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病院のお好み焼き

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ワタシは夜の蝶
夜を舞う一匹の蝶
そんな蝶でもお腹は空く…そして

「入院もする。」

検診に引っ掛かるなんて…タマミ不覚!
まぁ一泊二日だけど…

健康だから病院食がちょっと心配…
そう考えているとお昼になり
何かの音楽が流れ始め部屋の前で止まると
部屋に人が入ってきて昼御飯をおいてくれた…
のだけれど…


「何かしらこれ?」

ワタシはお品書き的な紙を見た。

「お、お好み焼き?」

いや、確かに言われてみたらお好み焼きだわ
何か卵焼きみたいな形してるけど…
ソースとマヨネーズかかってるし…

病院でお好み焼き食べるとは思ってなかったわ
しかも、白飯付きで。


「いただきます。」


…なるほど。
冷凍のお好み焼きの生地が多いバージョンね
悪くはないわ…ちょっとネチョッとしてるけど…


「…ご飯も案外合うわね。」

そう思いながら味噌汁をすすった。

「出しが強めね。」

塩分を控えるためかしら?

「…牛乳を食事の時飲むの久々だわ」

パン以外の時に

その後、何やかんやサラダ(さっぱり目なドレッシング)を食べ終え牛乳を飲み終えたワタシは…



「焼き肉食べたい。」

と、つぶやいた。

そして、体に少しは優しくしようと
心に誓ったのだった。
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