184 / 286
家族の一員 <sideフラン>
しおりを挟む
sideグリが楽しかったので、今回はsideフランで書いてみました。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<sideフラン>
「やぁ、甲斐くん。連絡ありがとう」
甲斐パパに抱っこされてお外の光を浴びていると、車から一人の男の人が降りてこっちにやってきた。
この人、誰だろう?
「お忙しいのにお呼びだてして申し訳ありません」
「いや、初お目見えの子がいるというなら、喜んで来させてもらうよ。それで今はその子に会えそうかな?」
「ええ。ちょうどその子と日光浴をしていたところです。この子ですよ」
そういうと甲斐パパはぼくをその人に見せた。
「生後32日のミニチュアダックスフンドの男の子です。大人しくてとても賢い可愛い子ですよ」
「おお、可愛いな。抱っこさせてもらっても構わないかな?」
「はい。大丈夫です。どうぞ」
えっ、甲斐パパ……。
ぼくを知らない人に抱っこさせるの?
ちょっと怖いよ……。
そう思ったけれど、小さなぼくの身体はあっという間に甲斐パパの手から離れてその人のところに行ってしまった。
怖かったらどうしよう……。
ぼくは不安でいっぱいで身体が震えてしまった。
けれど、
「怖くないよ、大丈夫。大丈夫」
そう言って、ぼくを撫でてくれる手がものすごく優しかった。
なんだか甲斐パパの温もりみたいで安心する。
ぼくは知らない間にそのまま寝ちゃってた。
気がつくと、ぼくはママのお部屋で寝ていた。
ーママ……。
ーあら? 起きたの?
ーうん、今日知らない人に抱っこされた。
ーあの人はね、あなたを家族にしたいって言ってたわ。
ーえっ……家族? ぼく、ここから離れちゃうの?
ーふふっ。とってもいい人だったわ。私にもあなたを連れ帰っていいかって優しく撫でながら尋ねてくれたの。それがとっても優しい手だったから、きっとあなたは幸せになれるって思ったわ。
ーでも、ぼく……離れたくないよ。ママとも甲斐パパとも離れたくない。
ーそうね。私も離れるのは寂しいわ。でもね、あなたを可愛がってくれる家族も欲しいの。
ー嫌だ、ぼくはここから離れない!
そう言ったけれど、それから何日かおきにあの人は来てくれて、ぼくを優しく抱っこして声をかけてくれた。
いつの間にか、あの人が来ないかなって待ち侘びてしまっていて、自分でも驚いてしまった。
そして、
「君を家族に迎えたいんだ。うちに来てくれないか?」
その言葉に、ぼくは生まれてから初めてくらいの大きな声で
「ワンっ!」
と返事したんだ。
けれど、その日にすぐにおうちに連れて行ってもらえるわけじゃない。
甲斐パパはぼくたちが生まれてから60日は絶対にここから出さないように決めているんだって。
この間に新しい家族のところに行けるようにいっぱい勉強するんだ。
「櫻葉さん、この子の名前をつけてもらえますか?」
「そうか、名前か……」
新しい家族ができるまでぼくにはずっと名前がなかった。
ここで初めて名前をつけてもらえるんだ。
ぼくはなんて名前になるんだろう?
ドキドキしていると、新しいパパはぼくを抱っこして、
「そうだな、君の名前はフランだ。気に入ったかな?」
フラン?
なんか、可愛い。
「櫻葉さん、何か由来はありますか?」
「一花がね、プリンが好きなんだそうだ。この子のクリーム色の毛並みを見ていると、そのことを思い出したんだ」
「ああ、なるほど。だからフラン……可愛い由来ですね」
「ははっ。さすが甲斐くん。語学も堪能だな」
甲斐パパと新しいパパのお話はよくわからなかったけど、フランという名前が可愛いということはわかった。
その日からぼくはフランになった。
それから毎日いっぱいお勉強した。
名前にも反応できたし、ちゃんと間違えることなく決められた場所でトイレに行けるようになったし、おすわりとか待てとか伏せとかもできるようになった。
甲斐パパとたくさん仲間がいるところに行って他の仲間たちと仲良く遊べるようにもなったし、何にも理由がないのに噛んだり怒ったりしちゃいけないっていうのもお勉強した。
お外は大きな乗り物がいたり、うるさい乗り物もあったり、びっくりすることがいっぱいだったけど何度かお外に出ているうちに危ないものもちゃんとわかってきた。
その間も新しいパパは何度もぼくに会いに来てくれて、お庭で一緒に走り回ったり、ご飯をくれたり、抱っこしてくれたり……すっごく楽しかった。
「フラン、明日櫻葉さんの家に行くよ」
とうとうその言葉を言われた。
最後にママのところに連れて行かれる。
ーママ……ぼく、今日でお別れなんだって……。
ーおめでとう。ママは嬉しいわ。
ーママ、寂しくない?
