6 / 62
婚約破棄
見られたい疑惑の自称ヒロイン
しおりを挟む
晴れた空。
爽やかな風。
生い茂る木は青々とし、手入れされた花壇は色とりどりの花が咲き乱れる中庭。
売店で人気のフルーツサンドを手に、同級生達と楽しいランチをしようと足を踏み入れ後悔した。
私達の目の前で、セシル様っぽい男子とラフレアが木陰で衣服を乱し腰を振っている。
あまりの光景に誰も言葉を発せない。
まだ未発達と思われる小ぶりな胸は丸見えで、セシル様に揉まれる様子や他人の股間に男性器が出し入れする姿が嫌でも見えた。
木に背中を預かるセシル様がラフレアを背後から抱き上げ、下から突き上げている。
「あぁんっ……セシル様が大きい」
声も大きいから、気が付いた生徒達が教室の窓から見ている。
ラフレアを抱いている真っ最中のセシル様の青い目と視線が合った。
乱れた金髪が汗に濡れている。
ラフレアを抱きながら、私をじっと見ている。
「穢らわしい」
私の一言にラフレアが微笑む。
「セシル様のおチンチン気持ちイイ」
それは何アピールなの?
愛されてますアピール?それとも新手の保健体育の授業??
子供は女性性器に、男性器が精子を送り込んで作るんですよ………的な授業なの?
「高校生のセシル様が、わざわざ中学校に来て、元婚約者候補の妹と性行為………………アホなの?」
あっ思わず心の声が出ちゃったよ。
「お前ら!何やってんだ!!」
駆け付ける教師達。
そらそーやろ。
「あぁんっ……セシル様の精子が………逝っちゃうん」
この子は行為を一々説明するのが好きなのね。
ガッツリ種付け終了しても終わらない2人に、観衆は呆然としている。
彼が虚ろな目で私を見ている事に、苛立っていた。
こんな事をしなくても2人の関係は王宮で有名だった。
こんな人目に付きやすい中学校の中庭で公開SEXしなくてもいいのに。
「セシル様は、婚約者のリリアーヌよりも、私が好きなのよ」
「だから?」
「別れて」
「無駄な努力ね……ご苦労さま。私とセシル様は、既に婚約破棄されているわ」
「えぇ?!」
ラフレアが声を上げて驚いてる。
死んだ魚のような目の彼が、私から外れない事に苛立ちと不安を感じていました。
「それに私は婚約者候補だっただけで、正式に婚約していた訳ではございませんもの。そもそもセシル様だけの婚約者候補ではございませんのよ。白紙に戻すのは簡単ですわ」
「……リリアーヌの妹なら……ずっと一緒に居られると思っていた……」
ラフレアを突き上げながら言うことか?!!
とりあえず止まれや!!
「…………本物のセシル様を好きになる程、一緒にいませんでしたもの。最初から私の意思なんて関係ございませんわ。なにせ典型的な政略結婚ですもの」
ビクリと肩を揺らし、彼の動きが止まる。
すると背後から抱き上げていたセシル様の腕が力なく下に投げ出されると、バランスを崩したラフレアが股間丸出しで地面に転がった。
「ちょっと!!急に止まらないでよ!」
ラフレアの抗議の声が虚しく響き渡る。
あの夜会から、事態は大きく変化していた。
私は控え室での出来事を不問にする代わりに、婚約話自体が無かった事とされた。
慰めてくれる両親に、怒りに震える国王陛下に王妃………当然だけど、みんなが私に味方してくれた。
それに未成年の性行為…………特に社交界デビュー前の幼女との行為は法律で禁止されている。
17歳のセシル様はともかく、デビュー前の12歳のラフレアとの行為は、処罰の対象なのです。
影で関係を持った騎士や役人達は厳重注意されたと聞いている。
ラフレアが誘惑したと判断され、説教で許されたらしいです。
ただ1人の役人だけは処罰を受けた。
なんかの薬をラフレアに渡したとかで、詳しくは誰も教えてくれませんでした。
せっかく夜会の事を無かった事にしてあげたのに、馬鹿な二人。
「流石に公衆の面前での未成年同士の性交渉は、私でも庇い切れませんわ」
裸の2人は教師達に回収されて行った。
「理性を失った猿達には、ビックリしたわ。気を取り直してランチにしませんか?」
私の言葉に、止まっていた中庭の時間が動き出した。
爽やかな風。
生い茂る木は青々とし、手入れされた花壇は色とりどりの花が咲き乱れる中庭。
売店で人気のフルーツサンドを手に、同級生達と楽しいランチをしようと足を踏み入れ後悔した。
私達の目の前で、セシル様っぽい男子とラフレアが木陰で衣服を乱し腰を振っている。
あまりの光景に誰も言葉を発せない。
まだ未発達と思われる小ぶりな胸は丸見えで、セシル様に揉まれる様子や他人の股間に男性器が出し入れする姿が嫌でも見えた。
木に背中を預かるセシル様がラフレアを背後から抱き上げ、下から突き上げている。
「あぁんっ……セシル様が大きい」
声も大きいから、気が付いた生徒達が教室の窓から見ている。
ラフレアを抱いている真っ最中のセシル様の青い目と視線が合った。
乱れた金髪が汗に濡れている。
ラフレアを抱きながら、私をじっと見ている。
「穢らわしい」
私の一言にラフレアが微笑む。
「セシル様のおチンチン気持ちイイ」
それは何アピールなの?
愛されてますアピール?それとも新手の保健体育の授業??
子供は女性性器に、男性器が精子を送り込んで作るんですよ………的な授業なの?
「高校生のセシル様が、わざわざ中学校に来て、元婚約者候補の妹と性行為………………アホなの?」
あっ思わず心の声が出ちゃったよ。
「お前ら!何やってんだ!!」
駆け付ける教師達。
そらそーやろ。
「あぁんっ……セシル様の精子が………逝っちゃうん」
この子は行為を一々説明するのが好きなのね。
ガッツリ種付け終了しても終わらない2人に、観衆は呆然としている。
彼が虚ろな目で私を見ている事に、苛立っていた。
こんな事をしなくても2人の関係は王宮で有名だった。
こんな人目に付きやすい中学校の中庭で公開SEXしなくてもいいのに。
「セシル様は、婚約者のリリアーヌよりも、私が好きなのよ」
「だから?」
「別れて」
「無駄な努力ね……ご苦労さま。私とセシル様は、既に婚約破棄されているわ」
「えぇ?!」
ラフレアが声を上げて驚いてる。
死んだ魚のような目の彼が、私から外れない事に苛立ちと不安を感じていました。
「それに私は婚約者候補だっただけで、正式に婚約していた訳ではございませんもの。そもそもセシル様だけの婚約者候補ではございませんのよ。白紙に戻すのは簡単ですわ」
「……リリアーヌの妹なら……ずっと一緒に居られると思っていた……」
ラフレアを突き上げながら言うことか?!!
とりあえず止まれや!!
「…………本物のセシル様を好きになる程、一緒にいませんでしたもの。最初から私の意思なんて関係ございませんわ。なにせ典型的な政略結婚ですもの」
ビクリと肩を揺らし、彼の動きが止まる。
すると背後から抱き上げていたセシル様の腕が力なく下に投げ出されると、バランスを崩したラフレアが股間丸出しで地面に転がった。
「ちょっと!!急に止まらないでよ!」
ラフレアの抗議の声が虚しく響き渡る。
あの夜会から、事態は大きく変化していた。
私は控え室での出来事を不問にする代わりに、婚約話自体が無かった事とされた。
慰めてくれる両親に、怒りに震える国王陛下に王妃………当然だけど、みんなが私に味方してくれた。
それに未成年の性行為…………特に社交界デビュー前の幼女との行為は法律で禁止されている。
17歳のセシル様はともかく、デビュー前の12歳のラフレアとの行為は、処罰の対象なのです。
影で関係を持った騎士や役人達は厳重注意されたと聞いている。
ラフレアが誘惑したと判断され、説教で許されたらしいです。
ただ1人の役人だけは処罰を受けた。
なんかの薬をラフレアに渡したとかで、詳しくは誰も教えてくれませんでした。
せっかく夜会の事を無かった事にしてあげたのに、馬鹿な二人。
「流石に公衆の面前での未成年同士の性交渉は、私でも庇い切れませんわ」
裸の2人は教師達に回収されて行った。
「理性を失った猿達には、ビックリしたわ。気を取り直してランチにしませんか?」
私の言葉に、止まっていた中庭の時間が動き出した。
7
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
婚約破棄に、承知いたしました。と返したら爆笑されました。
パリパリかぷちーの
恋愛
公爵令嬢カルルは、ある夜会で王太子ジェラールから婚約破棄を言い渡される。しかし、カルルは泣くどころか、これまで立て替えていた経費や労働対価の「莫大な請求書」をその場で叩きつけた。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる