転生テイマー、異世界生活を楽しむ

さっちさん

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ヤンヤンに帰省

198.

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中々更新出来ずすいませんでした。
更新再開します。
頑張って投稿しますのでよろしくお願いします。






『~🎶~🎶』
妖精さんがアイザックの部屋で歌ってくれる。
言葉としては聞き取れない。
独特の音色でわからないけどとても心地が良い。
マーサスとハナには部屋の外で待ってもらいここには結界を張っている。
妖精さんが歌い終わったのでアイザックの様子を伺いに近くに行くと微かに瞼が震えた。
「アイザック!」
「、、、ククル。どうした?ひどい顔色だぞ」
「だって全然起きないんだもん。」
掠れた声でも答えてくれた様子にククルはとうとう大泣きし出した。
部屋の外からククルの声を聞いたマーサスが扉を叩く。
泣きながらもとりあえず結界を解除して2人を招き入れた。


大泣きしたククルをあやしながらアイザックはマーサスよりこれまでの説明を受けた。
ハナが話を補足し、漸く事情がわかる頃には膝に寄りかかったままククルは寝息をたてていた。
「はぁ、そんな事になってたのか。随分心配をかけた様で申し訳ない。俺的には寝て起きた位の感覚しか無いんだがな」
4日間目覚めなかったとは思えない程体も軽く、ククルをそっとベットに降ろし本人は起き上がってきた。
「普通に立ち上がるには問題無いな。コレは多分ククルが回復魔法をかけ続けてたんじぁないか?」
「成る程な、嬢ちゃんのが危なかったか」
「お目覚めくださって良かったです。ククル様がいつ倒れてもおかしくご様子にみているこちらが辛くて」
「ハナにも心配かけたな。申し訳ない。ついでに腹が減ってるみたいだし何か食事をお願いできるか」
「かしこまりました。こちらでお待ちください。直ぐにご準備いたします」
足早に部屋を辞したハナを見送り、改めてマーサスにお礼を伝える。
「マーサス、今回は助かった。ありがとう」
「いや、元々はこちらの不注意から始まった事だし気にするな。」
ハナが軽食を準備してくれてとりあえず2人で食べながら話をする。
マーサス曰く、ククルを教会に連れて行ったら急に元気を取り戻し、あっという間に俺が目醒めたと言う。
何が起こったのか訳がわからんと説明を求められた。
一番理解しているククルが起きそうにも無いから憶測での話だと前おきし、恐らくネル様あたりの知恵だろうとある程度の事を説明した。

話を聞いたマーサスは暫くヤンヤンにいるから数日中にまた来るととりあえずは帰って行った。
「ハナ、まずはありがとう。迷惑をかけたな。あの様子だとククルは数日寝込むだろうし、その間ゆっくり休んでくれ。あの子は俺が見とくから」

今日のところは風呂に入りハナたちにも早めに休む様伝えて部屋に引き換えした。


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