159 / 414
第十章
第153話 生活感のある旅
しおりを挟む
軽い空気があれば、空の移動が実現できるかもしれない。
それはオルフェリアの夢であり、俺たちパーティー全員の夢になっていた。
軽い空気を探す旅は、フォルド帝国のウグマを出発してから約一ヶ月が経過。
先程、俺の故郷であるイーセ王国のラバウトを出発。
これで目的地のアフラ火山まで、全行程の約三分の二を進んだ。
アラン山脈の峠道を進みながら、シドが地図を出す。
「ラバウトがあるこのアラン山脈から西へ進むと、サルガという国境の街がある。そこで最後の補給だ」
「ああ、予定通りだね」
国境の街サルガ。
この国境を越えると、ついに人類の領地ではなくなる。
そのため、俺たちパーティーにとってサルガが最後の補給地だ。
「ラバウトからサルガの距離は約五百キデルト。ここは街道を使うのが最も早い。寝台荷車で進めば三日で到着するだろう」
「街道を通るのか。じゃあ安全だな」
「うむ。王国の街道は本当に快適だからな。だが、宿場町には寄らんぞ? 時間優先だ。ノンストップで行く」
「了解。スケジュールはシドに任せるよ」
イーセ王国の街道は安全だ。
常に騎士団や自警団が巡回している。
恐らく治安の良さは世界一だろう。
――
ラバウトを出発して二日が経過。
アラン山脈の峠道から、平地の街道に入っていた。
俺は肌寒さを感じながら目を覚ます。
寝台のベッドから、御者席のシドに目を向ける。
「シド、おはよう」
「起きたか寝坊助」
「え? 早起きしたつもりだけど」
外を見ると、太陽はまだ昇ったばかりだ。
「まだ早いじゃん」
「レイもオルフェリアも起きてるぞ」
寝台を見渡すと誰もいない。
御者席もシドだけだ。
「あれ? 二人がいないよ?」
「補給地のサルガまであと一日だが水が余るんだ。だから、組み立て風呂を荷台で使えるか実験してる。今は荷台で風呂に入っているぞ」
「荷台で風呂? 凄いね」
「これまでも寝台荷車を停めずに調理はしていたが、風呂にも入れれば最高だろう?」
「そうだね。それこそ旅の革命だ」
寝台荷車は先頭部分から御者席、座席兼寝台、荷台と三つのスペースに分かれている。
それぞれのスペースは壁で仕切られており、御者席と寝台には窓が装備。
ドアもあるので寝台と御者席の移動は簡単だ。
寝台と荷台の壁には窓がなくドアのみ。
走行中に、そのドアから寝台と荷台の行き来が可能。
荷台はトーマス兄弟が発明した折りたたみ機構が仕組まれている。
そのため、寝台荷車の全長は五メデルトから最大十二メデルトまで拡張可能だ。
荷台ではいつもオルフェリアが折りたたみのキッチンで調理する。
今回は組み立て風呂だ。
もはや動く家と言える寝台荷車だった。
しばらくすると、寝台と荷台を仕切る壁のドアが開く。
「あらアル。起きたのね。おはよう」
「アル、おはようございます」
湯上がりのレイとオルフェリアが寝台に入ってきた。
「お、おはよう。レイ、オルフェリア」
美人二人の湯上がりの姿だ。
朝から緊張する。
「水が余るからお風呂に入ったのだけど、これは凄く良いわね」
「ええ、本当にそうですね。まさか移動中に入浴できるとは思いませんでした」
「気持ち良かったわ。アルも入りなさい」
レイに勧められたので、俺も風呂に入ることにした。
「アルが入ったら、簡易風呂を片付けて朝食を作ります。どうせシドは風呂なぞ入らんと言うでしょうから」
「聞こえてるぞ、オルフェリア。まあその通りだがな。ハッハッハ」
俺は着替えを片手に荷台へ入る。
「上がったら風呂の湯は捨てて片付けておくよ」
「あ、待ってくださいアル! やっぱりそのお湯で洗濯もしたいです!」
「分かった。俺も風呂から出たら手伝うよ」
オルフェリアが嬉しそうだ。
オルフェリアは高級宿に宿泊するよりも、こういった日常感溢れる旅のほうが落ち着くと言っていた。
「キャラバンの旅に生活感が出てきたな。ハッハッハ」
「まあいいんじゃない? それに普通の冒険者は、移動中に入浴や洗濯なんてできないもの。ふふふ」
「そうだな。私が寝台荷車を設計した時は、ここまでするとは考えてなかった。だが、これはこれで快適だ。ハッハッハ」
俺は風呂に入り、その後オルフェリアとレイと三人で洗濯。
「騎士団団長のレイも洗濯をするのですね。フフ」
「それはそうよ。それに私は元々冒険者よ? 何でもするわ。野宿なんて普通だったし、一週間以上お風呂に入らないなんて当たり前。泥水だってすすってたわよ」
「え! レイがですか?」
「もちろんよ。自分で言うものなんだけど、これでも私はAランク冒険者だったのよ」
「ええ、知ってます。レイのクエストにも同行したことがありますから」
「そうだったわね、ふふふ」
レイが俺の顔を見て、少し意地の悪い表情を浮かべている。
「当時の私は世界最高の冒険者なんて言われていたけど、それでも数々の苦労をしたわ」
「まさかレイがそんなに苦労していたとは思いませんでした」
「Aランクのクエストは常に命がけだもの。ただ、私が冒険者に復帰してから、そういった苦労がなくなったのよ。なぜなら、誰かさんがすぐに討伐するから。いつもあっという間にクエストが終わってしまうのよねえ」
「フフ、そうですね。その通りですね」
オルフェリアまで意地悪な表情を浮かべ、俺の顔を見ている。
「あのねえ、俺も苦労してるんだよ? 意地悪な美人二人の態度にね」
「アルも言うようになったな。ハッハッハ」
シドが大笑いしている。
この旅で、レイとオルフェリアはとても仲良くなっていた。
オルフェリアとレイは三歳差だが、オルフェリアは年下のレイをとても尊敬している。
街道をノンストップで進む寝台荷車は、ラバウトがあるカトル地方から、イーセ王国の最南西にあるマグニ地方へ入った。
マグニ地方もカトル地方と同じく温暖な気候だが、さすがに冬の朝は冷える。
御者台ではシドが毛布にくるまって操縦していた。
「シド、大丈夫?」
「ああ、少し寒いが平気だ」
「休む時は言って。代わるから」
「うむ、すまんな。ありがとう」
「サルガまではあとどれくらい?」
「ノンストップで残り一日だ。明日の昼には到着するだろう」
そんなやり取りをしながら街道を進むと、街道の様子が変わり始める。
騎士団の姿を多く見かけるようになっていた。
「レイ、ちょっと様子がおかしくない?」
「そうね。街道警備とはいえ、これほどの騎士団が動くことは珍しいわ。何かあったようね」
しばらく進むと、百人ほどの騎士団の隊列に遭遇。
「ん? あれは……」
レイが呟く。
「シド! 停めて!」
「ん? 分かった」
それはオルフェリアの夢であり、俺たちパーティー全員の夢になっていた。
軽い空気を探す旅は、フォルド帝国のウグマを出発してから約一ヶ月が経過。
先程、俺の故郷であるイーセ王国のラバウトを出発。
これで目的地のアフラ火山まで、全行程の約三分の二を進んだ。
アラン山脈の峠道を進みながら、シドが地図を出す。
「ラバウトがあるこのアラン山脈から西へ進むと、サルガという国境の街がある。そこで最後の補給だ」
「ああ、予定通りだね」
国境の街サルガ。
この国境を越えると、ついに人類の領地ではなくなる。
そのため、俺たちパーティーにとってサルガが最後の補給地だ。
「ラバウトからサルガの距離は約五百キデルト。ここは街道を使うのが最も早い。寝台荷車で進めば三日で到着するだろう」
「街道を通るのか。じゃあ安全だな」
「うむ。王国の街道は本当に快適だからな。だが、宿場町には寄らんぞ? 時間優先だ。ノンストップで行く」
「了解。スケジュールはシドに任せるよ」
イーセ王国の街道は安全だ。
常に騎士団や自警団が巡回している。
恐らく治安の良さは世界一だろう。
――
ラバウトを出発して二日が経過。
アラン山脈の峠道から、平地の街道に入っていた。
俺は肌寒さを感じながら目を覚ます。
寝台のベッドから、御者席のシドに目を向ける。
「シド、おはよう」
「起きたか寝坊助」
「え? 早起きしたつもりだけど」
外を見ると、太陽はまだ昇ったばかりだ。
「まだ早いじゃん」
「レイもオルフェリアも起きてるぞ」
寝台を見渡すと誰もいない。
御者席もシドだけだ。
「あれ? 二人がいないよ?」
「補給地のサルガまであと一日だが水が余るんだ。だから、組み立て風呂を荷台で使えるか実験してる。今は荷台で風呂に入っているぞ」
「荷台で風呂? 凄いね」
「これまでも寝台荷車を停めずに調理はしていたが、風呂にも入れれば最高だろう?」
「そうだね。それこそ旅の革命だ」
寝台荷車は先頭部分から御者席、座席兼寝台、荷台と三つのスペースに分かれている。
それぞれのスペースは壁で仕切られており、御者席と寝台には窓が装備。
ドアもあるので寝台と御者席の移動は簡単だ。
寝台と荷台の壁には窓がなくドアのみ。
走行中に、そのドアから寝台と荷台の行き来が可能。
荷台はトーマス兄弟が発明した折りたたみ機構が仕組まれている。
そのため、寝台荷車の全長は五メデルトから最大十二メデルトまで拡張可能だ。
荷台ではいつもオルフェリアが折りたたみのキッチンで調理する。
今回は組み立て風呂だ。
もはや動く家と言える寝台荷車だった。
しばらくすると、寝台と荷台を仕切る壁のドアが開く。
「あらアル。起きたのね。おはよう」
「アル、おはようございます」
湯上がりのレイとオルフェリアが寝台に入ってきた。
「お、おはよう。レイ、オルフェリア」
美人二人の湯上がりの姿だ。
朝から緊張する。
「水が余るからお風呂に入ったのだけど、これは凄く良いわね」
「ええ、本当にそうですね。まさか移動中に入浴できるとは思いませんでした」
「気持ち良かったわ。アルも入りなさい」
レイに勧められたので、俺も風呂に入ることにした。
「アルが入ったら、簡易風呂を片付けて朝食を作ります。どうせシドは風呂なぞ入らんと言うでしょうから」
「聞こえてるぞ、オルフェリア。まあその通りだがな。ハッハッハ」
俺は着替えを片手に荷台へ入る。
「上がったら風呂の湯は捨てて片付けておくよ」
「あ、待ってくださいアル! やっぱりそのお湯で洗濯もしたいです!」
「分かった。俺も風呂から出たら手伝うよ」
オルフェリアが嬉しそうだ。
オルフェリアは高級宿に宿泊するよりも、こういった日常感溢れる旅のほうが落ち着くと言っていた。
「キャラバンの旅に生活感が出てきたな。ハッハッハ」
「まあいいんじゃない? それに普通の冒険者は、移動中に入浴や洗濯なんてできないもの。ふふふ」
「そうだな。私が寝台荷車を設計した時は、ここまでするとは考えてなかった。だが、これはこれで快適だ。ハッハッハ」
俺は風呂に入り、その後オルフェリアとレイと三人で洗濯。
「騎士団団長のレイも洗濯をするのですね。フフ」
「それはそうよ。それに私は元々冒険者よ? 何でもするわ。野宿なんて普通だったし、一週間以上お風呂に入らないなんて当たり前。泥水だってすすってたわよ」
「え! レイがですか?」
「もちろんよ。自分で言うものなんだけど、これでも私はAランク冒険者だったのよ」
「ええ、知ってます。レイのクエストにも同行したことがありますから」
「そうだったわね、ふふふ」
レイが俺の顔を見て、少し意地の悪い表情を浮かべている。
「当時の私は世界最高の冒険者なんて言われていたけど、それでも数々の苦労をしたわ」
「まさかレイがそんなに苦労していたとは思いませんでした」
「Aランクのクエストは常に命がけだもの。ただ、私が冒険者に復帰してから、そういった苦労がなくなったのよ。なぜなら、誰かさんがすぐに討伐するから。いつもあっという間にクエストが終わってしまうのよねえ」
「フフ、そうですね。その通りですね」
オルフェリアまで意地悪な表情を浮かべ、俺の顔を見ている。
「あのねえ、俺も苦労してるんだよ? 意地悪な美人二人の態度にね」
「アルも言うようになったな。ハッハッハ」
シドが大笑いしている。
この旅で、レイとオルフェリアはとても仲良くなっていた。
オルフェリアとレイは三歳差だが、オルフェリアは年下のレイをとても尊敬している。
街道をノンストップで進む寝台荷車は、ラバウトがあるカトル地方から、イーセ王国の最南西にあるマグニ地方へ入った。
マグニ地方もカトル地方と同じく温暖な気候だが、さすがに冬の朝は冷える。
御者台ではシドが毛布にくるまって操縦していた。
「シド、大丈夫?」
「ああ、少し寒いが平気だ」
「休む時は言って。代わるから」
「うむ、すまんな。ありがとう」
「サルガまではあとどれくらい?」
「ノンストップで残り一日だ。明日の昼には到着するだろう」
そんなやり取りをしながら街道を進むと、街道の様子が変わり始める。
騎士団の姿を多く見かけるようになっていた。
「レイ、ちょっと様子がおかしくない?」
「そうね。街道警備とはいえ、これほどの騎士団が動くことは珍しいわ。何かあったようね」
しばらく進むと、百人ほどの騎士団の隊列に遭遇。
「ん? あれは……」
レイが呟く。
「シド! 停めて!」
「ん? 分かった」
23
あなたにおすすめの小説
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる