7 / 32
管理棟侵入作戦
指を入れるのは無し!
しおりを挟む
隠し扉は金属でできており魔法耐性の術も仕込まれており、奴隷の逃亡を阻止するにはやりすぎぐらいのものだった。
「はあ、お前のアルデバランは扉こそ破らないからな。」
「はあ。ここまで色気しか担当しない勇者殿に言われてもね。」
俺はプッツンと頭のどこかの血管が切れていた。
お前も魔王と人間の右腕のごった煮から生まれてみろ!
最初から知恵など期待できないと受け入れるしかないだろ!
精一杯の力を込めて扉を蹴ってやろうと、俺は屈めた。
「奴隷の反乱を考えたら普通は扉は外開きでしょ?蹴っても意味無いと思うよ。」
俺はシャキッと背筋を伸ばし、もっと早く言えという風にユージンを睨んだ。
彼はフフッと笑うと、太陽作戦、などと言い出した。
「なんだ、それ?」
「扉の向こうは見張り役~。奴隷がおかしな行動をすれば扉は開く~。」
「いやだ!お前の考えに乗るのは嫌だ!」
「じゃあ、見張りが見回りに来るのを待つ?時間は一杯だ。君のお尻は第一関節も入らなかったから、指一本ぐらいはいけるぐらいに頑張ろうか。」
「――俺にはお前とムフフをする選択肢しかないという事か?」
「呉越同舟。一蓮托生。どこまでも一緒だよ、君。」
俺は締まりっきりの扉を睨み、そして今のところ俺の一番の脅威を見返し、ユージンを始末するには脱出しなければいけないという絶望にガクッとした。
「ああ、畜生!わかった。太陽作戦をしよう。だがな、お尻に指を突っ込むの無し。それでいいな。」
ユージンは俺の返事を聞くや俺を抱きしめた。
キスされる!
ぎゅうと目を瞑ったが、俺は何もされなかった。
何故だろうと思いながら恐る恐る瞼を開けると、ユージンは部下には見せた事が無いだろう緩み切った微笑みを俺に見せているだけなのである。
「ねえ、立ちっぱなしはつかれたから座ろうか?」
「え、ああ。」
俺達は、いや、俺はユージンに抱き寄せられているまま床に座った。
俺の尻の下にはユージンの膝。
「石は裸の尻には冷たすぎる。」
「お前は?」
「愛する人の為なら、俺は布団にだってなるよ。」
「そ、そうか。ユージン。ありがとう。」
「どういたしまして。」
どうしたんだ?
なぜ何もしかけて来ない!
「はあ、お前のアルデバランは扉こそ破らないからな。」
「はあ。ここまで色気しか担当しない勇者殿に言われてもね。」
俺はプッツンと頭のどこかの血管が切れていた。
お前も魔王と人間の右腕のごった煮から生まれてみろ!
最初から知恵など期待できないと受け入れるしかないだろ!
精一杯の力を込めて扉を蹴ってやろうと、俺は屈めた。
「奴隷の反乱を考えたら普通は扉は外開きでしょ?蹴っても意味無いと思うよ。」
俺はシャキッと背筋を伸ばし、もっと早く言えという風にユージンを睨んだ。
彼はフフッと笑うと、太陽作戦、などと言い出した。
「なんだ、それ?」
「扉の向こうは見張り役~。奴隷がおかしな行動をすれば扉は開く~。」
「いやだ!お前の考えに乗るのは嫌だ!」
「じゃあ、見張りが見回りに来るのを待つ?時間は一杯だ。君のお尻は第一関節も入らなかったから、指一本ぐらいはいけるぐらいに頑張ろうか。」
「――俺にはお前とムフフをする選択肢しかないという事か?」
「呉越同舟。一蓮托生。どこまでも一緒だよ、君。」
俺は締まりっきりの扉を睨み、そして今のところ俺の一番の脅威を見返し、ユージンを始末するには脱出しなければいけないという絶望にガクッとした。
「ああ、畜生!わかった。太陽作戦をしよう。だがな、お尻に指を突っ込むの無し。それでいいな。」
ユージンは俺の返事を聞くや俺を抱きしめた。
キスされる!
ぎゅうと目を瞑ったが、俺は何もされなかった。
何故だろうと思いながら恐る恐る瞼を開けると、ユージンは部下には見せた事が無いだろう緩み切った微笑みを俺に見せているだけなのである。
「ねえ、立ちっぱなしはつかれたから座ろうか?」
「え、ああ。」
俺達は、いや、俺はユージンに抱き寄せられているまま床に座った。
俺の尻の下にはユージンの膝。
「石は裸の尻には冷たすぎる。」
「お前は?」
「愛する人の為なら、俺は布団にだってなるよ。」
「そ、そうか。ユージン。ありがとう。」
「どういたしまして。」
どうしたんだ?
なぜ何もしかけて来ない!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
【8話完結】いじめられっ子だった俺が、覚醒したら騎士団長に求愛されました
キノア9g
BL
いじめられ続けた僕は、ある日突然、異世界に転移した。
けれど、勇者として歓迎されたのは、僕を苦しめてきた“あいつ”の方。僕は無能と決めつけられ、誰からも相手にされなかった。
そんな僕に手を差し伸べてくれたのは、冷酷と恐れられる騎士団長・ジグルドだった。
なのに、あいつの命令で、僕は彼に嘘の告白をしてしまう――「ジグルドさんのことが、好きなんです」
それが、すべての始まりだった。
あの日から彼は、僕だけをまっすぐ見つめてくる。
僕を守る手は、やさしく、強くて、どこまでも真剣だった。
だけど僕には、まだ知られていない“力”がある。
過去の傷も、偽りの言葉も超えて、彼の隣にいてもいいのだろうか。
これは、いじめられっ子の僕が“愛されること”を知っていく、嘘と覚醒の物語。
全8話。
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる