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対決の前に
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「ああ。倉橋さん、こちらです」
「すみません、遅くなりましたか?」
「いえ、私が早く着きすぎただけです」
大手コーヒーチェーン店のテラス席で手を上げながら爽やかな笑顔を向けてくるこの男性。
少し茶色みがかったサラサラとした髪は地毛らしい。
ハーフだかクウォーターだか聞いた覚えがある。
綺麗に形の整えられた眉も、切れ長でパッチリとした魅惑的な瞳も同じ色をしているのが自分でも気に入っていると言っていた。
高身長と言われる俺とほとんど変わらない彼は今スーツを着ているが、スーツの上からでもわかるほど綺麗な筋肉をつけている。
相変わらず格好いい。
男の俺でも思わず感心してしまうほどに、彼は恵まれた容姿と体躯をしている。
スーツを着てコーヒーを飲んでいる姿は大企業に勤めるいかにもやり手の営業マンといったところか。
それもまた彼の仕事にはもってこいの見た目なのだろうな。
「ユウさん、今回もいろいろと助かりましたよ」
「ふふっ。それならよかったです」
「謝礼はいつもの口座でいいですか?」
「はい。ありがとうございます」
俺は彼の目の前でスマホを操作し、オンライン決済で彼の口座に金を振り込んだ。
彼とはいつもこうやって目の前で振込することにしている。
請求額より少し多めにしているのは迅速で丁寧な対応に対するお礼と、次の機会への先行投資といったところだ。
今回はいつもよりさらに金額を増しておいたからか、彼のスマホがピコンと音を立てすぐに確認した彼は、金額を見て一瞬驚いたもののすぐに爽やかな笑顔を浮かべ『ありがとうございます』とお礼を言っていた。
いやいや、お礼なんて必要ない。
彼に行き着くまでに数人の探偵に仕事を依頼したことがあるが、彼ほど納得のいく仕事をしてくれる者はいなかった。
彼だけなんだ、俺が要求する以上のものを調べ上げなおかつ予定日よりも早く仕上げてくれるのは。
俺の知りたい情報を与えてくれるのなら金額が高額だろうがどうでもいい。
彼を紹介してくれた安慶名さんには本当に感謝しかない。
彼はスマホを上着の内ポケットに仕舞うと、俺の方をじっと見つめながら口を開いた。
「ここからは個人的な興味でお伺いするので話したくなければ構いませんが、近いうちに彼らに報復をなさるおつもりなのでしょう?」
「ふふっ。やはりわかりますか?」
「あなたが慈しみ、守ろうとしている相手がどれほど彼らに傷つけられていたかを知ってしまいましたので、気になっていたのですよ」
「奴らは航を物のように扱い傷つけていたんです。仕返しをしなければ私の気がおさまらない」
「そうですね。倉橋さんの気持ち、わかります。ですが、くれぐれもやり過ぎには注意してください。
倉橋さんまでも去ることになってしまったら、あなたの大切な子はもう二度と立ち直れないと思いますよ」
そう話すユウさんは航のことを話しながら、違う人を思い浮かべているようなそんな気がした。
プライベートなことは全く知らない彼だが、きっと俺が航を思うように彼もまた慈しみ、守ろうとしている相手がいるのだろうということは想像できた。
「大丈夫です。友人にも同じことを言われました。そして、一緒についてきてくれるそうなので……」
「そうですか、それなら安心です。なら、こちらをお持ちください」
そう言って目を細めながら彼は持っていたビジネス鞄からクリアファイルに入った数枚の紙を手渡した。
「これは?」
「調査途中で偶然に見つけたものですが、彼を痛めつけるにはなかなかに良い情報だと思いまして。
私にはいらない物ですから、倉橋さんに差し上げますよ」
爽やかな顔で不敵な笑みを浮かべるユウさんを見てゾクゾクと悪寒が走ったのがわかった。
やはりこの人を敵に回すと危ない。
心底仲間に引き込んできてよかったと思う人物だ。
「こんな良い情報頂いていいんですか? きちんと謝礼をお支払いしますよ」
「いえいえ、本当に偶然の産物なので。それにその分以上は頂きましたから」
「じゃあ今回はお言葉に甘えて頂戴します。ありがとうございます。またよろしくお願いしますね。
私はこれから例の人物と予定が入っているのでこれで失礼します。これ、使わせていただきますね」
「お気をつけて」
俺は爽やかに手を振る彼に『じゃあまた』と手を振りかえし、テラスからでた。
向かうは銀座イリゼ。
待ってろよ、梅崎。
俺は銀座イリゼの地下駐車場で車を止めた。
ここは従業員専用駐車場の奥にあるオーナーである浅香専用の駐車場。
ここなら誰にも自分の姿を見られることはない。
俺は車の中でさっき最後にユウさんから貰った書類を取り出した。
航の上司、いや元上司の梅崎が数年にも渡って女性と不倫しているという事実が事細かに調べ上げられていた。
しかも中にはその交際費用を捻出するために会社の金を1千万近く横領しているという事実もあった。
これは偶然の産物とは思えないほどの情報量だ。
おそらくユウさんは航の置かれていた境遇に心を痛め航のためにわざわざ調べてくれたのだろう。
だから俺には調査料はいらないと言ってくれたのかもしれない。
ユウさんの気持ちに感謝しながら、航のことをここまで思ってくれるユウさんにほんの少し嫉妬の心が芽生えたのも事実だ。
ユウさんに航を会わせることは来ないだろうがこれから先もやめておいたほうがよさそうだ。
ははっ、バカだな。
ユウさんに航を取られるなどあるわけがないだろうに、つくづく自分の狭量さに呆れてしまう。
今は目の前のことに集中しなければ。
じっくりと書類の中身を頭に叩き込んだところで、運転席の窓がトントンと叩かれた。
もう時間か
扉を開け外に出るとすぐ目の前に浅香がいた。
「随分と早くから待ってたんだな」
「ああ、ちょっと確認しておきたいものがあったからな。ところで、周平さんはどうした?
