1,649 / 1,906
妖魔山編
1632.空からの眺め
しおりを挟む
この『サカダイ』の町を最初に訪れた時に通った橋の先で、ソフィは一人待ち人を待つ。
まだ肌寒い寒さが残る門の外、振り返れば歩幅の合わない石で出来た階段の先に、サカダイの町の『一の門』が見える。ソフィは再び視線を前に戻して、ここから相当に縦に長く幅が狭い橋を見つめるのだった。
思い起こせばこの橋の見える先、エイジ達と別れた場所付近の事だが、ここに来た時もヌーとセルバスの魔王二人は何やら言い争いをしていて橋の上から池に二度程『セルバス』は叩き落されていた。
その時の寸劇じみたヌー達のやり取りが脳裏に浮かび、ずぶ濡れになりながらヌーに文句を言っていたセルバスの姿が思い出されてしまい、静かにソフィは一人笑うのだった。
「クックック、奴らは本当にいい関係だ」
あの『アレルバレル』の世界の『魔界』で大半の魔族からも恐れられていた大魔王ヌーだが、性格の方も相当に気難しく、彼と親し気に話せる存在は少ない。そんなヌーに対して堂々と言い合える大魔王セルバスは珍しいといえるだろう。
ヌーはセルバスに暴言じみた言葉や文句を多く口にはしているが、セルバスが本気で辛そうな表情を浮かべた時は直ぐに察して言葉を噤む。
どうやら大魔王ヌーは、間違いなく大魔王セルバスを気に入っているのだろう。
前回も『代替身体』となったセルバスに対し、少し言い過ぎたと判断した時は直ぐに彼は非を認めていたようにソフィには思えたし、ヌーがセルバスを気に入っているだろうと窺わせるには十分すぎる程に色々と心当たりがある。
普通であれば当たり前に思えるような事であっても、その相手が大魔王ヌーなのだと考えれば、当然に意味は変わる。そんな中で普段からあれ程自然体で言い合えているヌーとセルバスは、戦友でもあり、気が置けない者同士である事の証左なのだろう。
「ソフィ殿、お待たせした」
ソフィがそんな事を考えていると、背後から声を掛けられた。声の主は『妖魔退魔師』の一組の組長『ヒノエ』であった。
「まだ待ち合わせの時間よりもだいぶ早いようだが、お主の用事はちゃんと済ませられたのだろうか? 我に気を遣って早めに来る必要はないのだぞ?」
「ふふっ! 心配ご無用だ、ソフィ殿。すでにだいたいの事は『妖魔山』に向かうと決まった時に組員達には伝えてあったのでな。それでも最後かもしれないとなりゃ、やっぱりうちの副組長に一言二言伝えておきたかったまでなんだ。だが、それでも待たせて申し訳なかった、ソフィ殿!」
どうやら寒空の下で外で待たせてしまった事を、素直に悪いと彼女は考えていたのだろう。そう言ってヒノエはソフィに頭を下げるのだった。
「いや、謝る必要はないぞ、ヒノエ殿。我もここ最近はヌーやセルバス達と、行動を共にする事も多かったものでな、一人で色々と考える時間を貰えたことは良かったと考えていたところだ」
そう告げるソフィだが、実際にはその常に共に居る同行者達の寸劇を思い出して笑っていたのだが、あえてそんな事を口にする必要はないだろう。
その言葉を聴いたヒノエは、ソフィがどんな事を考えていたのかまでは分からなかったが、そう話すソフィがいつもより少しだけ上機嫌の様子なのが見て取れたようで、言葉通りに受け取るのだった。
「ははっ! そうかい? まぁ、誰にでも一人になる時間ってのは必要だからな。そ、それよりさ、ソフィ殿!」
「む?」
突然に何か慌てた様子を見せ始めたヒノエに、ソフィは何かあったのかと疑問の声をあげる。
