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奴隷城編
7話 奴隷城で待ち構えるイーリル将軍
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~奴隷城~
バイクの音を出しながら
その音が次第に消え去るように靡く白い霧と風音によって
そこが大きな城だと気づかされる
長い話の先に
そして海の中心にその城は建っていた
ジェシファー
「でっか ここに奴隷が潜伏しているのか」
クレアン
「私も奴隷城に来るのは初めて
そしてお出ましのようね
奴隷を匿う奴らが」
何故、奴隷を今まで解放出来なかったかと言えば
奴隷城はセキュリティシステムと橋の上で存在している者がいるからだ
橋から出てきたのはイーリル将軍
イーリル
「俺の魂に宿っている者達が唸っているな
助けを呼ぶ声が…そうか、邪魔者が来るのだな」
イーリル将軍は待ち構えていた
アリア
「待ち構えてるのだけど
だれからいくの?」
クレアン
「弱いだろ」
クレアンはそのままバイク音を出しながら特攻
白い霧によってバイクが分からないし、音もそれ程聞こえない
イーリル
「なんか眩しいな…うお!」
イーリル将軍は
近くに来ていたライトが見えるバイクの存在を目視確認
すると斧でバイクを真っ二つにして左右に走らせて
橋の左右にぶつかったバイクは爆破する
クレアン
「やっぱり弱いな
デカブツなだけって事ね」
クレアンはバイクに乗っていなかった
載っていたが、ライトが見える前に橋の手すりに着地してから走った
そして走った先のイーリル将軍めがけて襲ってきていたのだ
イーリル将軍は斧を持ちなおそうとするが、それにはスピードが追い付かない
クレアン
「もらったわ!」
クレアンが毒入りの小刀をイーリル将軍の肩へと刺しこむ
そしてそれを左右にがしがしと脈へとねじ込んで毒を盛る
クレアン
「イーリル将軍 あんた弱いな」
イーリル
「そう思うのなら、お前はまだまだだって事だ
小刀で軽傷の欠片も無いダメージを筋肉で覆われたような大男に効くとでも?
思ってないだろうな
だからそれは毒だろう?」
イーリル将軍の答えにクレアンは焦る
しかし自分の方が一手上回っているはずだ
そう、それは誤算なのだ
イーリル
「俺が将軍になれたのはな…奴隷を捕まえた数で将軍になったんだよ」
クレアン
「それが?それは強さには比例しないはず
強がりはいい!毒を盛られたイーリル将軍は死ぬ…!」
クレアンはそのまま走り逃げる
クレアン
「おかしい 毒が効くはずだけど」
イーリル
「それは俺の中に奴隷の怨念が守ってくれたんだよ
まあ強制だがな」
イーリル将軍は笑って毒を何とも思わずに受け流した
そして白い霧にクレアンは煽られる
クレアン
「これは…何?」
クレアンが見たのは白い霧から見える無数の人の顔だ
クレアン
「怨念?それとも恐怖?」
クレアンの中に一目散に恐怖と怨念が入り込んでくる
イーリル
「俺の周りは奴隷の怨念でいっぱいだからな
俺の斧でいくらの奴隷を叩き殺しただろうか…
一体どれほどの実験道具である成れの果てを惨殺してきただろうか…
それはわからない
しかしだ それによって俺は将軍までなれたのだ
そしてその糧は奴隷の怨念の数で比例して俺は強くなったのだよ」
クレアンは瀕死状態だ
瀕死状態なのは、辛うじて意志が強いクレアンだったからだ
イーリル
「驚いたな この濃厚と言える白い霧全てが怨念なのにな
その怨念を叩きつけられる勢いで強迫観念として伝わっているはずなのにな
それでも瀕死状態までとは やるよな」
だがそれも遅い
イーリル将軍はそのまま斧でクレアンを叩き殺した
イーリル
「叩き殺していないな」
クレアン
「まだ私はここで倒れる訳にはいかない…!」
クレアンが叩き殺される予定だった斧を瞬時に回避した
しかしまたもう一振りされる
しかしまた回避する
イーリル
「俺の斧のわずかな霧に対しての風切りで
自我を取り戻して回避しているのかこいつは」
寸前の回避をクレアンは再度繰り返していた
クレアン
「まだ…アリアが…奴隷達が…抗いが…
そこに存在するのなら…私が過ちを犯した奴隷への認識を…
私が私で覆して見せるんだよ…!」
クレアンの自我が強く
その霧から生まれる顔の圧迫を無理矢理剥がして
そしてクレアンは走り逃げる
イーリル
「驚愕の連続だな」
そのままイーリル将軍は手を頭に置く
イーリル
「脳に直接怨念を伝える
「脳天怨念」
クレアンよ 心を奪われれば、いかにあなたと言えど心は枯渇したはずだ」
クレアンの心は脳から直接支配されて心を奪われていた
枯渇した状態の心
自分の心により怨念に支配されていく 支配されるのを望み始める
クレアンの部下
「姐さん!大丈夫ですか!」
「いてもたてずきました!」
クレアンの部下の声が聞こえる
その声に対してクレアンは手だけが向かう
しかしその声には対処出来ない
イーリル
「部下ですか それは怨念暴鳴で吹っ飛ばしましょうか」
イーリル将軍は怨念のノイズをクレアン部下の隣にいるであろう
白い霧に伝える
そして白い霧である怨念はノイズを発生させる
その共鳴は全方面から伝わる