一緒じゃなかったのか?」
「ふふっ。一緒にいるよ。ただ、変装が思いの外うまく行きすぎて照れてるみたいなんだ」
「うまく行きすぎて?」
「ああ。見ても驚くなよ。周平さん、ほら早く」
一体なんなんだ? と思いながら車から降りてきた周平さんに目をやって
『――っ!』俺は言葉に詰まってしまった。
綺麗な筋肉で鍛え上げられた190近い長身に、ひと目見るだけで高級だとわかる皺一つないダークスーツを颯爽と着こなし、艶々とした髪を後ろへと流し、センスのいいサングラスをかけこちらに目を向ける男。
それはどこからどう見てもアレだと思わせる佇まいをしていた。
「こ、この人が……周平、さん……?」
「やっぱり驚いたか。まぁ、そうだろうな。これなら気づかれないだろう?」
いや、気づかれないだろうが確実に勘違いはされるぞ。
でもそっちの方があいつを震え上がらせるにはもってこいのシチュエーションだな。
それにしても周平さんをこんなふうに変装させられるのも浅香だけだろうな。
浅香が多分カッコいいとか言って乗せたんだろう。
「最高だよ! これ以上ない変装だ!」
俺の言葉に得意満面そうな笑みを浮かべる浅香と、浅香が嬉しそうならいいかと言わんばかりの表情で浅香を見つめる周平さん。
サングラスをかけていても浅香を見つめるその蕩けるような眼差しがわかる。
この2人なら本当に一生のパートナーになれる、そんな気持ちを持ちながら俺は2人に
『そろそろ行こうか』と声をかけた。
「すみません、遅くなりましたか?」
「いえ、私が早く着きすぎただけです」
大手コーヒーチェーン店のテラス席で手を上げながら爽やかな笑顔を向けてくるこの男性。
少し茶色みがかったサラサラとした髪は地毛らしい。
ハーフだかクウォーターだか聞いた覚えがある。
綺麗に形の整えられた眉も、切れ長でパッチリとした魅惑的な瞳も同じ色をしているのが自分でも気に入っていると言っていた。
高身長と言われる俺とほとんど変わらない彼は今スーツを着ているが、スーツの上からでもわかるほど綺麗な筋肉をつけている。
相変わらず格好いい。
男の俺でも思わず感心してしまうほどに、彼は恵まれた容姿と体躯をしている。
スーツを着てコーヒーを飲んでいる姿は大企業に勤めるいかにもやり手の営業マンといったところか。
それもまた彼の仕事にはもってこいの見た目なのだろうな。
「ユウさん、今回もいろいろと助かりましたよ」
「ふふっ。それならよかったです」
「謝礼はいつもの口座でいいですか?」
「はい。ありがとうございます」
俺は彼の目の前でスマホを操作し、オンライン決済で彼の口座に金を振り込んだ。
彼とはいつもこうやって目の前で振込することにしている。
請求額より少し多めにしているのは迅速で丁寧な対応に対するお礼と、次の機会への先行投資といったところだ。
今回はいつもよりさらに金額を増しておいたからか、彼のスマホがピコンと音を立てすぐに確認した彼は、金額を見て一瞬驚いたもののすぐに爽やかな笑顔を浮かべ『ありがとうございます』とお礼を言っていた。
いやいや、お礼なんて必要ない。
彼に行き着くまでに数人の探偵に仕事を依頼したことがあるが、彼ほど納得のいく仕事をしてくれる者はいなかった。
彼だけなんだ、俺が要求する以上のものを調べ上げなおかつ予定日よりも早く仕上げてくれるのは。
俺の知りたい情報を与えてくれるのなら金額が高額だろうがどうでもいい。
彼を紹介してくれた安慶名さんには本当に感謝しかない。
彼はスマホを上着の内ポケットに仕舞うと、俺の方をじっと見つめながら口を開いた。
「ここからは個人的な興味でお伺いするので話したくなければ構いませんが、近いうちに彼らに報復をなさるおつもりなのでしょう?」
「ふふっ。やはりわかりますか?」
「あなたが慈しみ、守ろうとしている相手がどれほど彼らに傷つけられていたかを知ってしまいましたので、気になっていたのですよ」
「奴らは航を物のように扱い傷つけていたんです。仕返しをしなければ私の気がおさまらない」
「そうですね。倉橋さんの気持ち、わかります。ですが、くれぐれもやり過ぎには注意してください。
倉橋さんまでも去ることになってしまったら、あなたの大切な子はもう二度と立ち直れないと思いますよ」
そう話すユウさんは航のことを話しながら、違う人を思い浮かべているようなそんな気がした。
