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第224話 [変化Part3]
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「聖獣化というスキル以外は今のところ分かりませんが、基本はこの亜人の姿となります。」
「そのスキルしか分からないとは今はバグって見る事が出来ないって事か?」
「はい。その通りです。と言いましても種族名とレベルは分かりますが。」
「その辺は皆んなと一緒だな。落ち着けば分かる様になるだろう。」
「そうですね。懐かしさすら感じます。」
「懐かしい?」
「はい。私がまだ幼体であった頃はこの様にステータスの確認は出来ませんでしたので。」
「あぁなるほどな。なら、眷属に成って存在進化したばかりだと似た様なものかもしれないな。」
「はい。」
「それでレベルは分かるのか?」
「現状ですと私はLv15ですね。コクはどうなのじゃ?」
「俺も一緒っすよ。」
トルバとコクがそう言うとシンジ達が不満な表情に変わった。
「ん?どうしたんだ?」
「だって僕はLv1なんだもん。」
「私も。」
「私も。」
「・・・ルーク達の時もだけど元々の強さで変わるのかもな。」
「そっかぁ。」
「私達はまだ幼体だったし。」
「そういう事かぁ。」
「まぁでもルーク達が言うには存在進化する前よりもかなり強くなってるみたいだから良いんじゃないか?」
「「「うん。分かった。」」」
俺がそう言うと子供達は納得した様で嬉しそうにしていた。
「そういえばトルバ達は聖獣化はする時は1つになるのか?」
「どうでしょうか。何となくですがそれぞれ聖獣化するのだと思いますが、おそらく2人で行動した方が強さは増すと思われます。」
「なるほどな。まぁその辺は落ち着いてから確認だな。」
「承知致しました。」
「ところでボタンちゃんは自分がどうなったか分かるかい?」
「う~んと・・・私も種族とレベルくらいしか分かんない。」
「そうか。ならボタンちゃんも獣人から変化は有ったって事かな?」
「うん。四聖獣鬼人ってなってる。」
「鬼人はその角が有るからか?」
俺がそう言うとボタンちゃんは額を触り小さな角が生えている事に驚いていた。
「な、何これ!?え!?え?ど、どうしょう・・・。」
ボタンちゃんがそう言って狼狽えているとサスケが近付いてきて話し掛けた。
「ボタン、その角の様なモノは四聖刀でござるよ。」
「四聖刀?でも何で?」
「四聖獣の巫女として四聖獣様との繋がりを強くする為ではござらんか?」
「繋がりを強く?」
「そうでござる。父がボタンの覚醒する様子を見ていると懐に仕舞ってあった四聖刀に四聖獣方から力が流れ込むと独りでに浮き上がり光の玉に成ったと思ったらボタンの額に吸い込まれて角に変化したでござる。」
「えぇでも角なんてどうしよう・・・。」
ボタンちゃんがそう悩んだ様子を見せた途端、角が光り出し、その光が治まると小さな宝玉に変化していた。
「えっ、今度は何?」
「角じゃ無くなったでござる。」
「えっ?無くなったの?」
「そうではござらん。角から小さな宝玉に変わったでござるよ。」
サスケがそう言うとボタンちゃんは額の宝玉を触っていた。
「取れるかな・・・イテッ!・・・無理かぁ。」
ボタンちゃんはそう言うとシンジの下へ走って行った。
「シンジ君、コレ変じゃない?」
「コレっておでこに付いてる宝石みたいなの?」
「うん。」
「可愛いよ。」
「じゃあ角だった時は?」
「可愛かったけど何で言うんだろう・・・凛々しい?う~ん、カッコいい?違うなぁ・・・何て言うか大人っぽくて綺麗、そう!綺麗だった。」
シンジがそう言うとボタンちゃんは顔を赤くしてツバキの方へ走っていき、ツバキの後ろに隠れた。
「えっ?ど、どうしたの?僕何か変な事言った?」
ボタンちゃんのその行動に狼狽えたシンジは困った顔でそう言うとツバキの後ろからボタンちゃんは顔だけ出して首を振っていた。それを見たシンジは訳が分からないって感じで首を傾けていた。
