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姉と弟の恋(第三話)

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ある時、学校から家に帰ろうとしている時でした。
家の近くまで帰ってくると、そこに弟が立っていたのです。

それは偶然ではありません。
私が通っている中学校と、弟が通っている小学校は家から全く反対の方角にあるのです。
だから、そこは弟が学校から帰りに通る道ではありません。

それに、もう遅い時間でした。
外は真っ暗でした。

弟は私が帰ってくるのをそこで待っていたのです。

弟は私に言いました。
話したいことがあると・・・

弟は私の手を引っ張って、近くの神社まで行きました。
森の中にある小さな神社です。
私たちが小さかったころ、よく一緒に遊んだ神社でした。
肩車をした弟がお漏らしをした場所・・・私が弟のおしっこでびしょ濡れになった場所・・・

弟はそこへ私を連れていきました。
でも弟は何も言いません。
弟は話があると言ったくせに、ずっと黙っていました。
私がどうしたの?と尋ねても、ずっと黙っているのです。

弟は困っていたのでしょう。
弟は悩んでいたのでしょう。
自分でもどうすればよいのかわからなくなっていたのでしょう。
自分の体が求めるものが何かわかっていても・・・自分の心が求めるものが何かわかっていても・・・でもどうすればよいのか、わからなくなっていたのでしょう。

それは弟だけではありません。
私もそうでした。

弟は私を神社の裏に連れていき、私を座らせました。
地面に座らせました。
私には弟が何をしようとしているのかわかりませんでした。

私が弟の言うとおりに、地面にしゃがむと、弟はその上に立ったのです。
地面にしゃがみ込んでいる私の体を両足で挟み込むようにして、弟は私の上に立ったのです。
弟は大きく足を開いて、私の上に・・・。

もうそのころには、弟の方がずっと体が大きくなっていました。
仁王立ちした弟の両足の間に、しゃがんだ私の体はすっぽりと入っていました。

弟は三年前と同じことがしたかったのかもしれません。
弟は私に肩車をしてほしかったのかもしれません。
でも、弟の体は三年前よりもずっと大きくなっています。
もう私が軽々と肩の上に抱え上げるようなことはできません。
だから・・・

私は小さくなってしゃがんでいました。
弟は私の体の上に立って、・・・そしてやっぱり思った通り・・・弟はおしっこをし始めたのです。
弟は私にかけ始めたのです・・・私の体に・・・おしっこを・・・



三年前と同じように生温かい液体が私の体の表面を流れていきます。
頭髪から顔へと流れ落ち、首筋から背中へと、胸へと、太ももへと、足首へと・・・
私の体はびしょ濡れになり・・・
私の中学校の制服はびしょ濡れになり・・・
私の下着も・・・
私の肌も・・・

温かい液体は私の体を包み込みながら流れ落ちていきます。
私の体の周りの地面はびちょびちょになりました。

それは三年前と同じ・・・でも、その温かい液体で描き出される私の体は違いました。
もう、それは子供の体ではありませんでした。

膨らんだ胸・・・ふっくらとしたお尻・・・いえ、それだけではありません。
私の体の中で一番やわらかい部分・・・一番感じる部分・・・
弟の温かい液体が、まだ私が誰にも見せたことのない部分の形を・・・私の体の一番大切な部分を、くっきりと描き出していきます。

弟はなぜそんなことをしたのでしょうか。

弟も私ももう男女の肉体関係とはどういうことなのかを知っていました。
男女が愛し合うというのはどういう行為なのかを・・・
二人ともわかっていました。でも・・・
でも、私たちの場合は、それが許されない行為だということもわかっていました。
私たちには禁じられた行為だということも・・・

弟は何かを探していたのでしょう。
許されない行為であるという知識、でも何かを求めている心、その二つの間で、何かできることはないかと探していたのでしょう。
何か許されることはないかと探していたのでしょう。
そして、もう一度三年前に戻ろうとしたのかもしれません。

私はびしょ濡れになって地面に座っていました。
私の手足は泥だらけになっていました。
それでもじっとしていました。
私は動けなかったのです。
弟の両足が私の肉体をしっかりと挟み込んでいたから・・・

いえ、私は動こうとしなかったのかもしれません。
それは私の意志だったのかもしれません。
もしかすると、逃げようと思えば逃げられたのに、私はあえてじっとしていたのかもしれません。
いくら弟の力が強いと言っても、逃げることぐらいはできたのかもしれません。それでも・・・

でも、私はじっとしていました。
私の体はびしょ濡れになっていました。

もう終わったようでした。
それでも弟もじっとしていました。
弟もそれ以上私の体に何かをしようとはしませんでした。

私たちは三年前と同じだったのかもしれません。
私たちは三年間じっと立ち止まっていたのかもしれません。
進むことも下がることもできないまま・・・
ただ、時間だけが過ぎていく・・・
ただ、体だけが成長していく・・・
心だけが・・・

でも、それは意外な形で終わったのです。
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