プライベートなことは全く知らない彼だが、きっと俺が航を思うように彼もまた慈しみ、守ろうとしている相手がいるのだろうということは想像できた。
「大丈夫です。友人にも同じことを言われました。そして、一緒についてきてくれるそうなので……」
「そうですか、それなら安心です。なら、こちらをお持ちください」
そう言って目を細めながら彼は持っていたビジネス鞄からクリアファイルに入った数枚の紙を手渡した。
「これは?」
「調査途中で偶然に見つけたものですが、彼を痛めつけるにはなかなかに良い情報だと思いまして。
私にはいらない物ですから、倉橋さんに差し上げますよ」
爽やかな顔で不敵な笑みを浮かべるユウさんを見てゾクゾクと悪寒が走ったのがわかった。
やはりこの人を敵に回すと危ない。
心底仲間に引き込んできてよかったと思う人物だ。
「こんな良い情報頂いていいんですか? きちんと謝礼をお支払いしますよ」
「いえいえ、本当に偶然の産物なので。それにその分以上は頂きましたから」
「じゃあ今回はお言葉に甘えて頂戴します。ありがとうございます。またよろしくお願いしますね。
私はこれから例の人物と予定が入っているのでこれで失礼します。これ、使わせていただきますね」
「お気をつけて」
俺は爽やかに手を振る彼に『じゃあまた』と手を振りかえし、テラスからでた。
向かうは銀座イリゼ。
待ってろよ、梅崎。
俺は銀座イリゼの地下駐車場で車を止めた。
ここは従業員専用駐車場の奥にあるオーナーである浅香専用の駐車場。
ここなら誰にも自分の姿を見られることはない。
俺は車の中でさっき最後にユウさんから貰った書類を取り出した。
航の上司、いや元上司の梅崎が数年にも渡って女性と不倫しているという事実が事細かに調べ上げられていた。
しかも中にはその交際費用を捻出するために会社の金を1千万近く横領しているという事実もあった。
これは偶然の産物とは思えないほどの情報量だ。
おそらくユウさんは航の置かれていた境遇に心を痛め航のためにわざわざ調べてくれたのだろう。
だから俺には調査料はいらないと言ってくれたのかもしれない。
ユウさんの気持ちに感謝しながら、航のことをここまで思ってくれるユウさんにほんの少し嫉妬の心が芽生えたのも事実だ。
ユウさんに航を会わせることは来ないだろうがこれから先もやめておいたほうがよさそうだ。
ははっ、バカだな。
ユウさんに航を取られるなどあるわけがないだろうに、つくづく自分の狭量さに呆れてしまう。
今は目の前のことに集中しなければ。
じっくりと書類の中身を頭に叩き込んだところで、運転席の窓がトントンと叩かれた。
もう時間か
扉を開け外に出るとすぐ目の前に浅香がいた。
「随分と早くから待ってたんだな」
「ああ、ちょっと確認しておきたいものがあったからな。ところで、周平さんはどうした?
一緒じゃなかったのか?」
「ふふっ。一緒にいるよ。ただ、変装が思いの外うまく行きすぎて照れてるみたいなんだ」
「うまく行きすぎて?」
「ああ。見ても驚くなよ。周平さん、ほら早く」
一体なんなんだ? と思いながら車から降りてきた周平さんに目をやって
『――っ!』俺は言葉に詰まってしまった。
綺麗な筋肉で鍛え上げられた190近い長身に、ひと目見るだけで高級だとわかる皺一つないダークスーツを颯爽と着こなし、艶々とした髪を後ろへと流し、センスのいいサングラスをかけこちらに目を向ける男。
それはどこからどう見てもアレだと思わせる佇まいをしていた。
「こ、この人が……周平、さん……?」
「やっぱり驚いたか。まぁ、そうだろうな。これなら気づかれないだろう?」
いや、気づかれないだろうが確実に勘違いはされるぞ。
でもそっちの方があいつを震え上がらせるにはもってこいのシチュエーションだな。
それにしても周平さんをこんなふうに変装させられるのも浅香だけだろうな。
浅香が多分カッコいいとか言って乗せたんだろう。
「最高だよ! これ以上ない変装だ!」
俺の言葉に得意満面そうな笑みを浮かべる浅香と、浅香が嬉しそうならいいかと言わんばかりの表情で浅香を見つめる周平さん。
サングラスをかけていても浅香を見つめるその蕩けるような眼差しがわかる。
この2人なら本当に一生のパートナーになれる、そんな気持ちを持ちながら俺は2人に
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