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学校へ
133.
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今日は研究室に行って証書を作ってもらう。
アイザックと一緒にドルフさんを訪ねた。
「成る程ね。まぁ、確かに年齢で考えたら異常だよな。その先生の名前分かるかい?」
「ソルトリア先生です。ドルフさんの事もご存知だったみたいですよ」
「あぁ、彼か。数年前までここの古代薬研究室に席を置いていたんだ。配属替えで教師になったが彼は本当は研究を続けたかった様でね。毎年異動願が出ている。異動後、最低でも三年はそこの部署から動かせないから来年あたりこっちに戻るかもしれないな」
「そうなんだ。こっちにもどられたら色々バレそうだね」
「その時はその時だな」
証書が出来たので受け取り、来週からの予定を伝えて研究室を後にした。
「次はマーサスのとこだな」
「うん、お願い」
中央ギルドに寄ってもらう。
昨日、マリアント様が話をしてくれてはいるみたいだけど自分でもお願いしたかった。
受付でマーサスに取り次ぎをお願いし、執務室を訪問した。
「おう、来たか。出来てるぞ」
「ありがとうございます」
マーサスから証書のブレスレットを受け取り他のと同じように装備する。
3つの証書でも1センチに満たない幅で手首にピッタリ付いているので邪魔にならない。
服の袖を捲らないと見えないので丁度良い。
「ところでアイザック、頼みたい依頼があるんだが今説明しても良いか」
「あぁ、とりあえず聞こうか」
マーサスの説明によると第七領と第一領の境にある森に中型のダンジョンが出来たらしい。
基本はギルドが調査に入り、中のレベルを確認後、一般の冒険者に公開されるとか。
そのダンジョンの事前調査に行って欲しいとの事。
「成る程な。最短で来週の火曜日からなら向かう事が出来るがククルの学校次第だな」
「私はダンジョン行きたい。月曜日に担任に申請出してくるね」
「いきなりそんなに学校休んで大丈夫なんか?」
「一応、飛び級決まったから問題無いと思うよ。アイザックは大丈夫なの?」
「次の月曜日行けば最初だし2週間開くから大丈夫だ。」
結局、依頼を受ける為、私は休みを申請する事になった。
長期(1週間以上)休む時は保護者の同意が必要なだけで特に問題はない。
マーサスに依頼書を準備してもらい受理の手続きをして家に帰った。
ハナに旅の説明をし、今回はユミンもいるから実家に帰らずいてくれるとの事なのでもうすぐやってくるポーションの引き取りの件もお願いした。
週末の休みのうちに準備をした。
月曜日の朝、先ずは担任を訪ねた。
休みの申請には特に理由を書くところは無かったので説明せずに提出だけする。
「ククルさんは飛び級も確定しているので大丈夫ですよ。進級の手続きだけ今終わらせてしまえば次は夏季休暇明けに登校して貰ったら良いです。もちろん受けたい授業はいつでも出席してくださいね」
と言う事みたいだったので各授業の時間割一覧だけもらい今日は午前中のホームルームだけ出席して帰る事にした。
帰りに教会に寄った。
「ネル様、こんにちわ」
「ククルさん、こんにちわ。今日はどうされましたか」
「はい、実はちょっと気になる事がありまして」
マーサスの話を聞いてから新しいダンジョンが出来る仕組みが気になって尋ねてみた。
ネル様のお話では古いダンジョンが寿命を迎える時、新しいダンジョンが出来るとか。
出来た時に大きさや内容は決まるみたいで1、2年して新しいダンジョンが定着すると消滅するダンジョンがあるらしい。
ダンジョンの寿命は5~50年程度で定期的に入れ替わっているとか。
消滅するダンジョンは徐々に階層が少なくなり最後は跡形も無く消えるそうだ。
どのダンジョンが消滅するかは新しいのが安定するまでの間で決まる様で今の時点ではまだわからないとか。
法則として同じ位の規模の物がなくなるらしい。
「勉強になりました。ありがとうございます」
「また、わからない事がありましたらいつでも訪ねてきてください。それからククルさん、こないだ差し上げた生成のスキルについてですが恐らく数年は今のまま、伸びないかも知れません。こちらが思ったよりも貴女の身体の成長が緩やかで器の大きさが不足しているのです。そうですね、10歳を超えた頃から徐々に伸びる様ですからそれまでは今のまま楽しんでください」
「そうなんですね。じゃあ、生成については鍛えるの後回しにします。古代薬の復元も楽しいので其方を頑張りますね」
ネル様にまた来ますと挨拶し、教会を後にした。
「ハナ、ただいま」
「ククル様、おかえりなさいませ」
玄関で迎えてくれたハナに挨拶し、ゴーレムズのところに向かう。
庭も温室もかなり立派な物になり隅々まで手入れされている。
最近ではスライム達も勝手に素材を採取して調合してくれているから庭に小屋を建て、そこに調合した物を片付けて貰っている。
旅に必要そうな薬とポーションをそこから出し、今回同行する子達を決める事にした。
#えっと僕とこの子達が一緒に行くの#
どうやらストーンとキーミーの3匹がついてくるみたいだ。
レベル上げにも丁度良さそうなのでそれで了承した。
キーとミーはまだ幼体なのか出す糸の量が少なくレベルを上げたら増えるかもしれない。
ストーンについても何ができる子なのか全く分かってないのでレベル上げは丁度良い。
