身も心もズタボロになった俺が南の島でイケメン社長と幸せを掴みました

波木真帆

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番外編

西表スイーツ試食会※  <前編>

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『運命の出会いは空港で ~クールなイケメン社長は無自覚煽りの可愛い子ちゃんに我慢できない』の番外編、
<周平さんからの電話>の冒頭でちょこっと話に出ていた、ニャンコたちのスイーツ試食会の話を書いておこうと思って書き出したんですが、祐悟のせいでそこまで行きつきませんでした(汗)
というわけで前後編。
続きはニャンコたちの可愛くて楽しいスイーツ会の様子がお届けできるはずです。
楽しんでいただけると嬉しいです♡


  *   *   *

ーもしもし、平松さん。どうしたんですか?

ー今、電話大丈夫かな?

ーはい。ちょうど休憩に入ったところなので、大丈夫ですよ。

ーならよかった。あのさ、実は崇史たかふみさんの店で西表産の果物を使ったスイーツを出したらどうかって俺が提案したら、崇史さんが早速試作品を作ってくれることになったんだ。それで、試食して感想をもらいたくて……それを藤乃くんに頼みたいんだ。

ーえーっ、それはすっごく嬉しいですけど、俺でいいんですか? 

ー藤乃くんがいいんだよ。スイーツ好きだし、東京でも結構食べてきてるだろ? だから忖度なしに感想を聞かせて欲しいんだ。

昔はスイーツなんて食べる余裕なんてなかったけど、祐悟さんと一緒に過ごすようになってから、俺が甘いものが好きなのを知っていつも美味しいものを食べさせてくれる。

祐悟さんが作ってくれたものはどれも最高に美味しいか省くとして、安慶名さんが作ってくれるあのチーズケーキと、浅香さんのホテルで食べられるマンゴータルトは絶品だ。

これが食べられるって、本当に幸せなんだよね。

ー甘いものは大好きなんで、喜んで参加させてください。あっ、それってもっと人数いても大丈夫ですか?

ーああ。もちろん。いろんな意見を聞かせてもらったほうが嬉しいよ。

ーじゃあ、名嘉村さんと砂川さんも誘ってみますね。

ーあのお二人なら願ったり叶ったりだな。

ーわかりました。話をして後でメッセージ送りますね。時間もその時に決めましょう。

そう言って、電話を切った。

スイーツ試食会なんてウキウキしちゃうな。

あっ、そうだ。
祐悟さんにも話しとかないと!

「祐悟さん……」

「電話終わったのか? 誰だった?」

「平松さんからだったんですけど――――」

俺はさっきの電話の内容を祐悟さんに伝えた。

「それで、都合が合えば名嘉村さんや砂川さんと一緒に試食会に参加したいんですけど、行ってもいいですか?」

「八尋さんのところの店にはいつも世話になってるからな。いいよ、3人で行ってくるといい。砂川と名嘉村にも仕事は気にしないでいいと伝えておこう」

「わぁー! 祐悟さん、ありがとうございます! 俺、嬉しいですっ!!」

「ふふっ。そういう時はキスしてくれたらいい」

「えっ……」

「ほら」

嬉しそうにこっちを見つめてくるから、ちょっと恥ずかしいけど、でも……祐悟さんにキスはしたい。

俺はそっと抱きついて、背伸びして見上げると祐悟さんの嬉しそうな顔がおりてくる。

チュッと重なった瞬間、後頭部に手が回されてそのまま深いキスに……。

いつの間にか滑り込んできた舌が俺の舌に絡みついて、そのあまりの気持ちよさに力が抜けて背伸びしている足が崩れ落ちてしまいそう。

すると、スッと身体が浮いたかと思ったら、そのまま祐悟さんの腕に抱きかかえられてなおもキスが続く。
そのままたっぷりと口内を蹂躙されてゆっくりと唇が離れていった。

「悪い、航が可愛すぎて我慢できなくなった」

「ゆう、ごさん……っ、せきにん、とってぇ……」

こんなにも気持ちいいキスをされてこのままで終われるはずがない。

「――っ、ああ、そうだな。責任とるよ」

ギラギラと獣のような目を向けられて、身体の奥がうずうずしてしまっている俺を祐悟さんはそのまま社長室の奥にある仮眠室に連れて行った。

仮眠室と言っても、大きなベッドとシャワールームもあってしかも完全防音。
最初は俺以外の人も連れ込んだりしたのかと思って不安だったけど、砂川さんが俺以外入ったことがないって太鼓判を押してくれたからホッとしたんだ。

そのままポスっとベッドに下ろされて、もう一度深いキスをされている間に服を脱がされて、あっという間に生まれたままの姿に変わってしまっていた。

祐悟さんにいつも愛されてぷっくりと膨らんでしまった乳首を弄られて、俺のささやかなモノに触れられて、祐悟さんのおっきなモノで身体の奥をゴリゴリと擦られて……最後にたっぷりと蜜を注がれる。

「航……愛してるよ」

大好きな祐悟さんに抱きしめられながら愛の言葉を囁かれて、俺……こんなに幸せで怖いくらいだ。


それからしばらく眠ってしまっていたけれど、目を覚ますと祐悟さんが抱きしめてくれていた。

「あっ、仕事は……」

「大丈夫。今日の分は全部終わってる。航と愛し合ったから仕事が捗ったよ」

そう言ってチュッと軽いキスをしてくれる。

「そうそう、砂川と名嘉村には話をして八尋さんにも連絡しておいた。明日13時に店に来てくれと言っていたよ」

「もう、そんなに決まったんですか?」

「ああ、航のおかげで仕事が捗るって言っただろ? 明日は楽しんでおいで」

「はい。ありがとうございます」

明日は別行動か。
砂川さんと名嘉村さんと一緒に試食会なんて楽しみしかないな。
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