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左江内編③

「僕も、話があるんです」

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琥「あっそうだ。ご飯、温めましたから食べましょう!」

左「…あ、は、はい!いつもありがとうございます、琥珀君のご飯とても美味しくて楽しみにしてたんです」

琥「えへへ……そう思ってくれたなら、凄く嬉しいです」




食卓には俺の大好物の青椒肉絲

そして中華風のサラダやスープ……やっぱり、俺が大好きなものばかりだ

俺の向かい側に琥珀君が座る
…あ~、目の前に推しって本当に奇跡的な事だよな
最近は琥珀君ブロマイドを見る暇もなくて、琥珀君が枯渇していたのもあって

いつにも増してキラキラ輝いて見える


左「それじゃ、いただきます!」

琥「いただきます。…味、どうですか?」


早速青椒肉絲を口に放り込む

豚肉のジューシーな味わいとピーマンのシャキシャキとほんのりとした苦味、そして調味料の甘みが全てを引き立てている…


物凄く、美味しい


左「凄く美味しいです!!琥珀君の料理なら無限に食べられそうです」

琥「え、えへへ……お世辞でも嬉しいです、良かった」

左「本当に、一生食べてたいくらいです……」

琥「…えへへ」


琥珀君特有の照れた時に出るふにゃりとした笑い方、控えめに言っても天使だ


それからは雑談しつつ、食事を楽しんだ




左「ご馳走様でした。琥珀君、美味しいご飯ありがとうございます」

琥「お、お粗末さまでした!…えへへ」

左「……あ、こ、琥珀君、お皿は俺が洗うので。少しお話しませんか」


お皿を纏めて立ち上がろうとした琥珀君を引き止める



琥「……は、はい」


そろそろと椅子に戻る琥珀君

…心無しか、暗い顔になったような?


と思ったら、パッと顔を変えていつものふわりとした笑顔を見せてくれた


琥「僕も、話があるんです」
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