「シン坊・・・いや、もうデカくなったからシンジか、シンジは天然のたらしか?」
「たらし?何でだ?普通に思った事を言っただけだろ?」
シンジの様子を見てそう言ってきたルークに俺が答えるとルークは「遺伝か。」と言いながら首を振っていた。
俺はルークのその反応を不思議に思ったが気にする事無く、話を変えて雑談しているとバトから声が掛かった。
「シュウト様、激しい変化も無く、皆様起きられましたがこれからどうされますか?」
「どうするかなぁ・・・ルーク、ひとつ聞いて良いか?」
「何だ?」
「力加減出来てるか?」
「いや、今もステータスが上がってるのか、上手くいかないな。」
「やっぱりか・・・さっきから動きが微妙だったからなぁ。皆んなもそうだろ?」
俺がそう言うと全員が頷いた。
「って事は慣れるまでは此処だな。」
俺はそう言うとナビコの方を見た。
「力加減が出来るまでは料理はやめた方が良いぞ。」
「何言ってるだわ。わっちが作らにゃみんな困るだわ。」
「そうは言っても調理器具が壊れただろ?」
「そ、それは・・・。」
ナビコはそう言いながら料理をしていただろう場所を見た。
「ほ、他にも有るだわ。」
「ナビコ、今は良いんじゃねぇか?愛用のもんだろ?」
「そうだ。戦いにおいてどんな武器でも使えるのと愛用の物を使うのでは実力を十全に発揮出来るか出来ないかが別れるだろ?それと一緒で料理もそうじゃないのか?」
「それは・・・。」
「それに前に作ってもらった物がまだ大量にあるからな。今回はそれを食べる事にしないか?もし気になるって言うなら力加減が出来る様になった時にもっと美味しい物を作ってくれたら良いからさ。」
「・・・分かっただわ!今回は諦めるだわ。」
俺はその日から暫く、皆んなの食事を用意したり、ドラウの所へ行って事情を説明し、ドラウ達も眷属になるとの事だったのでニップルさんが数日間の食事の用意を終えるのを待って眷属にして行った。
ドラウ達を眷属にした数日後、ルークが声を掛けてきた。
「シュウト、何日もすまなかったな。」
「もう大丈夫なのか?」
「日常生活だけならなんとかな。今日からは俺も手伝うぜ。」
「そうか、それは助かる。」
ルークは俺がそう言うと皆んなの世話をしながら力加減のコツを皆んなに教えて行った。
その日から1人また1人と日常生活が出来る様になって行き、眷属化から数えて2週間後にはドラウ達を除いた全員が日常生活には支障が出ない様になった。
「しっかし時間が掛かったなぁ。」
「ルークが早すぎるんだよ。」
「そう言うレイも俺の次に出来る様になったじゃねぇか。」
「まぁ急激なレベルアップは何度か経験してたからね。」
「まぁ、レイの場合はそうかもな。」
「そうだよ。まぁ、それでも今回は難しかったけどね。」
「まぁそうだな。でもしゃあねぇって今回は普通のレベルアップじゃなくて種族が変わっちまったからなぁ。何時もよりコツを掴むのに時間が掛かっちまった。」
「そうだね。まさか存在進化して仙人族に成ると周囲の気を息をする様に吸収して自然と肉体強化する所為で日常生活に支障をきたすとは思わなかったからね。」
「あぁ、そうだな。自然と入ってくるもんを止める方が難しいとは思ってなかったからな。」
「本当に呼吸みたいだったからね。」
「そうたな。止める時間が長ぇ程、反動で更に吸収して一時的に攻撃力がアップしてたからな。」
「へぇ~だからルーク達は気を出し入れしてたのか。なら気の扱いに慣れてる順番にって感じで皆んなの力加減が上手く出来る順って事になるのかぁ。」
「まぁそうだね。後は急激なレベルアップを何度もして慣れてる順でもあるかな。」
「あぁ、そういう事か。それでステータスは安定したのか?」
「俺は問題ねぇ。」
「僕も安定したかな。」
「拙者はもう少しでござるな。」
「僕も。」
「なら、安定したやつからステータスの確認をするか?」
