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第6章 運命の時は近い
236話 ある医師の日記
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「視線を感じる」
そんな申し出を何度も聞いた。同僚から、部下から、何なら他の部門からもそういった報告が上がっていると聞いた。私は医者で、診察結果を第一として、だからそれ以外を信用しない。全員の結果は問題なし。ただ軽度の緊張や不安感だけが数値として表出していたから、だから何時もこう伝えた。"気のせいだ、少し疲れているから休むといい。後は私が請け負う"と。
それはある意味では都合がよかったからこそ無意識的に出て、そんな私の発言の意図を知らない全員が感謝の言葉を残しながら休暇を申請した。
だけど気のせいではなかった。皆の言葉が嘘ではないと知った私から余裕が消えた。他人の仕事を請け負うようになって、その気配を感じるようになった。より濃くはっきりと。いや、分かっていた。認められなかった。そんな事がある訳が無いと。だが、確実に視線を感じる。光を受容する感覚器に映らない何者かがいる。声が聞こえる、音を受容する感覚器が聞き取れない声を発する何者かがいる。背後におぞましい何かを感じる、気配さえ感じさせない何者かが確かに存在するのを感じる。だが、どこにも証拠はない。見つからない。
そうだ。いる筈がない。ここは医療機関の最重要施設。無数の監視の目に今は複数の強面達が不審者の有無を肉眼と鍛えられた気配察知能力で探す。だからアリの子一匹入り込めるはずがない。
疲れている。私も疲れているから、だからそう思い込むのだと必死で思い込もうとしていた。その矢先だ。それは何時ものことだった。私の担当する2人の英雄の肉体は異物を全く受け入れない強固な免疫システムを獲得していた。いや、正確にはそうじゃない。医学と科学を嘲笑う、免疫ではない別の何か。だけどその日、隠していた本音が口を突いてしまった。
「なんで受け入れてくれないのかね?真面に管理出来やしない」
と。当然、本来ならばご法度。何せ私の隣には彼がいるのだから。
「いや、あの……善処しますけど、でもコレどうにもならなくて」
私の言葉に当然ベッドの上に寝転ぶ彼はそう答える。分かっていた、彼は英雄と持ち上げられながらもどこか朴訥で素朴で純朴、要は真面目な人間で、だから彼の心情を思えばこそ私は今の今まで愚痴を封印してきた。全ては遅きに失した。となれば素直に謝罪するのが無難。彼の精神面を悪化させたとなれば他からどんな小言を言われるか分かったものではない。
だけど、謝罪は口に出そうとして、出せなかった。医療用、個人の体調変化をより詳細に管理報告する為のナノマシンが入らないと愚痴った直後、ソレは彼の体内に受け入れられ始めた。
急いで周囲を見回した。病室と廊下をつなぐ大きな扉、白い壁と天井に床、窓からは明るい陽射しが差し込み、カーテンがそよ風に揺れている。そして相も変わらず私を見つめる英雄。視界に映るのは何時も通りの見慣れた景色。だけど私はその時、微かだがはっきりと何かを感じた。意志。この場にいる彼以外の何者かの明確な意志を感じた。
最初は小さな小さなシミに近かった感覚が、今はっきりと目の前にある。だけど、だが不意に訪れた千歳一隅の好機を前に、無理やり抑え込んでいた暗い感情が頭をもたげる。
私は、平静を装いながら"何時もとは違う"モノを点滴に混入した。とある惑星において極めて毒性が強いと知られる菌類から生成される劇毒。僅か一滴を川に流せば下流地域に住むあらゆる動物を殺傷しうる程に強力な毒物は、生成は勿論のこと製法を知る、書き記す、あるいは教え広めるだけでも重罪として裁かれる。当然ながら所持どころか星外への持ち出しなどできるはずもなく、厳重な管理と監視が敷かれている。
ソレをどうにかして持ち込み、極普通の処置の一環と称し投与した。傍目に見ればその瞬間の私は極めて自然な振る舞いに映っただろうが、心臓は激しく鼓動し爆発しそうだった。だけど、目の前の信じ難い光景にまるで暴れ馬のように跳ね回る心臓はすとんと平静を取り戻した。