「ソフィ殿は、私を担いで空を飛ぶって事なんだよな? だ、だったらよ、もっと軽装にしてきた方が良いか? ここから『コウヒョウ』の町まではだいぶ離れてるしよ……!」
「クックック!」
先程の慌てた様子から、一体どんな心配事を抱えているのかと考えたソフィだが、ヒノエの口から出た些末な心配事に思わず笑ってしまうのだった。
「な、何でいきなり笑って……、おぁ!?」
ソフィはヒノエの身体を優しく掴むと、ゆっくりと空へと浮き上がるのだった。
「お主は空から見える景色を見るのが楽しみだと言っておったな?」
「わっ、わわっ!?」
少しずつ地面が遠ざかっていき、自分が空に浮いているのだと自覚したヒノエは、普段あまり感じない恐怖心を感じて、彼女は手を回してソフィの身体にしがみつくのだった。
「何があってもお主を我が守ってやるから、安心して空からの景色を存分に楽しむが良いぞ? よく景色が見えるように、ゆっくりと空を飛んでやろう!」
「う、うおおっ! す、すげぇ!!」
ソフィに優しく身体を抱かれながら、耳元でそんな言葉を聞いたヒノエは、空に浮いているという恐怖心が少しだけやわらぎ、辺りを見回す余裕が生まれたようで、自分達の住んでいる『サカダイ』の町を上空から見下ろして驚きの声をあげるのだった。
「移動の際は目立たぬようにもう少し浮上しようと思うが安全は保証しよう。さて、それでは案内を頼んでもよいかな?」
「あ、ああ! あそこが『一の門』の場所だから、えっと……、ソフィ殿、このままこっちの方角に真っすぐ行ってくれ!」
「うむ、了解した! それでは、しっかりと掴まっておるのだぞ!」
そう告げると同時、更にソフィは高度を上げると、ヒノエが指し示した方角へと移動を開始するのであった。
ソフィの言葉通り、彼の腰をぎゅっと掴みながらもヒノエは、嬉しそうな笑みを浮かべながら感動を露にするのだった。
まだ肌寒い寒さが残る門の外、振り返れば歩幅の合わない石で出来た階段の先に、サカダイの町の『一の門』が見える。ソフィは再び視線を前に戻して、ここから相当に縦に長く幅が狭い橋を見つめるのだった。
思い起こせばこの橋の見える先、エイジ達と別れた場所付近の事だが、ここに来た時もヌーとセルバスの魔王二人は何やら言い争いをしていて橋の上から池に二度程『セルバス』は叩き落されていた。
その時の寸劇じみたヌー達のやり取りが脳裏に浮かび、ずぶ濡れになりながらヌーに文句を言っていたセルバスの姿が思い出されてしまい、静かにソフィは一人笑うのだった。
「クックック、奴らは本当にいい関係だ」
あの『アレルバレル』の世界の『魔界』で大半の魔族からも恐れられていた大魔王ヌーだが、性格の方も相当に気難しく、彼と親し気に話せる存在は少ない。そんなヌーに対して堂々と言い合える大魔王セルバスは珍しいといえるだろう。
ヌーはセルバスに暴言じみた言葉や文句を多く口にはしているが、セルバスが本気で辛そうな表情を浮かべた時は直ぐに察して言葉を噤む。
どうやら大魔王ヌーは、間違いなく大魔王セルバスを気に入っているのだろう。
前回も『代替身体』となったセルバスに対し、少し言い過ぎたと判断した時は直ぐに彼は非を認めていたようにソフィには思えたし、ヌーがセルバスを気に入っているだろうと窺わせるには十分すぎる程に色々と心当たりがある。
普通であれば当たり前に思えるような事であっても、その相手が大魔王ヌーなのだと考えれば、当然に意味は変わる。そんな中で普段からあれ程自然体で言い合えているヌーとセルバスは、戦友でもあり、気が置けない者同士である事の証左なのだろう。
「ソフィ殿、お待たせした」
