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第三章
お義父さまからの出産祝い
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新年おめでとうございます!
年末年始の休暇をいただいておりましたが、今日から連載再開です。
可愛い双子も生まれ、完結が近づいてきましたが、最後まで楽しんでいただけるように頑張りますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
* * *
<sideアズール>
お義父さまと爺にやっと、ロルフとルルを抱っこしてもらうことができて、僕はもちろん嬉しかったし、ロルフもルルもとっても嬉しそうだった。
ロルフはルーに似ているからかな、元気いっぱいな様子にお義父さまも爺もすごく喜んでいたけれど、ルルを抱っこすると途端に崩れ落ちてしまう。
いや、そんな状態になってしまうのはお義父さまと爺だけじゃない。
お父さまもそれにお兄さまも同じ。
その度にルーがみんなの腕からルルを抱き上げてくれるから安心だけど、やっぱり毎回だと困ってしまう。
僕にそっくりで真っ白なお耳だから珍しいのかもしれないけど、ルルがもう少し大きくなってからもこんな調子だと困っちゃうから、珍しいのにも慣れてもらわないとね!
ロルフとルルをベッドに寝かせると、お義父さまが出産祝いだと言って大きな箱を僕の前に置いてくれた。
何が入っているのかと尋ねたら、ロルフとルルにお揃いの服と、そして僕とルーの服も入っているらしい。
僕とルーの服も楽しみだけど、ロルフとルルのお揃いの衣装がどんなのか楽しみで仕方がない。
だって双子でお揃いなんて可愛いしかないもんね。
ウキウキしながら箱を開けると、中に入っていたのはモコモコの真っ白な生地。
「わぁー、すごいっ! アズールみたい!!」
取り出して広げてみると、上から下まで真っ白モコモコの衣装。
しかも、お尻には丸くて小さな尻尾と、頭の部分には帽子までくっついていて、その帽子にはウサギの垂れ耳までついている。
「ルーっ、みてみて! これをロルフとルルに着せたらアズールそっくりになるよ!!」
「――っ、ロルフと、ルルがアズールそっくりに……っ、くぅ――っ!!」
「ルー? どうしたの?」
可愛い洋服を見つめたまま、苦しげな顔を見せたルーが心配になって思わず声をかけてしまった。
「いや、あまりにも可愛すぎてたまらなくなったんだ。父上がロルフとルルのためにこんな可愛い服を作ってくださる
とは思っても見ませんでしたよ」
「ははっ。そうだろう? ルーディーがそんなにも喜んでくれるとは……想像以上だが嬉しいぞ! なぁ、フィデリオ」
「はい。これもマティアスさまのおかげでございますね」
マティアスさんって、僕のお祝いの服を作ってくれる人だ。
そうか、あの人が作ってくれたんだ。
なんか納得。
はじめてマティアスさんの服を着たのは確か1歳のお誕生日の日。
すっごく軽くてきやすかったのを覚えてる。
それにすっごく可愛かったんだよね。
「早速ロルフとルルに着せてみよう!!」
ルーは突然張り切り出して、僕が持っていた二人のウサギさんの服を持って、ロルフとルルが寝ているベッドに向かった。
ルーが寝ているルルにウサギさんの服を着せている間に、隣でお母さまがロルフにも手際よく同じ服を着せてくれる。
「あらあら、なんて可愛いのかしら! アズールの生まれた時にそっくり!!」
「本当? アズールにも見せて! 見せて!」
「ほら、可愛いでしょう?」
「わぁーっ!!」
すやすやと眠ったままのロルフは真っ白なウサギさんそのもの。
しかも垂れ耳だと思ったら、ロルフの帽子の耳はぴーんと立っている。
「本当にアズールそっくりだね。可愛いっ!!」
「この帽子、頭を入れると耳が立つのよ。可愛いわ」
まさか帽子にそんな仕掛けまであるなんて!!
さすがマティアスさんだな。
「ねぇ、ルルはどんな感じ?」
僕が尋ねると、ルーはルルを抱っこしたままその場に立ち尽くしていた。
「ルー? どうしたの?」
またも固まってしまったルーに尋ねると、ハッとして僕をみる。
「あまりにもルルがアズールにそっくりで驚いてしまったんだ。ほら見てごらん」
そう言って見せてくれたルルは、ロルフと同じモコモコのウサギさんだったけれど、耳がへにょっと垂れていてこれはまた可愛い!!
「すごい! 同じ服だけど、耳の形だけが違うんだね。すっごく可愛い!! お義父さま、ありがとう!!!!」
「いや、アズールもそんなに喜んでくれて嬉しいよ。フィデリオ、マティアスに頼んだ甲斐があったというものだな」
「はい。そうでございますね。ロルフさまもルルさまも本当によくお似合いで可愛らしい」
「マティアスにルーディーとアズールの子どもたちの衣装を頼みたいと言ったら張り切って作ってくれてな。マティアスのおかげで今日、こうしてロルフとルルの衣装を持ってくることができたのだよ」
「じゃあ、マティアスさんに今度お礼を言わないとね!!」
「ああ、そうだな」
ルーはそう言いながら、ウサギさんに変身したロルフとルルを嬉しそうに見つめていた。
「じゃあ、アズールとルーの衣装もマティアスさんが作ってくれたの?」
「ああ、そうだぞ。きっとアズールも喜ぶはずだ」
「わぁー、楽しみ!!」
ロルフとルルの服を見た後だから、すっごく期待しちゃうな。
僕とルーの衣装はどんなのかな?
