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左江内編
人生なんてそんなもん
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左「そ、その、あの道危ない人多いから、気をつけてくださいね。安全な所にいてくださいね」
琥「…はい、そうしますね。ありがとうございます」
何故か悲しそうに微笑んで、琥珀君は大通りの中へ消えていった
もう姿は見えないけれど、消えていった先を見つめる
…結局、何も聞けなかったな
い、いや!!これが正しいんだ、たかがファンが出しゃばっていい事なんて無いんだから!
名残惜しいけれど、きっと最後の推しとの触れ合いなのだと
少しだけ残った腕の温もりを噛み締めて俺も家へと帰る
惣菜を食べて、缶ビールを飲みながらスマホで
wedge stoneの元メンバーの様子を調べてみる
左「…あ、苺苺君モデル事務所に入ってる。流石だなぁ」
苺苺君は名前の雰囲気通り、顔も見た目も女の子のように可愛らしい子なのだが
見た目に反してダークな一面を見せる事がチラホラあり
そのギャップも相まってグループ在籍中も人気メンバーの一人に選ばれていた
だけど、厄介な男性ファンや地雷の塊みたいな女性ファンによく迷惑をかけられていたらしくて
今回の脱退も、もしかしたらその迷惑から逃げたかったからなのかもしれない
左「他のメンバーはまだ音沙汰無いか、そりゃ急だったもんね…」
苺苺君以外はまだ活動について明確にしていなかったが
日常の写真とか今日の出来事を前と変わらず乗せているから、これからも何かしら活動をすることが伺える
…その中に、やっぱり琥珀君は居ない
左「…やっぱり、聞けばよかった」
今更になって後悔が積もる
でも、それで嫌いだと思われる方が怖かった
これだから俺は冴えない臆病な人間なんだ
それでも間近で会って確信してしまった
左「琥珀君………やっぱり、推し卒は出来ないよ」
今回は運が強かっただけなんだ
こんな出来事、もう二度と無いだろう
人生なんてそんなもんなんだから…
琥「…はい、そうしますね。ありがとうございます」
何故か悲しそうに微笑んで、琥珀君は大通りの中へ消えていった
もう姿は見えないけれど、消えていった先を見つめる
…結局、何も聞けなかったな
い、いや!!これが正しいんだ、たかがファンが出しゃばっていい事なんて無いんだから!
名残惜しいけれど、きっと最後の推しとの触れ合いなのだと
少しだけ残った腕の温もりを噛み締めて俺も家へと帰る
惣菜を食べて、缶ビールを飲みながらスマホで
wedge stoneの元メンバーの様子を調べてみる
左「…あ、苺苺君モデル事務所に入ってる。流石だなぁ」
苺苺君は名前の雰囲気通り、顔も見た目も女の子のように可愛らしい子なのだが
見た目に反してダークな一面を見せる事がチラホラあり
そのギャップも相まってグループ在籍中も人気メンバーの一人に選ばれていた
だけど、厄介な男性ファンや地雷の塊みたいな女性ファンによく迷惑をかけられていたらしくて
今回の脱退も、もしかしたらその迷惑から逃げたかったからなのかもしれない
左「他のメンバーはまだ音沙汰無いか、そりゃ急だったもんね…」
苺苺君以外はまだ活動について明確にしていなかったが
日常の写真とか今日の出来事を前と変わらず乗せているから、これからも何かしら活動をすることが伺える
…その中に、やっぱり琥珀君は居ない
左「…やっぱり、聞けばよかった」
今更になって後悔が積もる
でも、それで嫌いだと思われる方が怖かった
これだから俺は冴えない臆病な人間なんだ
それでも間近で会って確信してしまった
左「琥珀君………やっぱり、推し卒は出来ないよ」
今回は運が強かっただけなんだ
こんな出来事、もう二度と無いだろう
人生なんてそんなもんなんだから…
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