「いや、俺は皆んなが安定してからでいいぜ。」
「僕もそうするかな。」
先に日常生活が出来る様になった順なのかルークとレイだけが安定したようだったがステータスの確認は全員揃ってという事になったので一旦待つ事にした。するとナビコから声が掛かった。
「やっと、わっちの出番だわね。」
「ん?あぁそうか。けど、もう大丈夫なのか?」
「繊細な料理はまだ出来ないだわ。けどずっと同じレパートリーだと食事も楽しくないだわさ。」
ナビコがそう言うとルークが反応した。
「そうだな。いくらナビコの料理が美味いっつっても連続で同じ料理だとなぁ。それよりも簡単だとしても違う料理の方が良いわなぁ。」
ルークがそう言ったので、また喧嘩にならないかと様子を見るとナビコは嬉しそうにしていた。
あれは良いのか?まぁ喧嘩にならないなら良いか。
俺がそう思っていると早速とばかりにナビコが料理を作り始めた。
「それでお前達はどうする?」
「どうするって?」
「とりあえず日常生活には支障はないんだろ?」
「あぁそういう事か。確かにそろそろ彼奴らも帰ってくるだろうからなぁ、思った以上に時間が掛かったし、事後処理もしなきゃなぁ。」
「それなら僕もだね。収支報告も来るだろうし、各所の調整もしなきゃいけないしね。」
「なら拙者はする事がないでござるからドラウ達の事を見てるでござるよ。」
「なら私も残るかな。流石に父にニップルの世話をさせる訳には行かないからね。」
「ならそこはお前達に任せるな。」
「シュウトはどうするんだ?」
「そうだなぁ・・・このままだとルーク達の修行場が無くなるからなぁ、何処かに良いダンジョンがないかリーグさんにでも聞いてみるかなぁ。」
「ダンジョンか、確かに迷宮の鬼級でも今の俺達にはその内、1人でも楽に踏破出来そうだが、SSSランクのダンジョンなんて神話でしか聞いた事がねぇぞ?まぁガシュウ殿なら知ってる可能性はあるがな。今なら数日は一緒に居るんじゃないか?」
「なら聞いてみるか。それで知ってるなら様子見だけでも行ってみるかな。」
俺達はそう言うと食事を済ませてそれぞれの行動に移った。
「そのスキルしか分からないとは今はバグって見る事が出来ないって事か?」
「はい。その通りです。と言いましても種族名とレベルは分かりますが。」
「その辺は皆んなと一緒だな。落ち着けば分かる様になるだろう。」
「そうですね。懐かしさすら感じます。」
「懐かしい?」
「はい。私がまだ幼体であった頃はこの様にステータスの確認は出来ませんでしたので。」
「あぁなるほどな。なら、眷属に成って存在進化したばかりだと似た様なものかもしれないな。」
「はい。」
「それでレベルは分かるのか?」
「現状ですと私はLv15ですね。コクはどうなのじゃ?」
「俺も一緒っすよ。」
トルバとコクがそう言うとシンジ達が不満な表情に変わった。
「ん?どうしたんだ?」
「だって僕はLv1なんだもん。」
「私も。」
「私も。」
「・・・ルーク達の時もだけど元々の強さで変わるのかもな。」
「そっかぁ。」
「私達はまだ幼体だったし。」
「そういう事かぁ。」
「まぁでもルーク達が言うには存在進化する前よりもかなり強くなってるみたいだから良いんじゃないか?」
「「「うん。分かった。」」」
俺がそう言うと子供達は納得した様で嬉しそうにしていた。
「そういえばトルバ達は聖獣化はする時は1つになるのか?」
「どうでしょうか。何となくですがそれぞれ聖獣化するのだと思いますが、おそらく2人で行動した方が強さは増すと思われます。」
「なるほどな。まぁその辺は落ち着いてから確認だな。」
「承知致しました。」
「ところでボタンちゃんは自分がどうなったか分かるかい?」
「う~んと・・・私も種族とレベルくらいしか分かんない。」
「そうか。ならボタンちゃんも獣人から変化は有ったって事かな?」
「うん。四聖獣鬼人ってなってる。」
「鬼人はその角が有るからか?」
俺がそう言うとボタンちゃんは額を触り小さな角が生えている事に驚いていた。
