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生徒会長選挙編
掛川城(日本100名城No.42)
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なんやかんやで、掛川駅に到着した。北口から駅を出る。
駅舎は比較的最近できたようで、木の香りがほのかにする。
後で聞いたが、2014年に完成したらしい。
掛川城までは駅から徒歩で7分で着く。今回の旅で訪問するのは、駅から近いお城ばかりらしく、大変助かる。逆に言うと今後が心配だ。
駅を離れて、しばらく歩くと、お城が見えてきた。
「あれは天守閣ですね?」
僕は尋ねた。
「そうね。あれは、1994年に再建されたものだそうよ」
「へー。結構、最近再建されたんですね?」
「町おこし的な意味もあるんじゃないかしら?」
たしかに、お城があるだけで、僕らのような者が訪れることも増えるだろう。
「このお城は、誰が造ったんですか?」
「大工さん」
横から割り込んで上杉先輩が、しょーもないことを言う。
伊達先輩は、気にせず淡々と答える。
「最初に天守閣を作ったのは山内一豊のようね。それ以前は、今川氏の家臣の朝比奈泰煕が城を造ったみたい」
「天守閣は山内一豊までは無かったということですね?」
「そのようね」
そして、伊達先輩のうんちくをありがたく聞きながら、僕らは、少々長い階段を上って天守閣に到着。
天守閣の中を見学する。天守閣のてっぺんからは掛川の街が一望できた。
再び掛川駅に戻る。
そういえば、お土産を買ってなかったのを思い出した。手ぶらで帰ると、妹に嫌味を言われそうだ。駅の売店で掛川の地元のお菓子を買って帰ることにした。
在来線を使い熱海、小田原で乗り換えて、4時間以上かけて東京に戻ることとなった。
4時間も電車に乗っているとお尻が痛くなる。先輩二人はその点、大丈夫そうなのだが、彼女たちは1年生の時に、こういう旅を散々やったから慣れているんだろうか?
何とか池袋駅に到着し、それぞれ、地下鉄を乗りついで解散した。
僕は道中、電車の中で眠ってしまったが、帰宅後もかなり疲れていたのかすぐに眠ることにした。疲れが取れればいいけど、明日、学校だけど大丈夫かな?
=============
掛川城の情報
http://kakegawajo.com/
駅舎は比較的最近できたようで、木の香りがほのかにする。
後で聞いたが、2014年に完成したらしい。
掛川城までは駅から徒歩で7分で着く。今回の旅で訪問するのは、駅から近いお城ばかりらしく、大変助かる。逆に言うと今後が心配だ。
駅を離れて、しばらく歩くと、お城が見えてきた。
「あれは天守閣ですね?」
僕は尋ねた。
「そうね。あれは、1994年に再建されたものだそうよ」
「へー。結構、最近再建されたんですね?」
「町おこし的な意味もあるんじゃないかしら?」
たしかに、お城があるだけで、僕らのような者が訪れることも増えるだろう。
「このお城は、誰が造ったんですか?」
「大工さん」
横から割り込んで上杉先輩が、しょーもないことを言う。
伊達先輩は、気にせず淡々と答える。
「最初に天守閣を作ったのは山内一豊のようね。それ以前は、今川氏の家臣の朝比奈泰煕が城を造ったみたい」
「天守閣は山内一豊までは無かったということですね?」
「そのようね」
そして、伊達先輩のうんちくをありがたく聞きながら、僕らは、少々長い階段を上って天守閣に到着。
天守閣の中を見学する。天守閣のてっぺんからは掛川の街が一望できた。
再び掛川駅に戻る。
そういえば、お土産を買ってなかったのを思い出した。手ぶらで帰ると、妹に嫌味を言われそうだ。駅の売店で掛川の地元のお菓子を買って帰ることにした。
在来線を使い熱海、小田原で乗り換えて、4時間以上かけて東京に戻ることとなった。
4時間も電車に乗っているとお尻が痛くなる。先輩二人はその点、大丈夫そうなのだが、彼女たちは1年生の時に、こういう旅を散々やったから慣れているんだろうか?
何とか池袋駅に到着し、それぞれ、地下鉄を乗りついで解散した。
僕は道中、電車の中で眠ってしまったが、帰宅後もかなり疲れていたのかすぐに眠ることにした。疲れが取れればいいけど、明日、学校だけど大丈夫かな?
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