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王都
114.
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さぁ、今日はギルドだ。
と張り切って起きようとしたけど身体が言う事を聞かない。
「ククル様おはようございます」
「ゔーハナおはよう」
私の様子を見て慌てて出ていった。
多分、アイザックを呼びに行ったのだろう。
「ククル、おでこ」
コツンとおでこが当てられてため息をつくアイザック。
「熱だな。まぁ、最近ちょっとバタバタしてたから仕方がないか。今日はククルはお留守番だな」
「はぁい」
「ハナ、ユミンをギルドと屋敷に連れて行ってくれ。俺はククルについているから」
「かしこまりました」
ユミンは来年の入学までに最低限のことは学ばせる様で、アイザックの実家で色々勉強するらしい。
今日は紹介に連れて行くと連絡しているからハナが付き添う事になった。
「では、ククル様ゆっくりお休みくださいね」
ハナが部屋からでていった。
「ククル、とりあえず薬を飲もうか」
あまり食欲も無いので果物を食べて薬を飲んだ。
「ククル、こないだは悪かったな。つい寝てるからと待たせてたせいであんな事になって。無事で良かったよ。」
「アイザックが悪いわけじゃないし、私はなんともなかったから大丈夫だよ」
確かにちょっと焦ったけどこないだのは不可抗力だと思う。
それにハナとマーサスにこってり怒られたアイザックの方が気の毒だ。
それよりも薬の所為か眠たくなってきた。
「今日はゆっくり寝てたら良いよ。俺はここにいてるから」
アイザックの言葉が最後までも聞こえないまま眠りについた。
ククルが攫われた時はかなり焦った。
そこらの奴なら恐らくククルの方が強いからいざとなったら自力で逃げるとは思ったが見た目が子供のあの子に命懸けの対人戦はさせたく無い。
今のところ、精神的に参ってる素振りは無いけど最初の頃の様に毎晩うなされてはみてられない。
ベットでスヤスヤ寝ているククルを眺めながら今日は家でゆっくり過ごす事にした。
「ゔー」
ククルがうなされてる声にハッとした。
どうやら本を読んでいたらそのままソファで寝てしまっていた様だ。
ベットを覗き込むと眉間に皺を寄せて難しい表情で寝ている。
「んー、一度起こすか」
ククルの身体を揺すってやるとうっすら目を開けた。
「ククル、うなされてた様だか大丈夫かい」
此方に目線を向けて目が合った途端泣き出した。
どうやら体調が悪いせいもあり情緒不安定になっているみたいだ。
「ほら、どおした?」
泣きながら起き上がるとしがみついてきたので抱き上げて落ち着かせる。
肩に顔を埋めてグズグズ言っているが暫くすると落ち着いたのか寝息が聞こえてきた。
「はぁ、コレは久しぶりに長引きそうだな」
なんとも無かったかの様に振る舞っていたがやっぱり精神的に無理がかかったかかなり調子が悪そうだ。
前に一度同じ様な事があった時は確か5日程寝込んだ。
「コレは熱が下がるまで同じ部屋で寝起きした方が良さそうだな」
コンコン
「アイザック様、ただいま戻りました」
「ご苦労様。ハナ、ちょっと話があるんだが」
とりあえず今のククルの状態を説明し、この後起こりそうな事について話する。
「この感じだと無理矢理魔力を抜いてやらないと中々良くならないからな、、、今空の魔石が手元にないからちょっと貰いに行ってくる」
寝ている隙に行動してしまおうと急いで出掛けた。
身体が物凄くだるい。
目を開けてまわりをなんとなく見ていると部屋には誰もいて無い様だ。
アイザックの姿が見えない事に気がつくとだんだん寂しくなって来た。
起きた事に気がついたかハナが部屋に入ってくる。
「ククル様、お身体は大丈夫ですか?」
「アイザックは居ないの?」
この言葉を皮切りにどんどん涙が出てきて止める事が出来ない。
「あらあら、どうしましたか?」
ハナが心配そうに横に来てくれるがアイザックじゃないと嫌なのだ。
「アイザックどこぉ、、、」
そのままワンワン泣き出したら収拾がつかなくなった。
ハナが流石に困り果てている。
それからの1時間近くだるい身体で只々アイザックの居ないのが悲しくて泣き続けたのだ。
泣くにも体力を使う為、グッタリ横になった。
泣きすぎたか頭も痛いし身体も動かない。
そこへ玄関の方から足音が近づいてきた。
「ククル、とりあえずこっちに魔力を移すんだ」
アイザックの顔を見たら少し安心し、言われたとおりに魔力を移していく。
そのまま深い眠りについたのだった。
「アイザック様、おかえりなさいませ。」
