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第223話 [変化Part2]
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「皆んなが強くなったのは良かった。」
「あぁ、それに俺だけかは分かんねぇけどアイテムボックスも獲得したぞ。」
ルークがそう言うと周りも手を挙げていた。
「あれ?全員?」
「って事はコレも恩恵の1つか・・・アイテムボックスって俺のは見た感じ魔力量と同じだけど皆んなのもそうなのか?」
ルークがそう言うと全員が確認してから頷いた。
「だから拙者のは少ないのでござるな。」
「あぁ、サスケは元々魔力量が少なかったんだったな。」
「それなら裏技っていうか、1回試したんだけどマジックバッグに荷物を入れてからアイテムボックスに入れるとマジックバッグの重さしか掛からないぞ。」
俺がそう言うとサスケだけじゃなく、周りも反応した。
「時間経過はどうなんだ?」
「それはマジックバッグに入れてる物は時間経過してしまうな。」
「なら食材や飯は入れねぇ方が良いって事か?」
「そうなるな。だから時間経過しても問題ない物を入れる様にすればその分、入れれるだろ?」
「まぁ、そうだな。だがよ、魔力量が異常に有るシュウトが何でこんな事したんだ?」
「最初から膨大な量が有ったわけじゃないし、それに入れられる以上に持ち運ばないといけない事もあるかな?って思ってな。まぁ確かに今までその実験が意味を持った事は無かったけど。」
「まぁ、話を聞いてる限りじゃそうだろうな。」
「それでサスケの今の魔力量はどの位なんだ?」
「15000でござる。」
「って事は15kgか確かに少ねぇな。まぁでもサスケは武器とかは要らねぇし、テントなんかはマジックバッグに入れりゃあ問題ねぇか。」
「そうだな。そういえば今まで魔物の素材なんかはどうしてたんだ?」
「それはダンジョンで手に入れたマジックバッグに入れてたでござる。」
「あぁ、腰に着けてるソレか。」
「そうでござるっていってもコレは最近手に入れた物でござるよ。」
そう言ってサスケが掲げたマジックバッグを神の瞳で鑑定してみた。
「おぉ、ソレかなり凄いな。神話級のマジックバッグだな。それなら時間停止も付いてるし、なんなら容量も1000万tは入るぞ。」
「そ、そんなに凄い物だったでござるか!?」
「みたいだな。」
「師匠がダンジョンで要らないって譲ってくれた物でござるし、返すでござる!」
「いやいや、要らないって。丁度良かったじゃないか、それにマジックバッグの契約者がサスケになってるから今更、渡されても使い道が無いしな。」
「そんな仕様でござったか。」
「だから気にするな。」
「承知したでござる。」
「それで他には共通してるのは有るのか?」
「どうだろうな。後は各々必要なスキルの統合や能力向上してる感じなんじゃねぇか?」
ルークがそう言いながら周りを見ると皆んなも頷いていた。
「そんでよぅ、神の瞳で俺のステータスって見れるか?」
ルークにそう言われたので神の瞳で鑑定してみるとバグが発生した様な状態で見る事が出来なかった。
「バグみたいなのが有って見れないなぁ。」
「ん?アルティメットスキルなのに見れないのか?」
「もしかしたらまだ眷属化が完了してないのかもしれないな。」
「あぁ、そうかもな。まだ終わってない感じがするしなぁ。自分で見てもスキルが見れない部分があるからな。なら、後でもう一度、見てくれないか?」
「あぁ良いぞ。」
俺達がそう話していると精霊達を並べてあった場所が七色に光り出した。
「ん?終わったのか?」
俺がそう言うと各々が出していた光が纏まっていき、光が落ち着くと光の中から俺達と同じくらいの背格好の男女が出てきて、その中の黒い妖艶なドレス着た女性が近づいてきた。
「スキア、お前か?」
「はい。シュウト様の眷属にして頂いたお陰で我々は精霊から古代種の幻精霊と成りました。」
「古代種?」