彼は死ななかった。一滴で数万数十万を皆殺しにできる毒を更に数十倍に濃縮した劇物を点滴されながら、彼は私にこう伝えた。"何時もありがとうございます"と。有り得ない。目の前で起きる事象に私は茫然とし、何時ものように疲れを装いながらしどろもどろに感謝の言葉を言っていたと思う。
だけど直後、私の心は闇の中にいた。いや、本当に闇だった。目の前は暗く何も見えず、ただ何十メートルか先に煌々とともる小さな赤い2つの光だけがみえる闇。再び激しく波打つ心臓と、獣のように荒くなる呼吸を無理やり抑えながら、私は獲物を狩る獣のように闇に溶けこもうと必死になっていたと思う。そうしないと、私の居所を知られてしまえば命が無いと思った。
恐怖。闇の中、私は恐怖で足が竦み、動けなかった。こんな空間に放り込まれて平然としていられる人間などいやしない、悍ましく恐ろしく暗く、冷たい。それでいて常に何かが自分を見つめている。
『愚か者』
闇からそんな言葉が聞こえた。私に向けて、はっきりと、少女の様な、大人の様な、人の様な、化け物の様な、遠いような、囁かれるような、そんな声に心と身体が狂わされる――
ふと気が付けば、私は闇から解放されていた。アレは一体何だんだろうと、身体が震える闇を思い出す。もしやあの女の仕業か?と、そう考えた。何時も唐突に、こちらの事情なんてお構いなしに連絡を入れてくるあの忌々しい女の顔が浮かんだが、しかし私の頭はその何れの答えも否定する。アレは違う。睨みつけられた恐怖、闇の中に放り出された圧倒的な孤独感は今もなお私の体と心を蝕み、隙あらば闇の中に引きずり込もうと手ぐすねを引く。あんな真似はあの女には、アレは人ならざる者の仕業だ。椅子に体重を預け、ボケっと天井を眺め、机の端で冷めきった栄養ドリンクを飲み、乱雑に置かれた資料を一瞥し、大きくため息をつき、祈るように、必死で、そうであって欲しいと縋りながら夢、ゆめゆめ現実どっちだ私は一体何時(日記はここで途切れている)
そんな申し出を何度も聞いた。同僚から、部下から、何なら他の部門からもそういった報告が上がっていると聞いた。私は医者で、診察結果を第一として、だからそれ以外を信用しない。全員の結果は問題なし。ただ軽度の緊張や不安感だけが数値として表出していたから、だから何時もこう伝えた。"気のせいだ、少し疲れているから休むといい。後は私が請け負う"と。
それはある意味では都合がよかったからこそ無意識的に出て、そんな私の発言の意図を知らない全員が感謝の言葉を残しながら休暇を申請した。
だけど気のせいではなかった。皆の言葉が嘘ではないと知った私から余裕が消えた。他人の仕事を請け負うようになって、その気配を感じるようになった。より濃くはっきりと。いや、分かっていた。認められなかった。そんな事がある訳が無いと。だが、確実に視線を感じる。光を受容する感覚器に映らない何者かがいる。声が聞こえる、音を受容する感覚器が聞き取れない声を発する何者かがいる。背後におぞましい何かを感じる、気配さえ感じさせない何者かが確かに存在するのを感じる。だが、どこにも証拠はない。見つからない。
そうだ。いる筈がない。ここは医療機関の最重要施設。無数の監視の目に今は複数の強面達が不審者の有無を肉眼と鍛えられた気配察知能力で探す。だからアリの子一匹入り込めるはずがない。
疲れている。私も疲れているから、だからそう思い込むのだと必死で思い込もうとしていた。その矢先だ。それは何時ものことだった。私の担当する2人の英雄の肉体は異物を全く受け入れない強固な免疫システムを獲得していた。いや、正確にはそうじゃない。医学と科学を嘲笑う、免疫ではない別の何か。だけどその日、隠していた本音が口を突いてしまった。
「なんで受け入れてくれないのかね?真面に管理出来やしない」
と。当然、本来ならばご法度。何せ私の隣には彼がいるのだから。
「いや、あの……善処しますけど、でもコレどうにもならなくて」