部下はそのまま肉の塊として微塵としてぶっ飛ぶ
イーリル将軍は怨念ノイズの共鳴弾力によってそれを弾き飛ばして無効化
バイクの音を出しながら
その音が次第に消え去るように靡く白い霧と風音によって
そこが大きな城だと気づかされる
長い話の先に
そして海の中心にその城は建っていた
ジェシファー
「でっか ここに奴隷が潜伏しているのか」
クレアン
「私も奴隷城に来るのは初めて
そしてお出ましのようね
奴隷を匿う奴らが」
何故、奴隷を今まで解放出来なかったかと言えば
奴隷城はセキュリティシステムと橋の上で存在している者がいるからだ
橋から出てきたのはイーリル将軍
イーリル
「俺の魂に宿っている者達が唸っているな
助けを呼ぶ声が…そうか、邪魔者が来るのだな」
イーリル将軍は待ち構えていた
アリア
「待ち構えてるのだけど
だれからいくの?」
クレアン
「弱いだろ」
クレアンはそのままバイク音を出しながら特攻
白い霧によってバイクが分からないし、音もそれ程聞こえない
イーリル
「なんか眩しいな…うお!」
イーリル将軍は
近くに来ていたライトが見えるバイクの存在を目視確認
すると斧でバイクを真っ二つにして左右に走らせて
橋の左右にぶつかったバイクは爆破する
クレアン
「やっぱり弱いな
デカブツなだけって事ね」
クレアンはバイクに乗っていなかった
載っていたが、ライトが見える前に橋の手すりに着地してから走った
そして走った先のイーリル将軍めがけて襲ってきていたのだ
イーリル将軍は斧を持ちなおそうとするが、それにはスピードが追い付かない
クレアン
「もらったわ!」
クレアンが毒入りの小刀をイーリル将軍の肩へと刺しこむ
そしてそれを左右にがしがしと脈へとねじ込んで毒を盛る
クレアン
「イーリル将軍 あんた弱いな」
イーリル
「そう思うのなら、お前はまだまだだって事だ
小刀で軽傷の欠片も無いダメージを筋肉で覆われたような大男に効くとでも?
思ってないだろうな
だからそれは毒だろう?」
イーリル将軍の答えにクレアンは焦る
しかし自分の方が一手上回っているはずだ
そう、それは誤算なのだ
イーリル
「俺が将軍になれたのはな…奴隷を捕まえた数で将軍になったんだよ」
クレアン
「それが?それは強さには比例しないはず
強がりはいい!毒を盛られたイーリル将軍は死ぬ…!」
クレアンはそのまま走り逃げる
クレアン
「おかしい 毒が効くはずだけど」
イーリル
「それは俺の中に奴隷の怨念が守ってくれたんだよ
まあ強制だがな」
イーリル将軍は笑って毒を何とも思わずに受け流した
そして白い霧にクレアンは煽られる
クレアン
「これは…何?」
クレアンが見たのは白い霧から見える無数の人の顔だ
クレアン
「怨念?それとも恐怖?」
クレアンの中に一目散に恐怖と怨念が入り込んでくる
イーリル
「俺の周りは奴隷の怨念でいっぱいだからな
俺の斧でいくらの奴隷を叩き殺しただろうか…
一体どれほどの実験道具である成れの果てを惨殺してきただろうか…
それはわからない
しかしだ それによって俺は将軍までなれたのだ
そしてその糧は奴隷の怨念の数で比例して俺は強くなったのだよ」
クレアンは瀕死状態だ
瀕死状態なのは、辛うじて意志が強いクレアンだったからだ
イーリル
「驚いたな この濃厚と言える白い霧全てが怨念なのにな
その怨念を叩きつけられる勢いで強迫観念として伝わっているはずなのにな
それでも瀕死状態までとは やるよな」
だがそれも遅い
イーリル将軍はそのまま斧でクレアンを叩き殺した
イーリル
「叩き殺していないな」
クレアン
「まだ私はここで倒れる訳にはいかない…!」
クレアンが叩き殺される予定だった斧を瞬時に回避した
しかしまたもう一振りされる
しかしまた回避する
イーリル
「俺の斧のわずかな霧に対しての風切りで
自我を取り戻して回避しているのかこいつは」
寸前の回避をクレアンは再度繰り返していた
クレアン
「まだ…アリアが…奴隷達が…抗いが…
そこに存在するのなら…私が過ちを犯した奴隷への認識を…
私が私で覆して見せるんだよ…!」
クレアンの自我が強く
その霧から生まれる顔の圧迫を無理矢理剥がして
そしてクレアンは走り逃げる
イーリル
「驚愕の連続だな」
そのままイーリル将軍は手を頭に置く
イーリル
「脳に直接怨念を伝える
「脳天怨念」
クレアンよ 心を奪われれば、いかにあなたと言えど心は枯渇したはずだ」
クレアンの心は脳から直接支配されて心を奪われていた
枯渇した状態の心
自分の心により怨念に支配されていく 支配されるのを望み始める
クレアンの部下
「姐さん!大丈夫ですか!」
「いてもたてずきました!」
クレアンの部下の声が聞こえる
その声に対してクレアンは手だけが向かう
しかしその声には対処出来ない
イーリル
「部下ですか それは怨念暴鳴で吹っ飛ばしましょうか」
イーリル将軍は怨念のノイズをクレアン部下の隣にいるであろう
白い霧に伝える
そして白い霧である怨念はノイズを発生させる
その共鳴は全方面から伝わる
部下はそのまま肉の塊として微塵としてぶっ飛ぶ
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