ハナにこの少しの間で何があったのか 確認し、小さくため息をついた。
と張り切って起きようとしたけど身体が言う事を聞かない。
「ククル様おはようございます」
「ゔーハナおはよう」
私の様子を見て慌てて出ていった。
多分、アイザックを呼びに行ったのだろう。
「ククル、おでこ」
コツンとおでこが当てられてため息をつくアイザック。
「熱だな。まぁ、最近ちょっとバタバタしてたから仕方がないか。今日はククルはお留守番だな」
「はぁい」
「ハナ、ユミンをギルドと屋敷に連れて行ってくれ。俺はククルについているから」
「かしこまりました」
ユミンは来年の入学までに最低限のことは学ばせる様で、アイザックの実家で色々勉強するらしい。
今日は紹介に連れて行くと連絡しているからハナが付き添う事になった。
「では、ククル様ゆっくりお休みくださいね」
ハナが部屋からでていった。
「ククル、とりあえず薬を飲もうか」
あまり食欲も無いので果物を食べて薬を飲んだ。
「ククル、こないだは悪かったな。つい寝てるからと待たせてたせいであんな事になって。無事で良かったよ。」
「アイザックが悪いわけじゃないし、私はなんともなかったから大丈夫だよ」
確かにちょっと焦ったけどこないだのは不可抗力だと思う。
それにハナとマーサスにこってり怒られたアイザックの方が気の毒だ。
それよりも薬の所為か眠たくなってきた。
「今日はゆっくり寝てたら良いよ。俺はここにいてるから」
アイザックの言葉が最後までも聞こえないまま眠りについた。
ククルが攫われた時はかなり焦った。
そこらの奴なら恐らくククルの方が強いからいざとなったら自力で逃げるとは思ったが見た目が子供のあの子に命懸けの対人戦はさせたく無い。
今のところ、精神的に参ってる素振りは無いけど最初の頃の様に毎晩うなされてはみてられない。
ベットでスヤスヤ寝ているククルを眺めながら今日は家でゆっくり過ごす事にした。
「ゔー」
ククルがうなされてる声にハッとした。
どうやら本を読んでいたらそのままソファで寝てしまっていた様だ。
ベットを覗き込むと眉間に皺を寄せて難しい表情で寝ている。
「んー、一度起こすか」
ククルの身体を揺すってやるとうっすら目を開けた。
「ククル、うなされてた様だか大丈夫かい」
此方に目線を向けて目が合った途端泣き出した。
どうやら体調が悪いせいもあり情緒不安定になっているみたいだ。
「ほら、どおした?」
泣きながら起き上がるとしがみついてきたので抱き上げて落ち着かせる。
肩に顔を埋めてグズグズ言っているが暫くすると落ち着いたのか寝息が聞こえてきた。
「はぁ、コレは久しぶりに長引きそうだな」
なんとも無かったかの様に振る舞っていたがやっぱり精神的に無理がかかったかかなり調子が悪そうだ。
前に一度同じ様な事があった時は確か5日程寝込んだ。
「コレは熱が下がるまで同じ部屋で寝起きした方が良さそうだな」
コンコン
「アイザック様、ただいま戻りました」
「ご苦労様。ハナ、ちょっと話があるんだが」
とりあえず今のククルの状態を説明し、この後起こりそうな事について話する。
「この感じだと無理矢理魔力を抜いてやらないと中々良くならないからな、、、今空の魔石が手元にないからちょっと貰いに行ってくる」
寝ている隙に行動してしまおうと急いで出掛けた。
身体が物凄くだるい。
目を開けてまわりをなんとなく見ていると部屋には誰もいて無い様だ。
アイザックの姿が見えない事に気がつくとだんだん寂しくなって来た。
起きた事に気がついたかハナが部屋に入ってくる。
「ククル様、お身体は大丈夫ですか?」
「アイザックは居ないの?」
この言葉を皮切りにどんどん涙が出てきて止める事が出来ない。
「あらあら、どうしましたか?」
ハナが心配そうに横に来てくれるがアイザックじゃないと嫌なのだ。
「アイザックどこぉ、、、」
そのままワンワン泣き出したら収拾がつかなくなった。
ハナが流石に困り果てている。
それからの1時間近くだるい身体で只々アイザックの居ないのが悲しくて泣き続けたのだ。
泣くにも体力を使う為、グッタリ横になった。
泣きすぎたか頭も痛いし身体も動かない。
そこへ玄関の方から足音が近づいてきた。
「ククル、とりあえずこっちに魔力を移すんだ」
アイザックの顔を見たら少し安心し、言われたとおりに魔力を移していく。
そのまま深い眠りについたのだった。
「アイザック様、おかえりなさいませ。」
ハナにこの少しの間で何があったのか 確認し、小さくため息をついた。
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