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第3章 神の悪戯
第156話 ミリティア騎士団
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~ミリティア王国王城内~
2日前に来たばかりなのに、何故か懐かしく感じるクロウだったが、それよりもまだ7月なのに驚いている。
「季節は夏、本来なら水着イベントの一つくらいあっても良いと思うのだが…」
「イベント?」
「いや、メイディは気にしなくて良いよ」
そう言ってクロウは話を逸らす、水着イベントなんて言葉を知っているのはそう言った事を知っている人達だけだ。
特にクロウの様なオタクなら水着イベントは=推しの水着姿を見れるイベントと認識している。
「水着イベント…本当ならこの時期に見れたんですけどねぇ」
「それなぁ好きな子の水着姿を見れるって結構良いもんなんだけどなぁ…」
リュークの言葉にクロウはそう答える
そして2人はゲーム内イベントの一つである水着イベントを思い出す。
夏と言えば海と想像するが、ここではプールだ、
昨今では『ポリコレ』『多様性』『女性蔑視』『黒人差別』『ジェンダー』など、『寛容と押し付けを履き違えた』連中の所為で素晴らしい作品がどんどんと落ちぶれているが
この作品『ラグナロク•オリジン』では
「本当にゲームが好きな人達の為にゲームを作る!作りたいものを作る!嫌なら買うな!」
と言う製作陣の熱き想いによって人気の作品になり、人気のイベントが誕生したのだ。
「最近だと制服も性的に見られるそうですよ?」
「マジかよ…そうやって声を上げている連中が1番性的に見てるよなぁ」
水着イベントだって、制服姿だって
本人達がそれを了承してお互いに理解しながら協力してやっているのに何も知らない馬鹿どものせいでそう言った人達の仕事は減ってきているのだ。
本当に頭がおかしいとしか言いようがない。
そんな事をリュークとクロウは話しているが、当然メイディ達(エムルとメジーナを除く)は理解できていない。
「クロウ様?訳のわからない事を言っていないで集中してください」
「ごめん、ただ夏だからプールに入りたいなぁって思っただけ」
「そうですか…ですが、もうすぐですので集中してください」
メイディに何度も集中してとクロウは言われてしまった、確かにと思ったクロウはそれ以降は変な事は言わずに騎士団のいる所まで歩いて行った。
——————————————————————
~騎士団訓練所前~
「ここが…」
「ええ、ここが私達ミリティア王国の兵士達がいる訓練所前よ」
フィオナはそう言ってリューク達に教えているが、リュークは疑問に思っている事があるらしい。
「すいません、クロウ様少し良いですか?」
「?別に良いけど…」
「ありがとうございます、ずっと疑問に思っていたのですが、騎士と兵士の違いって何ですか?」
「どうしてだ?」
「いや、ここに書いてあるのは"騎士"なのにフィオナ様や先生は"兵士"って言っているから…」
と、リュークはクロウに質問する
ここはゲームの世界なのでそこの所は歴史の史実とは違う、ナーロッパ"風"と思えば良い。
何処ぞのヨーロッパの国の一つが
『史実に忠実に描いた』とか言って日本の歴史を『捏造』してあたかもそれを『史実』と言う様なマジで頭のおかしい会社と違い、
このゲームを作った会社は『フィクション』と最初っから言っているし色々と雑な部分はあるが、あくまでも『ゲーム内の世界だからその世界にとっての当たり前』と言っている。
「細かく言えば、「騎士」というのはまずは馬に乗っている事が必須要件だ、
馬に乗っている戦士が「騎士」と呼ばれるもので単なる戦士ではなく主君に仕えて領地を与えられる代わりに軍役の義務があった人のこと言う」
「はい」
「「兵士」というのは一般市民で戦争の前線で戦う者を指す、
だから、「兵士」はあくまで一般の者であって指揮官の命令に従って任務をこなす者が「兵士」だ」
「つまり?」
「騎士は貴族、兵士は平民、同じ場所で訓練所するから書くときは騎士団、言う時は馬にも乗ってないし言うのが面倒いから兵士…って所かな?」
と、クロウは説明する
かなり雑だが、そこも「ゲームの1つ」として受け入れるしかない。
そもそもそこを詳しくなくても『国の為に戦う者達』と理解していれば問題はない。
「概ね正解よ、兵士は単体ではなく複数人を纏めて言う時に兵士って言うのよ、ちなみに戦士は単体、騎士はそれを束ねる者…かな?」
「そこは断定しろよ…」
フィオナの自信のない返答にクロウはツッコミを入れる、この辺りは使い方によって多く変わる
「兵士」は軍隊(集団)の中の一員という意味が含まれるのに対し、「戦士」は個人に注目して、命令を受けて戦うのではなく自分の意志で戦う人を指す。
また、「戦士」は軍隊以外の場面で戦っている人を比喩的に呼ぶときにも使ったりする。(「企業戦士」など)
なので、
「彼らは元兵士だ」はよく使いますが、
「彼らは元戦士だ」のように集合的に使うことはあまりない。(「彼は元戦士だ」はよく使う。)
例
私は一人の兵士にすぎない。
彼は戦士としての誇りをもって死んだ。
「兵士、騎士、戦士…なんか面倒臭いですね」
「兵士、武士、侍とかもあるし、とんとんだろ」
定義が曖昧だとそこを付け狙うクズもいる為注意が必要だが、取り敢えず今は目の前の事に集中しよう。
「さ、入りましょ?」
「ああ、そうだな」
これ以上の長話も必要ない、そう思ったクロウはフィオナの言葉に頷いて、フィオナに扉を開けてもらう。
そしてリューク達は訓練所の中に入って行った。
——————————————————————
書きたいのに書けない…
10日ぶりかな?
