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アルノー・ラエール 東京・広尾

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アルノー・ラエール 東京・広尾


広尾駅から商店街を進むとオレンジの看板が現れる。
お店は駅から少し離れているので店前は落ち着いた気配で、デパ地下のテナントと違って静かで落ち着いた雰囲気。店舗は一階、二階は厨房になっている模様。
オレンジと黒を織り交ぜた店内は落ちつた気配を漂わせ、それでいて高級感を感じさせる。
イートインスペースっぽい所に品物並んでいて、イートイン可能かと聞いたら座れるようにしてくれた。
2022年7月、晴れ、15時位入店。空いていた。
2024年現在、イートインはお休みの模様。

お店自体は入りやすい佇まいだと思うのですが、このお店に辿り着くまでが……
広尾駅は狭くて暗くて古びているのに地上に出たら気配が一変する。
エレガントな外国人が闊歩しお洒落ショップが並び道行く日本人も意識高めの装い。
装備が広尾仕様ではないオッサンは完全に場違い。この商店街、プレッシャー半端ないです……

情報は2022年から蓄積したモノを2024年に編集したモノです。







【 トゥールーズ・ロートレック 】


濃厚で甘いのに酸味の御陰でくどさを感じさせないチョコケーキ。
スペシャリティだそうで。
円柱状でチョココーティングされている。
ロゴ入りの紙の飾りと波上の薄い板チョコが上面に飾られている。上の飾りの板チョコは甘さ控えめで苦味と酸味が強い。
外側のチョコソース、爽やかだが濃厚。酸味も感じられシッカリと甘い。
中は硬めのチョコムース?ガナッシュ?適度な苦味と甘味で良い。良く見たら2層仕立てだった。どっちがどの味か分からない……が、どっちも食べやすい。
土台のチョコスポンジはミッチリしてる。甘さは控えめの気配。刻んだ食材の食感もあって良い。ナッツか何か?
ガツンとチョコを楽しめる♪




【 フラン バニーユ 】

シンプルでいて安心できる味わいのクリームとパイ生地のケーキ。
扇型にカットされ、上面はかなり濃い(黒に近い部分も)焼き色。
クリームは爽やかで甘い。カスタードクリームだそーで。
上の濃い色の膜は何だか分からない。焼き色?焦げって味ではない。
パイ生地は硬め。サクサクなのにシットリ感もある。パイ生地だけでも美味しい。香ばしくて味もある。
フランス菓子特有の大味ではなく、優しい味。




【 モンテ・クリスト 】

サクサク感とクリームを楽しめる縦長のケーキ。
円柱状で縦長。上面に生クリーム絞ってあり、フランボワーズが2個乗せられ、削ったピスタチオがかかっている。
外周はココナッツパウダーで覆われている。
クリームは甘さ控えめで乳感強く、硬さは普通。
クリームの下はホワイトチョコとメレンゲ。メレンゲはサクサクで甘さは控えめ。チョコは少し甘い。
内側は生クリームとメレンゲと薄紫のクリーム。
薄い紫のクリーム、酸味がしっかりあって少し甘い。
底面の土台はメレンゲ。
一気に頬張ってみて、
サクサクとクリームの滑らかさの中に適度な甘さと酸味があり、くどくならずに食べられる。崩れて食べにくいのが難点。




【 グルマンディーズフランボワーズ 】

ベリーの爽やかさと濃厚なチョコの余韻がバランス良いチョコケーキ。
柵状で長方形、断面が綺麗で紙の台紙に乗ってる。
波状の板チョコとフランボワーズが乗っていて、金粉が板チョコの上に飾られている。
波状の板チョコ、しっかりビターで甘さもある。
フランボワーズ、酸味は普通、甘さは控えめ。
ベリーのジュレ層、甘くて酸味もしっかりある、硬さは普通。ベリーの種を残した仕立て。
生チョコクリーム、甘い、微かにビター、やや軟らかめ。
ベリークリーム、酸味あって甘い、やや軟らかい。
チョコスポンジはシットリしていて、苦味と甘味を感じられる。
硬めのチョコクリーム?ガナッシュ?ネットリとしてしっかりビターで甘さは控えめ。
チョコスポンジは硬め。香ばしさを感じるのは細かく刻んだナッツが入っているから?甘さはやや控えめ、微かにビター。
土台は薄いスポンジ層。
一気に頬張ってみて、
ベリーの酸味と甘味の中にチョコの甘味と苦味が織り混ざり、酸味の効果でくどさを感じさせない。ベリーの爽やかさと濃厚なチョコの余韻がバランス良く口の中に残って良い感じ。




