婚約者をNTRた公爵令嬢が悪役だと誰が決めた?!!

月夜の庭

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婚約破棄

見られたい疑惑の自称ヒロイン

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晴れた空。


爽やかな風。



生い茂る木は青々とし、手入れされた花壇は色とりどりの花が咲き乱れる中庭。


売店で人気のフルーツサンドを手に、同級生達と楽しいランチをしようと足を踏み入れ後悔した。


私達の目の前で、セシル様っぽい男子とラフレアが木陰で衣服を乱し腰を振っている。


あまりの光景に誰も言葉を発せない。


まだ未発達と思われる小ぶりな胸は丸見えで、セシル様に揉まれる様子や他人の股間に男性器が出し入れする姿が嫌でも見えた。


木に背中を預かるセシル様がラフレアを背後から抱き上げ、下から突き上げている。


「あぁんっ……セシル様が大きい」


声も大きいから、気が付いた生徒達が教室の窓から見ている。


ラフレアを抱いている真っ最中のセシル様の青い目と視線が合った。


乱れた金髪が汗に濡れている。


ラフレアを抱きながら、私をじっと見ている。


「穢らわしい」


私の一言にラフレアが微笑む。


「セシル様のおチンチン気持ちイイ」


それは何アピールなの?


愛されてますアピール?それとも新手の保健体育の授業??


子供は女性性器に、男性器が精子を送り込んで作るんですよ………的な授業なの?


「高校生のセシル様が、わざわざ中学校に来て、元婚約者候補の妹と性行為………………アホなの?」



あっ思わず心の声が出ちゃったよ。


「お前ら!何やってんだ!!」


駆け付ける教師達。


そらそーやろ。


「あぁんっ……セシル様の精子が………逝っちゃうん」


この子は行為を一々説明するのが好きなのね。


ガッツリ種付け終了しても終わらない2人に、観衆は呆然としている。


彼が虚ろな目で私を見ている事に、苛立っていた。


こんな事をしなくても2人の関係は王宮で有名だった。


こんな人目に付きやすい中学校の中庭で公開SEXしなくてもいいのに。



「セシル様は、婚約者のリリアーヌよりも、私が好きなのよ」



「だから?」


「別れて」



「無駄な努力ね……ご苦労さま。私とセシル様は、既に婚約破棄されているわ」


「えぇ?!」


ラフレアが声を上げて驚いてる。


死んだ魚のような目の彼が、私から外れない事に苛立ちと不安を感じていました。



「それに私は婚約者候補だっただけで、正式に婚約していた訳ではございませんもの。そもそもセシル様だけの婚約者候補ではございませんのよ。白紙に戻すのは簡単ですわ」



「……リリアーヌの妹なら……ずっと一緒に居られると思っていた……」



ラフレアを突き上げながら言うことか?!!


とりあえず止まれや!!



「…………本物のセシル様を好きになる程、一緒にいませんでしたもの。最初から私の意思なんて関係ございませんわ。なにせ典型的な政略結婚ですもの」


ビクリと肩を揺らし、彼の動きが止まる。



すると背後から抱き上げていたセシル様の腕が力なく下に投げ出されると、バランスを崩したラフレアが股間丸出しで地面に転がった。



「ちょっと!!急に止まらないでよ!」


ラフレアの抗議の声が虚しく響き渡る。


あの夜会から、事態は大きく変化していた。


私は控え室での出来事を不問にする代わりに、婚約話自体が無かった事とされた。



慰めてくれる両親に、怒りに震える国王陛下に王妃………当然だけど、みんなが私に味方してくれた。


それに未成年の性行為…………特に社交界デビュー前の幼女との行為は法律で禁止されている。



17歳のセシル様はともかく、デビュー前の12歳のラフレアとの行為は、処罰の対象なのです。



影で関係を持った騎士や役人達は厳重注意されたと聞いている。


ラフレアが誘惑したと判断され、説教で許されたらしいです。


ただ1人の役人だけは処罰を受けた。


なんかの薬をラフレアに渡したとかで、詳しくは誰も教えてくれませんでした。


せっかく夜会の事を無かった事にしてあげたのに、馬鹿な二人。


「流石に公衆の面前での未成年同士の性交渉は、私でも庇い切れませんわ」


裸の2人は教師達に回収されて行った。


「理性を失った猿達には、ビックリしたわ。気を取り直してランチにしませんか?」


私の言葉に、止まっていた中庭の時間が動き出した。


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