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離れる前に※
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「とりあえず、大智に何もなくてよかったです。帰りながら敦己の話をゆっくり聞かせてください」
ささっと車に乗せられて、社宅へと帰る。
この送迎もかなり慣れきっているけれど、そういえば透也の出張もそろそろ終わりじゃないか。
いつも作ってくれている弁当も、送迎もなくなって一人生活に戻るわけか……。
なんか想像するだけで耐えられる気しないんだけど……どうしたら良いんだろう。
「どうしました?」
「あ、いや……宇佐美くんが帰国するのを考えていたら、そろそろ透也も帰るんじゃないかって思い出して……」
「あ、そうですね……。敦己が帰ってきたら早々に帰ることになりますね」
「そうか……」
「でも、心配しないでください。本当にすぐに帰ってきますから」
「うん……でも、やっぱり寂しいな……」
ポツリと心の声が漏れてしまう。
それくらいここでの透也との生活が楽しいんだ。
「透也がこんなふうにしたんだからな」
「はい。わかってます。少しだけ寂しい思いをさせてしまいますけど、その分、行く前と帰ってきた後はたっぷり満足させていきますから」
「ばかっ」
「ふふっ」
きっと透也も寂しいと思ってくれているんだ。
それでもこうやって俺を寂しがらせないように笑ってくれるんだな。
「今日……少しで良いから、その……愛し、合いたいんだけど……良い、かな?」
「何言ってるんですか」
さっきまでの優しい笑顔から真剣な表情に変わってしまって焦ってしまう。
うわ、失敗したか……。
「あ、そうだよな。明日も仕事だし――」
「違いますよ! 大智からの誘いを断るなんてあるはずがないでしょう!」
「えっ……わっ!」
慌てて取り繕うとした俺の手を握って、
「帰ったら覚悟しておいてくださいね」
と不敵な笑みを見せる。
その笑顔を見ただけで身体の奥が疼いてしまう。
ああ、もう本当に俺は透也なしじゃ生きられない身体になってしまったな。
帰ってそのままなし崩しに寝室に連れ込まれて甘い時間を過ごす。
透也から感じる濃い汗の匂いに行為の真っ最中が甦ってきてゾクゾクと身体が震えた。
甘く深いキスから、身体中に舌が這わされて、一気に限界まで押し上げられる。
週末に愛されたばかりの身体はまだ柔らかくほぐれたまま、透也のおっきな昂りが挿入ってくるのを待ち侘びている。
ググッと押し込まれても痛みなどは一切感じない。
ただただ気持ちがいいだけ。
身体の相性って本当にあるんだなってしみじみ思う。
中に挿入しなくても、透也に触れられるだけであんなにも気持ちがいいんだから、相当な好相性なんだろう。
もう宏樹とどんなことをしていたのか、どんなふうに触れられていたのかさえ記憶もない。
もう全部透也が上書きしてくれたんだ。
「ああっん……とう、やぁ……き、もちいぃ……っ」
「大智っ、愛してます」
ゴリゴリと奥を擦られながら、激しく身体を揺さぶられるとあっという間に達してしまう。
こんなので満足させられているのかも甚だ疑問だけれど、透也は俺がイくととてつもなく嬉しそうな顔で俺の中に欲を吐き出してくれる。
いつかは自分が主導で動いて透也を満足させながらイかせてあげたいと思っているけれど、その道のりはまだまだ遠そうだ。
たっぷりと愛されたあとは二人で一緒にお風呂に入るのがお約束。
とはいえ、意識がない間に入れられていることの方が多いけれど、今日は明日も仕事で手加減してくれたのか、意識があるまま一緒に入れるのは嬉しい。
自分だとささっと洗い流してしまう髪も、透也が綺麗にトリートメントまでしてくれるから、一緒に入るようになってからは艶々で自分で触っても気持ちがいい。
これも透也がいない間は自分ではできそうにないな。
「ちゃんとトリートメントまでして欲しいですけど、俺がいない間は無理しなくていいですよ」
「いいのか?」
「はい。大智の髪の手入れは俺のものですからね。帰ってきたらたっぷりと髪まで愛しますから」
「約束だぞ」
「ふふっ、はい」
あと数日で離れ離れになってしまうんだ。
そう考えるだけで寂しさが止まらない。
30過ぎの男が何言ってるんだって言われそうだけど、どうしようもない。
「敦己が帰ってくるまではちゃんとこっちにいますから、心配しないでいいですよ」
「確かに一気に二人もいなくなると寂しいからな」
「それにしてもあの上田くんが敦己を呼び寄せるなんて相当切羽詰まった状況なんでしょうね」
「ああ、でも宇佐美くんが行けば多分大丈夫。すぐに解決するはずだよ」
「いやに自信たっぷりですね」
「ああ。あの二人が手を組んで成功しなかったことなんて一度もないから」
