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家に上げるのって、今更緊張するんだけど…(ミヤビ side)
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今日、恋人のユウシを、家に迎え入れる事になってしまった。
昼休みのあの時、俺はうずらの卵で作った煮卵を、明日持っていく予定で話したつもりだった。
なのに、ユウシが「ミヤビの家に行っていいか?」って言うから、せっかくだし、家に呼ぶことにしたのだ。
正直に言って、めちゃくちゃ恥ずかしい。
いや、段々と恥ずかしい気持ちが芽生えたっていうのが正しいけれど。
だって、家に恋人を呼ぶって、絶対アレが始まるに決まってるだろ!?
そう。せ、せ…セックスのことだよ!ああもう、恥ずかしい!
しかも、まさかユウシが来るとは思ってなかったから、尻の孔全然解してないし!
というか、まだ人差し指の第一関節しか入らないから、今日ユウシのちんこ入れるとなったら、無理に決まってるってぇ!
俺は学校から家に帰る道を、ユウシと縦に並びながらチャリを走らせつつ、家に帰ってからの事を考える。
その間、ユウシは嬉しそうに笑いながら、俺に話しかけ続けた。
「なぁ、ミヤビ。ミヤビが作った煮卵、美味しかったよなぁ」
「…うん」
「アレ、俺でも作れるかなぁ。今家には脩さんがいるんだろ?教えてもらえるかなぁ?」
「…うん。シュウ兄ちゃん、優しいから。…多分、大丈夫だと思う」
「おう!あー、楽しみだなぁ!ミヤビの家!」
「…うん」
今、不自然なくユウシと話せてたよな?大丈夫だったよな、俺?
考えてること、筒抜けになってなかったよな!?
もう、本当にこの先が怖い。今更ながら、すごく緊張してきた。
お昼に話した時は「今すぐ結婚する訳ない」とか軽々しく言えたけど、改めて考えると、やっぱりこれって結婚の挨拶っぽい気がする。
まぁ、ユウシが会うのはシュウ兄ちゃんとばぁちゃんだし、俺の両親にご挨拶ってことでは無いんだけど。
それでも身内と恋人がご対面するんだし、どう心の準備をしたらいいんだっ!
「あ、ここかなぁ?ミヤビ、家着いたよ」
「ハッ!えっ、ええっ!?もう着いた?早くね?」
「そう?喋ってると、すぐ着いちゃうよな。それにしても立派な家だなぁ」
「あ、あはは。昔、ひぃじぃちゃんが地主でさ。この家を一括で買ってたんだ。今は、ばぁちゃんの所有物になってるけど、ばぁちゃんが亡くなったら、売るつもりなんだ。ばぁちゃんも、その考えに賛成してくれたんだけど、売った時の額はそう高くなくてさ。まぁ、ばぁちゃんは今も足腰弱いこと以外ピンピンしてるし、しばらくそういう心配はしないでおこうかなって思ってるんだ」
「ミヤビ…。そっか。でも、心配だから、この家に住んでるんだろ?ミヤビは本当に、おばあちゃん思いの優しくていい子だね」
「…うん」
ユウシにそう褒められて、俺の顔が段々と熱くなっていく。
本当に優しくていい子なのは、ユウシなのに。
こんな俺を好きになってくれて、いつも話しかけてくれて、俺を笑わせてくれて。
だから、今回ユウシを家に呼んだからには、ここで彼を幻滅なんかさせたくない。
なので、俺はここで意を決してチャリを止めて降り、同じくチャリを止めて降りたユウシの腕を引っ張りながら、家へと入ったのだった。
昼休みのあの時、俺はうずらの卵で作った煮卵を、明日持っていく予定で話したつもりだった。
なのに、ユウシが「ミヤビの家に行っていいか?」って言うから、せっかくだし、家に呼ぶことにしたのだ。
正直に言って、めちゃくちゃ恥ずかしい。
いや、段々と恥ずかしい気持ちが芽生えたっていうのが正しいけれど。
だって、家に恋人を呼ぶって、絶対アレが始まるに決まってるだろ!?
そう。せ、せ…セックスのことだよ!ああもう、恥ずかしい!
しかも、まさかユウシが来るとは思ってなかったから、尻の孔全然解してないし!
というか、まだ人差し指の第一関節しか入らないから、今日ユウシのちんこ入れるとなったら、無理に決まってるってぇ!
俺は学校から家に帰る道を、ユウシと縦に並びながらチャリを走らせつつ、家に帰ってからの事を考える。
その間、ユウシは嬉しそうに笑いながら、俺に話しかけ続けた。
「なぁ、ミヤビ。ミヤビが作った煮卵、美味しかったよなぁ」
「…うん」
「アレ、俺でも作れるかなぁ。今家には脩さんがいるんだろ?教えてもらえるかなぁ?」
「…うん。シュウ兄ちゃん、優しいから。…多分、大丈夫だと思う」
「おう!あー、楽しみだなぁ!ミヤビの家!」
「…うん」
今、不自然なくユウシと話せてたよな?大丈夫だったよな、俺?
考えてること、筒抜けになってなかったよな!?
もう、本当にこの先が怖い。今更ながら、すごく緊張してきた。
お昼に話した時は「今すぐ結婚する訳ない」とか軽々しく言えたけど、改めて考えると、やっぱりこれって結婚の挨拶っぽい気がする。
まぁ、ユウシが会うのはシュウ兄ちゃんとばぁちゃんだし、俺の両親にご挨拶ってことでは無いんだけど。
それでも身内と恋人がご対面するんだし、どう心の準備をしたらいいんだっ!
「あ、ここかなぁ?ミヤビ、家着いたよ」
「ハッ!えっ、ええっ!?もう着いた?早くね?」
「そう?喋ってると、すぐ着いちゃうよな。それにしても立派な家だなぁ」
「あ、あはは。昔、ひぃじぃちゃんが地主でさ。この家を一括で買ってたんだ。今は、ばぁちゃんの所有物になってるけど、ばぁちゃんが亡くなったら、売るつもりなんだ。ばぁちゃんも、その考えに賛成してくれたんだけど、売った時の額はそう高くなくてさ。まぁ、ばぁちゃんは今も足腰弱いこと以外ピンピンしてるし、しばらくそういう心配はしないでおこうかなって思ってるんだ」
「ミヤビ…。そっか。でも、心配だから、この家に住んでるんだろ?ミヤビは本当に、おばあちゃん思いの優しくていい子だね」
「…うん」
ユウシにそう褒められて、俺の顔が段々と熱くなっていく。
本当に優しくていい子なのは、ユウシなのに。
こんな俺を好きになってくれて、いつも話しかけてくれて、俺を笑わせてくれて。
だから、今回ユウシを家に呼んだからには、ここで彼を幻滅なんかさせたくない。
なので、俺はここで意を決してチャリを止めて降り、同じくチャリを止めて降りたユウシの腕を引っ張りながら、家へと入ったのだった。
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