬態勢を崩したものの、どうにかすぐに姿勢を立て直す。
そして直前まで彼女がいた場所、今はカナタが一人で投げ出された場所に、毒々しい色の光が伸びる。
「セレスティアル!」
片手を突きだし、前方に全身を覆うほどの盾を展開。
凄まじい勢いでカナタを襲ったその魔力の奔流はどうにか防ぎ切ったが、それが体力の限界だった。
翼を展開することもできず、着地の衝撃を和らげる術もない。
それどころか、その真下であの怪物はカナタを縊り殺そうと、身体中に生えた口から喜びの咆哮を上げている。
「カナタ!」
アーデルハイトが伸ばした手は届かない。
自由落下態勢に入ったカナタは、自分が一気に地面に引き寄せられていくのを感じた。
しかし、激突はしない。
だからといって、怪物に捕らわれたわけでもない。
それよりも温かいものにカナタは包まれていた。
以前はキャッチしてもらったときに一緒に倒れ込んだというのに、今度はしっかりと受け止めてくれた。
「遅い。遅いよ。遅すぎ!」
「……こっちにも仕事があったんだ。それに、俺は危険な真似はするなと言ったが?」
頭の上辺りから聞こえる低い声。
カナタが最も信頼している人物が、その身体を受け止めた状態のまま、抱きかかえていた。
「いいから来るよ! 早く逃げるなり戦うなり!」
「カナタ! セレスティアルは使えるか?」
「無理! 歩くのも辛いかも!」
そう聞くや否や、ヨハンはカナタを抱きかかえた姿勢から、まるで荷物のように肩に担ぐ。
「うわわっ、これは女の子にしていい持ち方じゃないよ!」
「文句は後で聞く。ただし、こっちの説教はその百倍あると思え」
迫る怪物に対して、ローブの懐から取り出した無数の赤い水晶を放り投げる。
空中で拡散し幾つもの光る粒になったそれは、器用に片手で構えたショートバレルの弾丸に触れると、無数の爆発を巻き起こす。
怪物はそれでも怯まずに手近にあった瓦礫を持ち上げると、ヨハンへと投げつける。
「シールド」
まるでセレスティアルのように、光の壁がヨハンの目の前に一瞬だけ展開されて、その瓦礫を退ける。
それを盾にしながら怪物と距離を詰めると、ショートバレルに新しい弾丸を込め、怪物へとその先端を向ける。
「毒は効きそうにない。爆発も効果は薄かった。……後は」
反撃に怪物はその大きな腕を伸ばすが、それがヨハンに届く前に引き金は引かれ、砲身を通り抜けた弾丸が銃口から真っ直ぐに放たれる。
弾丸が直撃すると、ドンと何かが落下してくるような鈍い音が響く。
着弾位置を中心として、丁度ヨハンの立っている位置がぎりぎり範囲外になるように、一気に地面が沈下した。
それだけでなく、上から見えない何かに抑えつけられているかのようにその怪物は地面に叩き伏せられ、動かなくなった。
「なにあれ!?」
「重力弾だ。範囲内に重力を発生させる」
地面が沈み、そのまま怪物の身体が沈み込んでいく。
「アーデルハイト、とどめを!」
箒に乗って空中で制止していたアーデルハイトが、突然ヨハンにその名を呼ばれて我に返る。
カナタからすればどうして名前を知っているのかが疑問だったが、今はそれを質問している場合ではない。
「『ライトニング……!』」
アーデルハイトが呪文を唱え終える前に、その怪物は驚くべき行動に出た。
纏ったその身体が脈打ち、内部からぼこぼこと膨れ上がる。
全霊を込めて重力に逆らうように大きく身体をうねらせると、その纏った鎧のような生き物のパーツは、まるで装甲を解除するかのように弾け、四方に飛び散った。
「なにこれ!」
「目暗ましか!」
当然それはヨハン達にも降りかかり、全身を肉と血塗れにするばかりか、まだ生きている部品などは攻撃を仕掛けようと足元で動き始めた。
それらを踏み潰し、また道具やアーデルハイトの魔法を使って無力化していく。
そうして安全が確保出来たころには重力弾の効果も消え、怪物の本体もまた煙のようにその場から姿を消していた。
「逃がしたか」
「……でも、何とか戦いは終わったみたいだね」
カナタの予想通り、大型の個体を倒された怪物達は統率を失い、散り散りに逃げていく他、各個撃破されつつあった。
視線を遠くにやればグレンとアツキ達も無事なようで、倒れている人や倒壊した建物の中に閉じ込められた人々の救助活動を行っている。
そして今頃になってようやく到着した警備隊や王国軍も、それに手を貸し始めた。
「……アレがなにとか、研究資料の話とか、きっとヨハンさんのお説教もあるんだけど……。まずはお風呂入りたい」
お互い肉と血塗れで、酷い匂いをさせていた。
ゆっくりと身体を下ろされ、同じように空から降りてきたアーデルハイトをカナタは出迎える。
「アーデルハイト! 紹介するよ、この人がボクの師匠のヨハンさん……って、なんか二人とも知り合いっぽかったけど?」
ヨハンとカナタよりも少し高い、破壊された塀の瓦礫の上に降り立ったアーデルハイトは、そこからこちらを見下ろしている。
その表情、視線はとてもではないが友好的なものではなくて、カナタはそれ以上言葉をかけることを躊躇った。
アーデルハイトは冷たい瞳で、たった一人の人物を映している。
それはカナタではなく、その少し後ろに立っている今しがた紹介を受けた男。
「久しぶりね」
「……久しぶりだな。アーデルハイト」
「よくわたしの前に姿を現せたものね。……わたしが貴方のことを憎んでいるとは考えなかったの?」
ヨハンの答えはない。
そしてアーデルハイトは何か言いたげに唇を噛み、それから箒に乗って空の彼方へと飛び去っていった。
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