上 下
72 / 89
本編

69.

しおりを挟む


「へぇー高いね……でも、ディアンならワンパンで壊せそうな壁だね」

おしゃべりしながらのんびり歩いて1時間ぐらいで森から見えた壁のところに着いた。

「シャルナの爆薬なら一瞬で終わるな」

「……2人して何言ってるんですか。早く検問を終わらせて行きましょう」

…ユーリがなんか冷たい気がする。




検問は犯罪の有無が分かる水晶に触って終わった。

………一人一人で行ったからかな?お嬢ちゃん連れは?って聞かれた………適当に答えたけど……………何でだ。少し身長が低いだけなのに……。


「じゃあ、昼飯食ったら宿とって怪しいところからまわるか」

「分かりました」

「分かったー」

お昼、お昼かぁ。何食べるんだろ?

「お昼どこで食べるの?」

「そこら辺のお店で食べますか?」

「そうするか」

近いお店に入って三人分の昼食を頼んで席に座る。
数分後に料理が運ばれて来た。

3人でいただきますをし、料理を食べ始めた。

「うーん?美味しい…けど普通だなぁ」

「…だな。俺はシャルナやアランの料理の方が断然好きだな」

「いやー照れるねぇ」

アランに褒められてディアンにも褒められたー!!嬉しいな。自分が作ったものを喜んでくれるって、すごい嬉しい。

「シャルナさん料理できたんですか!?」

「やだなぁーできるに決まってんじゃん。料理も生産系に入るよー」

「と言うかユーリ。シャルナの作ったもの今日食ったぞ?」

「そ、そうなんですか!?…あ、あのクッキー」

ディアン、気づいたんだ。へーすごい。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

君だけをずっと

BL / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:41

犬とご主人様

BL / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:55

【完結】おじいちゃんは元勇者

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:35pt お気に入り:2,056

若返りおじいちゃんは異世界で魔王様を救済します

BL / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:92

無価値な私はいらないでしょう?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:603pt お気に入り:2,914

【完結】魔法薬師の恋の行方

BL / 完結 24h.ポイント:149pt お気に入り:1,672

処理中です...