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価値・無価値は、人によって違うものなのだと再確認した
第450話(閑話):七夕飾りを作ろう!(季節話)
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季節物の話ですので、本編とは切り離してお読みください。
いつもどおりユルユルです(笑)
────────────────
<主~変なのがある~>
外へ遊びに行っていたテラが帰って来るなり、そんな不穏な言葉を口にした。
「変なの?」
クランハウスの敷地玄関に、凄い大きな笹が生えていた。
置いてあるわけでも、ましてや飾ってあるわけでも無い。
生えているのだ。
敷地に入る為の玄関口の外側に生えているので、公共の物になるのだろうか?
昨日ログインした時は、確実に無かった。
「邪魔くさい……切って良いかな」
思わず呟いたその時。
《本日は七夕です。皆様、近くの笹を素敵に飾り付けてください》
ワールドアナウンスが響いた。
あぁ!今日は七夕か!
子供の頃は、短冊を書いたり、折り紙で飾り付けをしたりしたが、大人になると殆ど何もしなくなるな。
日本のイベントなのに、海外のハロウィンやクリスマスの方が盛り上がるってどうなのか。
仙台にでも住んでいたら、もっと盛り上がっているのだろうか。
色々考えて呆っと笹を見上げていた。
<主よ、これはどうするのだ?抜くのか?>
ガルムが聞いて来た。
多分、さっきの俺の「邪魔くさい」発言を聞いていたからだろう。
「いや、飾り付けようか」
今が現実時間で午前0時過ぎ。
長くても1時間も居られないので、ちゃんとした飾りは仕事から帰ってからだな。
クランハウスには、折り紙がたくさん置いてある。
なぜかと言うと、ユズコのスキル[折紙]で遊ぶ為だ。
皆でカエルの折り紙を作り、レースをしたのは楽しかったな。
咲樹のカエルが下手過ぎて実体化しなかったのは笑った。
さて、七夕飾りである。
まずはぼんぼり?提灯?でも作るか。
両面折り紙にしよう。
半分に折って、わじゃない側を、外側へ1センチ位折ると、内側の色が出て良いよな。
俺はこの時に、折った部分をノリで貼ってしまう。
今度はわになった側から折り返した所まで切れ込みを入れて、広げたら両端をノリでくっつける。
わになってた部分が膨らんで、提灯っぽいよな。
何個か作って、上の部分に小さな穴を開けて糸を通す。
端の折り返しをせずに切れ込みを入れて、対角線上の角をくっつけると、貝飾りの出来上がり。
うう~ん、シンプル。
次は金魚でも作るか。
途中までは兜と同じ折り方だから、比較的簡単だ。
カラフルな金魚を20個ほど作った。
次は星……うん、覚えていない。
休憩時間にでも、検索して練習してからにしよう。
吹き流しも作ろう。
輪じゃなくて、十字になるタイプにしよう。
上を1センチ折り返して、ジャバラになるように縦に8分割に折る。
折り返しを遺して縦に切れ込みを入れる。一辺を3等分位かなぁ。
後は、折り返し部分を十字になるように貼るだけだ。
網飾りは、四つ折りにして真ん中を吊り下げるタイプにした。
後は輪っかを繋げて作る鎖か。
いや、これを作り始めたら睡眠時間が短くなるな。
ついつい熱中して長く作ってしまう。
予定より少し早いけど、ログアウトして、残りは現実夜に作ろう。
「あまり構ってやれなくてゴメンな」
俺が折り紙を折るのを熱心に見ていたヨミの頭を撫でる。
同じようにソファになりながら、観察していたガルムに抱きつき、存分にモフる。
すると好き勝手に遊んでいた従魔達が集まって来たので、端から全員を撫でた。
オパールやハナサン、属性オコジョも数匹混じっていたけど、気にしてはいけない。
────────────────
すみません。殆ど折り紙の話でした……(-_-;)
わとは、生地を二つ折りにした際に出来る山折りの部分の事です。
裁縫で使う言葉ですが、折り紙でも先生が使ってましたw
そして、この話を最初に公開した時は夏でした……今は冬(笑)
いつもどおりユルユルです(笑)
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<主~変なのがある~>
外へ遊びに行っていたテラが帰って来るなり、そんな不穏な言葉を口にした。
「変なの?」
クランハウスの敷地玄関に、凄い大きな笹が生えていた。
置いてあるわけでも、ましてや飾ってあるわけでも無い。
生えているのだ。
敷地に入る為の玄関口の外側に生えているので、公共の物になるのだろうか?