僕はワクワクした気持ちを抑えられずに、箱の中を見た。
年末年始の休暇をいただいておりましたが、今日から連載再開です。
可愛い双子も生まれ、完結が近づいてきましたが、最後まで楽しんでいただけるように頑張りますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
* * *
<sideアズール>
お義父さまと爺にやっと、ロルフとルルを抱っこしてもらうことができて、僕はもちろん嬉しかったし、ロルフもルルもとっても嬉しそうだった。
ロルフはルーに似ているからかな、元気いっぱいな様子にお義父さまも爺もすごく喜んでいたけれど、ルルを抱っこすると途端に崩れ落ちてしまう。
いや、そんな状態になってしまうのはお義父さまと爺だけじゃない。
お父さまもそれにお兄さまも同じ。
その度にルーがみんなの腕からルルを抱き上げてくれるから安心だけど、やっぱり毎回だと困ってしまう。
僕にそっくりで真っ白なお耳だから珍しいのかもしれないけど、ルルがもう少し大きくなってからもこんな調子だと困っちゃうから、珍しいのにも慣れてもらわないとね!
ロルフとルルをベッドに寝かせると、お義父さまが出産祝いだと言って大きな箱を僕の前に置いてくれた。
何が入っているのかと尋ねたら、ロルフとルルにお揃いの服と、そして僕とルーの服も入っているらしい。
僕とルーの服も楽しみだけど、ロルフとルルのお揃いの衣装がどんなのか楽しみで仕方がない。
だって双子でお揃いなんて可愛いしかないもんね。
ウキウキしながら箱を開けると、中に入っていたのはモコモコの真っ白な生地。
「わぁー、すごいっ! アズールみたい!!」
取り出して広げてみると、上から下まで真っ白モコモコの衣装。
しかも、お尻には丸くて小さな尻尾と、頭の部分には帽子までくっついていて、その帽子にはウサギの垂れ耳までついている。
「ルーっ、みてみて! これをロルフとルルに着せたらアズールそっくりになるよ!!」
「――っ、ロルフと、ルルがアズールそっくりに……っ、くぅ――っ!!」
「ルー? どうしたの?」
可愛い洋服を見つめたまま、苦しげな顔を見せたルーが心配になって思わず声をかけてしまった。
「いや、あまりにも可愛すぎてたまらなくなったんだ。父上がロルフとルルのためにこんな可愛い服を作ってくださる
とは思っても見ませんでしたよ」
「ははっ。そうだろう? ルーディーがそんなにも喜んでくれるとは……想像以上だが嬉しいぞ! なぁ、フィデリオ」
「はい。これもマティアスさまのおかげでございますね」
マティアスさんって、僕のお祝いの服を作ってくれる人だ。
そうか、あの人が作ってくれたんだ。
なんか納得。
はじめてマティアスさんの服を着たのは確か1歳のお誕生日の日。
すっごく軽くてきやすかったのを覚えてる。
それにすっごく可愛かったんだよね。
「早速ロルフとルルに着せてみよう!!」
ルーは突然張り切り出して、僕が持っていた二人のウサギさんの服を持って、ロルフとルルが寝ているベッドに向かった。
ルーが寝ているルルにウサギさんの服を着せている間に、隣でお母さまがロルフにも手際よく同じ服を着せてくれる。
「あらあら、なんて可愛いのかしら! アズールの生まれた時にそっくり!!」
「本当? アズールにも見せて! 見せて!」
「ほら、可愛いでしょう?」
「わぁーっ!!」
すやすやと眠ったままのロルフは真っ白なウサギさんそのもの。
しかも垂れ耳だと思ったら、ロルフの帽子の耳はぴーんと立っている。
「本当にアズールそっくりだね。可愛いっ!!」
「この帽子、頭を入れると耳が立つのよ。可愛いわ」
まさか帽子にそんな仕掛けまであるなんて!!
さすがマティアスさんだな。
「ねぇ、ルルはどんな感じ?」
僕が尋ねると、ルーはルルを抱っこしたままその場に立ち尽くしていた。
「ルー? どうしたの?」
またも固まってしまったルーに尋ねると、ハッとして僕をみる。
「あまりにもルルがアズールにそっくりで驚いてしまったんだ。ほら見てごらん」
そう言って見せてくれたルルは、ロルフと同じモコモコのウサギさんだったけれど、耳がへにょっと垂れていてこれはまた可愛い!!
「すごい! 同じ服だけど、耳の形だけが違うんだね。すっごく可愛い!! お義父さま、ありがとう!!!!」
「いや、アズールもそんなに喜んでくれて嬉しいよ。フィデリオ、マティアスに頼んだ甲斐があったというものだな」
「はい。そうでございますね。ロルフさまもルルさまも本当によくお似合いで可愛らしい」
「マティアスにルーディーとアズールの子どもたちの衣装を頼みたいと言ったら張り切って作ってくれてな。マティアスのおかげで今日、こうしてロルフとルルの衣装を持ってくることができたのだよ」
「じゃあ、マティアスさんに今度お礼を言わないとね!!」
「ああ、そうだな」
ルーはそう言いながら、ウサギさんに変身したロルフとルルを嬉しそうに見つめていた。
「じゃあ、アズールとルーの衣装もマティアスさんが作ってくれたの?」
「ああ、そうだぞ。きっとアズールも喜ぶはずだ」
「わぁー、楽しみ!!」
ロルフとルルの服を見た後だから、すっごく期待しちゃうな。
僕とルーの衣装はどんなのかな?
僕はワクワクした気持ちを抑えられずに、箱の中を見た。
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