2日前に来たばかりなのに、何故か懐かしく感じるクロウだったが、それよりもまだ7月なのに驚いている。
「季節は夏、本来なら水着イベントの一つくらいあっても良いと思うのだが…」
「イベント?」
「いや、メイディは気にしなくて良いよ」
そう言ってクロウは話を逸らす、水着イベントなんて言葉を知っているのはそう言った事を知っている人達だけだ。
特にクロウの様なオタクなら水着イベントは=推しの水着姿を見れるイベントと認識している。
「水着イベント…本当ならこの時期に見れたんですけどねぇ」
「それなぁ好きな子の水着姿を見れるって結構良いもんなんだけどなぁ…」
リュークの言葉にクロウはそう答える
そして2人はゲーム内イベントの一つである水着イベントを思い出す。
夏と言えば海と想像するが、ここではプールだ、
昨今では『ポリコレ』『多様性』『女性蔑視』『黒人差別』『ジェンダー』など、『寛容と押し付けを履き違えた』連中の所為で素晴らしい作品がどんどんと落ちぶれているが
この作品『ラグナロク•オリジン』では
「本当にゲームが好きな人達の為にゲームを作る!作りたいものを作る!嫌なら買うな!」
と言う製作陣の熱き想いによって人気の作品になり、人気のイベントが誕生したのだ。
「最近だと制服も性的に見られるそうですよ?」
「マジかよ…そうやって声を上げている連中が1番性的に見てるよなぁ」
水着イベントだって、制服姿だって
本人達がそれを了承してお互いに理解しながら協力してやっているのに何も知らない馬鹿どものせいでそう言った人達の仕事は減ってきているのだ。
本当に頭がおかしいとしか言いようがない。
そんな事をリュークとクロウは話しているが、当然メイディ達(エムルとメジーナを除く)は理解できていない。
「クロウ様?訳のわからない事を言っていないで集中してください」
「ごめん、ただ夏だからプールに入りたいなぁって思っただけ」
「そうですか…ですが、もうすぐですので集中してください」
メイディに何度も集中してとクロウは言われてしまった、確かにと思ったクロウはそれ以降は変な事は言わずに騎士団のいる所まで歩いて行った。
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~騎士団訓練所前~
「ここが…」
「ええ、ここが私達ミリティア王国の兵士達がいる訓練所前よ」
フィオナはそう言ってリューク達に教えているが、リュークは疑問に思っている事があるらしい。
「すいません、クロウ様少し良いですか?」
「?別に良いけど…」
「ありがとうございます、ずっと疑問に思っていたのですが、騎士と兵士の違いって何ですか?」
「どうしてだ?」
「いや、ここに書いてあるのは"騎士"なのにフィオナ様や先生は"兵士"って言っているから…」
と、リュークはクロウに質問する
ここはゲームの世界なのでそこの所は歴史の史実とは違う、ナーロッパ"風"と思えば良い。
何処ぞのヨーロッパの国の一つが
『史実に忠実に描いた』とか言って日本の歴史を『捏造』してあたかもそれを『史実』と言う様なマジで頭のおかしい会社と違い、
このゲームを作った会社は『フィクション』と最初っから言っているし色々と雑な部分はあるが、あくまでも『ゲーム内の世界だからその世界にとっての当たり前』と言っている。
「細かく言えば、「騎士」というのはまずは馬に乗っている事が必須要件だ、
馬に乗っている戦士が「騎士」と呼ばれるもので単なる戦士ではなく主君に仕えて領地を与えられる代わりに軍役の義務があった人のこと言う」
「はい」
「「兵士」というのは一般市民で戦争の前線で戦う者を指す、
だから、「兵士」はあくまで一般の者であって指揮官の命令に従って任務をこなす者が「兵士」だ」
「つまり?」
「騎士は貴族、兵士は平民、同じ場所で訓練所するから書くときは騎士団、言う時は馬にも乗ってないし言うのが面倒いから兵士…って所かな?」
と、クロウは説明する
かなり雑だが、そこも「ゲームの1つ」として受け入れるしかない。
そもそもそこを詳しくなくても『国の為に戦う者達』と理解していれば問題はない。
「概ね正解よ、兵士は単体ではなく複数人を纏めて言う時に兵士って言うのよ、ちなみに戦士は単体、騎士はそれを束ねる者…かな?」
「そこは断定しろよ…」
フィオナの自信のない返答にクロウはツッコミを入れる、この辺りは使い方によって多く変わる
「兵士」は軍隊(集団)の中の一員という意味が含まれるのに対し、「戦士」は個人に注目して、命令を受けて戦うのではなく自分の意志で戦う人を指す。
また、「戦士」は軍隊以外の場面で戦っている人を比喩的に呼ぶときにも使ったりする。(「企業戦士」など)
なので、
「彼らは元兵士だ」はよく使いますが、
「彼らは元戦士だ」のように集合的に使うことはあまりない。(「彼は元戦士だ」はよく使う。)
例
私は一人の兵士にすぎない。
彼は戦士としての誇りをもって死んだ。
「兵士、騎士、戦士…なんか面倒臭いですね」
「兵士、武士、侍とかもあるし、とんとんだろ」
定義が曖昧だとそこを付け狙うクズもいる為注意が必要だが、取り敢えず今は目の前の事に集中しよう。
「さ、入りましょ?」
「ああ、そうだな」
これ以上の長話も必要ない、そう思ったクロウはフィオナの言葉に頷いて、フィオナに扉を開けてもらう。
そしてリューク達は訓練所の中に入って行った。
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書きたいのに書けない…
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