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学校へ
134.
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「じゃあハナお留守番お願いね。ユミンも頑張って学校行くんだよ」
「「いってらっしゃいませ」」
アイザックと朝も早い目に出発した。
昨日のうちにおじいちゃんには第七領の新しいダンジョンに行くと連絡しておいた。
今は領地にいる様で帰りに寄れたらよろうと思う。
とりあえず今日はネクネクの隣街、トラトラに行く事にする。
そこから馬で1日くらいのところにダンジョンが出来たらしい。
真っ直ぐ向かったら夕方までもかからない距離なので道草しながら向かう事にした。
トラトラに到着する頃にはすっかり夕暮れが綺麗に見える時間帯となっていた。
とりあえずギルドに行って宿を紹介してもらう。
部屋を取ってから食堂で夕食を食べ明日以降の予定を再度確認した。
今回は調査の名目なのでゆっくり地図を作成しながら進む。
一応、サイズは中級だが魔物の強さはわからない。
魔物の種類や強さも調査の内なのでガルとファルに張り切りすぎない様声を掛け、他の子達には怪我をしない様言い聞かす。
アイザックとの確認も終わったので明日以降に備えて早く寝る事にした。
朝のうちに街を出発。
ここからダンジョン迄は森を抜けて向かう事にした。
新しく出来たばかりか道も整備がされてなく、これから徐々に開拓が進むらしい。
シルバーとシッコクに乗っていたらあまり気にはならないが普通の馬だと1日で抜けるには走りにくいそうだ。
夕方にはダンジョン前に到着。
今はギルドの見張りが入口近くにテントを張って人が立ち入らない様にしているみたいだ。
「依頼を受けた黒銀のアイザックだ」
「ククルです」
「ご苦労様です。ギルド所属のナスターと言います。明日から潜られますか」
「その予定です。今日はこちらにテントを張らせて貰うが良いか?」
「大丈夫です。この辺りは魔物除の結界を施してますので夜間も気にせず休んでください」
案内された場所にテントを張って夕食を食べる。
お言葉に甘えて夜番は無しでゆっくり寝る事にした。
ダンジョン初日、予定通りゆっくり地図を作成しながら進む。
出てくる魔物も大した手加減も無くガルもファルも出番がない。
いつもより慎重に進んだか体内時計ではお昼頃、次の階へとつながる階段を見つけた。
下へと伸びた階段を横目に安全地帯で休暇がてら昼食にする。
今日の目的を次の階の階段を見つけるまでとし、早々に休憩を切り上げ進む事にした。
次の階、一階層と魔物も変わらずウロウロしながら地図を作成していく。
入口からここまでは洞窟の様な作りで気温的には過ごしやすい。
「あっ、宝箱発見!」
横道の小部屋にそれを見つけたので罠がないか用心しながら開ける。
「あっ、短剣だ」
「中々良さそうな物だな」
しっかりした作りの短剣で付与できる仕組みになっているみたいだ。
更に先に進み今日の目標まで辿り着いた。
早速テントを張り夕食の準備をする。
アイザックが今日の地図を確認しているのでその間に従魔達のお世話をし、揃って夕食を食べた。
「明日は5階の恐らくボス部屋があるだろうからそこまで行こうか」
「了解。どんなボスだろうね」
今はテントで寛ぎながらアイザックと明日の行程について打ち合わせ中。
ついでに今日の地図を見せてもらい内容を確認した。
翌朝、テンション高々と3階に突入。
ウキウキしながら捜索した。
早々と4階に降りる階段を見つけたのでとりあえず先に進む。
3階迄は洞窟みたいだったが4階は草原だった。
暫く進むと池があったので覗いてみた。
魔魚が泳いでいるのが見えたので雷を落としてみる事にする。
アイザックに離れてもらい試してみるとぷかぷか魔魚が浮き上がった。
「ククル、早いとこ回収しないとアイテムに変わったら沈んでしまうぞ」
「急がないと」
風魔法で手の届くところに集めて急いで回収した。
それなりの数がいた様で十数個手に入れた。
後は池を迂回し、先に進む事にする。
暫く行くと階段が見えたので一旦下に降りてから休憩を取る事にした。
「やっぱりボス部屋があるみたいだな」
「だね。とりあえずご飯にしようよ」
ボス部屋があるフロアは他の魔物が出ないので休憩を取った。
十分な休憩も取れたのでボス戦に挑戦する。
「この階はウルフ系がボスか」
中に入るとウルフが10頭待ち構えていた。
一応、アイザックと手分けしたけどあまり強い魔物でも無くあっさり倒す事ができた。
ボス戦のアイテムは毛皮や牙と素材が沢山出てきた。
拾い終わったので奥の扉に向かう。
次の階段が見えたが今日はここまでとし少し時間は早いけど野営の準備に取り掛かった。
明日は8階の階段迄を目標に進む事にする。
早めの夕食、早めの就寝で明日に備えることにした。
☆☆☆☆いつもお読みいただきありがとうございます。
進むに連れてタイトルと離れてきてる様に思うので近々、タイトル変更しようかと考えてます。
