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本編
74.
しおりを挟む「着いたぞ」
私達が歩きながら小声で話している間に騎士団がある場所に着いたようだ。
セシルさんの案内で騎士団の建物内にある部屋…多分客室に入りお茶を出され、その部屋にあるソファーに座った。
「こんなに早くまた会えるとは思っていなかったぞシャルナ」
「あれ?気づいたんですか?私だって」
「あぁ、変わったと言っても髪色ぐらいだろう?」
………それもそうか。
髪色変わったぐらいで分からないわけないか。
「……それもそうですね。あぁ、この2人を紹介しますね?ええと………」
「シャルナ、俺から挨拶をしよう」
ディアンが私の言葉を遮って言ってきた。
「ん?分かった」
「急にお邪魔してしまってすまない。俺は魔族序列が1位、ディアン・メラナイト。我が魔国の総括者だ。よろしく頼むぞ童よ」
…………自分より年上な見た目を童って言ったよ!?いや、そうなんだけどさ……
「私は魔族序列が8位、ユーリ・スアイと申します。よろしくお願いしますね?」
……ユーリはユーリでなんかすごいどす黒い笑顔なんだけど………
「俺は、セシル・レイアルト。ここ王国騎士団4番隊の隊長をしている。よろしく頼む」
あーぁ、セシルさんがちょっと変な顔してるよ。見た目が自分より下に童だもんね後、敵意むき出し……かわいそーに………
でも、地味にユーリに殺気向けられても大丈夫なんだね。隊長してるだけあるね。
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