「な、何これ!?え!?え?ど、どうしょう・・・。」
ボタンちゃんがそう言って狼狽えているとサスケが近付いてきて話し掛けた。
「ボタン、その角の様なモノは四聖刀でござるよ。」
「四聖刀?でも何で?」
「四聖獣の巫女として四聖獣様との繋がりを強くする為ではござらんか?」
「繋がりを強く?」
「そうでござる。父がボタンの覚醒する様子を見ていると懐に仕舞ってあった四聖刀に四聖獣方から力が流れ込むと独りでに浮き上がり光の玉に成ったと思ったらボタンの額に吸い込まれて角に変化したでござる。」
「えぇでも角なんてどうしよう・・・。」
ボタンちゃんがそう悩んだ様子を見せた途端、角が光り出し、その光が治まると小さな宝玉に変化していた。
「えっ、今度は何?」
「角じゃ無くなったでござる。」
「えっ?無くなったの?」
「そうではござらん。角から小さな宝玉に変わったでござるよ。」
サスケがそう言うとボタンちゃんは額の宝玉を触っていた。
「取れるかな・・・イテッ!・・・無理かぁ。」
ボタンちゃんはそう言うとシンジの下へ走って行った。
「シンジ君、コレ変じゃない?」
「コレっておでこに付いてる宝石みたいなの?」
「うん。」
「可愛いよ。」
「じゃあ角だった時は?」
「可愛かったけど何で言うんだろう・・・凛々しい?う~ん、カッコいい?違うなぁ・・・何て言うか大人っぽくて綺麗、そう!綺麗だった。」
シンジがそう言うとボタンちゃんは顔を赤くしてツバキの方へ走っていき、ツバキの後ろに隠れた。
「えっ?ど、どうしたの?僕何か変な事言った?」
ボタンちゃんのその行動に狼狽えたシンジは困った顔でそう言うとツバキの後ろからボタンちゃんは顔だけ出して首を振っていた。それを見たシンジは訳が分からないって感じで首を傾けていた。
「シン坊・・・いや、もうデカくなったからシンジか、シンジは天然のたらしか?」
「たらし?何でだ?普通に思った事を言っただけだろ?」
シンジの様子を見てそう言ってきたルークに俺が答えるとルークは「遺伝か。」と言いながら首を振っていた。
俺はルークのその反応を不思議に思ったが気にする事無く、話を変えて雑談しているとバトから声が掛かった。
「シュウト様、激しい変化も無く、皆様起きられましたがこれからどうされますか?」
「どうするかなぁ・・・ルーク、ひとつ聞いて良いか?」
「何だ?」
「力加減出来てるか?」
「いや、今もステータスが上がってるのか、上手くいかないな。」
「やっぱりか・・・さっきから動きが微妙だったからなぁ。皆んなもそうだろ?」
俺がそう言うと全員が頷いた。
「って事は慣れるまでは此処だな。」
俺はそう言うとナビコの方を見た。
「力加減が出来るまでは料理はやめた方が良いぞ。」
「何言ってるだわ。わっちが作らにゃみんな困るだわ。」
「そうは言っても調理器具が壊れただろ?」
「そ、それは・・・。」
ナビコはそう言いながら料理をしていただろう場所を見た。
「ほ、他にも有るだわ。」
「ナビコ、今は良いんじゃねぇか?愛用のもんだろ?」
「そうだ。戦いにおいてどんな武器でも使えるのと愛用の物を使うのでは実力を十全に発揮出来るか出来ないかが別れるだろ?それと一緒で料理もそうじゃないのか?」
「それは・・・。」
「それに前に作ってもらった物がまだ大量にあるからな。今回はそれを食べる事にしないか?もし気になるって言うなら力加減が出来る様になった時にもっと美味しい物を作ってくれたら良いからさ。」
「・・・分かっただわ!今回は諦めるだわ。」
俺はその日から暫く、皆んなの食事を用意したり、ドラウの所へ行って事情を説明し、ドラウ達も眷属になるとの事だったのでニップルさんが数日間の食事の用意を終えるのを待って眷属にして行った。
ドラウ達を眷属にした数日後、ルークが声を掛けてきた。
「シュウト、何日もすまなかったな。」
「もう大丈夫なのか?」
「日常生活だけならなんとかな。今日からは俺も手伝うぜ。」
