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9.★変になりそうだ
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貪欲にリィラを求めるような口づけは、頭がくらくらするほどの満足感を与えてくれる。
「声も反応も可愛いな。俺のほうが変になりそうだ」
引き抜かれた指の代わりに、屹立した熱い穂先が押し当てられる。
窺うようにゆっくりと押し進められる熱杭は、小柄なリィラの中をみっちりと埋めていく。受け止める体に圧迫感はあれど、苦痛はなかった。
「ふ……、あ……、熱い……」
「ああ、リィラの中も熱くて蕩けそうだ」
耐えるように眉根を寄せるシリウスの表情は色っぽく、思わず見惚れてしまう。
しかし、奥へと密接した衝撃でリィラは再び腰を跳ね上げた。
「ひ……っ」
快楽が強すぎて声が出ない。はくはくと酸素を取り込むリィラの額に、薄いくちびるが触れる。
優しい感触にホッと気が緩んだのは束の間だった。うっとりと目を細めたシリウスは引いた腰を再び最奥へと打ちつける。
「や……っ! あぁっ……あっ!」
「あー……本当に可愛いな。俺、リィラの声すごく好きなんだ。ただでさえ可愛いのに、抱いたらどんな声を出すんだろうって、いつも思ってた」
「へ、変態ぃ……っ」
「そうかもな」
潤んだ瞳で軽く睨んでみせても、シリウスは楽しそうに目を細めるだけ。軽口をたたきながらも彼は腰を止めないでいる。
決して強引ではなく、リィラの反応を探るよう、シリウスは深く浅く何度も抽送を繰り返す。彼が行き来するたび卑猥な水音が大きく響いて、内腿が濡れていくのが自分でもよくわかった。
「や、だめっ、やだ……っ」
一等感じる場所を執拗に押され、リィラは泣きながらシリウスの首へ必死にしがみつく。
さっきよりも呼吸が早くなって、体中が熱い。どうにかなってしまいそうな感覚が恐ろしかった。
「リィラ……」
しかし艶のある掠れた声で名を呼ばれると、快楽に安堵が混じって体の余計な力が抜けていく。こんな時でさえシリウスは安心感をくれる。
「大丈夫だから、リィラ。余計なことは考えず、俺だけを感じて。なにも怖くないから」
「ひ……っ、や、あ、あんっ」
だけど優しい声音とは裏腹に、彼は奥深くまで突き上げてくる。
母のような愛だなんて思い違いもいいところだった。リィラを求める手も腰も、執拗なほどの執着しか感じられない。
それでも、燃えるような赤紫の瞳に浮かぶ狂おしい愛情は本物だ。
(よくわからない男だけど、この目は信じてもいいかな……)
揺さぶられながらも、ぼんやりとそんなことを思う。押し寄せる快感の波に攫われながら、リィラはことさら甘い声でシリウスの名を呼んだ。
「声も反応も可愛いな。俺のほうが変になりそうだ」
引き抜かれた指の代わりに、屹立した熱い穂先が押し当てられる。
窺うようにゆっくりと押し進められる熱杭は、小柄なリィラの中をみっちりと埋めていく。受け止める体に圧迫感はあれど、苦痛はなかった。
「ふ……、あ……、熱い……」
「ああ、リィラの中も熱くて蕩けそうだ」
耐えるように眉根を寄せるシリウスの表情は色っぽく、思わず見惚れてしまう。
しかし、奥へと密接した衝撃でリィラは再び腰を跳ね上げた。
「ひ……っ」
快楽が強すぎて声が出ない。はくはくと酸素を取り込むリィラの額に、薄いくちびるが触れる。
優しい感触にホッと気が緩んだのは束の間だった。うっとりと目を細めたシリウスは引いた腰を再び最奥へと打ちつける。
「や……っ! あぁっ……あっ!」
「あー……本当に可愛いな。俺、リィラの声すごく好きなんだ。ただでさえ可愛いのに、抱いたらどんな声を出すんだろうって、いつも思ってた」
「へ、変態ぃ……っ」
「そうかもな」
潤んだ瞳で軽く睨んでみせても、シリウスは楽しそうに目を細めるだけ。軽口をたたきながらも彼は腰を止めないでいる。
決して強引ではなく、リィラの反応を探るよう、シリウスは深く浅く何度も抽送を繰り返す。彼が行き来するたび卑猥な水音が大きく響いて、内腿が濡れていくのが自分でもよくわかった。
「や、だめっ、やだ……っ」
一等感じる場所を執拗に押され、リィラは泣きながらシリウスの首へ必死にしがみつく。
さっきよりも呼吸が早くなって、体中が熱い。どうにかなってしまいそうな感覚が恐ろしかった。
「リィラ……」
しかし艶のある掠れた声で名を呼ばれると、快楽に安堵が混じって体の余計な力が抜けていく。こんな時でさえシリウスは安心感をくれる。
「大丈夫だから、リィラ。余計なことは考えず、俺だけを感じて。なにも怖くないから」
「ひ……っ、や、あ、あんっ」
だけど優しい声音とは裏腹に、彼は奥深くまで突き上げてくる。
母のような愛だなんて思い違いもいいところだった。リィラを求める手も腰も、執拗なほどの執着しか感じられない。
それでも、燃えるような赤紫の瞳に浮かぶ狂おしい愛情は本物だ。
(よくわからない男だけど、この目は信じてもいいかな……)
揺さぶられながらも、ぼんやりとそんなことを思う。押し寄せる快感の波に攫われながら、リィラはことさら甘い声でシリウスの名を呼んだ。
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