真っ白ウサギの公爵令息はイケメン狼王子の溺愛する許嫁です

波木真帆

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第三章

貴重な体験

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<sideマクシミリアン>

まさかそんなにも驚かれるとは思っていなかった。

口淫というものが存在することは知っているし、もちろん私もヴェルナーのモノを咥え、甘い蜜をいただくことはよくあることだというか、ほぼ毎回だろう。

ヴェルナーも私のモノを咥えたいといってくれることは今までになかったわけではないが、流石に年上で上官でもあるヴェルナーに私のモノを咥えさせるのはなんとも忍びない。
そもそもヴェルナーの可愛らしい小さな口には私の大きなモノを咥えさせることは可哀想だと思ってしまう。

それなのに、まさか私のモノよりも遥かに逞しく大きなモノを持っていらっしゃるはずの団長とクレイさまが口淫をさせていらっしゃるのとは……そちらの方が驚きだ。

まぁ、アズールさまは性欲の強い獣人の番となるべくお生まれになったお方。
百歩譲ってそのようなこともするだろう。
だが、ティオはヴェルナーよりも細身で身長も低い。

そんなティオがクレイさまのモノを咥えられるのなら、もしかしたらヴェルナーも私のモノを咥えるのも可能なのかもしれない。
ヴェルナーに実際にさせるかどうかは別として、無理ではないのかもしれない。

ヴェルナーが私のモノを咥える……。

――んんっ……まくし、みりあん……きもひいい?

くぅ――っ!!
私のモノを咥えながら、恍惚とした目で見上げられならそんなことを言われたら、確実に暴発してしまう。
それくらい破壊力が強い。

なるほど。
クレイさまがティオに咥えられて我慢できずに、顔にかけてしまうのがわかる気がする。
私ならヴェルナーに咥えられて何秒持つだろう……。
おそらく瞬殺だ。

想像だけでこの有様なのだから、本当にヴェルナーにしてもらったら……絶対に無理だな。

「私にはその経験はございませんが……もし、してもらったとしても制御は難しいかと……」

「お前も我慢できぬと申すか?」

「おそらくそうなると存じます。なんせ、あのヴェルナーに咥えてもらうのでしょう? 我慢などできるわけがありません」

「ははっ。自信満々に言い切ったな。だが、クレイ。それが自然なのかもしれぬ。アズールは私の蜜がかかっても嫌がるどころか、嬉しそうに舐めとっていたぞ。それどころか、私の匂いを纏うことができて嬉しそうだった。ティオもそうではないか?」

「確かに嬉しそうにしてくれていました」

「だろう? 我々はまだ愛しい夫との交わりに慣れていない。これからお互いに高めあうのもいいことではないか?」

団長の言葉にクレイさまも納得していらっしゃるようだ。

「そうですね。ティオとはまだまだこれからですね。さすが義兄上。これからも相談させてください」

「ははっ。なんでも尋ねるが良い」

嬉しそうな団長とクレイさまを見て、私もほっとした。
だが、口淫か……。

ヴェルナーが嫌がらなければ一度頼んでみてもいいかもしれない。
なかなか難しそうだが……。

<sideティオ>

「ヴェルはマックスのを咥えたくならないの?」

アズールさまに疑問をぶつけられ、ヴェルナーさまは真っ赤な顔をしながら教えてくれた。

「いえ、今までそんな機会がなかったというか……それだけです」

「そうなの?」

「はい。マクシミリアンは、その……私のを咥えて一度イかせると、すぐに中に挿入りたがるんです。蜜は中で出したいそうですよ」

ああ、なるほど。
そういう理由だったのか。
それならわかる気がする。
きっと副団長はヴェルナーさまを中からたっぷりと味わってマーキングしたいのかもしれない。
だって、クレイさまも何度も何度も私の中に蜜を放って、ティオは私のものだと言い続けていらっしゃったのだから。

「そうなんだ……熊さんはみんなそうなのかな? ねぇ、爺ーっ!!」

私が納得している間に、アズールさまは急に、少し離れた位置に座っていらっしゃったフィデリオさまをお呼びになった。

「何事かございましたか?」

「爺、今の話聞こえてた?」

「えっ? いいえ。少し考え事をしておりましたので、申し訳ございません」

「ううん、大丈夫。あのね、ちょっとだけ聞きたいことがあるんだけどいい?」

「はい。アズールさまのご質問なら何なりとお答えいたしますよ」

「わーい。さすが爺。大好きっ!!」

アズールさまはフィデリオさまの胸にぴょんと飛びついて、目をキラキラと輝かせながら口を開いた。

「あのね、爺は口に咥えられるのより、中に出す方が好き? 熊族はみんな同じなの?」

「え――っ!! な――っ、そ、それは……」

無邪気な表情とは対照的に、アズールさまの口からとんでもない質問が投げかけられてフィデリオさまはどう答えていいのかわからないといった様子だ。

おそらくこんなにも焦った姿を見せられたことはないだろう。
これはある意味貴重な体験をしたのかもしれない。
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