ガルとファルは言わずとも必ず着いてくるので今回は5匹連れとなったのだ。
アイザックと一緒にドルフさんを訪ねた。
「成る程ね。まぁ、確かに年齢で考えたら異常だよな。その先生の名前分かるかい?」
「ソルトリア先生です。ドルフさんの事もご存知だったみたいですよ」
「あぁ、彼か。数年前までここの古代薬研究室に席を置いていたんだ。配属替えで教師になったが彼は本当は研究を続けたかった様でね。毎年異動願が出ている。異動後、最低でも三年はそこの部署から動かせないから来年あたりこっちに戻るかもしれないな」
「そうなんだ。こっちにもどられたら色々バレそうだね」
「その時はその時だな」
証書が出来たので受け取り、来週からの予定を伝えて研究室を後にした。
「次はマーサスのとこだな」
「うん、お願い」
中央ギルドに寄ってもらう。
昨日、マリアント様が話をしてくれてはいるみたいだけど自分でもお願いしたかった。
受付でマーサスに取り次ぎをお願いし、執務室を訪問した。
「おう、来たか。出来てるぞ」
「ありがとうございます」
マーサスから証書のブレスレットを受け取り他のと同じように装備する。
3つの証書でも1センチに満たない幅で手首にピッタリ付いているので邪魔にならない。
服の袖を捲らないと見えないので丁度良い。
「ところでアイザック、頼みたい依頼があるんだが今説明しても良いか」
「あぁ、とりあえず聞こうか」
マーサスの説明によると第七領と第一領の境にある森に中型のダンジョンが出来たらしい。
基本はギルドが調査に入り、中のレベルを確認後、一般の冒険者に公開されるとか。
そのダンジョンの事前調査に行って欲しいとの事。
「成る程な。最短で来週の火曜日からなら向かう事が出来るがククルの学校次第だな」
「私はダンジョン行きたい。月曜日に担任に申請出してくるね」
「いきなりそんなに学校休んで大丈夫なんか?」
「一応、飛び級決まったから問題無いと思うよ。アイザックは大丈夫なの?」
「次の月曜日行けば最初だし2週間開くから大丈夫だ。」
結局、依頼を受ける為、私は休みを申請する事になった。
長期(1週間以上)休む時は保護者の同意が必要なだけで特に問題はない。
マーサスに依頼書を準備してもらい受理の手続きをして家に帰った。
ハナに旅の説明をし、今回はユミンもいるから実家に帰らずいてくれるとの事なのでもうすぐやってくるポーションの引き取りの件もお願いした。
週末の休みのうちに準備をした。
月曜日の朝、先ずは担任を訪ねた。
休みの申請には特に理由を書くところは無かったので説明せずに提出だけする。
「ククルさんは飛び級も確定しているので大丈夫ですよ。進級の手続きだけ今終わらせてしまえば次は夏季休暇明けに登校して貰ったら良いです。もちろん受けたい授業はいつでも出席してくださいね」
と言う事みたいだったので各授業の時間割一覧だけもらい今日は午前中のホームルームだけ出席して帰る事にした。
帰りに教会に寄った。
「ネル様、こんにちわ」
「ククルさん、こんにちわ。今日はどうされましたか」
「はい、実はちょっと気になる事がありまして」
マーサスの話を聞いてから新しいダンジョンが出来る仕組みが気になって尋ねてみた。
ネル様のお話では古いダンジョンが寿命を迎える時、新しいダンジョンが出来るとか。
出来た時に大きさや内容は決まるみたいで1、2年して新しいダンジョンが定着すると消滅するダンジョンがあるらしい。
ダンジョンの寿命は5~50年程度で定期的に入れ替わっているとか。
消滅するダンジョンは徐々に階層が少なくなり最後は跡形も無く消えるそうだ。
どのダンジョンが消滅するかは新しいのが安定するまでの間で決まる様で今の時点ではまだわからないとか。
法則として同じ位の規模の物がなくなるらしい。
「勉強になりました。ありがとうございます」
「また、わからない事がありましたらいつでも訪ねてきてください。それからククルさん、こないだ差し上げた生成のスキルについてですが恐らく数年は今のまま、伸びないかも知れません。こちらが思ったよりも貴女の身体の成長が緩やかで器の大きさが不足しているのです。そうですね、10歳を超えた頃から徐々に伸びる様ですからそれまでは今のまま楽しんでください」
「そうなんですね。じゃあ、生成については鍛えるの後回しにします。古代薬の復元も楽しいので其方を頑張りますね」
ネル様にまた来ますと挨拶し、教会を後にした。
「ハナ、ただいま」
「ククル様、おかえりなさいませ」
玄関で迎えてくれたハナに挨拶し、ゴーレムズのところに向かう。
庭も温室もかなり立派な物になり隅々まで手入れされている。
最近ではスライム達も勝手に素材を採取して調合してくれているから庭に小屋を建て、そこに調合した物を片付けて貰っている。
旅に必要そうな薬とポーションをそこから出し、今回同行する子達を決める事にした。
#えっと僕とこの子達が一緒に行くの#
どうやらストーンとキーミーの3匹がついてくるみたいだ。
レベル上げにも丁度良さそうなのでそれで了承した。
キーとミーはまだ幼体なのか出す糸の量が少なくレベルを上げたら増えるかもしれない。
ストーンについても何ができる子なのか全く分かってないのでレベル上げは丁度良い。
ガルとファルは言わずとも必ず着いてくるので今回は5匹連れとなったのだ。
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