【 モワールショコラ 】

5センチ角位のキューブ状のチョコ菓子。
色は濃い目の黒に近い。
開封、チョコの香りが強い。甘い匂いは控えめに漂ってくる。
レンジで温めてフォンダンショコラ的な楽しみ方も出来るそうだが、今回は常温で。
外側の生地はシットリしている。甘さよりもチョコの苦味と香りが前に出て来る感じ。
内側はチョコクリームと言うかムースと言うか。適度な甘さでチョコ感もしっかりある。
生地とクリームを同時に頬張る。しっかり甘いがくどくない甘さ。
酸味と苦味も程好くあって、ネットリと甘味とチョコ感が口の中に残る。
僅かにザラっとした食感を感じるのは少し残念だが、許容範囲内かと。




【 ケークショコラ ノワドペカン 】

チョコとピーカンナッツのパウンドケーキ。
梱包されたケーキに更にフィルムを巻く徹底ぶり。
開封すると、香ばしさと甘い香り、少しチョコの香りがする。
手で持った感じ、ちょっと硬めの持ち具合。
外周はサクッとした食感、内側はフワっとした生地。甘味が強い。
ナッツは硬さを感じさせない。適度な歯ごたえで食感の良いアクセントになっている。
バターが強いパウンドにチョコが少し香ってきて美味しいって感じ。
チョコを期待して食べると肩透かしを食らうが、分かって食べるとちゃんと美味しい。




【 ケークフリュイ 】

多少小振り。
こちらも外装に加えて更にフィルムで巻かれている。
開封すると、お酒の香りと果実っぽい香りがする。
生地はシットリしていて湿り過ぎず、フンワリ感も楽しめる。
オレンジピールとレモンピールの控えめな苦味が味を引き締めていて良い。
ドライフルーツが小さく刻んであって食べやすい。
生地の甘さ、フルーツの甘さ、洋酒の効き具合、バランス良くて美味しい。
アーモンドプードルを使用したケークフリュイは珍しい。が、使用した気配を感じられないバカ舌なのが残念でならない。




【 マドレーヌ 】

レモンの香りと甘い香りがする。
外側少しサクっとした食感、内側は硬めだがフワっとしている。
適度に甘い。レモンが爽やか。バターの気配で濃厚さもある。
塩が入ってると記載がある。味を明確にしてパンチを効かせる為だろう。だが、塩の気配が分かる程の舌を持ち合わせていないのが残念……
塩以外は基本をしっかり押さえた味で安心して食べられる。美味しい。




【 フィナンシェ 】

やや小振り。
良い香り、香ばしい甘さとバターの香りがする。
フカッと柔らかい生地はシットリしていて、しっかり甘い。
ジュワッと甘さが口に広がり、甘い香ばしさが舌を刺激する。
有名他店のフィナンシェと差を感じさせない高品質。
あえて差をあげるなら、値段……




【 カヌレ ボルドー 】

やや小さめ、色はやや薄い。
バニラな香り。
外側、かなりカリカリ、ラム酒の香りが強い、しっかり甘い。
中はモチっとして弾力強い、しっかり甘い。




【 アイスティー 】

ギリギリの苦さ、香りがしっかり出ていて良い。







2024年現在、イートインはお休みっぽいのですが、感想として以下を記載します。

出された水はレモン水。凝っている。
イートイン可能か聞いた時や、席を用意する挙動を観察して気になったのは、
店舗のオペレーションが定まっていない事。フロントの店員がいちいち裏に聞きに行かないといけないのは可哀そう。
その間、お客を待たせる事になる。味以外のマイナス要因は勿体ない。
待たせるなら、その時間を感じさせない工夫、それを逆手に取ってラグジュアリー感を感じさせる演出を用意する等、接客対応に関する何らかの工夫すれば良いのにと思ってしまう。待たせる事で店内に少しでも長く人を滞在させる作戦、なんて事は無いですよね……
味は確実の良いので、この場所で長続きして欲しいです。出来れば新宿か池袋にも出店して欲しい、イートイイン出来る形態で……

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