「はい。神代の頃にアストライアー様の眷属と成った方が進化した姿と聞いた事があります。」
「へぇ~だから古代種か。それで普通の精霊とはどう違うんだ?」
「先ずは精霊魔法の威力が桁違いに上がったはずです。」
「はず?まぁ使ってないから分からないか。でもそれなら何で上がったと思うんだ?」
「それは今まで出来なかったスキルを獲得出来る様になったのと能力向上スキルを獲得したからです。」
「スキルを獲得出来なかったとは?」
「我々精霊は持って生まれた属性の能力を長い年月を掛けて修行をする事で上昇させるだけでスキルというモノは持っていませんし、例え精霊王様の眷属であろうと能力値が上昇するだけで、スキルを持つ事は出来ません。」
「何でだ?」
「スキルというのは魂に付与されるからです。」
「それならお前達にもあるだろ?」
「いえ、我々精霊は厳密に言えば精霊王様の分体ですので、魂はありません。」
「そうなのか?」
「はい。ですので、この度、シュウト様の眷属にして頂いた事によりその存在が精霊王様から離れた事で魂を獲得出来ました。」
「それは・・・良かったのか?後悔してるなら眷属を外すけど・・・。」
「いえ!それは有り得ません!」
スキアがそう言うと他の元精霊達も精霊に戻る事を否定していた。
「なら、良いけど、先ずはって事は他にも何か有るのか?」
「はい。肉体を獲得しましたので、今までの様にシュウト様の魔力で形を維持する事なく行動する事が出来ます。」
へぇ~今まではそうだったんだぁ。
俺がそう思っているとスキアは再度話し始めた。
「さらに肉体を獲得したという事はシュウト様と共にダンジョンに潜ったり、戦闘する事が可能になりましたので、よりシュウト様のお役に立てると思います。」
「おぉそれは凄いな。それで今はどの位の強さなんだ?」
俺がそう言うとスキアは困った様な表情になった。
「どうしたんだ?」
「いえ、何と言うか、そのぅ・・・。」
「もしかして、種族とレベル以外が見れないのか?」
「何故分かるのですか!?」
「あぁ、ルーク達もまだ分からないみたいだったからな。お前達もそうかなって。」
「なるほど・・・時間が経てば見れる様になるでしょうか?」
「まぁ、生まれ変わったばかりなんだし慌てなくても良いんじゃないか?」
「そ、そうですね。」
「まぁとりあえずは自分達がどれくらい動けるか確認しといたらどうだ?」
「その通りですね。そうさせていただきます。」
スキアはそう言うと他の元精霊いや幻精霊達の下へいき、お互いの動きを確認していた。
その動きは肉体を持ったばかりという事もあってかなりぎこちない動きだったので、俺は動かし方を教えようとスキアの方に向かおうとしたがルークに肩を掴まれた。
「何だよ。」
「初めてなんだから少し様子を見てやれって。初めから教えてたら自分がどう動けば良いか、分からなくなるだろ。」
「どういう事だ?」
「俺達とは見た目が近いとはいえ、種族が違うからなぁ。例えばサスケ達みたいな獣人なら走る時に爪を立てるとか、龍人族なら翼を動かす様に走り始めるとか、その種族特性ってぇのが有るんだよ。」
「なるほどなぁ。確かにそれなら折角種族の違いで人族とは違うのに無理な動きで阻害してしまうかもな。ありがとうルーク。」
「気にするな。前にシン坊達に教えてるのを見た時に思った事だからな。」
「えっ!?じゃあ・・・。」
「あぁ、シン坊達の事なら大丈夫。ボタンちゃんと遊んでる間にそれぞれの獣人としての動きにちゃんとなってたから。」
「そうなのか?」
「あぁ、だから最近の戦闘での動きはそれぞれの獣人としての動きをしつつ、シュウトの技を使ってたからな。」
「なるほど、だから突然動きが良くなったのか。ボタンちゃんには感謝だな。」
「子供ってぇのは遊びの中で成長してくもんだ。」
「なんか父親みたいな事言うなぁ。」
「違ぇよ。弟もいるし、孤児院のガキ達がそうだから気付いただけだって。」
「なるほどなぁ。」
俺達がそう話していると今度はシンジ達に変化が起こり始めた。
「何だ?シンジ達が縮んでってる?」