そう宣言した通り、宇佐美くんと上田くんが会社に泊まり込みで力を尽くした結果、なんとか危機を乗り越えたと連絡があったのはこちらを発って三日後のことだった。
ささっと車に乗せられて、社宅へと帰る。
この送迎もかなり慣れきっているけれど、そういえば透也の出張もそろそろ終わりじゃないか。
いつも作ってくれている弁当も、送迎もなくなって一人生活に戻るわけか……。
なんか想像するだけで耐えられる気しないんだけど……どうしたら良いんだろう。
「どうしました?」
「あ、いや……宇佐美くんが帰国するのを考えていたら、そろそろ透也も帰るんじゃないかって思い出して……」
「あ、そうですね……。敦己が帰ってきたら早々に帰ることになりますね」
「そうか……」
「でも、心配しないでください。本当にすぐに帰ってきますから」
「うん……でも、やっぱり寂しいな……」
ポツリと心の声が漏れてしまう。
それくらいここでの透也との生活が楽しいんだ。
「透也がこんなふうにしたんだからな」
「はい。わかってます。少しだけ寂しい思いをさせてしまいますけど、その分、行く前と帰ってきた後はたっぷり満足させていきますから」
「ばかっ」
「ふふっ」
きっと透也も寂しいと思ってくれているんだ。
それでもこうやって俺を寂しがらせないように笑ってくれるんだな。
「今日……少しで良いから、その……愛し、合いたいんだけど……良い、かな?」
「何言ってるんですか」
さっきまでの優しい笑顔から真剣な表情に変わってしまって焦ってしまう。
うわ、失敗したか……。
「あ、そうだよな。明日も仕事だし――」
「違いますよ! 大智からの誘いを断るなんてあるはずがないでしょう!」
「えっ……わっ!」
慌てて取り繕うとした俺の手を握って、
「帰ったら覚悟しておいてくださいね」
と不敵な笑みを見せる。
その笑顔を見ただけで身体の奥が疼いてしまう。
ああ、もう本当に俺は透也なしじゃ生きられない身体になってしまったな。
帰ってそのままなし崩しに寝室に連れ込まれて甘い時間を過ごす。
透也から感じる濃い汗の匂いに行為の真っ最中が甦ってきてゾクゾクと身体が震えた。
甘く深いキスから、身体中に舌が這わされて、一気に限界まで押し上げられる。
週末に愛されたばかりの身体はまだ柔らかくほぐれたまま、透也のおっきな昂りが挿入ってくるのを待ち侘びている。
ググッと押し込まれても痛みなどは一切感じない。
ただただ気持ちがいいだけ。
身体の相性って本当にあるんだなってしみじみ思う。
中に挿入しなくても、透也に触れられるだけであんなにも気持ちがいいんだから、相当な好相性なんだろう。
もう宏樹とどんなことをしていたのか、どんなふうに触れられていたのかさえ記憶もない。
もう全部透也が上書きしてくれたんだ。
「ああっん……とう、やぁ……き、もちいぃ……っ」
「大智っ、愛してます」
ゴリゴリと奥を擦られながら、激しく身体を揺さぶられるとあっという間に達してしまう。
こんなので満足させられているのかも甚だ疑問だけれど、透也は俺がイくととてつもなく嬉しそうな顔で俺の中に欲を吐き出してくれる。
いつかは自分が主導で動いて透也を満足させながらイかせてあげたいと思っているけれど、その道のりはまだまだ遠そうだ。
たっぷりと愛されたあとは二人で一緒にお風呂に入るのがお約束。
とはいえ、意識がない間に入れられていることの方が多いけれど、今日は明日も仕事で手加減してくれたのか、意識があるまま一緒に入れるのは嬉しい。
自分だとささっと洗い流してしまう髪も、透也が綺麗にトリートメントまでしてくれるから、一緒に入るようになってからは艶々で自分で触っても気持ちがいい。
これも透也がいない間は自分ではできそうにないな。
「ちゃんとトリートメントまでして欲しいですけど、俺がいない間は無理しなくていいですよ」
「いいのか?」
「はい。大智の髪の手入れは俺のものですからね。帰ってきたらたっぷりと髪まで愛しますから」
「約束だぞ」
「ふふっ、はい」
あと数日で離れ離れになってしまうんだ。
そう考えるだけで寂しさが止まらない。
30過ぎの男が何言ってるんだって言われそうだけど、どうしようもない。
「敦己が帰ってくるまではちゃんとこっちにいますから、心配しないでいいですよ」
「確かに一気に二人もいなくなると寂しいからな」
「それにしてもあの上田くんが敦己を呼び寄せるなんて相当切羽詰まった状況なんでしょうね」
「ああ、でも宇佐美くんが行けば多分大丈夫。すぐに解決するはずだよ」
「いやに自信たっぷりですね」
「ああ。あの二人が手を組んで成功しなかったことなんて一度もないから」
そう宣言した通り、宇佐美くんと上田くんが会社に泊まり込みで力を尽くした結果、なんとか危機を乗り越えたと連絡があったのはこちらを発って三日後のことだった。
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