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6.大人の華金デート***

[2]ー7

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「きちんと洗っておかないと、後で後悔することになるけどいいのか?」

 言っている意味を理解するより早く指が合わせを割った。

「あ……っ」

 花弁をめくり、内側を優しく撫でていく。秘芽には触れず、その周りをクルクルと羽のように優しくなぞるだけだ。ゾクゾクと甘い愉悦がはい上がってくるが、同時にじれったくもなった。彼の指は肝心な場所には触れてくれない。

「どうした。腰が揺れているぞ」

 指摘されてカッと顔が熱くなる。

「い、いじわる……」

 首を後ろに回してじっとりと睨む。彼は、なにが? と言わんばかりに微笑むと、唇を合わせてきた。

「ふぁっ、んんん……っ」

 押し入ってきた舌に口蓋をこすられると同時に、指で秘芽を撫でられた。大きく腰が跳ねて、飛び出した嬌声が彼の口腔にのみ込まれる。
 首をねじった体勢で貪るように激しく口づけられる一方で、花芽を撫でられる手はまるで小さなガラス細工にでも触れるかのように優しい。

「んぁっ……ふっ」

 苦しくて、もどかしくて、もうどうにかなってしまいそうだ。快感が膨れ上がり、苦しさすら愉悦に変わっていく。

 硬い屹立を腰にグリグリと押しつけながら、すばやい動きで秘芽をこすり上げれる。

「んあぁっんっ」

 強烈な愉悦が湧き上がり、ビリビリと電流のようになって全身に駆け巡った。
 口が自由になりハアハアと荒い息をつく。足がガクガクと震えて今にも崩れ落ちそうだ。彼の腕に支えられて、なんとか立っている。

「そろそろいいかな」

 そう言うと、彼は目の前のコックをひねった。シャワーから勢いよくお湯が飛び出してきた。

 これでやっとこの状況から脱出できるとほっと胸をなで下ろしたが、今度は大きな手ひらが私の肌をこすり始める。

「あの、もういいから……」
「だめ。きちんと流さないと。せっかくこんなにきれいな肌が荒れたら申し訳なさすぎる」

 至って真面目な顔でそう言い、上から下へと丁寧に撫でていく。太もものあたりに来ると彼の手が止まった。

「ここもだな」
「……っ!」

 さっき散々に弄られたせいで、したたるほどの蜜で濡れていた。彼はそれを手のひらでぬぐっていく。

「んんっ……」

 花弁を割って指を蜜口にあてられ、ビクンと腰が跳ねた。

「こんなところまでぬるぬるだ。しっかり落さないと」
「あっ……ああっ」

 それがボディソープのせいではないことなんて百も承知のくせに、そ知らぬふりで入り口のあたりで指をクルクルと回しながら入ってくる。キュンっとナカが甘く締まった。奥まで埋められた指に内襞を強くこすられる。

「や……っ」

 快感に忠実になろうとする体に抗うよう身をよじると、彼の指がピタ止まった。

「嫌? 本当に? それならやめる。香ちゃんが嫌がることはしない」
「い、嫌じゃない! けど、だめ……なの」
「どうして?」
「どうしてって……」
「理由がわからないと後々困るだろう?」

 後々なにがどう困るというのだろう。意味がわからないが、とにかくそんなことを聞かれてもこちらの方が困る。必死に首を横に振った。

「そうか。仕方ない、香ちゃんが望まないことはしないと約束したからな」

 彼の指がするりと抜かれる。

「あっ」

 奥がキュンとせつなく疼いた。
 ここまで来ても、私がだめだということはしないつもりらしい。彼の本気が伝わってくる。
 さすがになんだか申し訳ない気持ちになってきた。
 さっきの愛撫も嫌ではなかった。ただ、こんな場所で立ったままかされることに抵抗があったのだ。

 どうしよう。思い切って『ここじゃ嫌だ』と告げてみようか。
 でもそれは『ここじゃない所がいい』と伝えるのと同じことだ。つい一か月前まで処女だった私には難易度が高い。
 ううっ……どうしよう。

 ひとり葛藤していると、耳元で「ごめん」と低くかすれた声がした。

「違うのっ、私……っ」

 振り向こうとした瞬間、内ももの間を硬く温かいものが分け入ってきた。 それが彼の雄竿だと気づいた瞬間、カアッとつま先から頭のてっぺんまで熱くなった。
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