「おう、そうだなぁ・・・。」
「逆にボタンが成長してるでござるよ。」
「確かに・・・。」
俺達が子供達を見ていると子供達はグングン小さくなっていき、どんどん人型に成っていき、遂には高校生ぐらいの男女に成っていった。
ボタンちゃんは逆にどんどん成長していき、此方も同じくらいの女性に成った。
トルバやコクは縮むのは縮んだが、人化した時と同じ状態に成っていた。
「くぅー、よく寝たぁ。あれ?なんで人化してるんだ?確か寝る前は虎の姿だった様な・・・って、お姉ちゃん達も人の姿じゃん。」
「おはよう~シンジ。あれ?何で人化してるの?あれ?私もだ。」
「私もそうね・・・もしかして進化?・・・あっ!種族が変わってる!シンジ!メグミも進化したんじゃない?」
「「あっ、ホントだ。」」
「ん?この子は?・・・誰?」
「何言ってるのカナ姉ちゃん、ボタンちゃんだよ。」
「あっ、ホントだ。じゃあ私達かなり長い時間寝てたのかなぁ?」
「そうなのかもしれないわね。」
「お嬢様方、それは違いますよ。ボタンさんも存在進化したのだと思われます。」
「えっ、そうなんだ。」
「俺達も進化してるからな。多分、巫女ってぇのもあって一緒に存在進化したんじゃねぇか?」
「へぇ~。良かったねボタンちゃん。ん?良かったのかなぁ。」
「シンジ君、良かったんだよ。だって一緒だもん。」
「そっか、なら良かった。」
「おーい。お前達、大丈夫か?」
俺がそう言いながらシンジ達に近付くとシンジ達は嬉しそうに抱き着いてきた。
「父ちゃん、やったよ。進化したんだって。」
「おぉそうか。良かったな。」
「「「うん。」」」
「それで何に進化したんだ?」
「う~んと・・・聖風虎王族?って読むのかなぁ。」
「私は聖水龍王族。」
「私は聖炎鳥王族。」
「私は聖土闇亀王族でございます。」
「俺は聖闇土蛇王族だな。」
「へぇ~何か凄く偉い種族っていうのは分かるが、何か進化する前と変わった所は有るのか?」
俺がそう言うとトルバが答えてくれた。
「1番の変化は本来の姿が聖獣ではなく、この姿ってところでしょうか。」
「え!?どういう事だ!?」
「あぁ、それに俺だけかは分かんねぇけどアイテムボックスも獲得したぞ。」
ルークがそう言うと周りも手を挙げていた。
「あれ?全員?」
「って事はコレも恩恵の1つか・・・アイテムボックスって俺のは見た感じ魔力量と同じだけど皆んなのもそうなのか?」
ルークがそう言うと全員が確認してから頷いた。
「だから拙者のは少ないのでござるな。」
「あぁ、サスケは元々魔力量が少なかったんだったな。」
「それなら裏技っていうか、1回試したんだけどマジックバッグに荷物を入れてからアイテムボックスに入れるとマジックバッグの重さしか掛からないぞ。」
俺がそう言うとサスケだけじゃなく、周りも反応した。
「時間経過はどうなんだ?」
「それはマジックバッグに入れてる物は時間経過してしまうな。」
「なら食材や飯は入れねぇ方が良いって事か?」
「そうなるな。だから時間経過しても問題ない物を入れる様にすればその分、入れれるだろ?」
「まぁ、そうだな。だがよ、魔力量が異常に有るシュウトが何でこんな事したんだ?」
「最初から膨大な量が有ったわけじゃないし、それに入れられる以上に持ち運ばないといけない事もあるかな?って思ってな。まぁ確かに今までその実験が意味を持った事は無かったけど。」
「まぁ、話を聞いてる限りじゃそうだろうな。」
「それでサスケの今の魔力量はどの位なんだ?」
「15000でござる。」
「って事は15kgか確かに少ねぇな。まぁでもサスケは武器とかは要らねぇし、テントなんかはマジックバッグに入れりゃあ問題ねぇか。」
「そうだな。そういえば今まで魔物の素材なんかはどうしてたんだ?」
「それはダンジョンで手に入れたマジックバッグに入れてたでござる。」
「あぁ、腰に着けてるソレか。」
「そうでござるっていってもコレは最近手に入れた物でござるよ。」
そう言ってサスケが掲げたマジックバッグを神の瞳で鑑定してみた。