昨日ログインした時は、確実に無かった。
「邪魔くさい……切って良いかな」
思わず呟いたその時。
《本日は七夕です。皆様、近くの笹を素敵に飾り付けてください》
ワールドアナウンスが響いた。
あぁ!今日は七夕か!
子供の頃は、短冊を書いたり、折り紙で飾り付けをしたりしたが、大人になると殆ど何もしなくなるな。
日本のイベントなのに、海外のハロウィンやクリスマスの方が盛り上がるってどうなのか。
仙台にでも住んでいたら、もっと盛り上がっているのだろうか。
色々考えて呆っと笹を見上げていた。
<主よ、これはどうするのだ?抜くのか?>
ガルムが聞いて来た。
多分、さっきの俺の「邪魔くさい」発言を聞いていたからだろう。
「いや、飾り付けようか」
今が現実時間で午前0時過ぎ。
長くても1時間も居られないので、ちゃんとした飾りは仕事から帰ってからだな。
クランハウスには、折り紙がたくさん置いてある。
なぜかと言うと、ユズコのスキル[折紙]で遊ぶ為だ。
皆でカエルの折り紙を作り、レースをしたのは楽しかったな。
咲樹のカエルが下手過ぎて実体化しなかったのは笑った。
さて、七夕飾りである。
まずはぼんぼり?提灯?でも作るか。
両面折り紙にしよう。
半分に折って、わじゃない側を、外側へ1センチ位折ると、内側の色が出て良いよな。
俺はこの時に、折った部分をノリで貼ってしまう。
今度はわになった側から折り返した所まで切れ込みを入れて、広げたら両端をノリでくっつける。
わになってた部分が膨らんで、提灯っぽいよな。
何個か作って、上の部分に小さな穴を開けて糸を通す。
端の折り返しをせずに切れ込みを入れて、対角線上の角をくっつけると、貝飾りの出来上がり。
うう~ん、シンプル。
次は金魚でも作るか。
途中までは兜と同じ折り方だから、比較的簡単だ。
カラフルな金魚を20個ほど作った。
次は星……うん、覚えていない。
休憩時間にでも、検索して練習してからにしよう。
吹き流しも作ろう。
輪じゃなくて、十字になるタイプにしよう。
上を1センチ折り返して、ジャバラになるように縦に8分割に折る。
折り返しを遺して縦に切れ込みを入れる。一辺を3等分位かなぁ。
後は、折り返し部分を十字になるように貼るだけだ。
網飾りは、四つ折りにして真ん中を吊り下げるタイプにした。
後は輪っかを繋げて作る鎖か。
いや、これを作り始めたら睡眠時間が短くなるな。
ついつい熱中して長く作ってしまう。
予定より少し早いけど、ログアウトして、残りは現実夜に作ろう。
「あまり構ってやれなくてゴメンな」
俺が折り紙を折るのを熱心に見ていたヨミの頭を撫でる。
同じようにソファになりながら、観察していたガルムに抱きつき、存分にモフる。
すると好き勝手に遊んでいた従魔達が集まって来たので、端から全員を撫でた。
オパールやハナサン、属性オコジョも数匹混じっていたけど、気にしてはいけない。
────────────────
すみません。殆ど折り紙の話でした……(-_-;)
わとは、生地を二つ折りにした際に出来る山折りの部分の事です。
裁縫で使う言葉ですが、折り紙でも先生が使ってましたw
そして、この話を最初に公開した時は夏でした……今は冬(笑)
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