ソフィがそんな事を考えていると、背後から声を掛けられた。声の主は『妖魔退魔師』の一組の組長『ヒノエ』であった。
「まだ待ち合わせの時間よりもだいぶ早いようだが、お主の用事はちゃんと済ませられたのだろうか? 我に気を遣って早めに来る必要はないのだぞ?」
「ふふっ! 心配ご無用だ、ソフィ殿。すでにだいたいの事は『妖魔山』に向かうと決まった時に組員達には伝えてあったのでな。それでも最後かもしれないとなりゃ、やっぱりうちの副組長に一言二言伝えておきたかったまでなんだ。だが、それでも待たせて申し訳なかった、ソフィ殿!」
どうやら寒空の下で外で待たせてしまった事を、素直に悪いと彼女は考えていたのだろう。そう言ってヒノエはソフィに頭を下げるのだった。
「いや、謝る必要はないぞ、ヒノエ殿。我もここ最近はヌーやセルバス達と、行動を共にする事も多かったものでな、一人で色々と考える時間を貰えたことは良かったと考えていたところだ」
そう告げるソフィだが、実際にはその常に共に居る同行者達の寸劇を思い出して笑っていたのだが、あえてそんな事を口にする必要はないだろう。
その言葉を聴いたヒノエは、ソフィがどんな事を考えていたのかまでは分からなかったが、そう話すソフィがいつもより少しだけ上機嫌の様子なのが見て取れたようで、言葉通りに受け取るのだった。
「ははっ! そうかい? まぁ、誰にでも一人になる時間ってのは必要だからな。そ、それよりさ、ソフィ殿!」
「む?」
突然に何か慌てた様子を見せ始めたヒノエに、ソフィは何かあったのかと疑問の声をあげる。
「ソフィ殿は、私を担いで空を飛ぶって事なんだよな? だ、だったらよ、もっと軽装にしてきた方が良いか? ここから『コウヒョウ』の町まではだいぶ離れてるしよ……!」
「クックック!」
先程の慌てた様子から、一体どんな心配事を抱えているのかと考えたソフィだが、ヒノエの口から出た些末な心配事に思わず笑ってしまうのだった。
「な、何でいきなり笑って……、おぁ!?」
ソフィはヒノエの身体を優しく掴むと、ゆっくりと空へと浮き上がるのだった。
「お主は空から見える景色を見るのが楽しみだと言っておったな?」
「わっ、わわっ!?」
少しずつ地面が遠ざかっていき、自分が空に浮いているのだと自覚したヒノエは、普段あまり感じない恐怖心を感じて、彼女は手を回してソフィの身体にしがみつくのだった。
「何があってもお主を我が守ってやるから、安心して空からの景色を存分に楽しむが良いぞ? よく景色が見えるように、ゆっくりと空を飛んでやろう!」
「う、うおおっ! す、すげぇ!!」
ソフィに優しく身体を抱かれながら、耳元でそんな言葉を聞いたヒノエは、空に浮いているという恐怖心が少しだけやわらぎ、辺りを見回す余裕が生まれたようで、自分達の住んでいる『サカダイ』の町を上空から見下ろして驚きの声をあげるのだった。
「移動の際は目立たぬようにもう少し浮上しようと思うが安全は保証しよう。さて、それでは案内を頼んでもよいかな?」
「あ、ああ! あそこが『一の門』の場所だから、えっと……、ソフィ殿、このままこっちの方角に真っすぐ行ってくれ!」
「うむ、了解した! それでは、しっかりと掴まっておるのだぞ!」
そう告げると同時、更にソフィは高度を上げると、ヒノエが指し示した方角へと移動を開始するのであった。
ソフィの言葉通り、彼の腰をぎゅっと掴みながらもヒノエは、嬉しそうな笑みを浮かべながら感動を露にするのだった。
0
お気に入りに追加
421
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる