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暁を覚えない春眠編
丸亀城(日本100名城 No.78)
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僕らは、高松を去って、今日の最後の目的地である丸亀城を目指す。
高松~丸亀はJRの乗って約35分なので、そんなに距離はなかった。
無事、丸亀駅に到着し、さらに徒歩で約15分で丸亀城に到着。
天守台までは坂があってちょっと疲れる。
なんとか天守台へ到着する。そこからは丸亀市内や瀬戸内海が一望できた。
景色を堪能した後は、入城料400円を払って天守閣の中を見学する。
丸亀城。
1597年、生駒親正によって築城される。城郭だけでなく武家屋敷や城下町までも濠や土を盛った土塁で囲み防御した総構《そうがまえ》となってる。
1615年、一国一城令により生駒氏は丸亀城を廃城したが、1643年、山崎家治が幕府から銀300貫を得て、丸亀城を再築する。
天守は、全国に12ある現存天守の内の1つ。
見学後は再び丸亀駅から岡山駅まで。
今夜も宴会用のジュースとお菓子を購入してからホテルに戻る。
その後は、いつものように夕食、宴会と続いて、就寝。
翌日は、朝食を取って東京に向けて出発する。
岡山駅でお土産を購入した後は、列車に乗って移動。
12時間半の移動と途中の昼食のために1時間途中下車したので、自宅に着いたのは夜10時前だった。
「疲れたー」
僕は自室に着くと、ベッドに身を投げ出した。
春休みは、まだ土日の2日間残っている。予定もないので、ゆっくりしようと思っている。
ゴロゴロしていると、妹がいきなり部屋に入ってきた。
「お兄ちゃん」
「お前、ノックして入って来いよ」
自家発電してたらマズいだろ。
「別にいいじゃん」
「よくない」
僕の苦情を無視して妹は話を続ける。
「お兄ちゃん」
「何?」
「来年、部長なんでしょ?」
「そうだな」
「お兄ちゃんが部長の間に、楽にお城巡りできる方法考えておいてよ」
「なんで?」
「私、雑司ヶ谷高校に入学したら、歴史研に入部するじゃない? だから」
「楽に回るといったら、新幹線とか飛行機を使えばいいんだろうけど、宴会の時にも話があったけど、そこまでの部費が無いんだよ」
「だから、恵梨香さんが学園祭で部費を儲ければいいって言ってたじゃん? うまい儲け方法を考えてよ」
「えええー」
めんどくさいな。
まあ、思いつかないと思うが、この場を収めるために適当な返事をしておく。
「わかったよ。考えておくよ…。それより、お前、雑司ヶ谷高校に受かるのかよ?」
「お兄ちゃんが受かってるんだから、私も受かるよ。恵梨香さんに勉強も見てもらているし、大丈夫だって」
「ならいいんだけどな…。油断するなよ」
まあ、妹がどこの高校に行こうがあまり興味ないけどな。
妹が部屋から出ていくと、再びベッドでゴロゴロする。
疲れでウトウトしていると、スマホが鳴った。
LINEで雪乃からメッセージが。
『純也、東京に戻ったんでしょ?』
『なんで知ってるの?』
『歩美に聞いたから』
そうか、あの2人は常に情報交換しているからな。
雪乃から続けてメッセージが。
『それで、ショートムービーが完成したから試写会するよ』
『えっ? もうできたの?』
『この5日間、映研が夜も寝ずに完成させたみたい』
『そうなんだ。で、試写会はいつ?』
『日曜の午後。学校の視聴覚室でやるよ。純也も来てよ』
完成品に興味があるな。
『うん。行くよ』
高松~丸亀はJRの乗って約35分なので、そんなに距離はなかった。
無事、丸亀駅に到着し、さらに徒歩で約15分で丸亀城に到着。
天守台までは坂があってちょっと疲れる。
なんとか天守台へ到着する。そこからは丸亀市内や瀬戸内海が一望できた。
景色を堪能した後は、入城料400円を払って天守閣の中を見学する。
丸亀城。
1597年、生駒親正によって築城される。城郭だけでなく武家屋敷や城下町までも濠や土を盛った土塁で囲み防御した総構《そうがまえ》となってる。
1615年、一国一城令により生駒氏は丸亀城を廃城したが、1643年、山崎家治が幕府から銀300貫を得て、丸亀城を再築する。
天守は、全国に12ある現存天守の内の1つ。
見学後は再び丸亀駅から岡山駅まで。
今夜も宴会用のジュースとお菓子を購入してからホテルに戻る。
その後は、いつものように夕食、宴会と続いて、就寝。
翌日は、朝食を取って東京に向けて出発する。
岡山駅でお土産を購入した後は、列車に乗って移動。
12時間半の移動と途中の昼食のために1時間途中下車したので、自宅に着いたのは夜10時前だった。
「疲れたー」
僕は自室に着くと、ベッドに身を投げ出した。
春休みは、まだ土日の2日間残っている。予定もないので、ゆっくりしようと思っている。
ゴロゴロしていると、妹がいきなり部屋に入ってきた。
「お兄ちゃん」
「お前、ノックして入って来いよ」
自家発電してたらマズいだろ。
「別にいいじゃん」
「よくない」
僕の苦情を無視して妹は話を続ける。
「お兄ちゃん」
「何?」
「来年、部長なんでしょ?」
「そうだな」
「お兄ちゃんが部長の間に、楽にお城巡りできる方法考えておいてよ」
「なんで?」
「私、雑司ヶ谷高校に入学したら、歴史研に入部するじゃない? だから」
「楽に回るといったら、新幹線とか飛行機を使えばいいんだろうけど、宴会の時にも話があったけど、そこまでの部費が無いんだよ」
「だから、恵梨香さんが学園祭で部費を儲ければいいって言ってたじゃん? うまい儲け方法を考えてよ」
「えええー」
めんどくさいな。
まあ、思いつかないと思うが、この場を収めるために適当な返事をしておく。
「わかったよ。考えておくよ…。それより、お前、雑司ヶ谷高校に受かるのかよ?」
「お兄ちゃんが受かってるんだから、私も受かるよ。恵梨香さんに勉強も見てもらているし、大丈夫だって」
「ならいいんだけどな…。油断するなよ」
まあ、妹がどこの高校に行こうがあまり興味ないけどな。
妹が部屋から出ていくと、再びベッドでゴロゴロする。
疲れでウトウトしていると、スマホが鳴った。
LINEで雪乃からメッセージが。
『純也、東京に戻ったんでしょ?』
『なんで知ってるの?』
『歩美に聞いたから』
そうか、あの2人は常に情報交換しているからな。
雪乃から続けてメッセージが。
『それで、ショートムービーが完成したから試写会するよ』
『えっ? もうできたの?』
『この5日間、映研が夜も寝ずに完成させたみたい』
『そうなんだ。で、試写会はいつ?』
『日曜の午後。学校の視聴覚室でやるよ。純也も来てよ』
完成品に興味があるな。
『うん。行くよ』
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