私の言葉に当然ベッドの上に寝転ぶ彼はそう答える。分かっていた、彼は英雄と持ち上げられながらもどこか朴訥で素朴で純朴、要は真面目な人間で、だから彼の心情を思えばこそ私は今の今まで愚痴を封印してきた。全ては遅きに失した。となれば素直に謝罪するのが無難。彼の精神面を悪化させたとなれば他からどんな小言を言われるか分かったものではない。
だけど、謝罪は口に出そうとして、出せなかった。医療用、個人の体調変化をより詳細に管理報告する為のナノマシンが入らないと愚痴った直後、ソレは彼の体内に受け入れられ始めた。
急いで周囲を見回した。病室と廊下をつなぐ大きな扉、白い壁と天井に床、窓からは明るい陽射しが差し込み、カーテンがそよ風に揺れている。そして相も変わらず私を見つめる英雄。視界に映るのは何時も通りの見慣れた景色。だけど私はその時、微かだがはっきりと何かを感じた。意志。この場にいる彼以外の何者かの明確な意志を感じた。
最初は小さな小さなシミに近かった感覚が、今はっきりと目の前にある。だけど、だが不意に訪れた千歳一隅の好機を前に、無理やり抑え込んでいた暗い感情が頭をもたげる。
私は、平静を装いながら"何時もとは違う"モノを点滴に混入した。とある惑星において極めて毒性が強いと知られる菌類から生成される劇毒。僅か一滴を川に流せば下流地域に住むあらゆる動物を殺傷しうる程に強力な毒物は、生成は勿論のこと製法を知る、書き記す、あるいは教え広めるだけでも重罪として裁かれる。当然ながら所持どころか星外への持ち出しなどできるはずもなく、厳重な管理と監視が敷かれている。
ソレをどうにかして持ち込み、極普通の処置の一環と称し投与した。傍目に見ればその瞬間の私は極めて自然な振る舞いに映っただろうが、心臓は激しく鼓動し爆発しそうだった。だけど、目の前の信じ難い光景にまるで暴れ馬のように跳ね回る心臓はすとんと平静を取り戻した。
彼は死ななかった。一滴で数万数十万を皆殺しにできる毒を更に数十倍に濃縮した劇物を点滴されながら、彼は私にこう伝えた。"何時もありがとうございます"と。有り得ない。目の前で起きる事象に私は茫然とし、何時ものように疲れを装いながらしどろもどろに感謝の言葉を言っていたと思う。
だけど直後、私の心は闇の中にいた。いや、本当に闇だった。目の前は暗く何も見えず、ただ何十メートルか先に煌々とともる小さな赤い2つの光だけがみえる闇。再び激しく波打つ心臓と、獣のように荒くなる呼吸を無理やり抑えながら、私は獲物を狩る獣のように闇に溶けこもうと必死になっていたと思う。そうしないと、私の居所を知られてしまえば命が無いと思った。
恐怖。闇の中、私は恐怖で足が竦み、動けなかった。こんな空間に放り込まれて平然としていられる人間などいやしない、悍ましく恐ろしく暗く、冷たい。それでいて常に何かが自分を見つめている。
『愚か者』
闇からそんな言葉が聞こえた。私に向けて、はっきりと、少女の様な、大人の様な、人の様な、化け物の様な、遠いような、囁かれるような、そんな声に心と身体が狂わされる――
ふと気が付けば、私は闇から解放されていた。アレは一体何だんだろうと、身体が震える闇を思い出す。もしやあの女の仕業か?と、そう考えた。何時も唐突に、こちらの事情なんてお構いなしに連絡を入れてくるあの忌々しい女の顔が浮かんだが、しかし私の頭はその何れの答えも否定する。アレは違う。睨みつけられた恐怖、闇の中に放り出された圧倒的な孤独感は今もなお私の体と心を蝕み、隙あらば闇の中に引きずり込もうと手ぐすねを引く。あんな真似はあの女には、アレは人ならざる者の仕業だ。椅子に体重を預け、ボケっと天井を眺め、机の端で冷めきった栄養ドリンクを飲み、乱雑に置かれた資料を一瞥し、大きくため息をつき、祈るように、必死で、そうであって欲しいと縋りながら夢、ゆめゆめ現実どっちだ私は一体何時(日記はここで途切れている)
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