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激甘じいちゃん
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<side昇>
じいちゃんの楽しそうな顔を見るのが孫としてとても嬉しい。
ばあちゃんを亡くした時のじいちゃんが本当に辛そうだったから。
あんな笑顔、ばあちゃんがいた時以来だ。
だから、俺はできるだけじいちゃんと直くんが過ごす時間を作ってやりたいと思う。
直くんはトラウマを告白してから、少し子どもっぽくなった。
というより、辛い思いをしてた時期の幼い自分に戻っているんじゃないかと思う時もある。
考えてみれば熱を出した時もそうだった。
普段なら絶対に自分から手を伸ばしたりしないのに、大おじさんに抱っこを求めた。
心と身体が弱っていたからこそ、精神的に不安定になって幼い頃の直くんに戻ったんだろうと思う。
今はきっと、これまでずっと与えられなかった愛情を欲している時期なんだろう。
幸い、今の直くんの周りには伯父さんや絢斗さんをはじめ、愛情を与えてくれる相手はたくさんいる。
みんなから愛情をたっぷり与えられたら、今の退行のような状態も戻るんじゃないか。
俺はそういうふうに思っている。
――直くんにはいっぱい甘えさせてあげることが大事だ。
大おじさんもそう言ってたしな。
俺はじいちゃんと楽しそうに酢飯を冷ましている直くんの楽しげな様子を笑顔で撮り続けた。
「昇、交代してくれ。私も久しぶりに写真を撮りたくなった」
「いいけど、スマホじゃなくて?」
「ああ。とっておきのカメラを持ってくるよ。続けておいてくれ」
じいちゃんは俺にしゃもじを渡すと嬉しそうに蔵に走って行った。
そしてあっという間に戻ってきたじいちゃんの手には、素人の俺が見ても凄さがわかるアンティークのカメラがあった。
「え? じいちゃん、そのカメラって使えたの?」
「ああ。もちろんだ。父の形見だし、他のカメラと違って現像も少し手間がかかるからあまり使ってはいなかったが、手入れはしているから今でも現役で使えるよ」
「そうなんだ……知らなかった」
蔵でガラスケースに入って飾られていたやつだったからてっきり観賞用なのかとばかり思っていた。
「動画もいいが、写真で残すのもいいだろう。こっちは気にしないでいいから好きにやっててくれ」
そう言われてもあんなすごいカメラを構えて見られると俺だって緊張するんだから、直くんもそうだろう。
ここは俺が直くんの緊張をほぐさないとな。
「ねぇ、直くん、こっちもやってみる? ご飯をしゃもじで切るようにやってみるといいよ」
「は、はい!」
あのすごいカメラに気を取られていた直くんと場所を交代して、団扇としゃもじを交換した。
そよそよと風を当てると、ご飯を切る直くんの動きがかなり滑らかだ。
「直くん、上手だよ」
「さっきおじいちゃまがするのを見ていたから」
嬉しそうに笑顔で顔を上げたところでパシャっとシャッターを切る音が聞こえる。
ご満悦そうなじいちゃんの表情でいい写真が撮れたんだとわかる。
現像が待ち遠しいな。
そう思えるのもアナログカメラのいいところなのかもしれない。
「さぁ、そろそろ良さそうだ。食べる準備をしようか」
酢飯の入った寿司桶をちゃぶ台においたまま、刺身や必要なものをみんなで運ぶ。
もちろん直くんは軽くて危なくないものだけだ。
三人で準備するとあっという間にちゃぶ台の上が美味しそうなものでいっぱいになった。
「この海苔にご飯をのせて、ここの好きな具材を入れて巻いて食べるんだよ」
目の前でやって見せると、直くんは目を輝かせていた。
「僕もやってみます!」
手のひらに海苔をのせ、薄くご飯を置き、刺身を選ぶ。
どれを取るかなと思ったけれど、直くんが選んだのはやっぱり海老。
好きなんだよな。
卵焼きも一緒にのせて小さな手が器用に巻いていく。
それをパクッと口に入れると、
「んーひいーっ!!」
可愛い声が漏れた。
その瞬間も、じいちゃんはしっかりとカメラに収めていた。
こうやっていっつもシャッターチャンスを逃さなかったから、あんなにたくさんの思い出の写真があるんだろう。
伯父さんも直くんの写真を撮るの好きだからな。これは遺伝なんだろう。
まぁ俺もその遺伝はしっかりと受け継いでいるわけだけどな。
「おじいちゃま。僕がおじいちゃまのを作ります。何が食べたいですか?」
「おお、そうか。ありがとう。じゃあ、このうなぎを入れてもらおうかな」
「はい!」
直くんはすっかり手巻きを作るのが楽しくなったみたいで、じいちゃんにも作ってあげている。
ちょっと妬けるが次は俺のを作って貰えばいい。
俺はこっそりスマホを取り出し、直くんが作るところから、その手巻き寿司を美味しそうに口に運ぶじいちゃんの様子まで撮り続けた。
「ああ、直くんが作ってくれたから美味しいな」
「よかったです!」
可愛い孫に激甘なじいちゃんの表情をしっかりとおさめた。
それを後で父さんたちに送ってやろう。
じいちゃんのこんな姿を見たことないだろうから、きっとひっくり返って驚くだろうな。
