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『愛が揺れるお嬢さん妻』81
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そこから3ヶ月ほどして英介は串カツをまた食べたくなり
仕事帰りにひょっこり件の店へ立ち寄った。
金曜の夜ということでかなりの数の客で賑わっていた。
一人で来る英介は大抵誰かとの相席になる。
その日、見るからにやり手だと分かる風貌の女性の姿が座った席から
見えた。
いで立ちもフォーマルなものを上手に気崩して着用している。
3度目に見かけた日、やっぱり混んでいて彼女と相席になり、
話を交わすようになった。
彼女のほうも俺がこの店に何度か来ていたのを覚えており、この日
お互い名刺交換をして別れた。
海外で化粧品を仕入れてくるバイヤーと、美大の准教授をしていると
聞いた。傍ら、自分の描いたイラストの販売もやっているという話だった。
家族にはあまり気に入ってもらえなかった自分のテリトリーの中で
たまたま出会った女性、山波美羅《やまなみみら》。
◇ ◇ ◇ ◇
見た目も内面も・・そして社会に出て働いている同志として・・
興味と傾倒の中間くらいの心持で美羅と繋がるようになり、性行為を
伴う付き合いになるのにそう時間はかからなかった。
そこから3ヶ月ほどして英介は串カツをまた食べたくなり
仕事帰りにひょっこり件の店へ立ち寄った。
金曜の夜ということでかなりの数の客で賑わっていた。
一人で来る英介は大抵誰かとの相席になる。
その日、見るからにやり手だと分かる風貌の女性の姿が座った席から
見えた。
いで立ちもフォーマルなものを上手に気崩して着用している。
3度目に見かけた日、やっぱり混んでいて彼女と相席になり、
話を交わすようになった。
彼女のほうも俺がこの店に何度か来ていたのを覚えており、この日
お互い名刺交換をして別れた。
海外で化粧品を仕入れてくるバイヤーと、美大の准教授をしていると
聞いた。傍ら、自分の描いたイラストの販売もやっているという話だった。
家族にはあまり気に入ってもらえなかった自分のテリトリーの中で
たまたま出会った女性、山波美羅《やまなみみら》。
◇ ◇ ◇ ◇
見た目も内面も・・そして社会に出て働いている同志として・・
興味と傾倒の中間くらいの心持で美羅と繋がるようになり、性行為を
伴う付き合いになるのにそう時間はかからなかった。
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