ーふふっ。子どもの成長を喜ばない親はいないわ。フラン、元気でね。
ーママっ!! ぼく、新しいパパのところで幸せになるね。
ーええ。祈ってるわ。
ママと、そして甲斐パパとのお別れは寂しかったけれど、新しいパパの匂いがするケージに入れられたらワクワクしてしまった。
そして、甲斐パパと一緒にやってきたお家。
ここが今日からぼくの家になるんだ。
広いお部屋で待っていると、櫻葉パパが来てくれた。
いつもと同じ優しい目でホッとする。
「おいで」
その声にすぐに反応して、櫻葉パパの元に向かう。
差し出された手をぺろっと舐めると、優しく抱き上げられた。
「フランも一花に会いに行こうか」
そんな声が聞こえて、ぼくは嬉しくなった。
まだ会ったこともない人だけど、いつも櫻葉パパが一花、一花って話してくれたから気になってた。
どんな子なんだろう。
ドキドキしていると、少し開かれた扉の前でそっと下ろされる。
ちらっと顔を出すと、
「わぁっ!」
と可愛い声が聞こえた。
その声がとても優しくてぼくは嬉しくなって近づいた。
後ろにいた人がさっとその子を守るように動いたのが見えて、驚かせてはいけないんだと思い出した。
怖がらせないように、ぼくは頭を差し出した。
可愛い子がぼくを優しく撫でてくれる。
その手の温もりが櫻葉パパや甲斐パパと同じで安心する。
櫻葉パパが部屋に入ってきて、ぼくを紹介してくれる。
「この子の名前はフランだ。一花、征哉くんも仲良くしてやってくれ」
「わぁー、フラン。僕は一花だよ。よろしくね」
その可愛らしい表情にぼくは惹かれたんだ。
これでずっと一緒にいられると思って喜んだけれど、一花ちゃんはぼくが甲斐パパに育てられていたことを知ると、
「大事に育てた子を譲るのって寂しくないですか? 本当はずっと一緒にいたいんじゃないですか?」
と言って、ぼくを甲斐パパと引き離してしまうことに不安そうな顔をしていた。
ぼく……ここには居られないのかな?
ずっとこの家に来るために頑張ってお勉強してきたんだけどな。
そう思っていると、甲斐パパが一花ちゃんにお話をしてくれた。
「フランも一花さんに抱っこされてとても喜んでいるでしょう? 新しい生活に向けてワクワクしているんですよ。私はフランの育ての親として、子どもが巣立っていくのを喜んでいるんです」
その言葉はぼくも嬉しかった。
「僕……フランのこと、大切にします。だから、安心してください」
その瞬間、ぼくはようやくこの家族の一員になれたんだ。
嬉しくて一花ちゃんのほっぺたをぺろっと舐めた。
可愛い一花ちゃん。
ぼくはこの家に来られて本当に幸せなんだ。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<sideフラン>
「やぁ、甲斐くん。連絡ありがとう」
甲斐パパに抱っこされてお外の光を浴びていると、車から一人の男の人が降りてこっちにやってきた。
この人、誰だろう?
「お忙しいのにお呼びだてして申し訳ありません」
「いや、初お目見えの子がいるというなら、喜んで来させてもらうよ。それで今はその子に会えそうかな?」
「ええ。ちょうどその子と日光浴をしていたところです。この子ですよ」
そういうと甲斐パパはぼくをその人に見せた。
「生後32日のミニチュアダックスフンドの男の子です。大人しくてとても賢い可愛い子ですよ」
「おお、可愛いな。抱っこさせてもらっても構わないかな?」
「はい。大丈夫です。どうぞ」
えっ、甲斐パパ……。
ぼくを知らない人に抱っこさせるの?