「おぉ、ソレかなり凄いな。神話級のマジックバッグだな。それなら時間停止も付いてるし、なんなら容量も1000万tは入るぞ。」
「そ、そんなに凄い物だったでござるか!?」
「みたいだな。」
「師匠がダンジョンで要らないって譲ってくれた物でござるし、返すでござる!」
「いやいや、要らないって。丁度良かったじゃないか、それにマジックバッグの契約者がサスケになってるから今更、渡されても使い道が無いしな。」
「そんな仕様でござったか。」
「だから気にするな。」
「承知したでござる。」
「それで他には共通してるのは有るのか?」
「どうだろうな。後は各々必要なスキルの統合や能力向上してる感じなんじゃねぇか?」
ルークがそう言いながら周りを見ると皆んなも頷いていた。
「そんでよぅ、神の瞳で俺のステータスって見れるか?」
ルークにそう言われたので神の瞳で鑑定してみるとバグが発生した様な状態で見る事が出来なかった。
「バグみたいなのが有って見れないなぁ。」
「ん?アルティメットスキルなのに見れないのか?」
「もしかしたらまだ眷属化が完了してないのかもしれないな。」
「あぁ、そうかもな。まだ終わってない感じがするしなぁ。自分で見てもスキルが見れない部分があるからな。なら、後でもう一度、見てくれないか?」
「あぁ良いぞ。」
俺達がそう話していると精霊達を並べてあった場所が七色に光り出した。
「ん?終わったのか?」
俺がそう言うと各々が出していた光が纏まっていき、光が落ち着くと光の中から俺達と同じくらいの背格好の男女が出てきて、その中の黒い妖艶なドレス着た女性が近づいてきた。
「スキア、お前か?」
「はい。シュウト様の眷属にして頂いたお陰で我々は精霊から古代種の幻精霊と成りました。」
「古代種?」
「はい。神代の頃にアストライアー様の眷属と成った方が進化した姿と聞いた事があります。」
「へぇ~だから古代種か。それで普通の精霊とはどう違うんだ?」
「先ずは精霊魔法の威力が桁違いに上がったはずです。」
「はず?まぁ使ってないから分からないか。でもそれなら何で上がったと思うんだ?」
「それは今まで出来なかったスキルを獲得出来る様になったのと能力向上スキルを獲得したからです。」
「スキルを獲得出来なかったとは?」
「我々精霊は持って生まれた属性の能力を長い年月を掛けて修行をする事で上昇させるだけでスキルというモノは持っていませんし、例え精霊王様の眷属であろうと能力値が上昇するだけで、スキルを持つ事は出来ません。」
「何でだ?」
「スキルというのは魂に付与されるからです。」
「それならお前達にもあるだろ?」
「いえ、我々精霊は厳密に言えば精霊王様の分体ですので、魂はありません。」
「そうなのか?」
「はい。ですので、この度、シュウト様の眷属にして頂いた事によりその存在が精霊王様から離れた事で魂を獲得出来ました。」
「それは・・・良かったのか?後悔してるなら眷属を外すけど・・・。」
「いえ!それは有り得ません!」
スキアがそう言うと他の元精霊達も精霊に戻る事を否定していた。
「なら、良いけど、先ずはって事は他にも何か有るのか?」
「はい。肉体を獲得しましたので、今までの様にシュウト様の魔力で形を維持する事なく行動する事が出来ます。」
へぇ~今まではそうだったんだぁ。
俺がそう思っているとスキアは再度話し始めた。
「さらに肉体を獲得したという事はシュウト様と共にダンジョンに潜ったり、戦闘する事が可能になりましたので、よりシュウト様のお役に立てると思います。」
「おぉそれは凄いな。それで今はどの位の強さなんだ?」
俺がそう言うとスキアは困った様な表情になった。
「どうしたんだ?」
「いえ、何と言うか、そのぅ・・・。」
「もしかして、種族とレベル以外が見れないのか?」
「何故分かるのですか!?」
「あぁ、ルーク達もまだ分からないみたいだったからな。お前達もそうかなって。」
「なるほど・・・時間が経てば見れる様になるでしょうか?」
「まぁ、生まれ変わったばかりなんだし慌てなくても良いんじゃないか?」
「そ、そうですね。」
「まぁとりあえずは自分達がどれくらい動けるか確認しといたらどうだ?」
「その通りですね。そうさせていただきます。」
スキアはそう言うと他の元精霊いや幻精霊達の下へいき、お互いの動きを確認していた。
その動きは肉体を持ったばかりという事もあってかなりぎこちない動きだったので、俺は動かし方を教えようとスキアの方に向かおうとしたがルークに肩を掴まれた。
「何だよ。」
「初めてなんだから少し様子を見てやれって。初めから教えてたら自分がどう動けば良いか、分からなくなるだろ。」
「どういう事だ?」
「俺達とは見た目が近いとはいえ、種族が違うからなぁ。例えばサスケ達みたいな獣人なら走る時に爪を立てるとか、龍人族なら翼を動かす様に走り始めるとか、その種族特性ってぇのが有るんだよ。」
「なるほどなぁ。確かにそれなら折角種族の違いで人族とは違うのに無理な動きで阻害してしまうかもな。ありがとうルーク。」
「気にするな。前にシン坊達に教えてるのを見た時に思った事だからな。」
「えっ!?じゃあ・・・。」
「あぁ、シン坊達の事なら大丈夫。ボタンちゃんと遊んでる間にそれぞれの獣人としての動きにちゃんとなってたから。」
「そうなのか?」
「あぁ、だから最近の戦闘での動きはそれぞれの獣人としての動きをしつつ、シュウトの技を使ってたからな。」
「なるほど、だから突然動きが良くなったのか。ボタンちゃんには感謝だな。」
「子供ってぇのは遊びの中で成長してくもんだ。」
「なんか父親みたいな事言うなぁ。」
「違ぇよ。弟もいるし、孤児院のガキ達がそうだから気付いただけだって。」
「なるほどなぁ。」
俺達がそう話していると今度はシンジ達に変化が起こり始めた。
「何だ?シンジ達が縮んでってる?」
「おう、そうだなぁ・・・。」
「逆にボタンが成長してるでござるよ。」
「確かに・・・。」
俺達が子供達を見ていると子供達はグングン小さくなっていき、どんどん人型に成っていき、遂には高校生ぐらいの男女に成っていった。
ボタンちゃんは逆にどんどん成長していき、此方も同じくらいの女性に成った。
トルバやコクは縮むのは縮んだが、人化した時と同じ状態に成っていた。
「くぅー、よく寝たぁ。あれ?なんで人化してるんだ?確か寝る前は虎の姿だった様な・・・って、お姉ちゃん達も人の姿じゃん。」
「おはよう~シンジ。あれ?何で人化してるの?あれ?私もだ。」
「私もそうね・・・もしかして進化?・・・あっ!種族が変わってる!シンジ!メグミも進化したんじゃない?」
「「あっ、ホントだ。」」
「ん?この子は?・・・誰?」
「何言ってるのカナ姉ちゃん、ボタンちゃんだよ。」
「あっ、ホントだ。じゃあ私達かなり長い時間寝てたのかなぁ?」
「そうなのかもしれないわね。」
「お嬢様方、それは違いますよ。ボタンさんも存在進化したのだと思われます。」
「えっ、そうなんだ。」
「俺達も進化してるからな。多分、巫女ってぇのもあって一緒に存在進化したんじゃねぇか?」
「へぇ~。良かったねボタンちゃん。ん?良かったのかなぁ。」
「シンジ君、良かったんだよ。だって一緒だもん。」
「そっか、なら良かった。」
「おーい。お前達、大丈夫か?」
俺がそう言いながらシンジ達に近付くとシンジ達は嬉しそうに抱き着いてきた。
「父ちゃん、やったよ。進化したんだって。」
「おぉそうか。良かったな。」
「「「うん。」」」
「それで何に進化したんだ?」
「う~んと・・・聖風虎王族?って読むのかなぁ。」
「私は聖水龍王族。」
「私は聖炎鳥王族。」
「私は聖土闇亀王族でございます。」
「俺は聖闇土蛇王族だな。」
「へぇ~何か凄く偉い種族っていうのは分かるが、何か進化する前と変わった所は有るのか?」
俺がそう言うとトルバが答えてくれた。
「1番の変化は本来の姿が聖獣ではなく、この姿ってところでしょうか。」
「え!?どういう事だ!?」
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