「そうか、それは助かる。」
ルークは俺がそう言うと皆んなの世話をしながら力加減のコツを皆んなに教えて行った。
その日から1人また1人と日常生活が出来る様になって行き、眷属化から数えて2週間後にはドラウ達を除いた全員が日常生活には支障が出ない様になった。
「しっかし時間が掛かったなぁ。」
「ルークが早すぎるんだよ。」
「そう言うレイも俺の次に出来る様になったじゃねぇか。」
「まぁ急激なレベルアップは何度か経験してたからね。」
「まぁ、レイの場合はそうかもな。」
「そうだよ。まぁ、それでも今回は難しかったけどね。」
「まぁそうだな。でもしゃあねぇって今回は普通のレベルアップじゃなくて種族が変わっちまったからなぁ。何時もよりコツを掴むのに時間が掛かっちまった。」
「そうだね。まさか存在進化して仙人族に成ると周囲の気を息をする様に吸収して自然と肉体強化する所為で日常生活に支障をきたすとは思わなかったからね。」
「あぁ、そうだな。自然と入ってくるもんを止める方が難しいとは思ってなかったからな。」
「本当に呼吸みたいだったからね。」
「そうたな。止める時間が長ぇ程、反動で更に吸収して一時的に攻撃力がアップしてたからな。」
「へぇ~だからルーク達は気を出し入れしてたのか。なら気の扱いに慣れてる順番にって感じで皆んなの力加減が上手く出来る順って事になるのかぁ。」
「まぁそうだね。後は急激なレベルアップを何度もして慣れてる順でもあるかな。」
「あぁ、そういう事か。それでステータスは安定したのか?」
「俺は問題ねぇ。」
「僕も安定したかな。」
「拙者はもう少しでござるな。」
「僕も。」
「なら、安定したやつからステータスの確認をするか?」
「いや、俺は皆んなが安定してからでいいぜ。」
「僕もそうするかな。」
先に日常生活が出来る様になった順なのかルークとレイだけが安定したようだったがステータスの確認は全員揃ってという事になったので一旦待つ事にした。するとナビコから声が掛かった。
「やっと、わっちの出番だわね。」
「ん?あぁそうか。けど、もう大丈夫なのか?」
「繊細な料理はまだ出来ないだわ。けどずっと同じレパートリーだと食事も楽しくないだわさ。」
ナビコがそう言うとルークが反応した。
「そうだな。いくらナビコの料理が美味いっつっても連続で同じ料理だとなぁ。それよりも簡単だとしても違う料理の方が良いわなぁ。」
ルークがそう言ったので、また喧嘩にならないかと様子を見るとナビコは嬉しそうにしていた。
あれは良いのか?まぁ喧嘩にならないなら良いか。
俺がそう思っていると早速とばかりにナビコが料理を作り始めた。
「それでお前達はどうする?」
「どうするって?」
「とりあえず日常生活には支障はないんだろ?」
「あぁそういう事か。確かにそろそろ彼奴らも帰ってくるだろうからなぁ、思った以上に時間が掛かったし、事後処理もしなきゃなぁ。」
「それなら僕もだね。収支報告も来るだろうし、各所の調整もしなきゃいけないしね。」
「なら拙者はする事がないでござるからドラウ達の事を見てるでござるよ。」
「なら私も残るかな。流石に父にニップルの世話をさせる訳には行かないからね。」
「ならそこはお前達に任せるな。」
「シュウトはどうするんだ?」
「そうだなぁ・・・このままだとルーク達の修行場が無くなるからなぁ、何処かに良いダンジョンがないかリーグさんにでも聞いてみるかなぁ。」
「ダンジョンか、確かに迷宮の鬼級でも今の俺達にはその内、1人でも楽に踏破出来そうだが、SSSランクのダンジョンなんて神話でしか聞いた事がねぇぞ?まぁガシュウ殿なら知ってる可能性はあるがな。今なら数日は一緒に居るんじゃないか?」
「なら聞いてみるか。それで知ってるなら様子見だけでも行ってみるかな。」
俺達はそう言うと食事を済ませてそれぞれの行動に移った。
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