その瞬間が見られないのが残念で仕方がない。
じいちゃんの楽しそうな顔を見るのが孫としてとても嬉しい。
ばあちゃんを亡くした時のじいちゃんが本当に辛そうだったから。
あんな笑顔、ばあちゃんがいた時以来だ。
だから、俺はできるだけじいちゃんと直くんが過ごす時間を作ってやりたいと思う。
直くんはトラウマを告白してから、少し子どもっぽくなった。
というより、辛い思いをしてた時期の幼い自分に戻っているんじゃないかと思う時もある。
考えてみれば熱を出した時もそうだった。
普段なら絶対に自分から手を伸ばしたりしないのに、大おじさんに抱っこを求めた。
心と身体が弱っていたからこそ、精神的に不安定になって幼い頃の直くんに戻ったんだろうと思う。
今はきっと、これまでずっと与えられなかった愛情を欲している時期なんだろう。
幸い、今の直くんの周りには伯父さんや絢斗さんをはじめ、愛情を与えてくれる相手はたくさんいる。
みんなから愛情をたっぷり与えられたら、今の退行のような状態も戻るんじゃないか。
俺はそういうふうに思っている。
――直くんにはいっぱい甘えさせてあげることが大事だ。
大おじさんもそう言ってたしな。
俺はじいちゃんと楽しそうに酢飯を冷ましている直くんの楽しげな様子を笑顔で撮り続けた。
「昇、交代してくれ。私も久しぶりに写真を撮りたくなった」
「いいけど、スマホじゃなくて?」
「ああ。とっておきのカメラを持ってくるよ。続けておいてくれ」
じいちゃんは俺にしゃもじを渡すと嬉しそうに蔵に走って行った。
そしてあっという間に戻ってきたじいちゃんの手には、素人の俺が見ても凄さがわかるアンティークのカメラがあった。
「え? じいちゃん、そのカメラって使えたの?」
「ああ。もちろんだ。父の形見だし、他のカメラと違って現像も少し手間がかかるからあまり使ってはいなかったが、手入れはしているから今でも現役で使えるよ」
「そうなんだ……知らなかった」
蔵でガラスケースに入って飾られていたやつだったからてっきり観賞用なのかとばかり思っていた。
「動画もいいが、写真で残すのもいいだろう。こっちは気にしないでいいから好きにやっててくれ」
そう言われてもあんなすごいカメラを構えて見られると俺だって緊張するんだから、直くんもそうだろう。
ここは俺が直くんの緊張をほぐさないとな。
「ねぇ、直くん、こっちもやってみる? ご飯をしゃもじで切るようにやってみるといいよ」
「は、はい!」
あのすごいカメラに気を取られていた直くんと場所を交代して、団扇としゃもじを交換した。
そよそよと風を当てると、ご飯を切る直くんの動きがかなり滑らかだ。
「直くん、上手だよ」
「さっきおじいちゃまがするのを見ていたから」
嬉しそうに笑顔で顔を上げたところでパシャっとシャッターを切る音が聞こえる。
ご満悦そうなじいちゃんの表情でいい写真が撮れたんだとわかる。
現像が待ち遠しいな。
そう思えるのもアナログカメラのいいところなのかもしれない。
「さぁ、そろそろ良さそうだ。食べる準備をしようか」
酢飯の入った寿司桶をちゃぶ台においたまま、刺身や必要なものをみんなで運ぶ。
もちろん直くんは軽くて危なくないものだけだ。
三人で準備するとあっという間にちゃぶ台の上が美味しそうなものでいっぱいになった。
「この海苔にご飯をのせて、ここの好きな具材を入れて巻いて食べるんだよ」
目の前でやって見せると、直くんは目を輝かせていた。
「僕もやってみます!」
手のひらに海苔をのせ、薄くご飯を置き、刺身を選ぶ。
どれを取るかなと思ったけれど、直くんが選んだのはやっぱり海老。
好きなんだよな。
卵焼きも一緒にのせて小さな手が器用に巻いていく。
それをパクッと口に入れると、
「んーひいーっ!!」
可愛い声が漏れた。
その瞬間も、じいちゃんはしっかりとカメラに収めていた。
こうやっていっつもシャッターチャンスを逃さなかったから、あんなにたくさんの思い出の写真があるんだろう。
伯父さんも直くんの写真を撮るの好きだからな。これは遺伝なんだろう。
まぁ俺もその遺伝はしっかりと受け継いでいるわけだけどな。
「おじいちゃま。僕がおじいちゃまのを作ります。何が食べたいですか?」
「おお、そうか。ありがとう。じゃあ、このうなぎを入れてもらおうかな」
「はい!」
直くんはすっかり手巻きを作るのが楽しくなったみたいで、じいちゃんにも作ってあげている。
ちょっと妬けるが次は俺のを作って貰えばいい。
俺はこっそりスマホを取り出し、直くんが作るところから、その手巻き寿司を美味しそうに口に運ぶじいちゃんの様子まで撮り続けた。
「ああ、直くんが作ってくれたから美味しいな」
「よかったです!」
可愛い孫に激甘なじいちゃんの表情をしっかりとおさめた。
それを後で父さんたちに送ってやろう。
じいちゃんのこんな姿を見たことないだろうから、きっとひっくり返って驚くだろうな。
その瞬間が見られないのが残念で仕方がない。
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