中々良いタイトルが思い浮かばないので何か良さそうな候補がありましたら書き込みよろしくお願いします。 作者☆☆☆
「「いってらっしゃいませ」」
アイザックと朝も早い目に出発した。
昨日のうちにおじいちゃんには第七領の新しいダンジョンに行くと連絡しておいた。
今は領地にいる様で帰りに寄れたらよろうと思う。
とりあえず今日はネクネクの隣街、トラトラに行く事にする。
そこから馬で1日くらいのところにダンジョンが出来たらしい。
真っ直ぐ向かったら夕方までもかからない距離なので道草しながら向かう事にした。
トラトラに到着する頃にはすっかり夕暮れが綺麗に見える時間帯となっていた。
とりあえずギルドに行って宿を紹介してもらう。
部屋を取ってから食堂で夕食を食べ明日以降の予定を再度確認した。
今回は調査の名目なのでゆっくり地図を作成しながら進む。
一応、サイズは中級だが魔物の強さはわからない。
魔物の種類や強さも調査の内なのでガルとファルに張り切りすぎない様声を掛け、他の子達には怪我をしない様言い聞かす。
アイザックとの確認も終わったので明日以降に備えて早く寝る事にした。
朝のうちに街を出発。
ここからダンジョン迄は森を抜けて向かう事にした。
新しく出来たばかりか道も整備がされてなく、これから徐々に開拓が進むらしい。
シルバーとシッコクに乗っていたらあまり気にはならないが普通の馬だと1日で抜けるには走りにくいそうだ。
夕方にはダンジョン前に到着。
今はギルドの見張りが入口近くにテントを張って人が立ち入らない様にしているみたいだ。
「依頼を受けた黒銀のアイザックだ」
「ククルです」
「ご苦労様です。ギルド所属のナスターと言います。明日から潜られますか」
「その予定です。今日はこちらにテントを張らせて貰うが良いか?」
「大丈夫です。この辺りは魔物除の結界を施してますので夜間も気にせず休んでください」
案内された場所にテントを張って夕食を食べる。
お言葉に甘えて夜番は無しでゆっくり寝る事にした。
ダンジョン初日、予定通りゆっくり地図を作成しながら進む。
出てくる魔物も大した手加減も無くガルもファルも出番がない。
いつもより慎重に進んだか体内時計ではお昼頃、次の階へとつながる階段を見つけた。
下へと伸びた階段を横目に安全地帯で休暇がてら昼食にする。
今日の目的を次の階の階段を見つけるまでとし、早々に休憩を切り上げ進む事にした。
次の階、一階層と魔物も変わらずウロウロしながら地図を作成していく。
入口からここまでは洞窟の様な作りで気温的には過ごしやすい。
「あっ、宝箱発見!」
横道の小部屋にそれを見つけたので罠がないか用心しながら開ける。
「あっ、短剣だ」
「中々良さそうな物だな」
しっかりした作りの短剣で付与できる仕組みになっているみたいだ。
更に先に進み今日の目標まで辿り着いた。
早速テントを張り夕食の準備をする。
アイザックが今日の地図を確認しているのでその間に従魔達のお世話をし、揃って夕食を食べた。
「明日は5階の恐らくボス部屋があるだろうからそこまで行こうか」
「了解。どんなボスだろうね」
今はテントで寛ぎながらアイザックと明日の行程について打ち合わせ中。
ついでに今日の地図を見せてもらい内容を確認した。
翌朝、テンション高々と3階に突入。
ウキウキしながら捜索した。
早々と4階に降りる階段を見つけたのでとりあえず先に進む。
3階迄は洞窟みたいだったが4階は草原だった。
暫く進むと池があったので覗いてみた。
魔魚が泳いでいるのが見えたので雷を落としてみる事にする。
アイザックに離れてもらい試してみるとぷかぷか魔魚が浮き上がった。
「ククル、早いとこ回収しないとアイテムに変わったら沈んでしまうぞ」
「急がないと」
風魔法で手の届くところに集めて急いで回収した。
それなりの数がいた様で十数個手に入れた。
後は池を迂回し、先に進む事にする。
暫く行くと階段が見えたので一旦下に降りてから休憩を取る事にした。
「やっぱりボス部屋があるみたいだな」
「だね。とりあえずご飯にしようよ」
ボス部屋があるフロアは他の魔物が出ないので休憩を取った。
十分な休憩も取れたのでボス戦に挑戦する。
「この階はウルフ系がボスか」
中に入るとウルフが10頭待ち構えていた。
一応、アイザックと手分けしたけどあまり強い魔物でも無くあっさり倒す事ができた。
ボス戦のアイテムは毛皮や牙と素材が沢山出てきた。
拾い終わったので奥の扉に向かう。
次の階段が見えたが今日はここまでとし少し時間は早いけど野営の準備に取り掛かった。
明日は8階の階段迄を目標に進む事にする。
早めの夕食、早めの就寝で明日に備えることにした。
☆☆☆☆いつもお読みいただきありがとうございます。
進むに連れてタイトルと離れてきてる様に思うので近々、タイトル変更しようかと考えてます。
中々良いタイトルが思い浮かばないので何か良さそうな候補がありましたら書き込みよろしくお願いします。 作者☆☆☆
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