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番外編、圭吾と零

未来if ②

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※ がっつり性行為の描写がありますので、
苦手な方は御遠慮下さい。
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夕方、駅前のカフェで待ち合わせた。
零はいつもより少し、オシャレな格好をしている。
夫婦で久しぶりのデート、年甲斐もなく浮かれてしまうのは仕方がない。
「おまたせ。今日も綺麗だね」
圭吾は仕事帰りの格好のまま、零の前に座った。
とりあえず、軽く何か食べようということで、二人でサンドイッチを分けた。
ここのサンドイッチは、パンもふわふわで具沢山だ。
唯が赤ちゃんの頃からあるお店で、店主のおじさんが優しい。
たまにこっそりパン耳を一袋分くれて、唯はそれを油でカリッと焼いて砂糖をまぶしたなんちゃってラスクがお気に入りだ。
「この後、どうしますか?映画に行ってもいいですし、その辺のお店を見て回るのもたのしそうですね」
零がアイスティーを飲みながらそう言うと、圭吾は少し考えて、
「いや、どこか泊まれる場所に行こう」
と行った。
泊まれる場所ということは、そういうことだ。
零は頬を赤く染め、俯いた。
家以外でするのは久しぶりだ。
食べ終えると、お会計を済ませて二人はホテルへ向かった。

「わ、ベットふかふか…」
零はホテルに入るなり、すぐに上着を脱いでベットに寝転がった。
圭吾もそのまま零に抱きつくような形でベットに転がる。
しばらくそこでくっついて、それから一緒にお風呂場へ行く。
「わ~お風呂が広い」
零はジャグジー付きの浴槽にお湯をため、その間に圭吾とシャワーを浴びた。
触れるだけの優しいキスを繰り返す。
「ん…ふ…」
お互い泡まみれになりながら、片時も離れたくないと触れ合う。
もう結婚して20年も経つのに、少しも心は離れない。
むしろ、年々近づいているような気もする。
「んぁ…」
圭吾は零の乳に吸い付き、無我夢中で貪る。
零は圭吾の頭を撫で、赤子のように自分の乳を欲しがる旦那をかわいがった。
りおが卒乳して12年、この胸はもう、圭吾だけのものだ。
「ごめん、ちょっと腫れちゃったね。
お風呂入ろっか」
すっかりお湯が溜まった湯船に浸かり、再び行為を始める。
「んぅ…ふ…ふぁ…」
先程までのキスとは違う、より一層艶めかしさを加えた濃厚な口付けに没頭する。
「ぁん…触っちゃ…だめ…」
圭吾はお湯の中で零の性器に触れた。
指を入れ、くちゅくちゅと音を立てる。
零は腰を揺らし、圭吾に抱きついた。
「も…するならベット、行きましょ…」
零に言われ、圭吾は少しムッとしたが、零の身体を気遣ってベットまで運んだ。
零を押し倒し、再びキスに没頭する。
そして腹から性器にかけて手を滑らせ、また音を立てながらナカを慣らしていく。
零は圭吾のペニスに手を伸ばし、扱いてやる。
大きくなったそれを体勢を変えて口に含む。
圭吾が座り、零がうつ伏せの形で互いの性器を触り合う。
「ん…んむ…はぁ…ん…」
大きくて口に入りきらないところは手を使って、器用に舐める。
それが終わると、零は一度口を濯ぎ、またベットに戻った。
圭吾はいつの間にかコンドームを嵌めている。
「挿入れるよ…」
後背位で零のナカに挿入し、ゆるゆると少しずつ奥を慣らす。
「んっ…あ…きもち…ぃ…」
後ろから零の身体を包み込むようにして、覆い被さる。
手を握り、全身で愛情を伝える。
「零…愛してるよ」
項にキスをすると、零は一度自分のナカから圭吾のペニスを抜き、仰向けになった。
「僕も…圭吾さん、愛してます」
それから、日付が変わるまで何度も愛し合った。
気がつくと、二人は眠っていた。
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