ちょっと怖いよ……。
そう思ったけれど、小さなぼくの身体はあっという間に甲斐パパの手から離れてその人のところに行ってしまった。
怖かったらどうしよう……。
ぼくは不安でいっぱいで身体が震えてしまった。
けれど、
「怖くないよ、大丈夫。大丈夫」
そう言って、ぼくを撫でてくれる手がものすごく優しかった。
なんだか甲斐パパの温もりみたいで安心する。
ぼくは知らない間にそのまま寝ちゃってた。
気がつくと、ぼくはママのお部屋で寝ていた。
ーママ……。
ーあら? 起きたの?
ーうん、今日知らない人に抱っこされた。
ーあの人はね、あなたを家族にしたいって言ってたわ。
ーえっ……家族? ぼく、ここから離れちゃうの?
ーふふっ。とってもいい人だったわ。私にもあなたを連れ帰っていいかって優しく撫でながら尋ねてくれたの。それがとっても優しい手だったから、きっとあなたは幸せになれるって思ったわ。
ーでも、ぼく……離れたくないよ。ママとも甲斐パパとも離れたくない。
ーそうね。私も離れるのは寂しいわ。でもね、あなたを可愛がってくれる家族も欲しいの。
ー嫌だ、ぼくはここから離れない!
そう言ったけれど、それから何日かおきにあの人は来てくれて、ぼくを優しく抱っこして声をかけてくれた。
いつの間にか、あの人が来ないかなって待ち侘びてしまっていて、自分でも驚いてしまった。
そして、
「君を家族に迎えたいんだ。うちに来てくれないか?」
その言葉に、ぼくは生まれてから初めてくらいの大きな声で
「ワンっ!」
と返事したんだ。
けれど、その日にすぐにおうちに連れて行ってもらえるわけじゃない。
甲斐パパはぼくたちが生まれてから60日は絶対にここから出さないように決めているんだって。
この間に新しい家族のところに行けるようにいっぱい勉強するんだ。
「櫻葉さん、この子の名前をつけてもらえますか?」
「そうか、名前か……」
新しい家族ができるまでぼくにはずっと名前がなかった。
ここで初めて名前をつけてもらえるんだ。
ぼくはなんて名前になるんだろう?
ドキドキしていると、新しいパパはぼくを抱っこして、
「そうだな、君の名前はフランだ。気に入ったかな?」
フラン?
なんか、可愛い。
「櫻葉さん、何か由来はありますか?」
「一花がね、プリンが好きなんだそうだ。この子のクリーム色の毛並みを見ていると、そのことを思い出したんだ」
「ああ、なるほど。だからフラン……可愛い由来ですね」
「ははっ。さすが甲斐くん。語学も堪能だな」
甲斐パパと新しいパパのお話はよくわからなかったけど、フランという名前が可愛いということはわかった。
その日からぼくはフランになった。
それから毎日いっぱいお勉強した。
名前にも反応できたし、ちゃんと間違えることなく決められた場所でトイレに行けるようになったし、おすわりとか待てとか伏せとかもできるようになった。
甲斐パパとたくさん仲間がいるところに行って他の仲間たちと仲良く遊べるようにもなったし、何にも理由がないのに噛んだり怒ったりしちゃいけないっていうのもお勉強した。
お外は大きな乗り物がいたり、うるさい乗り物もあったり、びっくりすることがいっぱいだったけど何度かお外に出ているうちに危ないものもちゃんとわかってきた。
その間も新しいパパは何度もぼくに会いに来てくれて、お庭で一緒に走り回ったり、ご飯をくれたり、抱っこしてくれたり……すっごく楽しかった。
「フラン、明日櫻葉さんの家に行くよ」
とうとうその言葉を言われた。
最後にママのところに連れて行かれる。
ーママ……ぼく、今日でお別れなんだって……。
ーおめでとう。ママは嬉しいわ。
ーママ、寂しくない?
ーふふっ。子どもの成長を喜ばない親はいないわ。フラン、元気でね。
ーママっ!! ぼく、新しいパパのところで幸せになるね。
ーええ。祈ってるわ。
ママと、そして甲斐パパとのお別れは寂しかったけれど、新しいパパの匂いがするケージに入れられたらワクワクしてしまった。
そして、甲斐パパと一緒にやってきたお家。
ここが今日からぼくの家になるんだ。
広いお部屋で待っていると、櫻葉パパが来てくれた。
いつもと同じ優しい目でホッとする。
「おいで」
その声にすぐに反応して、櫻葉パパの元に向かう。
差し出された手をぺろっと舐めると、優しく抱き上げられた。
「フランも一花に会いに行こうか」
そんな声が聞こえて、ぼくは嬉しくなった。
まだ会ったこともない人だけど、いつも櫻葉パパが一花、一花って話してくれたから気になってた。
どんな子なんだろう。
ドキドキしていると、少し開かれた扉の前でそっと下ろされる。
ちらっと顔を出すと、
「わぁっ!」
と可愛い声が聞こえた。
その声がとても優しくてぼくは嬉しくなって近づいた。
後ろにいた人がさっとその子を守るように動いたのが見えて、驚かせてはいけないんだと思い出した。
怖がらせないように、ぼくは頭を差し出した。
可愛い子がぼくを優しく撫でてくれる。
その手の温もりが櫻葉パパや甲斐パパと同じで安心する。
櫻葉パパが部屋に入ってきて、ぼくを紹介してくれる。
「この子の名前はフランだ。一花、征哉くんも仲良くしてやってくれ」
「わぁー、フラン。僕は一花だよ。よろしくね」
その可愛らしい表情にぼくは惹かれたんだ。
これでずっと一緒にいられると思って喜んだけれど、一花ちゃんはぼくが甲斐パパに育てられていたことを知ると、
「大事に育てた子を譲るのって寂しくないですか? 本当はずっと一緒にいたいんじゃないですか?」
と言って、ぼくを甲斐パパと引き離してしまうことに不安そうな顔をしていた。
ぼく……ここには居られないのかな?
ずっとこの家に来るために頑張ってお勉強してきたんだけどな。
そう思っていると、甲斐パパが一花ちゃんにお話をしてくれた。
「フランも一花さんに抱っこされてとても喜んでいるでしょう? 新しい生活に向けてワクワクしているんですよ。私はフランの育ての親として、子どもが巣立っていくのを喜んでいるんです」
その言葉はぼくも嬉しかった。
「僕……フランのこと、大切にします。だから、安心してください」
その瞬間、ぼくはようやくこの家族の一員になれたんだ。
嬉しくて一花ちゃんのほっぺたをぺろっと舐めた。
可愛い一花ちゃん。
ぼくはこの家に来られて本当に幸せなんだ。
2,303
お気に入りに追加
4,733
あなたにおすすめの小説
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
【BL】婚約破棄で『不能男』認定された公爵に憑依したから、やり返すことにした。~計画で元婚約者の相手を狙ったら溺愛された~
楠ノ木雫
BL
俺が憑依したのは、容姿端麗で由緒正しい公爵家の当主だった。憑依する前日、婚約者に婚約破棄をされ『不能男認定』をされた、クズ公爵に。
これから俺がこの公爵として生きていくことになっしまったが、流石の俺も『不能男』にはキレたため、元婚約者に仕返しをする事を決意する。
計画のために、元婚約者の今の婚約者、第二皇子を狙うが……
※以前作ったものを改稿しBL版にリメイクしました。
※他のサイトにも投稿しています。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
十二年付き合った彼氏を人気清純派アイドルに盗られて絶望してたら、幼馴染のポンコツ御曹司に溺愛されたので、奴らを見返してやりたいと思います
塔原 槇
BL
会社員、兎山俊太郎(とやま しゅんたろう)はある日、「やっぱり女の子が好きだわ」と言われ別れを切り出される。彼氏の売れないバンドマン、熊井雄介(くまい ゆうすけ)は人気上昇中の清純派アイドル、桃澤久留美(ももざわ くるみ)と付き合うのだと言う。ショックの中で俊太郎が出社すると、幼馴染の有栖川麗音(ありすがわ れおん)が中途採用で入社してきて……?
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…。
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる